2007-02-24

ディズニーのプロダクションデザイナー

約30年間にわたって「美女と野獣」「ライオン・キング」「アラジン」「ムーラン」などのディズニー映画に参加してきたハンス・バッハーの著作「Dream Worlds 幻想の世界をデザインする 」が発刊されました。アニメーション映画に関してのデザインプロセスが余すことなく(本当に詳細に)紹介されています。画面構成やリズム&スタイル、色、それぞれのデザイン構築の手法がConcept Sketchや画像によって見ることができます。

Dream Worlds 幻想の世界をデザインする

既に著作として、これまたデザイナー必見の「ハンス・バッハーPhotoshopブラシコレクション」が発刊済みです。こちらは著者が作り上げてきたPhotoshopブラシ20,000点の中から厳選された7,000点のブラシデータが著作権フリーとしてDVD-ROM収録されています。

ハンス・バッハーPhotoshopブラシコレクション

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2007-02-22

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

字幕翻訳家の太田直子さん(「ヒトラー最後の12日間」「そして、ひと粒のひかり」など1000本を超える字幕に携わる)の「字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ」が発刊されたので早速読みました ! いやぁ〜、おもしろかった ! 字幕翻訳に関するあれこれエピソード満載(字数のこと、表現のこと、文法のことなどなど)。既に下記WEBで連載しているときから著作を楽しみ(結構本質を突いた辛辣なところもあるんですよね〜)にしていたので読み進むと「字幕と吹き替えに関して」「日本語のズレに関して」と「ことば」に対しての「ひとことひとこと」が鋭くておもしろい。

「字幕屋通信・酔眼亭夜話」太田直子
通訳翻訳WEBにて隔月掲載中
http://www.tsuhon.jp/title/title_index.html
( 2007年2月22日リンク確認 )

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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2007-01-14

黒澤明「生きる」言葉

その「汚し」(実際に着用した時代、暮らしに応じて、わざと傷めたり着古したようにみせる手法)のテクニックで現在の時代劇衣装の第一人者であり、山田洋次監督、木村拓哉主演「武士の一分」も担当した黒澤和子さん。その父親、黒澤明監督の「100の至言」をまとめあげた著書「黒澤明「生きる」言葉」が発刊されました。右ページに黒澤監督の言葉、左ページに、そのエピソードなどが綴られていて、すごく読みやすい構成になっています。元気になりたい時、自信を取り戻したい時、夢を追う時…。さまざまな場面に応じての黒澤監督の言葉が力強い。

このブログ内・関連記事
花よりもなほ・美術と衣装
http://color-of-cinema.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_4c9f.html

黒澤監督の映画セットのような「お店」
http://color-of-cinema.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_f88d.html

黒澤明「生きる」言葉

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2006-12-31

映画的 ! コニー・ウィリス

「リメイク」というタイトルもずばりのデジタル俳優だけで映画を撮るようになったハリウッドを舞台とした小説があったり、映画の話が会話(かなり性格付けになっている)に頻繁に出てくる「航路」など「映画的」お楽しみたっぷりの小説を書いているアメリカSF界の女王、コニー・ウィリスの短編集「最後のウィネベーゴ」が出ました。4編収録されていますが合わせて12個の賞(ヒューゴー賞・ネビュラ賞・SFクロニクル誌読者賞・ローカス賞など)を受賞している傑作ばかりですよ。犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで孤独な男が出逢う、ささやかな奇蹟を描いた表題作はもちろん抜群だが、その他の3作品はコメディ寄りで、とても楽しい!!一昨年発刊されたタイムトラベルもの「犬は勘定に入れません」もドタバタ度満載で、しかも誰も死なない素敵な小説。

コニー・ウィリス日本語サイト
( Conne Willis japanese fan site: to say nothing of the GOD )
http://www.ltokyo.com/ohmori/willis/

