2009-09-18

たゆたゆと、ゆったりと、プール

「かもめ食堂」以来、「食とリゾートとまったりと」といった
映画のイメージが定着した小林聡美ともたいまさこのコンビ
(最近、関東エリアで深夜テレビ番組もありましたね~)
かもめ食堂」「めがね」「プール」と3作品の共通点は    というと
映画の中に出てくる、と~ってもおいしそうな食事。
「かもめ食堂」のおにぎり!!
「めがね」の朝ごはん(玉子焼き!)
「プール」のバナナの揚げもの
それらはフードスタイリストの飯島奈美さんの仕事。
(最近では「南極料理人」もありました)
その飯島さんのAERAで連載されていたものが一冊の本になりました。
シネマ食堂
自身の映画以外にも映画と料理のコンセプトで
たくさんの作品が料理とレシピとともに紹介されていますよ。
オススメ本です。

シネマ食堂

で、もうひとつ3作品に共通しているのが
宣伝デザインが大島依提亜さんという事。
「かもめ食堂」の旅行カバン
「めがね」のブックレット形式と
「プール」の中抜きプール(ブルーが綺麗)
それぞれ特徴的なパンフレットがとても印象的でした。

プール
http://pool-movie.com/

プール オリジナルサウンドアルバムプール

めがね(3枚組) [DVD]かもめ食堂 [DVD]

 

 

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2009-09-17

映画の中のシーリングスタンプ

最近シーリングスタンプのデザイン作成中に、
そういえば映画の中にシーリングスタンプがよく出ている事は
覚えているが具体的なタイトルは?と聞かれると
はたして、まったく浮かんでこない。
中世が舞台の「あの映画」?
シャーロック・ホームズやアガサ・クリスティの「あの映画」?
イギリスの社交界を描いた「あの映画」?
執事が主役の「あの映画」?
(だったのだろうか・・・?)
はっきりと覚えているのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」での
スプーンの上でワックスをとろける位に溶かして封筒に垂らし
シーリングスタンプを押す封ろうシーン。
実際、観客動員も多かったので、
このシーンを思い浮かべる方も多いそうです。
(と、書きつつ3部作のどれだ~?)

※「あの映画」はタイトルわかり次第の続編に続く・・・

シーリングスタンプ・Kurk_Design
http://www.kurk.jp/

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち [Blu-ray]

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2008-03-26

青、緑、金色「パンズ・ラビリンス」

昨年公開されて数々の映画ベストテンにランクインされたギレルモ・デル・トロ監督作品「パンズ・ラビリンス」(第79回アカデミー賞では撮影賞、美術賞、メイクアップ賞を受賞)。その世界観はまさにイメージの洪水。DVD BOXが発売されたので、さっそく再見しました。
物語・フランコ政権下のスペイン。その軍の大尉である義父を好きになれない少女オフェリア。ある日、妖精に導かれ森の迷宮で牧神パンから「ある秘密」を聞かされる。そして…

そのDVDでギレルモ監督がオーディオ・コメンタリーの中で色彩について語っている部分。
現実世界は寒色系ので、魔法の世界は暖色系の金色が使用され、2つの世界の中間にあたる地下はにしたそうです。
監督曰く「だから地下はコケだらけだ」「オフェリアが着ているセーターも緑にしてある」(メイキング映像でオフェリア役のイバナ・バケロが衣装部屋を案内しながら「私の衣装、緑ばかりです」とコメントしています)。

MEMO
映画公開時の宣伝デザインは大島依提亜さん(絵本型のパンフレットが秀逸!!)

