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2007-01-11

渋い!!「あるいは裏切りという名の犬」

久しぶりに大人の豊穣なるワインのようなフレンチフィルムノワールの登場。「あるいは裏切りという名の犬」は対立する二人の警視を軸に先の読めないストーリー展開(あまり予備知識なしで見た方がベストかも)で最後まで飽きさせない。あ、或いは主役二人(ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデュー)の「演技対決」にして「鼻対決?」とも呼べます。注・予備知識なしで見る場合、ここから先は後でお読み下さい。物語・パリ警視庁。仲間からの信頼厚く正義漢のレオ・ヴリンクス(ダニエル・オートゥイユ)と、野心家で利己的なドニ・クラン(ジェラール・ドパルデュー)。かつて親友だった二人の警視は、レオの妻カミーユを愛し奪い合った過去を持ち、今は次期長官の座を競うライバルとして対立していた。現金輸送車強奪事件の犯人逮捕を巡り、レオに手柄を奪われたドニは、ある殺人事件への関与を上司に密告する。ドニに裏切られ、容疑者として逮捕されたレオ。そしてー(ここまでフライヤーより抜粋)。クライマックスへの複線が最初の方に描かれていたりして、2周目も楽しめそうな物語展開。ラストシーンへ繋がる「ある一言」を間際に告げる場面は少し「読めて」しまうが、それでも末路としては「こういう形」しかないかといった趣で納得。(何を書いてるかは、ご覧になった方はわかりますよね〜?)監督はオリヴィエ・マルシャル。原題は36 Quai des Orfevres(オルフェーヴル河岸36番地、パリ警視庁の別称のこと)。エンドクレジット前に出る36の数字の処理が秀逸、渋いです。本作はロバート・デ・ニーロとジョージ・クルーニーによるハリウッドリメイクが決定している。

あるいは裏切りという名の犬
http://www.eiga.com/aruinu/

36 Quai des Orfevres

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コメント

こんにちは。TBありがとうございました。
本当、面白かった!ですよね^^
なんだか暗そうだわって大して期待して
いなかったんですが思った以上でした。
予備知識なしで観にいったほうがって同感です。
鼻も凄かったですね^m^

投稿: へーゼル☆ナッツ | 2007-01-26 10:26

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