最後のウィネベーゴ 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

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2006-12-12

出た!! CUT別冊「 映画ベスト201! 」

以前、CUT本誌で特集された「世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画」ランキング(2005年6月号、2006年5月号に掲載・イギリスの映画誌「エンパイア」が実施したアンケートを元に選出)。そちらがパワーアップされて「世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201!」として発刊された。全体のランキングは「エンパイア」誌の読者層が男性層が多いことも相まって少しSF、ファンタジー、アクション寄りになっていますが、あれが入ってる入っていないなどと「つっこみ」つつ読むのに大変素晴らしい仕上がりとなっています。巻末に番外編110本!が掲載されていて、このランキングが、またおもしろい。「最高のオープニング・ベスト10」「最高にウザいキャラ・ワースト10」「最高にショッキングな展開・ベスト10」(これは、もろにネタバレですよ〜!!!)などなど、楽しめますよ。(発行・ロッキング・オン)

rockin'on official site
http://www.rock-net.jp/

世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201 ! Cut (カット) 別冊 2007年 01月号 [雑誌]

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2006-06-27

川本三郎さんと「八月のクリスマス」

評論家・川本三郎さんが「八月のクリスマス(ホ・ジノ監督、ハン・ソッキュ、シム・ナウ)」がきっかけで韓国映画に興味を持ち始めたと、何かの雑誌で語っていました。確かに「八月のクリスマス」はそれまでの韓国映画と何かが違っていて(よく指摘されるように)まるで、小津安二郎監督の映画を見ているようなフォルムを持っていました。続く「春の日は過ぎゆく(ユ・ジテ、イ・ヨンエ)」も若者の年上の女性への失恋を描いた(まさに)通り過ぎる風のような映画で印象的です。その川本三郎さんの著書「美しい映画になら微笑むがよい」は、いわゆるミニシアター系で公開された映画のパンフレットや雑誌に書かれた批評(エッセイ)などを集めた評論集です。日本映画(「がんばっていきまっしょい」「船を降りたら彼女の島」など)からアジア映画、静かな欧米映画(「シン・レッド・ライン」など)まで、2〜3ページの分量の映画評はどれも、読みやすくてシンプルです。ホ・ジノ監督、含め9人の監督インタビューも掲載されています。物静かなホ・ジノ監督へのインタビューは苦心されたようで3回分をまとめなおしていました(「八月のクリスマス」での爪を切るシーンが小津監督の映画と偶然、一致していた話など)。

美しい映画になら微笑むがよい 八月のクリスマス 春の日は過ぎゆく

尚、「八月のクリスマス」は昨年、長崎俊一監督によって「8月のクリスマス(山崎まさよし、関めぐみ)」としてリメイクされました(こちらもキャスティング、高岡でのロケを含め、風情ある成功作だと思います)。

8月のクリスマス スタンダード・エディション

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2006-06-21

映画本あれこれ_4・ロケ地ガイド

エスクァイアから時折発売される映画関連のムック本(エスクァイア臨時増刊号)は見逃せないものが多い。ここ1年の間でも、いわゆる「ロケ地もの」とでも呼べばよいのか撮影地を巡る本が2冊発刊されていました。「映画で東京散歩(2005年12月2日発売)」は東京をこよなく愛した映画人たちの名作ゆかりの地を訪ね、物語を探す散歩コース(東京駅近辺やいわゆる谷根千の下町を巡るコースや、古都と海岸の風景に浸る鎌倉コース)を紹介(他の記事に映画人が語る映画と東京の街として源孝志監督&井川遥さん、ヴィム・ベンダース監督、山崎貴監督らが登場)。もう一冊、「映画で旅するソウル(2005年10月31日)」は韓国映画業界の「今」を現地総力取材。名作の名場面、ゆかりの地を訪ねての「映画の街ソウル」紹介本です(他の記事にペ・ヨンジュンの未公開写真&オリジナルインタヴュー、クォン・サンウの独占ポートレート、カン・ドンウォンの撮りおろし最新写真など)。

Book1










追記
10年ほど前に発刊されたCINE-BOOKシリーズ「映画で見つける小物たち」「映画的!ファッション」「映画とグルメの美味しい関係」などは是非、新しい作品も加えて復刊して欲しいムック本の傑作。

