« 2006年5月 | トップページ | 2006年7月 »

2006-06-30

デザインのこと_2

「+DESIGNING Vol.1」(毎日コミュニケーション・刊)が発売されました。今回の特集は「文字」CREATIVE SIDEとPRODUCTIVE SIDEに分かれていて、かなり掘り下げた内容となっています。巻頭対談 葛西薫+有山達也「文字の仕事十選」、「雑誌と文字」「本と文字(祖父江慎の本 VS 平野甲賀の本)」「広告と文字」など盛り沢山 ! 次期OS Windows Vista 用日本語フォント「メイリオ」に関しての記載もあります。(Mac OS Xは某地上デジタル放送用フォントとしても使用されている「ヒラギノ」。キレイ!! )
ちなみに、この「+DESIGNING Vol.1」自体がDTP作成における見本となっています。次号特集は「色」

+DESIGNING Vol.1

前回「装飾文様」本の事を記載しましたが素材集も以前と違って極めてデザイン的且つ目的がはっきりしているものが増えてきました。そんな1冊。「おしゃれなパターン素材集」は「水玉・ストライプ」「花柄・リーフ」の2冊同時刊行で、眺めているといろいろと使用イメージが浮かんできたりします。

Sozai1 Sozai2






水玉・ストライプ―おしゃれなパターン素材集
花柄・リーフ―おしゃれなパターン素材集

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「デスノート」他、CG WORLD

「デスノート DEATH NOTE (前編)」CG死神リューク(マンガ的でもなくリアリティ追求型でもなく絶妙のバランスで表現されていましたね〜)は、いかにして作成されたか(使用ソフトはMayaでした)や「ポセイドン」の水の表現と新技術(流体シミュレーション)、「日本沈没」での特撮・CG・マット画による日本崩壊の表現、「カーズ(Cars)」レンダリング表現などなど、この夏公開の最新映画8タイトルのVFXテクニック、メイキングが紹介された「CGWORLD 2006年8月号 Vol.96」(ワークスコーポレーション・刊)が発売されました。特集記事とは別に「ダ・ヴィンチ・コード」での建築物の復元などに使用されたCGメイキングなど製作の裏側も掲載。8周年記念DVD付き(予告編やE3でのCGデモ映像等)。

Cg_w_1










| | コメント (0) | トラックバック (0)

村上龍「半島を出よ」メイキング

いやぁ〜本当に驚いた。昨年刊行されて一気に上下巻、読み切ってしまった村上龍さんの「半島を出よ」のメイキング(正確なタイトルは「村上龍はいかにして小説を書くのか」)がpapyrus(パピルス)7号に特集記事「村上龍作家生活30周年記念/パピルス創刊1周年記念・村上龍徹底特集」として掲載されています。とにかく作品を書くために「書かれた」おびただしい量のメモに感動してしまいました。取材先の話とか読んでいると、これは映画製作となんら変わらぬ徹底した集積作業で、これが(読まれた方はわかると思いますが)あの、映像が浮かび上がる描写に繋がっていたのかとプルプル・鳥肌100万回ものでした。小説読まれた方は是非書店で見てみて下さいね。他にRYU’S FAVORITEとして写真などが掲載されていますが、その中の1枚、飼われている猫のユングが、かわいい !! 確かに哲学者みたい‥

幻冬舎・パピルス
http://www.g-papyrus.jp/
Amazonで取り扱っていないみたいですので出版元アドレスです。

半島を出よ (上) 半島を出よ (下)

他の特集で、まもなく公開「ハチミツとクローバー」出演の加瀬亮さんの掲載記事も有り。

Papyrus









| | コメント (0) | トラックバック (0)

ドラえもん? アダム・サンドラー

こっこれでは‥ドラえもんじゃ〜あ〜りませんか。「カーズ(Cars)」と入れ替わって先週(6/23〜25)全米公開1位となったアダム・サンドラー主演の「クリック(Click)」。実生活を操作できるリモコンを手に入れた事から巻き起こるコメディ。例えば、夜中に吠える愛犬の声を消音したり、奥さん(ケイト・ベッキンセール=久しぶりに普通の人の役 )のガミガミ説教を早送りしたり、上司を一時停止して殴ったり(止まっているから何か擦った程度にしか感じない)、ジョギング中の女性の揺れる胸をスローモーションしたり(おいおい‥)。他にリモコンを渡す謎のモーティ役にクリストファー・ウォーケン(ありえそう‥)。監督はフランク・コラチ。日本公開予定はsonypictures worldwide release datesによると2006年10月となっています。

Apple - Trailers - Click

http://www.apple.com/trailers/sony_pictures/click/

:: AdamSandler.com ::
The Official Adam Sandler Site ::
http://www.adamsandler.com/

50回目のファースト・キス コレクターズ・エディション パンチドランク・ラブ DTSコレクターズ・エディション

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-06-29

「エターナル・サンシャイン」は永遠に

バレンタイン目前のある日、主人公のジョエル(ジム・キャリー)は、喧嘩別れした恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が自分の記憶を削除してしまった事実を知り、ショックのあまり自らも記憶を消す事を決意。しかし、施術中、過去を思い出していくうちに彼女と過ごしたキラキラと輝く瞬間が何にも変えがたい宝物であることに気がついて‥

エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション

と、物語を書くと普通ですが、なんといってもこの映画、「マルコビッチの穴」のチャーリー・カウフマン・脚本という事で一筋縄にはいきません。物語が時間軸通りに進まないのと、ジョエルの頭の中(記憶消去中の脳)で起こる事と、現実のリアルタイムの話が混ざり合って「あれ?ここは何処?いつの話」感覚に襲われてしまいます。そこで混乱しないためのヒントとして度々変わるクレメンタインの髪の色がキーとなります。大雑把に言って現在が青、過去が赤い色となっています。ですので、画面を見てクレメンタインの髪の色が何色かを確認しつつストーリーを追うと、わかりやすくなっています。

ネタバレですが一番最初のシーンは最も近い現在のシーンで始まって、タイトルバックが始まると(スタート17分後ぐらい)、少し過去シーンに戻りますので、そこだけ混乱しなければ、すっと見られると思います。(髪の色、他にタンジェリンオレンジ、グリーンまじりのブロンドなど、有り)で、そのネーミングが笑わせます。「アカの脅威」「青い廃墟」「黄熱病」「緑の革命」(こんなヘアカラー名が付いていても怖くて頼めませんが‥)

エターナル・サンシャイン

この映画のビジュアルキーはヘアカラーとクレメンタインの着ているオレンジのパーカー。映画冒頭、2人が出会うシーン(正確には、実は記憶の消去された2人が気づかず、再開しているのですが‥)での、ブルーのヘアカラーとオレンジのパーカーの色がすごくマッチしていて印象的です。更に中間部分でのオレンジのヘアカラーへとモチーフが続いていくのも結構、意図的であったりして最後まで色彩がイメージとして残っている事にとても、感心してしまいました。(このへんのセンスは、さすがビョークのPVを撮ってきたゴンドリー監督ならではです)。

コンプリート・ヴォリューメン 1993-2003 グレイテスト・ヒッツ

映像も音楽もすごいですが、ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの演技も素敵(ケイト・ウィンスレット、とても二児の母には見えません!! )。記憶って実はランダムなんだなぁ、なんて事も思った「記憶に残る一作」

| | コメント (0) | トラックバック (2)

装飾文様のこと、デザインのこと

以前(2006-04-19)「日本の伝統文様・中国の装飾文様・世界の伝統文様 」のCD-ROM素材集を紹介しましたが第4弾「江戸の伝統文様」が発売されました。基本的に「日本の伝統文様」との重複は無く、またまた大変充実した内容になっています。(例によって文様の由来等の記述も「なるほど〜」と頷く事しきり)。江戸時代は幕府の統制で使える色の制限等があって茶色と鼠色のバリエーションがたくさん生まれたという事もあり「粋な色・渋い色」の文様も多種収録されています。

江戸の伝統文様CD-ROM素材250

前述「花よりもなほ・是枝裕和監督と葛西薫さん(2006-06-08)」で紹介した葛西薫さんの講演会に関する記事のTBがありましたので、あらためて記載します。

プリンターズサークル
(記事名)葛西薫氏の講演会
http://jagat.typepad.jp/pc/2006/06/post_2819.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-06-28

豪華絢爛 !! 243分の「ハムレット」

1998年に上映時間4時間3分、スーパーパナビジョン70ミリ(注)による撮影、オールスターキャスト(ハムレットにケネス・ブラナー、オフィーリアにケイト・ウィンスレット、他にジュリー・クリスティ、ビリー・クリスタル、ジャック・レモン、ロビン・ウィリアムス、チャールトン・ヘストン、ジェラールド・ドパルデュー、多数)。主題歌を世界的テナー、プラシド・ドミンゴ、と超豪華な「ハムレット」(1996・英)が公開されました。

有名なシェークスピアの戯曲「ハムレット」をロイヤル・シェークスピア・カンパニー(RSC)に史上最年少の24才で参加したケネスブラナーが脚色・監督し自身も公開時、既に舞台で200〜300回演じたというハムレットで主演している。

Hamlet












衣装はアレクサンドラ・バーン。この「ハムレット」と「エリザベス」でアカデミー賞にノミネートされました。オフィーリアが着用する真紅の宮廷用ドレスはロシア皇女の軍服からヒントを得て作成されコルセットを使用した優美なラインと金糸の縁取りが美しい仕上がりとなっていました。男性の衣装も役ごとに黒とベージュ(ハムレット)、赤、クリーム色というように色分けされ同じく軍服を基調に作成されました。そして何より冒頭に行われた結婚式のシーンでの豪華なドレスは、それはそれは素晴らしいものでした。(列席者用のクリーム色の礼服に施された胸の刺繍はバチカンの刺繍工房で縫いとられた)
尚、映画の舞台となるエルシノア城の撮影にはユネスコの世界遺産にも指定されているイギリス、オックスフォード郊外のブレナム・パレスで行われました。非常に細かい刺繍部分や豪華なセット、役者の熱演、現代的演出などなど、できれば大スクリーンで再上映してほしいものです。(未DVD化、VIDEOは何故かトリミング版)

