« 火花散る演技「ゆれる」 | トップページ | 衣装デザイナー_3 »

2006-07-25

トリコロール 青の愛・白の愛・赤の愛

フランスの国旗を構成する3色、。それぞれの色はフランス革命の精神、自由・平等・博愛をあらわしていると言われています。その3色をモチーフとした3本の独立した映画にして三部作。3本全てを監督するのはポーランドのクシシュトフ・キエシロフスキ監督。(「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督や「LoveLetter」の岩井俊二監督など、多くの映画監督にRESPECTされています。尚「トリコロール三部作」はキェシロフスキ監督の遺作となりました)それぞれ3本の映画にはテーマに沿ってジュリエット・ビノシュ、ジュリー・デルピー、イレーヌ・ジャコブが主演をつとめました。

トリコロール・青の愛
ジュリエット・ビノシュ演じる作曲家の妻、ジュリーはある日突然、愛する夫と娘を事故で失ってしまう。ジュリーは自殺を図るが死にきれず葛藤の末、新たな人生をスタートさせ絶望の淵からジュリーは夫の意志を継いで未完成だったコンチェルト曲を完成させようと試みる。そんな矢先、死んだ夫に愛人がいたことに気づきジュリーは‥‥

トリコロール/青の愛

トリコロール・白の愛
性的不能に陥った夫との結婚生活に嫌気がさした妻ドミニク(ジュリー・デルピー)は裁判所に離婚請求を申し立てた。妻に捨てられ、失意のうちに母国ポーランドに帰った夫は新たなビジネスで大成功。そして、別れた妻と再会したい一心である大芝居に打って出るのだが‥‥

トリコロール/白の愛

トリコロール・赤の愛
大学に通うかたわらモデルの仕事をしているバランティーヌ(イレーヌ・ジャコブ)はある日、誤って車で犬をはねてしまう。首輪から飼い主は初老の退官判事だとわかり、自宅まで訪ねていくと、彼は一日中電話の盗聴をして過ごしていた。バランティーヌは盗聴をやめるように懇願するが「これが自分の生活だ」と取り合わない。それから、しばらくしてバランティーヌは彼が盗聴の罪で起訴されたことを知り再び、訪ねていくと男の意外な過去を知る‥‥
〜ここまで初公開時のフライヤーより引用。

トリコロール/赤の愛

物語の舞台はそれぞれ、パリ、ワルシャワ、スイスとモチーフによって分けられています。また、映画それぞれの物語もクールな風合いの「青の愛」皮肉が効いた「白の愛」暖かさのある「赤の愛」とそれぞれのテーマ「自由」「平等」「博愛」にそって綴られています。
もちろん、画面には各タイトルの色に関係あるオブジェや処理がちりばめられています。例えば「青の愛」では最も印象的な「青いプール」や「青いファイル」「青い窓」「青いガラス玉のモビール」などなどが象徴的に使われています。さらに「白の愛」ではウェディングドレスの白、「赤の愛」ではバランティーヌの街角に飾られる広告の大幕の真紅の色といった具合にさまざまです。

キェシロフスキ監督は常に「運命」と「偶然」にまつわる物語を描き続けてきましたがこの「トリコロール三部作」でも多くの「運命」と「偶然」が描かれています。中でも三部作最後を飾る「トリコロール・赤の愛」のラストはそれまでの「青の愛」「白の愛」をつなぐ素晴らしい「運命」と「偶然」が用意されています。(これは、これからご覧になられる方がいるかもしれませんので記載いたしません。尚、もしご覧になる場合はの順に見ることをオススメします)

トリコロール/青の愛 トリコロール/白の愛 トリコロール/赤の愛

|

« 火花散る演技「ゆれる」 | トップページ | 衣装デザイナー_3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トリコロール 青の愛・白の愛・赤の愛:

« 火花散る演技「ゆれる」 | トップページ | 衣装デザイナー_3 »