PAN'S LABYRINTH パンズ・ラビリンス
http://www.panslabyrinth.jp/

パンズ・ラビリンス オリジナル・サウンドトラック
パンズ・ラビリンス 通常版 パンズ・ラビリンス DVD-BOX

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2008-03-13

鮮やかな暖色の赤「ペネロピ」

一族にかけられた呪いのために豚の鼻を持って
生まれたペネロピ(クリスティーナ・リッチ)の
ありのままの自分を見つけるまでを描くファンタジック・
ロマンティック・ラブストーリー
外に出ることが出来ないペネロピの部屋の
鮮やか(赤い色がキーカラーとなって舞台自体を
華やかなものにしています)
監督はマーク・パランスキー。
初長編監督作とは思えない見事な語り口と美意識で、
とってもキュートな映画を作り上げています。
衣装はウディアレン監督のここ最近の2作品「マッチポイント」
「タロットカード殺人事件」を手がけたジル・テイラー
(街へ飛び出したペネロピのコートとマフラーは
作品のトーンにピッタリ!でステキ)
パンフレットデザインは岩波眞理さん。
(こちらも映画にピッタリのイメージ!!)

ペネロピ
http://www.penelope-movie.com/


ペネロピ

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2007-02-25

「バッテリー」野球って何ですか?

刊行以来380万部を突破する大ベストセラーとなっている、あさのあつこ原作「バッテリー」の映画化。注・ここより内容に触れています。物語・中学入学を控えた春休み、原田巧(林遣都)は岡山県に家族で引っ越してくる。巧はピッチャーとしての才能に絶大な自信を持つと同時に他人を寄せ付けない孤独な面も持っている。家族には病弱な弟・青波(鎗田晟裕・やりたあきひろ)と青波をいたわるあまり巧に冷たくあたってしまう母・真紀子(天海祐希)、野球に余り関心のない父・広(岸谷五朗)、甲子園出場校の有名監督だった祖父・洋三(菅原文太)。暖かい家族でさえ、巧の孤独な面に対する接し方に迷う時があった。巧みはそこで、同級生・永倉豪(山田健太)と出会う。その投球に惚れた豪は、バッテリーを組むことを熱望。2人は新田東中学野球部に入部する。そして…(ここまで物語部分プレスより記載)。バッテリーを組む2人、同級生たちの伸び伸びとした演技が見ていて心地よい。監督は滝田洋二郎。

バッテリー バッテリー〈2〉 バッテリー 3
バッテリー〈4〉 バッテリー〈5〉

幾度となく出てくるフレーズ
野球って何ですか?
「野球は中学にあがるまでの約束でしょう」と反対している豪の母親に対して巧の言葉「野球はさせてもらうものじゃなくて、するものです」や、祖父・洋三の「巧の野球は孤独じゃな」や父・広の「巧の野球は祈りだと思わないか…体の弱い弟の事を思って…」とか「野球ってメッセージを伝えるスポーツだと思うんです」、いろいろな形で語られる。もちろんラストで巧の野球は楽しむ野球となり、End Creditで父・広や青波、巧たちのその後が微笑ましく描かれている。

MEMO
もしかすると文字化けしてしまうのでは?と思うぐらい、特別な名前の出演者が多い本作。念のため再表記、林遣都・はやしけんと、鎗田晟裕・やりたあきひろ、巧みに惹かれるヒロイン・繭(まゆ)に蓮佛美沙子・れんぶつみさこ。主題歌は熊木杏里「春の風」

MEMO2
映画「ピンポン」以来、ボールをCGでという表現が多く見うけられるようになりましたが、この映画ホントに投げているシーンが多く素晴らしい(もちろん正面へ向かって飛んでくるボールなどはCGですが)。Cinema Scope Sizeも野球映画として効果的。

