2018-12-02

『ボヘミアン・ラプソディ(BOHEMIAN RHAPSODY)』ブライアン・シンガー監督、ラミ・マレック、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョー・マッゼロ、ルーシー・ボーイントン、他

ボヘミアン・ラプソディ
BOHEMIAN RHAPSODY

監督 : ブライアン・シンガー
出演 : ラミ・マレック
グウィリム・リー
ベン・ハーディ
ジョー・マッゼロ
ルーシー・ボーイントン
エイダン・ギレン
アレン・リーチ
トム・ホランダー
マイク・マイヤーズ、他

物語・1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ。(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Br1

Memo1
伝記映画やドキュメンタリーではないので全て事実に基づいて映画化する必要もなく、一種のファンタジーライヴ映画として見た。
これが実に素晴らしい!
ラストのライヴエイドに向けて集約されていく構成の妙。
前半で見られるレコーディング風景のテンポの良さ
メアリーを演じたルーシー・ボイントンがよかった!(「シング・ストリート 未来へのうた」とは違って70~80年代ということからか、時にテリー・ガー、時にナンシー・アレン、もしくはキャサリン・ロスのような趣き)
やはり圧巻はラスト20分のライヴエイド
(実際は照明も入っていたし、テレキャスを弾いての「Crazy Little Thing Called Love」などが多い)
再現という意味では最初のピアノの前に座ってモニター調整をするフレディの姿やPAモニターに貼られたセットリストの位置など「おぉっ!!」と思うところ多数。

Br2

Memo2
こちらの検証記事が面白い。
RollingStone誌(Web版)
クイーン自伝映画『ボヘミアン・ラプソディ』を事実検証
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/29421
タイトルデザイン(Graphics and Title)
当然のように英国制作ものといえば、この人。
マット・カーティス(Matt Curtis)
クレジットではGraphics関連も行っているとうことなので、世界ツアー時のネオン管的デザインなどもそうなのかな?

映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/

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タイトルデザインやロケ地のこと_2 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』『ヴェノム』『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』『500ページの夢の束』『バスターのバラード』

最近のタイトルデザインやロケ地をまとめて。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald
タイトルデザイン(Main and End Titles)
マット・カーティス(Matt Curtis)
あのロケ地はどこ?
Where was Fantastic Beasts 2: The Crimes of Grindelwald filmed?
https://www.atlasofwonders.com/2018/11/fantastic-beasts-2-grindelwald-filming-locations.html

Cg

ヴェノム
Venom
ルーベン・フライシャー監督
珍しい(前半)ヘタレな役柄を演じたトム・ハーディも見ものだが、やはりここは小林信彦先生の教えに従って「映画は女優で」ということでミシェル・ウィリアムズの意外なマーベル作品キャスト起用にビックリしたり嬉しかったり。
タイトルデザイン
Main Title > General Population >
Lead Designer > Paul Cayrol
https://paulcayrol.com/VENOM

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛
Tulip Fever
ジャスティン・チャドウィック監督
タイトルデザイン
MAIN ON END TITLES
MIKE ELLIS
END ROLLER > FUGITIVE

500ページの夢の束
Please Stand By
ベン・リューイン監督
タイトルデザイン(Main and End Titles)
ポン・ジュノ監督「オクジャ」のタイトルデザインなどを手がけた
GARETH SMITH / JENNY LEE

Bbs

バスターのバラード
The Ballad of Buster Scruggs
ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン監督
それにしても、まさかコーエン兄弟作品の新作を配信で見る日がやってくるとは!本作こそ大スクリーンで見たい風景、ショットに溢れている(特にトム・ウェイツのチャプター部分!)
タイトルデザイン
Titles and Book Designed
RANDY BALSMEYERBIG FILM DESIGN
http://bigfilmdesign.com/titles/
章立てのブックアートワークが洒落ている。
Book Artwork by GREGORY MANCHESS

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2018-11-29

『ア・ゴースト・ストーリー/A GHOST STORY』デヴィッド・ロウリー監督、ルーニー・マーラ、ケイシー・アフレック

ア・ゴースト・ストーリー
A GHOST STORY

監督 : デヴィッド・ロウリー
出演 : ルーニー・マーラ
ケイシー・アフレック

物語・若夫婦のC(ケイシー・アフレック)とM(ルーニー・マーラ)は田舎町の小さな家で幸せに暮らしていたが、ある日Cが交通事故で急死してしまう。病院で夫 の遺体を確認したMは遺体にシーツをかぶせてその場を後にするが、死んだはずのCはシーツをかぶった状態で起き上がり、Mと暮らしていたわが家へ向かう。 幽霊になったCは、自分の存在に気付かず悲しみに暮れるMを見守り続ける。(物語項、シネマトゥデイより)

Ags

Memo
極めて好み。
ホラーでもなくファンタジーでもない。「時間と場」の感覚は確かにノーラン監督構造物学的作品味でもあるけれど「ふたりのベロニカ」や「ベルリン天使の詩」を想起したりした。
(スピルバーグ監督『A.I.』2000年後ひとり残されたデイビッドのシークエンスもふとよぎる)
監督は「アイアン・ジャイアント」想起の傑作!→『ピートと秘密の友達』のデヴィッド・ロウリー。
以前に同じルーニー・マーラ、ケイシー・アフレック共演で撮った「セインツ -約束の果て-」も印象的だったし、これからの作品も楽しみ。