付記
ドミンゴといえばトゥーランドット姫に一目惚れしたカリフ役を演じたプッチーニ : 歌劇「トゥーランドット」の極めつけがこれ。演出が「ロミオとジュリエット」「永遠のマリア・カラス」のフランコ・ゼッフィレッリ監督。衣装も舞台装置も目眩がするほど豪華。

プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》全曲

スーパーパナビジョン70ミリ(注)
1950年代から1970年代にかけて「ベン・ハー」「ウエストサイド物語」「2001年宇宙の旅」などの超大作が70ミリで撮影された。ハリウッドでは1992年の「遙かなる大地へ」以来、コストと手間がかかるため撮影されなくなってしまいました。通常は35ミリ、当然フィルムの粒子は細かくなり人物の肌はなめらかに、衣装の金糸の縫い目も鮮やかに映し出すことができます。(DLPも可能か?)

ベン・ハー コレクターズ・エディション

| | コメント (0) | トラックバック (0)

着色系 !「ウルトラ・ヴァイオレット」

なんてビューティフルな色彩 !! (こちらで)勝手に着色系映画と呼んでいる「スカイキャプテン」「ゴッド・ディーバ」「シン・シティ」などなどに繋がる系譜。「ウルトラ・ヴァイオレット」も実に見事なポストプロダクションを経てカラフルだが落ち着いた色彩に仕上げられている。全体がブルー味がかっている中での色の組み合わせが素晴らしい。監督は「リベリオン」のカート・ウィマー。アメコミではないがアメコミ風。ミラ・ジョヴォビッチが人工的な世界の中で、ひときわ輝いている。(えっ!?ストーリー?この際、いいじゃないですか‥)

ウルトラヴァイオレット

| | コメント (0) | トラックバック (29)

2006-06-27

川本三郎さんと「八月のクリスマス」

評論家・川本三郎さんが「八月のクリスマス(ホ・ジノ監督、ハン・ソッキュ、シム・ナウ)」がきっかけで韓国映画に興味を持ち始めたと、何かの雑誌で語っていました。確かに「八月のクリスマス」はそれまでの韓国映画と何かが違っていて(よく指摘されるように)まるで、小津安二郎監督の映画を見ているようなフォルムを持っていました。続く「春の日は過ぎゆく(ユ・ジテ、イ・ヨンエ)」も若者の年上の女性への失恋を描いた(まさに)通り過ぎる風のような映画で印象的です。その川本三郎さんの著書「美しい映画になら微笑むがよい」は、いわゆるミニシアター系で公開された映画のパンフレットや雑誌に書かれた批評(エッセイ)などを集めた評論集です。日本映画(「がんばっていきまっしょい」「船を降りたら彼女の島」など)からアジア映画、静かな欧米映画(「シン・レッド・ライン」など)まで、2〜3ページの分量の映画評はどれも、読みやすくてシンプルです。ホ・ジノ監督、含め9人の監督インタビューも掲載されています。物静かなホ・ジノ監督へのインタビューは苦心されたようで3回分をまとめなおしていました(「八月のクリスマス」での爪を切るシーンが小津監督の映画と偶然、一致していた話など)。

美しい映画になら微笑むがよい 八月のクリスマス 春の日は過ぎゆく

尚、「八月のクリスマス」は昨年、長崎俊一監督によって「8月のクリスマス(山崎まさよし、関めぐみ)」としてリメイクされました(こちらもキャスティング、高岡でのロケを含め、風情ある成功作だと思います)。

8月のクリスマス スタンダード・エディション

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DVDには、なっていないけれど_7

未DVD化作品、
今回はフランシス・F・コッポラ監督作品「タッカー

物語・アメリカが最も活力にあふれた民主主義の時代を迎えようとしていた第二次世界大戦直後の1945年ーデトロイト郊外の小さな街で子供の頃からの夢を追い求める一人の男がいた。彼の名はプレンストン・タッカー(ジェフ・ブリッジス)。ある日、彼は長年の夢であった自分の理想である車「タッカー・トーペード」の実現に奔走を始める。しかし、このことをよく思わない自動車業界のビッグ3(GM・フォード・クライスラー)はあらゆる面から攻撃し、その事業を叩き潰そうとしていた。そして、タッカーは罠に落ち裁判にかけられてしまう‥(以上・公開時のフライヤーより抜粋)

監督・フランシス・F・コッポラ、製作・ジョージ・ルーカスというかつての師弟コンビが立場を変えて映画化(「アメリカン・グラフィティ」ではコッポラが製作、ルーカスが監督)。このこと自体が映画の内容とだぶるロマンある逸話となっています。

アメリカン・グラフィティ

この映画の色彩設計は暖色系のどこか懐かしさの漂う色彩で統一されています。(撮影監督は「ラストエンペラー」「地獄の黙示録」等のヴィットリオ・ストラーロ)。衣装はミレーナ・カノネロ(「炎のランナー」でアカデミー衣装賞受賞。来年正月第2弾公開予定の「マリー・アントワネット(前述・2006-05-16)」の衣装も、あ! 監督、ソフィア・コッポラですね〜)。当時のファッション界では軽やかで明るい色彩が、ビジネススーツも気軽で上品なスタイルの「ボールド・ルック」が流行し、クリスチャンディオールが発表した「ニュー・ルック」は女性の圧倒的な支持を受け、個性を尊重する華やかなスーツが主流を占めるようになっていました。映画の中でも新車発表会などのシーンでその時代の気分共々のファッションを見ることができます。