バッテリー
http://www.bt-movie.jp/

バッテリーSCORE BOARD 春の風

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2007-02-14

ロバート・アルトマン監督「プレタポルテ」

まもなく遺作となった「今宵、フィッツジェラルド劇場で」が公開となるロバート・アルトマン監督。1994年3月のパリコレクションにカメラを持ち込んで一大群像劇をとりあげた映画が「プレタポルテ」です。キャストはジュリア・ロバーツ、ティム・ロビンス、キム・ベイシンガー、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ、ローレン・バコール、ミッシェル・ブランなどなど約30人。そして実際のデザイナーとしてジャンポール・ゴルチェ、イッセイ・ミヤケ、ソニア・リキエル、クリスチャン・ラクロワ、そしてスーパーモデルとしてナオミ・キャンベル、クラウディア・シーファーらが実名で登場しています。
パリコレを舞台に繰り広げられるデザイナー、モデル、編集者、レポーター、カメラマン、バイヤー、有名人の人間ドラマをまるでドキュメンタリーのように描いた作品。ラストに皮肉の効いた結末が用意されているあたりは、いかにもアルトマン監督。

Title Sequence Design
冒頭、Diorでネクタイを買うマストロヤンニ。カメラが引いて映し出されたのはモスクワ、赤の広場。そのままカメラが横にくるくる回り始める(どこの場所かは不明だが風景)。その上にキャストが描かれた色とりどりのドレープ(布地)が小さくたなびきながら表記されていく。最後カメラが止まるとパリ。シネスコサイズにもマッチしている。

プレタポルテ

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2007-02-11

「バブルへGO !! タイムマシンはドラム式」

タイムマシンにお願い ! 助けてバブルマン〜。ホイチョイプロダクションズ8年ぶりの新作「バブルへGO !! タイムマシンはドラム式」(監督・馬場康夫)。物語・2007年日本の財政破綻の危機を救うため財務省経済政策課の下川(阿部寛)はある計画を進めていた。それは1990年にタイムスリップし「バブル崩壊」を止め、歴史を作りかえるという仰天プラン! その極秘プロジェクトが白羽の矢をたてたのは借金返済に追われるフリーターの真弓(広末涼子)だった(ここまでプレス参考)。注・以下、内容に触れています。薬師丸ひろ子がうっかり洗濯機を改造中にタイムマシンを発明してしまう真弓の母親役(先にタイムスリップしている。しかし、この人なら役ではなく本当に「うっかりタイムマシンをつくる」なんてことがありえそうですよね〜)。他(ゲスト出演含む)に、ほとんど誰か判別できないメイクで劇団ひとり(借金取り役)、TV局レポーターに吹石一恵、お立ち台ギャルに飯島愛、新人アナウンサーに八木亜希子、新人タレント役で飯島直子、ラモス瑠偉が本人役(ドーハで起こることを忠告される…って、おいおい)など。

「ALWAYS三丁目の夕日」でひとつの方向性(過去を再現する)を示したと思われるVFXや美術の使い方が本作でもいかんなく発揮されている。1階と4階を除く全フロアがディスコだったスクエアビルや六本木ヒルズがまだ無い六本木の風景、はちみつレモンやスカイラインネタ、あ、フジテレビ、河田町にあるし(笑)。もちろん当時のファッション(ボディコン、DCブランド、メイク、Hairstyleなどなど)のネタもいっぱい。脚本は君塚良一。音楽、本間勇輔。クライマックスのアクションシーンの絵コンテは樋口真嗣。主題歌「Eyes on you」(加藤ミリヤ)は当時の時代的気分を表現していて高ポイント。

「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」オリジナル・サウンドトラック Eyes on you

バブルへGO!!〜タイムマシンはドラム式〜
公式サイト
http://www.go-bubble.com/

ホイチョイプロダクションズといえばコンセプトムービーなんて呼ばれ方をしていた三部作「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」「波の数だけ抱きしめて」(ユーミン、サザンの楽曲の使い方がいかにもでしたね〜)だが、やはり広告業界を描いた4コママンガ「気まぐれコンセプト」が思い浮かぶ。映画公開にあわせて1984年から2006年まで収録された「気まぐれコンセプトクロニクル」(全976ページ !! )と東京ディズニーランド誕生の物語「エンタメの夜明け」(これ、最高によかったですよ! )が発刊されました。

気まぐれコンセプト クロニクル 「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た!

