「あなたになら言える秘密のこと」
「死ぬまでにしたい10のこと」のイサベル・コイシェ監督、サラ・ポーリー主演「あなたになら言える秘密のこと」物語・ハンナ(サラ・ポーリー)には誰にも言えない秘密があった。そのため友達も恋人も作らず、職場と1人暮らしの部屋を往復するだけの生活を送っていた。ある日、上司から無理やり休暇を取らされたハンナは、見知らぬ街を訪れる。ふとしたきっかけで、油田の事故で負傷したジョゼフ(ティム・ロビンス)という男を看護することになるハンナ。一時的に視力を失ったジョゼフは会話からハンナを知ろうとするが、彼女は自分の過去を語ろうとしない。そして…。(ここまでプレスより記載)
ハンナの生活はまるで定規で引かれたように淡々としている。無遅刻無欠勤の職場、白米、チキン、リンゴ、白米、チキン、リンゴ…、と、淡々と繰り返される食事、アーモンドフレーバーの四角い石けんが並ぶ青いタイル。整然としたキッチン。全体の色彩基調がブルーというところもすごく活きている。サラ・ポーリー、ティム・ロビンス(表情だけであの演技!)は、もちろんうまいのだがハンナが食べる楽しみを知るきっかけをつくる油田のシェフ、サイモン(ハビエル・カマラ)をはじめ、脇を固める俳優陣も本当に素晴らしい。
耳が不自由なハンナと目が不自由なジョゼフ…閉ざされた北海油田での出会いは閉ざされた心の扉を開いていく…。「あなたになら言える秘密のこと」…、いわゆる天使がよぎる映画の系譜。傑作です。
あなたになら言える秘密のこと
http://www.himitsunokoto.jp/
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