付記1
この映画の中にハワード・ヒューズ(ディーン・ストックウェル)が登場するシーンがあります。タッカーがビッグ3からの攻撃にさらされる時に「君に会いたいという人がいるんだよ」と案内されたのが「アビエイター(マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演)」のラストでも登場するフットボール競技場よりも長い翼幅を持つ史上最大の飛行艇ハーキュリーズの格納庫で待つハワード・ヒューズでした。(ここでもピスタチオ好きの少し変わった人物としてヒューズは描かれていました)

アビエイター 通常版

付記2
「タッカー・トーペード」は映画公開時の1988年の時点で50台製作された内の46台が現存。撮影に際して21台の本物が使用されたが、全て走行できる状態であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-06-26

春の雪・美術、衣装、撮影

三島由紀夫が人生最後に手がけた長編4部作「豊饒の海」の第1部「春の雪」を「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲が監督した意欲作(主演・妻夫木聡・竹内結子)。

春の雪

美術は行定監督とは本作で3作目となる山口修。
松枝家は振興の貴族ということで清顕の部屋は緑、食堂は赤、地下にある童球室は黄色、舞踏会の会場となる大広間はグレーと色彩豊かな作りとし、逆に綾倉家は没落貴族という設定ですから由緒正しい家柄として「和」の世界でまとめたそうです。(このあたりの色彩の対の形式は前述・2006-06-15「ロミオとジュリエット・暖色と寒色」にも記載しています)

衣装は浜崎あゆみと行定監督とのCollaboration「月は沈む」も担当した伊藤佐智子。大正時代といえば和洋折衷が最も華開いた時代として、その衣装は重要なキーとなっています。コンセプトは美術の場合と同じく松枝家は武家の成り上がりなので洋装主体、綾倉家は由緒正しい貴族とということで和を重んじた衣装としたそうです。清顕は衣装の数を絞り、当時の学習院の制服を再現したものを中心にし、ストイックさが表現されていました。
そして、やはり目をひくのが聡子が初めて画面に登場する際のエメラルドグリーンの着物です。映画の中でもキービジュアルになっている蝶が大胆にあしらわれていて大変印象的なシーンとなっています。聡子用に用意された衣装は和洋あわせて全部で24点にも及びました。ある雑誌のインタビューで行定監督がこんな話をしていました。「たとえば着物でいうと、大正時代には半襟を、たっぷり出すスタイルが主体で、女性はそこでセンスを競っていたそうです。でも最近の日本映画は、どの時代を描いても現代風に襟を詰めてしまう。衣装デザインの伊藤佐智子さんと膨大な資料にあたりました。そういう美意識に関する考証は、とことんまでやっています」なるほど、と思わせる言葉ですね。

伊藤佐智子プロフィールのホームページ
http://www.brucke.co.jp/

春の雪 Be My Last(DVD付)

撮影はリー・ピンビン。盟友だったカメラマン篠田昇(前述・2006-06-22・「真夜中まで」と撮影監督篠田昇さん・参照)が亡くなった後、果たして三島文学を監督の意図した感覚で撮れる人はいるだろうかと危惧されていたが、さすがに台湾で既にその実力が実証されていたカメラマンだけあって、その世界を見事に再現していました。
リー・ピンビン
「恋恋風塵」「春の惑い」など。最近では日本で撮影された浅野忠信主演の「珈琲時光」(何かご覧になられた方は「春の雪」につらなる色彩感覚が思い浮かんだのでは?)

(記事内・敬称略)

珈琲時光 侯孝賢傑作選DVD-BOX 80年代篇

| | コメント (0) | トラックバック (2)

横尾忠則さんの22面体ジャケット

美術手帖・2006年7月号に美術家・横尾忠則さんがヨーロッパに衝撃を与えた、パリ・カルティエ現代美術財団での展覧会記事が掲載されています(この時の図録の英語版が発売予定、日本でも洋書として取り扱われる予定)。その横尾さんの伝説的アルバムジャケット「サンタナ・ロータスの伝説・紙ジャケット仕様・22面体ジャケット仕様」も6月7日に発売されました。帯まで復刻していてスゴイのひと言!!

TADANORI YOKOO OFFICIAL SITE
http://www.tadanoriyokoo.com/
横尾忠則さんの日記が読めます。

ロータスの伝説(紙ジャケット仕様) (22面体ジャケット仕様)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「かもめ食堂」、デザインたち。

映画「かもめ食堂」に関連しての北欧デザイン(フィンランド編のみ)をブログ内で記載したページを、まとめてみました。「marimekkoを輝かせた伝説のデザイナー」記載ページ中の「MAIJA ISOLA マイヤ・イソラ」(下記書籍)はヘルシンキのデザインミュージアム(DESIGNMUSEO)での回顧展・図録を定本としたもので、マイヤ・イソラによるテキスタイルパターン500も掲載されています。

2006-04-15
小物・雑貨・文具本は、いつから?

