成功する名刺デザイン
K2の長友啓典さんと野地秩嘉さんの共著「成功する名刺デザイン」はパラパラと眺めているだけで「よいデザイン空気」をもらえる、とっても素敵な本です。2006年から綴られている長友さんのブログ「日々@好日」も爽やかにして鮮やか !
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K2の長友啓典さんと野地秩嘉さんの共著「成功する名刺デザイン」はパラパラと眺めているだけで「よいデザイン空気」をもらえる、とっても素敵な本です。2006年から綴られている長友さんのブログ「日々@好日」も爽やかにして鮮やか !
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約30年間にわたって「美女と野獣」「ライオン・キング」「アラジン」「ムーラン」などのディズニー映画に参加してきたハンス・バッハーの著作「Dream Worlds 幻想の世界をデザインする 」が発刊されました。アニメーション映画に関してのデザインプロセスが余すことなく(本当に詳細に)紹介されています。画面構成やリズム&スタイル、色、それぞれのデザイン構築の手法がConcept Sketchや画像によって見ることができます。
既に著作として、これまたデザイナー必見の「ハンス・バッハーPhotoshopブラシコレクション」が発刊済みです。こちらは著者が作り上げてきたPhotoshopブラシ20,000点の中から厳選された7,000点のブラシデータが著作権フリーとしてDVD-ROM収録されています。
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字幕翻訳家の太田直子さん(「ヒトラー最後の12日間」「そして、ひと粒のひかり」など1000本を超える字幕に携わる)の「字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ」が発刊されたので早速読みました ! いやぁ〜、おもしろかった ! 字幕翻訳に関するあれこれエピソード満載(字数のこと、表現のこと、文法のことなどなど)。既に下記WEBで連載しているときから著作を楽しみ(結構本質を突いた辛辣なところもあるんですよね〜)にしていたので読み進むと「字幕と吹き替えに関して」「日本語のズレに関して」と「ことば」に対しての「ひとことひとこと」が鋭くておもしろい。
「字幕屋通信・酔眼亭夜話」太田直子
通訳翻訳WEBにて隔月掲載中
http://www.tsuhon.jp/title/title_index.html
( 2007年2月22日リンク確認 )
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前述「バブルへGO !! タイムマシンはドラム式」に続いてタイムマシン( Thyme Leapもの)繋がりで「キュートな小説を(※)」。小林信彦「イエスタディ・ワンス・モア」とその続編「ミート・ザ・ビートルズ」(現在、単行本・文庫本共に入手困難だそうです)。急死した育ての親であった叔母のアパートで目覚めたとき、そこは1959年の東京だった。タイムスリップした主人公・桐島夏夫に巻き起こる30年のカルチャーギャップ、そして彼は自分が生まれる前の叔母と再会してしまうのだが…。映画ネタ、小説ネタ、ビートルズネタ(来日時を軸に展開するのが「ミート・ザ・ビートルズ」)、変わってしまった東京の風景ネタを織り込んで、すご〜く読みやすい文体で読後感も抜群の小説ですよ(是非図書館で)。吉田秋生さんの挿画も素敵。
※キュートな小説
著者が巻末の作者ノートに記載した言葉。
※映画のコラム
映画ファンならお馴染みの小林信彦さんの映画批評やコラム(「コラムは〜」シリーズも現在は入手しにくくなっていますね〜。是非、通巻で再版もしくは全集的に発刊してほしいものです)。
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以前、映画本の傑作「weird movies a go! go!」を出版したプチグラパブリッシングから2005年に発刊された「Hot Drinks around the World 世界のホットドリンク」のシリーズ第2弾「Holiday Sweets of the World 世界の祝祭日とお菓子」が発売されました。世界各地から集められた55の祝祭日のお菓子を素敵なレイアウトでレシピと共に紹介されています。尚、レシピメモがプチグラのサイトで3ヶ月連続公開中ですよ。
Petit Grand Publishing
http://www.petit.org/