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2007-02-04

アジアの風「墨攻」

90年代に「ビッグコミック」で連載された森秀樹の同名漫画「墨攻(ぼっこう)」(元は酒見賢一による小説)を映画化。物語・春秋戦国時代の中国。侵略、併合を否定する思想集団「墨家」から大国・趙(ちょう)の侵略に怯えている小国・梁(りょう)に革離(かくり)(アンディ・ラウ)が遣わされる。包囲された敵の数10万人、かたや援軍と思われた「墨家」からは革離(かくり)ただひとり。はたして、いかにして梁(りょう)を守るのか…。スタッフ、キャストに香港、韓国、中国、台湾、日本から才能が集結。趙(ちょう)の将軍に韓国の名優アン・ソンギ、革離(かくり)に好意を抱く逸悦(いつえつ)にファン・ビンビン、他にワン・チーウェン、チェ・シウォン、ウー・チーロン。監督は香港のジェイコブ・チャン。

墨攻

※注・以下、内容に触れています。
前半と後半、はっきりと分かれる構成。いかにして10万人の敵に対抗して梁城を守り抜くかを描いた「前半」。「戦わず」とはいえ、守るために起こる敵にも味方にも出る戦死者。革離(かくり)が「墨家」の考え方(「非攻」「兼愛」など「墨家十論」と称される)自体に疑問を持つ件(くだり)と梁(りょう)内部での革離(かくり)への妬みと疑心暗鬼からくる政変が「後半」。その後半、戦禍の後の俯瞰パンニングシーン(一瞬、絵画的描写に)は黒澤明監督「影武者」のラスト数分間映し出される戦禍の跡(おびただしい数の横たわる騎馬)を思い起こさせた。セットは原作と同じ河北省易県に建てられた(この空気感は別の場所では再現できなかったのでは ? )

映画「墨攻」公式サイト
http://www.bokkou.jp/

The Making of 墨攻

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2007-02-02

ブライアン・デ・パルマ監督「ブラック・ダリア」

ジェームズ・エルロイのノワール小説「ブラック・ダリア」(映画化された「LAコンフィデンシャル」を含めて暗黒のLA4部作と呼ばれる)をブライアン・デ・パルマが監督。出演・ジョシュ・ハーネット、アーロン・エーカット、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンク。
ブライアン・デ・パルマというとギミックに溢れた映像(廻る廻るカメラや思い切り横移動)が有名で時にやりすぎ(?)てしまったり、ヒッチコックへのオマージュ(「めまい」から「愛のメモリー」という作品を作り上げた…傑作 ! )が多すぎると、言われたりしていますが本作は「その部分」が非常にバランスよく織り込まれた映画となっています。(ワンカットでの俯瞰横移動やまわりこむカメラ、光と陰の演出などなど)。「アンタッチャブル」でキーアイテムとなったマッチが、今作にも…(思わずニンマリ)。そうそう「ファントム・オブ・パラダイス」のあの人も !

その撮影、映像
白黒映画的なルックについてデ・パルマ監督は「ハイキーにするということだ。暗いところは暗く、黒いところは黒く、フレームの中の白いところは白く。デジタル・インターメディアを使って、撮影素材をコンピュータ処理してやればどんな色補正でも可能だからね」と語っています。(この部分、プレスより引用)

衣装はアカデミー賞ノミネートの常連ジェニー・ヒーヴァン(ジェームズ・アイボリー監督作品の衣装を多く手がけています)