2006-04-25
マイヤ・イソラとマリメッコ

2006-04-30
北欧のスタイリッシュデザイン

2006-05-23
marimekkoを輝かせた伝説のデザイナー

DESIGNMUSEO - DESIGN MUSEUM -
DESIGN MUSEET
http://www.designmuseum.fi/

MAIJA ISOLA マイヤ・イソラ marimekkoを輝かせた伝説のデザイナー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お天気「ニコラス・ケイジ」お父さん

ニコラス・ケイジ主演「ウェザーマン」がApple Movie Trailers(US)に出ていた頃から、いつ公開するのだろうと思っていると、あららら、劇場未公開のビデオスルー発売になっているではありませんか‥。本当にコメディ(ちょっとシニカルですが‥)は不遇なのだなぁ〜と思います。物語ローカルTV局の天気予報士をしているディヴィットは仕事的には順調。しかしプライベートは「どんより曇り空」。ある時ニューヨークのTV局から引き抜きの話が舞い込み、それを、きっかけになんとか家族関係を修復しようと試みるが‥。ニコラス・ケイジの顔(眉毛)が役柄にマッチしていて中年男性の哀しい〜感じにピッタリ!(ホントにうまい役者ですよね〜)。マイケル・ケインが父親!?って、さもありなん。監督は、もうすぐ続編公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン」ゴア・ヴァービンスキー(ネイサン・レイン!クリストファー・ウォーケン!!出演の「マウスハント」を撮っていたりして実はコメディが作りたいジャンルというのが本音?)。DVDジャケットの天気予報士が何故アーチェリーを担いでいるかは、見てのお楽しみ。

ニコラス・ケイジのウェザーマン スペシャル・コレクターズ・エディション

| | コメント (0) | トラックバック (10)

2006-06-25

M:i:III (M : i : 3)、ウサちゃんの足

ミッション:インポッシブル(Mission Impossible)3作の中で最も出来が良いと評判のM:i:III (M : i : 3)。スパイの日常を描いた事による今までには無かった心理描写からくる緊張感や普通の映画セオリーではあり得ないオープニング(しかし、この方法論は大正解で、ディヴィアン=フィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン=トム・クルーズとの対立構図がはっきりして「ある事柄」を隠す事にも成功している)が素晴らしい。TV出身のJ.J.エイブラムス監督(「エイリアス」「LOST」)、映画は初めてとは思えないキレ味鋭い演出にオドロキ!!共演者それぞれのトムとの距離的バランスもよい。で、ラビットフット(ウサちゃんの足)は何 ? (「ある事柄」などのネタは公開後しばらくして記載します)。ビジュアル面は、やはりILM(インダスリアル・ライト&マジック)。

M:i:III [Original Motion Picture Soundtrack]

| | コメント (0) | トラックバック (84)

1960年代のボブ・ディラン

音楽ドキュメンタリーの傑作「ラストワルツ」を撮ったマーティン・スコセッシ監督「ボブ・ディラン /ノー・ディレクション・ホーム(NO DIRECTION HOME)」のDVDが発売されたので、さっそく3時間20分、一気に見ました。60年代の揺れるアメリカの中でディランが、どのように登場し、どのように変化し、どのように罵声を浴びせられたかが1966年のモーターサイクル事故までの時間軸にそって(合間にエレキに持ち替えた当時のライブ映像やディラン本人、関係者のインタビュー等が挿まれる)描かれています。また、1960年代は音楽自体に変革が起きた時代で、その点についてのバックボーンも描かれていて、さすが!!スコセッシ監督と唸ってしまう仕上がりです。それにしても、ディランの尖り方、また、アイドルであったという事に驚かされます。そして、このドキュメンタリーは2004年、ローリングストーン誌が選んだ、もっとも偉大な曲500のトップ1に輝いた「ライク・ア・ローリング・ストーン」誕生の物語でもあります。

BOB DYLAN  NO DIRECTION HOME
http://www.imageforum.co.jp/dylan/

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック

付記1
みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督「アイデン&ティティ」。エンディングに世界で初めて使用許可がおりた「ライク・ア・ローリング・ストーン」の入るタイミングのかっこよさ!

付記2・
村上春樹・著「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「ハードボイルドワンダーランド」サイドのラストシーン。車の中で流れているテープは‥!!!そして、その一行のかっこよさ!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006-06-24

衣装デザイナー_1

「イントレランス」〜「風と共に去りぬ」まで

ハリウッドでの衣装といっても映画が作られた最初の頃(1910〜)は、主に監督が買ってきたものや女優の自前の服で間に合わされていました。正式に衣装デザイナーが起用されたのはD・Wグリフィス監督・1916年「イントレランス」からだと言われています。(デザイナーはクレアウエスト。1916年は日本だと大正15年!!ウエストはその後、セシル・B・デミルスタジオの専属となりセクシーで贅沢な衣装を多く制作した)