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前述記事「敬愛なるベートーヴェン」繋がりで(繋げるな〜!って…)。ドラマ「のだめカンタービレ」のオープニング曲、そして最終回での演奏シーンですっかり有名になったのが「ベートーヴェン交響曲第7番」。ベートーヴェンといえば一般的(注・日本において)に「第九」か「運命」か、はたまた教科書の気むずかしそうな肖像画の人だったのを変革しちゃったのが「のだめ」の功績。ドラマはコミック中盤(現在の発売巻数で)で終了しているが連載は続いており、更にアニメ版も始まっているので一過性のブームではなく定着しそうな気配ですよね〜(ドラマもスペシャル版とかで繋いでいけそうだし…)
フジテレビ・のだめ カンタービレ
http://wwwz.fujitv.co.jp/nodame/index.html
「のだめ カンタービレ」公式サイト
http://www.nodame-anime.com/
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以前このブログで紹介した「ミニシアターグラフィックス」の続編が発刊されました。今回はいきなり大島依提亜さんディレクションの「さよなら、さよならハリウッド」「僕のニューヨークライフ」といったウディ・アレン監督作品の宣伝材料やパンフレットが取り上げられていて前回よりも更にパワーアップ感あり(と、いうか好みに合っているというか…)です。大島さんの作品が22作品も掲載されています(あの「かもめ食堂」も ! )。ジャケットデザインも大島さんによるもの。もちろん、もう1人のミニシアターグラフィック界の雄、大寿美トモエさんのものも多数掲載されています。ミニシアターファンの方にオススメ !! 取りあえず、書店でパラパラと眺めてみてくださいね〜。
MEMO
映画宣材グランプリなる企画ページのあった映画季刊誌「QRANK」の休刊が惜しまれます。何処か引き続いてやってくれないものでしょうか?
追記
昨年「エコール」のディレクションの際の特殊印刷であっと驚かせてくれた岩波眞里さん(「8月のクリスマス」のPamphletDesign、フォント含めて素敵 ! )のインタビューが巻頭に掲載されています。
このブログ内・関連カテゴリー(この記事含む)
映画宣伝ツール
http://color-of-cinema.cocolog-nifty.com/blog/cat3685046/index.html
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その「汚し」(実際に着用した時代、暮らしに応じて、わざと傷めたり着古したようにみせる手法)のテクニックで現在の時代劇衣装の第一人者であり、山田洋次監督、木村拓哉主演「武士の一分」も担当した黒澤和子さん。その父親、黒澤明監督の「100の至言」をまとめあげた著書「黒澤明「生きる」言葉」が発刊されました。右ページに黒澤監督の言葉、左ページに、そのエピソードなどが綴られていて、すごく読みやすい構成になっています。元気になりたい時、自信を取り戻したい時、夢を追う時…。さまざまな場面に応じての黒澤監督の言葉が力強い。
このブログ内・関連記事
花よりもなほ・美術と衣装
http://color-of-cinema.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_4c9f.html
黒澤監督の映画セットのような「お店」
http://color-of-cinema.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_f88d.html
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「リメイク」というタイトルもずばりのデジタル俳優だけで映画を撮るようになったハリウッドを舞台とした小説があったり、映画の話が会話(かなり性格付けになっている)に頻繁に出てくる「航路」など「映画的」お楽しみたっぷりの小説を書いているアメリカSF界の女王、コニー・ウィリスの短編集「最後のウィネベーゴ」が出ました。4編収録されていますが合わせて12個の賞(ヒューゴー賞・ネビュラ賞・SFクロニクル誌読者賞・ローカス賞など)を受賞している傑作ばかりですよ。犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで孤独な男が出逢う、ささやかな奇蹟を描いた表題作はもちろん抜群だが、その他の3作品はコメディ寄りで、とても楽しい!!一昨年発刊されたタイムトラベルもの「犬は勘定に入れません」もドタバタ度満載で、しかも誰も死なない素敵な小説。