The Black Dahlia ファントム・オブ・パラダイス

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2007-01-26

香水とサスペンス「パフューム」

まったく展開の読めない物語にビックリの「パフューム - ある人殺しの物語 - 」。原作は1985年に刊行され、45カ国語に翻訳され1500万部以上の売り上げを記録した「香水 ある人殺しの物語」。当然、映画化の話が持ち上がるも(スピルバーグ、スコセッシも)作者のジュースキントは頑として映画化を許さなかった。その原作が21年の時を経て完成。注・以下、内容、ラストシーンに触れています(予備知識なしでご覧になりたい方はご注意下さい)物語・18世紀、フランス。類い希なる才能を持つ1人の孤児がいた。彼の名はジャンバティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)。何キロも先の匂いを嗅ぎ分ける驚異の嗅覚を持っていたが、なぜか彼自身の体臭はなかった。やがてグルヌイユは、パリの香水調合師バルディーニ(ダスティン・ホフマン)に弟子入りして香水の作り方を学ぶと、もっと高度な技術を持つ職人の街グラースへと向かう。グルヌイユは、天使の香りの如き至高の香水を造りたいと願っていた。それはパリの街角で出会い、誤って死に至らしめた赤毛の少女の香りだった。彼はグラースで、赤毛の美少女ローラ(レイチェル・ハード=ウッド)が放つ運命の香りと再会する。遂に、命あるものの匂いを取り出す技術を我がものにしたグルヌイユは、禁断の香水作りに着手するのだった…。(以上、プレスより記載)。出演は他にローラの父親役でアラン・リックマン。

監督・脚本は「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ。共同脚本に「薔薇の名前」を脚色したアンドリュー・バーキン(ちなみに女優ジェーン・バーキンの兄です。と、いうことはシャルロット・ゲンズブールは姪ですね)。まるでレンブラントの絵画のような濃密な光と色調で仕上げた撮影監督はフランク・グリーベ。衣装デザイナーはピエール・イヴ・ゲロー(「インドシナ」「ボーンアイデンティティー」など)。

ラン・ローラ・ラン

「映画で香りを見ることはできない。我々は映画という言語で、グルヌイユの嗅覚を体験させる。」と、プロデューサーが語るとおり当時悪臭が漂ったといわれるパリの魚市場のシーンから街の雑踏、香水店、その香水の調合シーン、と「匂い立つ画面」描写のオンパレード。香水調合シーンですらサスペンスフルに描いていて、いったい、この物語はどういった結末を迎えるのかハラハラドキドキしたまま、2時間27分緊密に過ぎていきます。
ラストも驚き。

香りの撮影
「たとえば、毎日目にするコーヒーのコマーシャルがある。泡立つコーヒーがカップの中で湯気を立てているだけだ。だがある時点で、見るものの潜在意識が刺激されて、実際にコーヒーが匂っているような印象を受ける。我々も香りを実際に捕まえるような光学的緻密さで、牧草地や花を撮影することにしたのだ」(プレスより抜粋)

MEMO
音楽はティクヴァ監督自身が作曲。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が映画音楽を初めて演奏した。

ラストシーン
グルヌイユの禁断の香水作りのための行為に対して処刑が行われる広場に集まった人々。しかし、そこで起こった出来事(隠し持ったパフュームをひとふり)はまるで救世主の出現の様相を呈する。人々の憎悪を愛に満ちあふれた世界に変えてしまった「世界がひれ伏す香り」…。このシーンの撮影の中心的エキストラにヨーロッパで最も有名な舞踏団のひとつ「ラ・フラ・デルス・バウス」が起用された。

パフューム ある人殺しの物語
http://perfume.gyao.jp/

香水―ある人殺しの物語 映画「パフューム」オリジナル・サウンドトラック Perfume [Original Motion Picture Soundtrack]

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2007-01-25

「僕は妹に恋をする」俺、嘘ついちゃったな。

青木琴美・原作の同名コミック「僕は妹に恋をする」(禁じられた恋に身をやつす双子の兄弟の障害を乗り越えてをも純粋な思いを貫こうとする恋心を描いたストーリー)を「blue」の安藤尋監督が映画化。主人公・頼(より)を松本潤妹・郁(いく)を榮倉奈々、頼の親友にして「妹ちゃん・郁」に片想いの矢野立芳に平岡祐太、頼に思いを寄せる楠友華に小松彩夏。エンディング・テーマはクリスタル・ケイ「きっと永遠に」注・内容、台詞、ラストシーンに触れています。冒頭、子供時代の頼と郁。シロツメ草の草原で無邪気に遊ぶ2人。シロツメ草で指輪を作って郁の指にいれてあげたカットつなぎでの次の画面で高校生の郁の指に変わっている。ラストは冒頭の変調。シロツメ草の草原は造成されていて、もはや無くなっている。ふたりにとっては、もう思い出に変えてしまうしかないと気づくシーン。ジャンケンで、お互いをおんぶし合いながら「終わり」を感じてしまう…。その時の台詞「俺、嘘ついちゃったな。郁をお嫁さんになんかできないのに…」。