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2006-06-14

お楽しみはこれからだ

イラストレーター、デザイナー、映画監督と様々な顔を持つ和田誠さんによる名作映画本「お楽しみはこれからだ」(PART1〜PART7)。映画の名セリフとイラストとコラムで綴る、歴史的名著です。最初の刊行が1975年なので、まだビデオもLDもDVDも無かった時代にスタートしたわけですから、その記憶力と映画愛は本当にすごいものです。未だ文庫化されない点もスゴイ!(和田誠さんのイラストって、ある程度の大きさがある方がよいからこその判断かもしれません‥)。近著では「シネマ今昔問答」と、その続編「 シネマ今昔問答・望郷篇  」がオススメ!(出版元・新書館の若い編集者が質問をして、和田誠さんが答えたものをまとめているのですが圧倒的本数です)

シネマ今昔問答 シネマ今昔問答・望郷篇

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2006-06-12

映画本あれこれ_3・ソフィア・ファイル

「ロスト・イン・トランスレーション」公開時に出版されたソフィア・コッポラ監督を多角的に捉えた本。監督、デザイナー、カメラマンとしてのソフィア・コッポラのパートに分かれていて、それぞれに批評、関係者のインタビュー、ソフィア・コッポラへのインタビュー等が掲載されています。中でも「ヴァージン・スーサイズ」に関してのインタビュー、自身がデザイナーとして立ち上げた「MILK FED 」のスタートに際してのインタビュー記事が興味深い内容となっています。(ミーハー的に「あ!」と思った、ルーカス、タランティーノ、イーストウッドなどの監督との2ショット写真等も掲載)

COLOR of CINEMA blog Edition
ソフィア・コッポラ関連記事
ソフィア・コッポラとアントワネット
(2006-05-16)

ソフィア・ファイル SOFIA・FILE

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2006-05-29

「ジム・ジャームッシュ」本

昨年のカンヌ映画祭グランプリ「ブロークン・フラワーズ」の監督ジム・ジャームッシュの関連本が続けて出版されています。そのうちの一冊、e/mブックス(エスクァイア マガジン ジャパン発刊)からの「ジム・ジャームッシュ」は一連の作家シリーズとして有名ですが、やっとジム・ジャームッシュ監督初登場とあいなりました(と、いうか「ブロークン・フラワーズ」の公開に合わせてというべきでしょうか‥)。インディーズ映画(フレーズとして使われ始めた)の先駆者、ジャームッシュの作品全体を見わたす事ができます。

ブロークン・フラワーズ公式サイト

http://www.brokenflowers.jp/

ジム・ジャームッシュ Broken Flowers: Music from the Film

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2006-05-18

映画本あれこれ_2・映画の中で出逢う「駅」

そうか〜、こういう括り方もあるのかと感心する事しきり。確かに「駅」には最初から映画的ドラマが含まれていますよね。出会いや別れや旅立ち、そういった事柄が名作から近作までロケされた駅(世界各地 !)と共に紹介されています。「昼下がりの情事」(駅でのエンディング最高です!)「ひまわり」「旅情」「ハリーポッターシリーズ」「ボーンアイデンティティ」「ジャッカルの日」「アンタッチャブル」「アメリ」などなど多数。駅舎の話もおもしろい。(歴史のある駅舎はそれだけでもドラマチック!)

 映画の中で出逢う「駅」

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2006-05-10

映画本あれこれ_1

DVDにBS、CSと今や旧作も新作も関係なく膨大な映画が見られるような環境になり、それに伴っていろいろな「映画ガイド本」が出ています。その中の一冊「映画一日一本・DVDで楽しむ見逃し映画365  」はヒッチコック、ビリーワイルダー、クリント・イーストウッド、黒澤明、フランシス・コッポラなどの作品を365本厳選して紹介したコンパクトな一冊(文庫)です。来月実施される映画検定(前述2006-04-08)にもお役立ちの一冊では?(定番とも言える映画評論家の双葉十三郎さんの「外国映画ハラハラドキドキぼくの500本」「外国映画ぼくの500本」「日本映画ぼくの300本」をあわせると更に強力)

映画一日一本―DVDで楽しむ見逃し映画365 外国映画 ハラハラドキドキぼくの500本

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