コニー・ウィリス日本語サイト
( Conne Willis japanese fan site: to say nothing of the GOD )
http://www.ltokyo.com/ohmori/willis/
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以前紹介した「西欧のかわいいデザインたち」に続いて「ロシアのかわいいデザインたち」が発刊されました。例によって新しい発見に出会える本です。著者の一人、井岡 美保さんは奈良でカフェ「カナカナ」を営んでいます(素敵なお店ですよ)。
以前の記事
小物・雑貨・文具本は、いつから?(2006-04-15)
カナカナ
http://trafika.jp/kanakana/
naracafe.com
http://www.naracafe.com/blog/
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2004年に刊行されて好評だった本が「ミニシアター・フライヤー・コレクション」。前述(2006-06-06)の大島依提亜さんをはじめミニシアターフライヤーと言えばこの人、といった方たちのオンパレード。掲載作品でのお気に入りを列挙していくと‥。FISH DESIGN・コッポラファミリーもの「CQ」「バージンスーサイズ」、ウルトラグラフィックス・一連のゴダールもの「パッション」「女は女である」「ゴダールのマリア」、鈴木成一デザイン室・コーエン兄弟もの「ファーゴ」「バーバー」、岡野登(サイファ)・「ドッグヴィル」、葛西薫・「風花」、大島依提亜・「ほえる犬は噛まない(前回書いたけれど、もう一回書いておこう。「リンダ リンダ リンダ」のペ・ドゥナがここでも疾走!)」「過去のない男」「バーバー吉野」(おぉっ!!「かもめ食堂」繋がり!!って「かもめ食堂」も大島さんだけれど)「アベックモンマリ」「ミトン」などなど‥(き、きりがない‥)。
紙質もよくデザインバージョン違いのものも掲載されていたりして、そろそろ続編期待の一冊です。(ちなみに版型が違うので正式な続編とはいえないがチラシ・パンフレット・試写状・グッズなどの宣伝ツールを収録した「ミニシアターグラフィック」有り)
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西岸良平のシリーズ発行部数1400万部のコミック「三丁目の夕日」を「ジュブナイル」「リターナー」の山崎貴が監督した、昭和の「懐かし新しい世界」にタイムスリップさせてくれる、ほのぼの心温まる映画。(吉岡秀隆が今までと違ったテイストの役を演じ、淳之介を演じる須賀健太が「その健気さ」の演技で泣かせます。またTV「野ブタ。をプロデュース」の野ブタパワー注入!!とは違った持ち味で堀北真希が好演。堤真一、薬師丸ひろ子の夫婦役も温かい)。そして、セット美術が「今後のCG使用のあり方」も含めて素晴らしい。
時代設定は昭和33年。その「昭和30年代」を特集した「東京人」8月号が発売されました。テレビのこと、その頃多く発刊された女性週刊誌のこと、渡辺プロのこと(先日TVドラマ「ザ・ヒットパレード」が放映されましたね〜)、遊園地のことなどがモノクロ写真とともに紹介されています(銀座辺りの写真は映画とも重なったりします)。
その、渡辺プロダクションの創立50周年として制作された5枚組CD「ベスト歌謡曲100 ザ・ヒットパレード」まさに昭和歌謡クロニクルの趣き。
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今年4月、日本上陸を果たしたスウェーデンの大型雑貨&インテリアショップIKEA(世界34ヶ国、年間4億人が訪れている)。その紹介本「IKEA ファンブック」が発売されました。執筆したのは世界一のIKEAマニアを自負する森井ユカさん(雑貨本「スーパーマーケットマニア」シリーズ有名)。発祥の地スウェーデン訪問から世界のIKEA巡りまで盛り沢山の内容。中でも「おぉっ」と笑ってしまったのがスウェーデンのソウルフード(!?)ミートボールの7ヶ国IKEAレストラン食べ比べ・ページ(それぞれビミョ〜に違うんですよね〜。やっぱり日本のが一番美味しそうに見えますが‥)。尚、船橋店に続いて港北店、そして2008年にはIKEA神戸のオープンが決定しています。
IKEA | ホーム |
キッチン 家具 ワードローブ 椅子 ソファ ベッド テーブル
http://www.ikea.com/ms/ja_JP/
雑貨まみれの毎日
http://blog.so-net.ne.jp/yukazakka/
※著者・森井ユカさんのブログ
楽しいですよ!!