映画の冒頭
ヴァージニア・ウルフ著述からの引用。
"Whatever hour you work there was a door shutting"
Virginia Woolf, A HAUNTED HOUSE
短編集に収録されているようだけれども未読。
本編の時空を超えた感覚は『オーランド』(映画では「オルランド」)に似ていて、なるほどと納得。
白いシーツがかぶせられた安置室。
いきなり、Cがそのまま起き上がる姿に垣間見える、ちょっと滑稽さが上映時間が経過すると共に余計に物悲しさを増幅させている。
(観客はMの5分に及ぶパイを食べるシーンや過去に遡る時空の旅を含めて、文字通り伸び縮みする時間を体感)
名前すら無い、CとM。
その事が物語る見ている(観客)誰のことでもある普遍的な「想い」「思念」のストーリー。
角丸のスタンダードスクリーンサイズはどこか銀塩写真の古いフィルムのようでもある。(それにしてもフィックス、長回し、パンニングなどの各ショットのなんと美しいこと)
空気感まで伝わる色彩調整も美しい。
カラーリスト(Colorist)はJoe Malina
https://www.joemalina.com/

『A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー』
公式サイト

http://www.ags-movie.jp/

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2018-10-26

『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦原作、石田祐康監督、北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、他

ペンギン・ハイウェイ

監督 : 石田祐康
脚本 : 上田誠
原作 : 森見登美彦
出演(Voice Cast) :
北香那蒼井優
釘宮理恵潘めぐみ
福井美樹、能登麻美子
久野美咲、西島秀俊
竹中直人、他

物語・毎日学んだことをノートに書きためている小学4年生のアオヤマ君が暮らす郊外の街に、突如ペンギンが現れる。アオヤマ君は、海のない住宅地になぜペンギン たちが出現したのか、その謎を解くために研究を始める。そして、行きつけの歯科医院で仲良くしているお姉さんが投げたコーラの缶がペンギンに変身する瞬間 を目の当たりにし…。(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Penguin

Memo
今年(2018年)の夏。
ちょうど使用開始したTOHOシネマズ・フリーパスで最もリピートした作品となった。
(本当はレベッカ・ファーガソンが出ている『ミッション・インポッシブル:フォールアウト』に合わせてフリーパス期間設定したのだが、終了してみると本作の方がリピート数が多くなっていた、と、それぐらいお気に入り作品となった)
森見登美彦作品としては昨年の『夜は短し歩けよ乙女』に続いてのアニメ化作品。ボイスキャストが素晴らしかったが本作もよい。お姉さんの蒼井優(言われてじっと聞くと蒼井優とわかるが普通に物語に没入していると忘れてしまうほど)、アオヤマ君の北香那を演じたふたりの間合いもよくて抜群の上手さ。
(まあまあ、そこそこの森見愛読者として)原作は随分前に読んでいたのだけれど、ものすごく上手くエッセンスを損なわず脚色された脚本もさすがというところ。
何よりも省略されたエピソード(ひとつにまとめられたエピソード)が部分のチョイスが絶妙。

大阪メトロに乗り入れているコスモスクエア行きの車両がはっきりと映ってた。
インタビューなどで答えているとおり、本作いつもの京都ではなく奈良郊外が舞台。(と、なるとお姉さんとアオヤマ君が行こうとしてた「海」は「大阪港」?)
海辺のカフェでのお姉さんとの別れ。
「泣くな、少年」
「ぼくは泣かないのです」
原作のラスト数行はアオヤマ君のボイスオーバーによって、そのまま使われている。(この締めは原作でも「いいなぁ」と思った箇所)
「僕らは今度こそ電車に乗って海辺の町へ行くだろう~(略)~つまりぼくがふたたびお姉さんに会うまでに、どれぐらい大人になったかということ。
そして、ぼくがどれだけお姉さんを大好きだったかということ。どれだけ、もう一度会いたかったかということ。」

最後のペンギン探査船を発見するところは原作と違うところ。
この締めの部分に宇多田ヒカルによる主題歌「Good Night」がかぶさっていくところも、この上なく好きだ。


映画『ペンギン・ハイウェイ』公式サイト
http://penguin-highway.com/


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スタンリー・キューブリック監督『2001年宇宙の旅』IMAX次世代レーザーでの旅。

2001年宇宙の旅
109シネマズ大阪エキスポシティ
IMAX次世代レーザー

2001_a

Memo
IMAX次世代レーザーで鑑賞するため、万博記念公園へ。

2001_c

2001_imax1

入り口(あえてスターゲイトと呼ぼう)横のデジタルサイネージ2パターン(赤と黒)と座席表。
フィルムとしては2010年11月「午前十時の映画祭」series1・赤の50本(←第一回はこのネーミングは付いていない)以来、(意図した大画面としての意として)シネラマとしては1991年2月の「OS劇場・さよならフェスティバル」以来。
OS劇場の座席編成を覚えている方はわかると思いますが、当時のセンター通路より一列前で見た体感と大阪エキスポシティ・IMAXの通路より一列後ろセンター部分が近い(もちろんIMAXの方が大きいが湾曲スクリーンの没入感も加味して、そんな感じ)

2001_b

(エキスポシティ名物)写す角度でハートに見える撮影ポイント。
(慎重に探すともっとうまく撮れると思います)

Os_cinerama

エンドクレジットでの、このロゴが出たときは「おぉっ」ってなった。
CINERAMA (撮影 1991年2月11日・OS劇場)
場内のスクリーンを写した写真も出てきたけれど、それはまた別の機会に。
(上記写真もそうだけれど、どうやら「写ルンです」で撮影しているのでピントがあまい、ゆるい)

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