イントレランス


1920年代に入るとメジャースタジオが多く誕生し、スターシステムを支えるためのコスチュームデザイナーが脚光を浴びるようになってきました。(MGM、ワーナーブラザース、コロンビア等が1920年代に創立された。スターシステムは人気スターを自社に確保するために契約期間内は他社の映画に出演できないようにするところから採用されていた。このスターシステムは1948年、独占禁止法の施行により禁止されるまで続いた)。
とにかく一人のスターに対して監督、撮影、照明そしてコスチュームデザイナーと、すべての才能が集結してイメージを高揚させていく訳ですから、いかに、このスターシステムが強力なものだったのかが伺えると思います。
例えばグレタ・ガルボにはエイドリアン、マレーネ・ディートリッヒにはトラヴィス・バントンという、どちらもハリウッドの衣装デザイナーとして歴史に名を残す二人がそれぞれ担当していました。

エイドリアン(Adrian )
MGM映画のチーフデザイナー。エイドリアンの衣装は当時、独創性豊でありえないぐらいの豪華さや完璧主義で彩られていたため史実よりはファンタジー性が強いものだった。ガルボの神秘性もエイドリアンが高めたもの。
「椿姫」「ニノチカ」「クリスチナ女王」など

ニノチカ 椿姫 特別版 クリスチナ女王

トラヴィス・バントン(Travis Banton )
パラマウント映画の衣装チーフデザイナー。アメリカに渡ってからのディートリッヒの衣装全てを担当する。「モロッコ」「上海特急」「天使」など

そして、
映画史上に名を残す名作「風と共に去りぬ」の衣装デザイナーといえばウォルター・プランケットです。元々はキャサリンヘップバーンに口説き落とされ専属のデザイナーとなり彼女のイメージを形作ったと言われています。史実に忠実に作られたコスチュームは先のエイドリアンとは対局を成すものでした。
「風と共に去りぬ」でヴィヴィアン・リー演ずるスカーレットの着たドレスの数々は本当に素晴らしいものでした。

 ウォルター・プランケット(Walter Plunkett )
「風と共に去りぬ」「若草物語」「雨に唄えば」など

 雨に唄えば 50周年記念版 スペシャル・エディション 風と共に去りぬ


衣装デザイナー・シリーズ再構成について
「COLOR of CINEMA・メルマガ版」の方で以前「衣装デザイナーの歴史」を掲載しましたが、バックナンバーを最新号のみ表示に変更した事に伴って、補足を含めてシリーズで再構成。(概ね年代順に、左サイド・カテゴリー「衣装デザイナー」の項目にまとめていきます)

| | コメント (1) | トラックバック (1)

「デスノート」と金子修介・監督

「デスノート DEATH NOTE」の映画を金子修介監督が撮ると聞いた時に、まっさきに思い浮かんだのが「クロスファイア」でした。その全体に流れるトーンがすごく気に入っていて、今でも時々DVDで見直したりするんですよね(原作者の宮部みゆきさんもパンフレットで絶賛していました)。桃井かおりさんの石津刑事や矢田亜希子さん(本格初主演作)、長澤まさみさん(デビュー作)といったキャスティングの妙は「デスノート DEATH NOTE」でも効いていて藤原竜也さん、松山ケンイチさんのライト、Lの二人はもちろん、オリジナルの登場人物となる秋野詩織役の香椎由宇さんも物語にハマっていました。「後編」への期待大の展開です。ちなみに、金子監督のブログによるとオフィシャルの舞台挨拶の日に主演2人で夜の10時にゲリラ舞台挨拶をしたそうで「L&ライト」の漫才コンビみたいになっている、と書かれていました。

金子修介の雑記 "Essay"
http://blog.livedoor.jp/kaneko_power009/

映画「デスノート」オリジナル・サウンドトラック SOUND of DEATH NOTE

| | コメント (0) | トラックバック (36)

2006-06-23

モノクロ&カラー・シャッフル!!

モノクロ&カラーに関する映画をリレー形式で。

スティーブン・スピルバーグ監督にはなくてはならない存在となった撮影監督がヤヌス・カミンスキー。有名なところでは手法として「前述・トニー滝谷とプリント処理(2006-06-18)」で記載した「銀残し(Skip Bleach)」を使った「プライベートライアン」「ミュンヘン(フラッシュバックシーンに使用)」、モノクロの映像の中に一部分だけ色彩(赤い服の女の子)を入れた「シンドラーのリスト」などがあります。

シンドラーのリスト スペシャルエディション ミュンヘン スペシャル・エディション

さて、モノクロに一部分だけ色彩を使う手法で有名な作品が黒澤明監督の「天国と地獄」です。犯人逮捕のきっかけとなる煙突から立ち上るピンクの煙のピンク部分だけ色がついていました。(本当はその前に製作した「椿三十郎」の椿の花だけを着色したかったそうですが技術的なこともあり断念したそうです)

天国と地獄

また、白黒からカラーへ変わる映画でよく紹介されているのがタイトルもそのものズバリの「カラー・オブ・ハート」。50年代のモノクロのホームドラマ「プレザントヴィル」に、あこがれる高校生の主人公がそのTV世界に入り込んでしまうというストーリー。その世界は全てモノクロで出来ていて街に恋愛の要素が取り込まれ色気づき始めると、その世界も色づいていき大騒動となってしまいます。(デジタルが使えるようになってこその効果抜群のアイデアです)。