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「+DESIGNING Vol.1」(毎日コミュニケーション・刊)が発売されました。今回の特集は「文字」CREATIVE SIDEとPRODUCTIVE SIDEに分かれていて、かなり掘り下げた内容となっています。巻頭対談 葛西薫+有山達也「文字の仕事十選」、「雑誌と文字」「本と文字(祖父江慎の本 VS 平野甲賀の本)」「広告と文字」など盛り沢山 ! 次期OS Windows Vista 用日本語フォント「メイリオ」に関しての記載もあります。(Mac OS Xは某地上デジタル放送用フォントとしても使用されている「ヒラギノ」。キレイ!! )
ちなみに、この「+DESIGNING Vol.1」自体がDTP作成における見本となっています。次号特集は「色」
前回「装飾文様」本の事を記載しましたが素材集も以前と違って極めてデザイン的且つ目的がはっきりしているものが増えてきました。そんな1冊。「おしゃれなパターン素材集」は「水玉・ストライプ」「花柄・リーフ」の2冊同時刊行で、眺めているといろいろと使用イメージが浮かんできたりします。
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「デスノート DEATH NOTE (前編)」CG死神リューク(マンガ的でもなくリアリティ追求型でもなく絶妙のバランスで表現されていましたね〜)は、いかにして作成されたか(使用ソフトはMayaでした)や「ポセイドン」の水の表現と新技術(流体シミュレーション)、「日本沈没」での特撮・CG・マット画による日本崩壊の表現、「カーズ(Cars)」レンダリング表現などなど、この夏公開の最新映画8タイトルのVFXテクニック、メイキングが紹介された「CGWORLD 2006年8月号 Vol.96」(ワークスコーポレーション・刊)が発売されました。特集記事とは別に「ダ・ヴィンチ・コード」での建築物の復元などに使用されたCGメイキングなど製作の裏側も掲載。8周年記念DVD付き(予告編やE3でのCGデモ映像等)。
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いやぁ〜本当に驚いた。昨年刊行されて一気に上下巻、読み切ってしまった村上龍さんの「半島を出よ」のメイキング(正確なタイトルは「村上龍はいかにして小説を書くのか」)がpapyrus(パピルス)7号に特集記事「村上龍作家生活30周年記念/パピルス創刊1周年記念・村上龍徹底特集」として掲載されています。とにかく作品を書くために「書かれた」おびただしい量のメモに感動してしまいました。取材先の話とか読んでいると、これは映画製作となんら変わらぬ徹底した集積作業で、これが(読まれた方はわかると思いますが)あの、映像が浮かび上がる描写に繋がっていたのかとプルプル・鳥肌100万回ものでした。小説読まれた方は是非書店で見てみて下さいね。他にRYU’S FAVORITEとして写真などが掲載されていますが、その中の1枚、飼われている猫のユングが、かわいい !! 確かに哲学者みたい‥
幻冬舎・パピルス
http://www.g-papyrus.jp/
※Amazonで取り扱っていないみたいですので出版元アドレスです。
他の特集で、まもなく公開「ハチミツとクローバー」出演の加瀬亮さんの掲載記事も有り。
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以前(2006-04-19)「日本の伝統文様・中国の装飾文様・世界の伝統文様 」のCD-ROM素材集を紹介しましたが第4弾「江戸の伝統文様」が発売されました。基本的に「日本の伝統文様」との重複は無く、またまた大変充実した内容になっています。(例によって文様の由来等の記述も「なるほど〜」と頷く事しきり)。江戸時代は幕府の統制で使える色の制限等があって茶色と鼠色のバリエーションがたくさん生まれたという事もあり「粋な色・渋い色」の文様も多種収録されています。
前述「花よりもなほ・是枝裕和監督と葛西薫さん(2006-06-08)」で紹介した葛西薫さんの講演会に関する記事のTBがありましたので、あらためて記載します。
プリンターズサークル
(記事名)葛西薫氏の講演会
http://jagat.typepad.jp/pc/2006/06/post_2819.html
