「トニー滝谷」とプリント処理
村上春樹・原作、市川準・監督・脚本、イッセー尾形・宮沢りえ・主演、坂本龍一・音楽と豪華な組み合わせ。撮影は高台の空き地に小劇場のような舞台を建てたシンプルなもので、ほとんどのシーンが、そこで撮影され全体に彩度を落とした浅い色彩でトーンが統一されました。(監督のコメントではプリント手法に脱色処理を施して、とコメントされていますが、これは銀残しという手法を使用したものだと思われます)。映画が持っている静かなトーンにこの淡い色彩がマッチしていて、これ以上あり得ないという効果をあげていました。(村上春樹ファンも納得の余韻100%の映画でした)。
※銀残し
スキップ ブリーチ(Skip Bleach)と呼ばれる現像手法で、仕上がり画像の特徴としては以下のような点があげられます。
・コントラストが増す
・黒がしまる
・サチュレーション(彩度)が落ちる
追記・
この映画を含めて、ここ数年の映画界における宮沢りえさんの活躍は素晴らしいものがあります(「たそがれ清兵衛」「父と暮らせば」「花よりもなほ」など)。そういえば「花よりもなほ」の岡田准一さんも、映画的ポジショニングがマッチしている役者のひとりなのですよね(続編期待の共演です)。
tony takitani official web site
http://www.tonytakitani.com/
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» NO.145「トニー滝谷」(日本/市川準監督) [サーカスな日々]
英語の字幕を見やりながら、
デラシネな孤独を思い遣った。
邦画を鑑賞するに際して、僕としては、初めてのちょっとした体験をした。この「トニー滝谷」という作品は、DVDで鑑賞したわけだが、英語の字幕というものを、体験してみたのだ。
理由は単純だ。1996年出版の「レキシントンの幽霊」所収の村上春樹の短編「トニー滝谷」が原作なわけだが、とても、淡々としたスケッチのような作品であり、小説中の会話も独白に近い。
この�... [続きを読む]
受信: 2006-06-22 16:55
コメント
TBありがとう。
ばるほど、そういう処理ですか。勉強になりました。
投稿 kimion20002000 | 2006-06-22 18:10