モノクロとカラーを別のテーマで使い分けたものもあります。まだベルリンの壁があった頃に製作されたヴィム・ベンダース監督作品「ベルリン天使の詩」は天使(何故か男性、ピーター・フォークも元・天使役で本人として出演していました)の見る現実世界はモノクロで描かれ、地上に降りて人間になってからの元・天使のいる世界はカラーで描かれていました。中でも印象的なシーンとして元・天使がけがをした時、初めて赤い血を見るという場面があって思わずハッとさせられました。このようにモノクロとカラーを使っての効果は今も昔もほんとによく見られる手法といえます。(そういえば「オズの魔法使い」もドロシーのいる現実世界はモノクロで魔法の国はカラーの原色世界でした。その橋渡しで歌われた歌が「Over the Rainbow」というところが、いかにも、しゃれていました)。

オズの魔法使 コレクターズ・エディション

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カーズ(Cars)、ピクサー(Pixar)

カーズ(Cars)」の予告編を初めて見たときは「擬人化もTOYや虫や魚だと大丈夫だけれど、車の話で大丈夫かな〜」と思っていたのですが、やはり、そこはビクサー(Pixar)、いつのまにか物語に引き込まれていました。出演車(者)の中でお気に入りは、なんと言ってもドック・ハドソン(声・ポールニューマン)。後ろ姿で芝居する(?)車なんて初めて見ましたよ〜!! 後、たぶん公開後一番人気になると思われるフェラーリ命のルイジと凄腕ピットクルーのグイドのコンビがすっごくかわいい!!(イタリアコスプレ、お見逃しなく)。そして物語の骨格が古きアメリカの「善良なるもの」を描いて極めてフランク・キャプラ(「素晴らしき哉、人生!」「スミス都へ行く」など)的という所も、いいんですよね〜。(小さきものへの目配せが行き届いている点がジョン・ラセター監督の真骨頂!!)。「Apple」ロゴの車も見逃さないでね〜

前述・ピクサー(Pixar)の展覧会(2006-06-20)に記載した通り、7月より「ピクサー展・Pixar:20Years of Animation」が東京、郡山、神戸で順次開催されます。

Cars (Disney/ Pixar) Start Your Engines! (Disney Presents a Pixar Film: Cars) Art of Pixar Animation Studios: 100 Collectible Postcards

| | コメント (0) | トラックバック (46)

2006-06-22

フランス映画社・「BOW30映画祭」

日比谷シャンテシネといえば、あのパンフレット(ミニシアター系パンフの先駆的存在)とともにフランス映画社のBOWシリーズ(バウ=Best Of the World)と、すぐに思いつくぐらいイコールの感があります。そのBOWシリーズが今年で30周年を迎え、これを記念して「BOW30映画祭」が、7月15日から8月11日まで、日比谷シャンテシネにて開催されます(なんと30人の監督の39作品一挙上映)。ジャン=リュック・ゴダール監督の「はなればなれに(アンナ・カリーナのファッション最高!)」やヴィム・ベンダース監督の「パリ・テキサス」「ベルリン・天使の詩」、「カサノバ」公開中のラッセ・ハルストレム監督の「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」などなど、もう一度スクリーンで見たい作品がいっぱい!!人気投票も実施。

BOWJAPAN
http://www.bowjapan.com/

ベルリン・天使の詩 デジタルニューマスター版

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「真夜中まで」と撮影監督・篠田昇さん

イラストレーターにして映画館監督の和田誠さん(「怪盗ルビイ」「麻雀放浪記」)が撮った「真夜中まで」。全編をスタンダードジャズが流れる粋なファンタジームービー。

物語 PM10時35分、ジャズトランペッターの守山(真田広之)はライブハウスの店裏で休憩を取っていた。そんな彼の元にホステス・リンダ(ミッシェル・リー)が助けを求め飛び込んでくる。事情が飲み込めないまま追いかけてきた得体の知れない男たちの攻撃をかわし2人は夜の街へと逃走する。次のステージまで残された時間はわずか2時間あまり。果たして守山は再びステージに立てるのか? 

1時間50分がリアルタイムで描かれ、果たして主人公・守山は次のステージに間に合うか!というサスペンスもしゃれています。そして、この映画、真夜中が舞台ということで全篇夜間撮影。とにかく油絵のようなこってりした画面に驚かされます。その撮影監督が篠田昇さんここより抜粋3200の感度で撮影された映画って、映画の歴史上でもないと思うよ。日本映画だけじゃなくて。あの色は、美術の福ちゃんが道路を濡らそう言ったことも影響してる。あ、俺か(笑)アスファルトは真っ黒ではないから、浮いた感じになるんだけど濡らすことによって真っ黒な感じになる。濡れてると赤とか青とかの光が映って、こってりした感じになる。長いホースを使って銀座の道路を濡らしたりしたのはすごいよね」ここまで抜粋(「ジャズと映画と仲間たち」講談社・刊より)。
「俺にはこれしかないから」といって最後までトランペットを持ったまま疾走した真田広之さんがとても粋でした。