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評論家・川本三郎さんが「八月のクリスマス(ホ・ジノ監督、ハン・ソッキュ、シム・ナウ)」がきっかけで韓国映画に興味を持ち始めたと、何かの雑誌で語っていました。確かに「八月のクリスマス」はそれまでの韓国映画と何かが違っていて(よく指摘されるように)まるで、小津安二郎監督の映画を見ているようなフォルムを持っていました。続く「春の日は過ぎゆく(ユ・ジテ、イ・ヨンエ)」も若者の年上の女性への失恋を描いた(まさに)通り過ぎる風のような映画で印象的です。その川本三郎さんの著書「美しい映画になら微笑むがよい」は、いわゆるミニシアター系で公開された映画のパンフレットや雑誌に書かれた批評(エッセイ)などを集めた評論集です。日本映画(「がんばっていきまっしょい」「船を降りたら彼女の島」など)からアジア映画、静かな欧米映画(「シン・レッド・ライン」など)まで、2〜3ページの分量の映画評はどれも、読みやすくてシンプルです。ホ・ジノ監督、含め9人の監督インタビューも掲載されています。物静かなホ・ジノ監督へのインタビューは苦心されたようで3回分をまとめなおしていました(「八月のクリスマス」での爪を切るシーンが小津監督の映画と偶然、一致していた話など)。
尚、「八月のクリスマス」は昨年、長崎俊一監督によって「8月のクリスマス(山崎まさよし、関めぐみ)」としてリメイクされました(こちらもキャスティング、高岡でのロケを含め、風情ある成功作だと思います)。
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三島由紀夫が人生最後に手がけた長編4部作「豊饒の海」の第1部「春の雪」を「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲が監督した意欲作(主演・妻夫木聡・竹内結子)。
美術は行定監督とは本作で3作目となる山口修。
松枝家は振興の貴族ということで清顕の部屋は緑、食堂は赤、地下にある童球室は黄色、舞踏会の会場となる大広間はグレーと色彩豊かな作りとし、逆に綾倉家は没落貴族という設定ですから由緒正しい家柄として「和」の世界でまとめたそうです。(このあたりの色彩の対の形式は前述・2006-06-15「ロミオとジュリエット・暖色と寒色」にも記載しています)
衣装は浜崎あゆみと行定監督とのCollaboration「月は沈む」も担当した伊藤佐智子。大正時代といえば和洋折衷が最も華開いた時代として、その衣装は重要なキーとなっています。コンセプトは美術の場合と同じく松枝家は武家の成り上がりなので洋装主体、綾倉家は由緒正しい貴族とということで和を重んじた衣装としたそうです。清顕は衣装の数を絞り、当時の学習院の制服を再現したものを中心にし、ストイックさが表現されていました。
そして、やはり目をひくのが聡子が初めて画面に登場する際のエメラルドグリーンの着物です。映画の中でもキービジュアルになっている蝶が大胆にあしらわれていて大変印象的なシーンとなっています。聡子用に用意された衣装は和洋あわせて全部で24点にも及びました。ある雑誌のインタビューで行定監督がこんな話をしていました。「たとえば着物でいうと、大正時代には半襟を、たっぷり出すスタイルが主体で、女性はそこでセンスを競っていたそうです。でも最近の日本映画は、どの時代を描いても現代風に襟を詰めてしまう。衣装デザインの伊藤佐智子さんと膨大な資料にあたりました。そういう美意識に関する考証は、とことんまでやっています」なるほど、と思わせる言葉ですね。
伊藤佐智子プロフィールのホームページ
http://www.brucke.co.jp/
撮影はリー・ピンビン。盟友だったカメラマン篠田昇(前述・2006-06-22・「真夜中まで」と撮影監督篠田昇さん・参照)が亡くなった後、果たして三島文学を監督の意図した感覚で撮れる人はいるだろうかと危惧されていたが、さすがに台湾で既にその実力が実証されていたカメラマンだけあって、その世界を見事に再現していました。
※リー・ピンビン
「恋恋風塵」「春の惑い」など。最近では日本で撮影された浅野忠信主演の「珈琲時光」(何かご覧になられた方は「春の雪」につらなる色彩感覚が思い浮かんだのでは?)
(記事内・敬称略)
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映画「かもめ食堂」に関連しての北欧デザイン(フィンランド編のみ)をブログ内で記載したページを、まとめてみました。「marimekkoを輝かせた伝説のデザイナー」記載ページ中の「MAIJA ISOLA マイヤ・イソラ」(下記書籍)はヘルシンキのデザインミュージアム(DESIGNMUSEO)での回顧展・図録を定本としたもので、マイヤ・イソラによるテキスタイルパターン500も掲載されています。
2006-04-15
小物・雑貨・文具本は、いつから?