僕は妹に恋をする 公式ファンブック 僕は妹に恋をする 1―この恋はひみつ。 (1) 僕は妹に恋をする

その演出
原作とは違う「感情」の揺れをポイントにおいた演出。安藤監督独特の、見ている方も緊張する長回しのシーン(演じる方はもっと緊張しているとは思いますが…)が何回か登場します(重要なポイントとなるシーンに特に。例えば前述のラストシーンや頼と郁が結ばれるシーンなどに)。

制服着くずし方( ? )
最近の映画で最も制服を着くずしていたのは「リンダ リンダ リンダ」の香椎由宇だと思うのですが(逆にペ・ドゥナはきっちりと着ていましたね〜)、この映画での頼と郁のタイのゆるめ方も着くずしとは言えないかもしれませんが、とっても似合っていて素敵でした。(メインキービジュアルとしても)

僕は妹に恋をする
http://www.bokuimo-themovie.com/

青木琴美オフィシャルサイト
BlueCloverCafe
http://www.aokikotomi.com/

きっと永遠に blue

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2006-12-28

SHOW MUST GO ON「ヘンダーソン夫人の贈り物」

ショウは続き、風車(ウィンドミル)は回り続ける。年も押し迫った年末に、なんて素敵な贈り物「ヘンダーソン夫人の贈り物」を見た。1930年代の英国ショウビジネス界に新しい風を巻き起こした実在の女性ローラ・ヘンダーソン夫人の物語。ヘンダーソン夫人を演じたジュディ・デンチ(本作でアカデミー賞ノミネート)、劇場支配人のボブ・ホスキンスが素晴らしい ! 劇場主と支配人の間柄を超えた大人の友情と愛情の微妙な機微を実に見事に演じています。映画自体のリズムとアクセントとなっているミュージカルレビューシーンも絶妙。監督はスティーヴン・フリアーズ(「グリフターズ/詐欺師たち」「ハイ・フィデリティ」)。脚本は「ベント」の劇作家マーティン・シャーマン(「永遠のマリアカラス」も)。衣装デザインを「ディパーテッド」も手がけているサンディ・パウエル(「恋に落ちたシェイクスピア」「アビエイター」でアカデミー賞受賞、本作でもノミネートされているトップデザイナー)。このテイストのミュージカル映画は寒い季節に見ると「ほっこり、ピッタリ」。ウィンドミル劇場を是非劇場(映画館)で。タイトルバックも素敵。

MRS HENDERSON PRESENTS 
ヘンダーソン夫人の贈り物
http://mrshenderson.jp/

「ヘンダーソン夫人の贈り物」オリジナル・サウンドトラック

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2006-12-10

監督の夢のスパイス「パプリカ」

筒井康隆の同名SF小説を「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」の今敏監督が映画化した「パプリカ」(アニメ製作はマッドハウス、キャラクターデザインおよび作画監督に「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」の安藤雅司)。他人の夢を共有できる「DCミニ」というテクノロジーを巡るサイコサスペンス。今敏監督というと現実と非現実の境界線が曖昧になっていくメタフィクショナルな展開に持ち味があると思うのですが、その点本作は、まさにピッタリといえるのではないでしょうか?中盤以降からの怒濤のイメージ展開はアニメーションだからこそ可能な(と、いうか実写とCGでも可能だがフィクションの中のフィクションな訳ですから実写のリアルは合わないですよね)ヴィジュアルスタイルです。そして、なんといっても平沢進の音楽のすごいこと、すごいこと。「千年女優」、TV「妄想代理人」も素晴らしかったが本作の耳に残る旋律の映像とのタペストリーといったら…!!!
あ!、物語にほんのり恋愛のスパイスも効いています。