撮影監督・篠田昇さん
行定勲監督の「世界の中心で愛をさけぶ」が遺作となった。岩井俊二監督との「Love Letter」「リリィシュシュのすべて」「スワロウテイル」「四月物語」なども全て篠田昇さん。本当に素晴らしい映像の数々です。

3200の感度
800の高感度フィルムの感度をさらに4倍にあげて(増感)3200にしたそうです。

真夜中まで

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大林宣彦監督と伊勢正三さん

「なごり雪」に続いて伊勢正三さんの名曲「22才の別れ」が大林宣彦監督の手によって映画化。4月末よりクランクインしました。舞台は「なごり雪」と同じく大分県。来年夏以降公開予定。正式なタイトルは「22才の別れ〜Licoris 葉見ず花見ず物語」。Licoris(リコリス)は彼岸花のこと。主演は筧利夫さん。(他に窪塚俊介、岸部一徳、蛭子能収、南田洋子、三浦友和、村田雄浩、長門裕之、清水美砂など-以上敬称略表記)。ちなみに伊勢正三さんは大分県・津久見市出身です。(もしかして、シリーズ化‥?)

なごり雪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

映画「初恋」のロケ地

塙幸成・監督、宮崎あおい・主演「初恋」のロケ地は南新宿ではなく、北九州市で行われました。そのロケ地の写真が掲載されたWEB、「オールロケーションジャパン」。あの昭和っぽい映画館や、みすず(宮崎あおい)と岸(小出恵介)が寄り添う階段の写真が解説付きで掲載されています。尚、その他にも多くの映画&ドラマのロケ地が写真入りで紹介されています(「間宮兄弟」グリコじゃんけんシーンのロケ地や「バルトの楽園」の巨大オープンセットなども)。

ロケーションジャパン 
映画・ドラマ・CMのロケ地情報
http://www.chiikikassei.co.jp/Lj/
TOPページから「ロケ地に行こう!」へ。

初恋~三億円事件の犯人は女子高生だった~ 初恋

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-06-21

映画本あれこれ_4・ロケ地ガイド

エスクァイアから時折発売される映画関連のムック本(エスクァイア臨時増刊号)は見逃せないものが多い。ここ1年の間でも、いわゆる「ロケ地もの」とでも呼べばよいのか撮影地を巡る本が2冊発刊されていました。「映画で東京散歩(2005年12月2日発売)」は東京をこよなく愛した映画人たちの名作ゆかりの地を訪ね、物語を探す散歩コース(東京駅近辺やいわゆる谷根千の下町を巡るコースや、古都と海岸の風景に浸る鎌倉コース)を紹介(他の記事に映画人が語る映画と東京の街として源孝志監督&井川遥さん、ヴィム・ベンダース監督、山崎貴監督らが登場)。もう一冊、「映画で旅するソウル(2005年10月31日)」は韓国映画業界の「今」を現地総力取材。名作の名場面、ゆかりの地を訪ねての「映画の街ソウル」紹介本です(他の記事にペ・ヨンジュンの未公開写真&オリジナルインタヴュー、クォン・サンウの独占ポートレート、カン・ドンウォンの撮りおろし最新写真など)。

Book1










追記
10年ほど前に発刊されたCINE-BOOKシリーズ「映画で見つける小物たち」「映画的!ファッション」「映画とグルメの美味しい関係」などは是非、新しい作品も加えて復刊して欲しいムック本の傑作。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

私の頭の中の消しゴム・ファッション演出

昨年、公開されて大ヒットした「私の頭の中の消しゴム」。若年性アルツハイマーで記憶を失っていくスジン(ソン・イェジン)、そして、その事実を知ってもスジンを大きく包み込むチョルス(チョン・ウソン)。スジンは映画の冒頭(過去)シーンでは昔、日本でもサーファーがしていたような真っ青なシャドーの濃いメイクに派手派手のファッションで登場。「あれ?」と思っていると駅のホームで誰かを待っている様子。(実は不倫相手を待っていたのだが、この不倫に関しての過去のいきさつが発病の一端となっている)。それから現在のシーンに戻って今度は(冒頭シーンとはうって変わって)スジンのいかにも育ちの良いお嬢さんのイメージをファッションで表しています。髪の毛を後ろにまとめてスッと鉛筆をさして止める仕草や清楚なイメージのメイクアップ、やはりブランドということでヴィトンのバッグ、モノグラム・ヴェルニを持っていたりと、いかに不倫をしていた時のスジンは本来の自分と違って無理があったんだなぁと思わせるファッション演出となっていました。

尚、ソン・イェジンは「四月の雪」でペ・ヨンジュンと共演(共にユン・ソクホ監督のTVドラマ「夏の香り」「冬のソナタ」に主演)。チョン・ウソンは現在公開中の「デイジー」でチョン・ジヒョンと共演。チョン・ジヒョンとソン・イェジンはクァク・ジェヨン監督の作品に共に主演(「僕の彼女を紹介します」「ラブストーリー」)という見事にループする繋がりなんですよね。

私の頭の中の消しゴム

| | コメント (0) | トラックバック (3)

映像クリエイターがいっぱい!!

「映