2006-04-25
マイヤ・イソラとマリメッコ
2006-04-30
北欧のスタイリッシュデザイン
2006-05-23
marimekkoを輝かせた伝説のデザイナー
DESIGNMUSEO - DESIGN MUSEUM -
DESIGN MUSEET
http://www.designmuseum.fi/
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エスクァイアから時折発売される映画関連のムック本(エスクァイア臨時増刊号)は見逃せないものが多い。ここ1年の間でも、いわゆる「ロケ地もの」とでも呼べばよいのか撮影地を巡る本が2冊発刊されていました。「映画で東京散歩(2005年12月2日発売)」は東京をこよなく愛した映画人たちの名作ゆかりの地を訪ね、物語を探す散歩コース(東京駅近辺やいわゆる谷根千の下町を巡るコースや、古都と海岸の風景に浸る鎌倉コース)を紹介(他の記事に映画人が語る映画と東京の街として源孝志監督&井川遥さん、ヴィム・ベンダース監督、山崎貴監督らが登場)。もう一冊、「映画で旅するソウル(2005年10月31日)」は韓国映画業界の「今」を現地総力取材。名作の名場面、ゆかりの地を訪ねての「映画の街ソウル」紹介本です(他の記事にペ・ヨンジュンの未公開写真&オリジナルインタヴュー、クォン・サンウの独占ポートレート、カン・ドンウォンの撮りおろし最新写真など)。
追記・
10年ほど前に発刊されたCINE-BOOKシリーズ「映画で見つける小物たち」「映画的!ファッション」「映画とグルメの美味しい関係」などは是非、新しい作品も加えて復刊して欲しいムック本の傑作。
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「映像クリエイター実践講座(玄光社・刊)」で現在公開中の映画に関わるクリエイターの方々のインタビューや特集の記事が盛り沢山に掲載されています。行定勲監督と脚本家の伊藤ちひろさんとの対談、中島哲也監督のインタビュー(映画を面白くするためになにをすればいいのか「嫌われ松子の一生」メイキング )、映画に愛された女優・蒼井優さん(「フラガール」「ハチミツとクローバー」作品紹介)、「ダメジン」「時効警察」の三木聡監督のインタビュー(「くだらないこと」を常に考えていたい)、美術監督・種田陽平さん特集(「THE有頂天ホテル」「KILL BILL vol.1」「フラガール」「今、会いにゆきます」 「不夜城」「INNOCENCE」「スワロウテイル」などのスケッチも掲載)。他にも映像実践講座として作曲家の服部隆之さん(「新撰組!」)や「初恋」のプロデューサー・河井信哉さん、「デスノート DEATH NOTE」の金子修介監督のインタビューが掲載されています。なんとなく専門書っぽい扱いで見過ごされてしまうには、もったいない興味深い話がいっぱいですので、是非、書店で見てみて下さいね。
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村上春樹・原作、市川準・監督・脚本、イッセー尾形・宮沢りえ・主演、坂本龍一・音楽と豪華な組み合わせ。撮影は高台の空き地に小劇場のような舞台を建てたシンプルなもので、ほとんどのシーンが、そこで撮影され全体に彩度を落とした浅い色彩でトーンが統一されました。(監督のコメントではプリント手法に脱色処理を施して、とコメントされていますが、これは銀残しという手法を使用したものだと思われます)。映画が持っている静かなトーンにこの淡い色彩がマッチしていて、これ以上あり得ないという効果をあげていました。(村上春樹ファンも納得の余韻100%の映画でした)。
※銀残し
スキップ ブリーチ(Skip Bleach)と呼ばれる現像手法で、仕上がり画像の特徴としては以下のような点があげられます。
・コントラストが増す
・黒がしまる
・サチュレーション(彩度)が落ちる
追記・
この映画を含めて、ここ数年の映画界における宮沢りえさんの活躍は素晴らしいものがあります(「たそがれ清兵衛」「父と暮らせば」「花よりもなほ」など)。そういえば「花よりもなほ」の岡田准一さんも、映画的ポジショニングがマッチしている役者のひとりなのですよね(続編期待の共演です)。
tony takitani official web site
http://www.tonytakitani.com/
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「この人の展覧会が見たい_3・モーリス・センダック」。1928年・米国ニューヨーク州生まれ、1964年「かいじゅうたちのいるところ(WHERE THE WILD THINGS ARE)」でコールデコット賞、1970年にアンデルセン賞などを受賞。「かいじゅうたちのいるところ」は最初「子供が怖がるのでは‥」と大人からは眉をひそめられたが、子供たちからは拍手絶賛!!今では世界的に評価されています(こどもの眼は確かということですね〜)。内容によって変わる変幻自在のタッチが魅力。(ある時はコミック風、また、ある時はゴーギャン風や水彩タッチなどなど)。ちなみに「かいじゅうたちのいるところ」は映画化が本格的に始動しているそうです(スパイク・ジョーンズ監督)。
追記・
FLiXムービーサイト
http://www.flix.co.jp/page/N0008327
※映画化の記事が掲載されています。
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2003年10月に開催された「世界グラフィックデザイン会議・名古屋」(日本のデザイン史上において、1960年の「世界デザイン会議」以来の規模で実施された)。その全記録の本が出版された(宣伝会議・刊)。会議テーマは「情報の美」世界49カ国から3700人が参加。開催された41のディスカッションを完全採録。684ページの大著。
宣伝会議
http://www.sendenkaigi.com/
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前述「花よりもなほ・是枝裕和監督と葛西薫さん(2006-06-08)」で記載した葛西さんのアートワークの中で是枝監督作品(「幻の光」「ワンダフルライフ」「DISTANCE」「誰も知らない」)が取り上げられているムック本があります。「デザインノートNo2・特集アートディレクターが魅せる文字・ロゴ・フォント(誠文堂新光社・刊)」現在No7が最新刊ですが大きい書店だとバックナンバー扱いで常設している場合が多いと思いますので、機会があればご覧下さいね。(この特集号、他の方のアートワークも大変参考になります)
追記の追記・
前述(2006-06-13)「雪に願うこと」の原作「鞍馬」の作者・鳴海章のもう一本映画化された小説が「風花」(相米慎二・監督、小泉今日子、浅野忠信)。こちらの広告美術も葛西薫さんによるものです。
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イラストレーター、デザイナー、映画監督と様々な顔を持つ和田誠さんによる名作映画本「お楽しみはこれからだ」(PART1〜PART7)。映画の名セリフとイラストとコラムで綴る、歴史的名著です。最初の刊行が1975年なので、まだビデオもLDもDVDも無かった時代にスタートしたわけですから、その記憶力と映画愛は本当にすごいものです。未だ文庫化されない点もスゴイ!(和田誠さんのイラストって、ある程度の大きさがある方がよいからこその判断かもしれません‥)。近著では「シネマ今昔問答」と、その続編「 シネマ今昔問答・望郷篇 」がオススメ!(出版元・新書館の若い編集者が質問をして、和田誠さんが答えたものをまとめているのですが圧倒的本数です)
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北欧、西欧と続いたシリーズ(実際はシリーズ化とうたっているわけではないようですが‥)の3冊目「東欧のかわいいデザインたち」がまもなく発売されます。今回は東欧のソフィスティケートされているわけではないけど、あたたかいレトロティックな手作り感溢れる日用雑貨や文房具、アンティーク刺繍などが紹介されています。で、3冊そろった中では、以前こちらで紹介した「西欧のかわいいデザインたち」(前述「小物・雑貨・文房具本はいつから?」2006-04-15)が一番のお気に入りです。(その前述の中で紹介した「文房具と旅をしよう」も良いですよ〜)
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「ロスト・イン・トランスレーション」公開時に出版されたソフィア・コッポラ監督を多角的に捉えた本。監督、デザイナー、カメラマンとしてのソフィア・コッポラのパートに分かれていて、それぞれに批評、関係者のインタビュー、ソフィア・コッポラへのインタビュー等が掲載されています。中でも「ヴァージン・スーサイズ」に関してのインタビュー、自身がデザイナーとして立ち上げた「MILK FED 」のスタートに際してのインタビュー記事が興味深い内容となっています。(ミーハー的に「あ!」と思った、ルーカス、タランティーノ、イーストウッドなどの監督との2ショット写真等も掲載)
COLOR of CINEMA blog Edition
ソフィア・コッポラ関連記事
ソフィア・コッポラとアントワネット
(2006-05-16)