MEMO
主人公の一人である粉川刑事が入ろうとする映画館の他の上映作が今敏監督の前3作品になっていました( これって監督の夢?… )。

パプリカ - Paprika -
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/site/home.html

パプリカ パプリカ オリジナルサウンドトラック

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2006-11-21

遂にDVD化!!「ふたりのベロニカ」

故・クシシュトフ・キエシロフスキ監督「ふたりのベロニカ」が遂にDVD化されます。長くDVD化の待たれていた作品(Amazonでもいつも上位でした)。物語・同じ年、同じ時刻にポーランドとフランスに生まれたふたりのベロニカ(イレーヌ・ジャコブ、この作品で1991年カンヌ映画祭の主演女優賞を受賞)。お互いのことを全く知らないふたりだが、名前も、顔も、癖も、音楽の才能も全く同じ…。ポーランドのベロニカはある日、心臓発作で倒れ、息絶えてしまう。しかし彼女の希望と生命が引き継がれたかのようにフランスのベロニカに次々と不思議なことが起こりはじめる。突然に生じた霊感、見知らぬ人からのメッセージ、運命的な恋との出会い。まるでもう一人のベロニカに導かれるかのように本当の恋を見つけていく(以上、現在廃盤となっているビデオパッケージより記載)。ほとんど奇跡に近い偶然と必然の混じり合った映像の連続。この繊細な映像がDVDで再現されているかどうかが心配でもあり楽しみでもあります(HDマスターだし…)。とはいえ、やはり映画館で上映される度に見にいくことは変わらないと思うのです(今年、リバイバル公開されました)。

この項続きます(キエシロフスキ監督のインタビューを元にDVD発売後に細部について別記事で記載します)

以前の記事
ふたりのベロニカ(2006-04-06)

ふたりのベロニカ スタンダード・エディション ふたりのベロニカ コレクターズ・エディション

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2006-11-19

キラキラ「プラダを着た悪魔」

独特のイントネーションでカリスマ編集長を演じたメリル・ストリープと、まさにこの役がピッタリというキュートなアン・ハサウェイによる最高に楽しめる映画「プラダを着た悪魔」。物語・ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)が、手に入れた仕事は業界の動向自体を左右する一流ファッション誌「RUNWAY」のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタント。しかし、彼女はファッションにはまったく興味がなく、ミランダからは「センスゼロ」と酷評される。その上仕事の要求は超ハイレベルにしてめちゃめちゃ横暴。はたしてアンディは…。いや〜それにしてもメリル・ストリープ、すごいですね〜(デスクの上にコートの毛皮、投げること投げること投げること…)。原作者がモデルにしたといわれる米「ヴォーグ」誌のアナ・ウィンターとは違ったキャラクター造形で見せてくれます。アン・ハサウェイも「プリティ・プリンセス」のイメージから脱却(「ブロークバック・マウンテン」もびっくりしましたが…)する新たな一歩となる代表作とよべるかわいらしさ。また、ファッションディレクター、ナイジェルを演じたスタンリー・トゥッチがいい味だしてます。

プラダを着た悪魔〈上〉 プラダを着た悪魔〈下〉

物語のKEY
衣装はパトリシア・フィールド。(舞台がファッション誌ということで衣装デザイナーは重要なポイント)。プロデューサー曰く「パットが、本物のファッション界の背景を作り出してくれたの。〜例えばシャネルは、2006年のクチュール・コレクションを、この映画のために独占的に使わせてくれたわ。それに魔法のように、ヴァレンティノ、ダナ・キャラン、ビル・ブラス、ジョン・ガリアーノ、そしてもちろんプラダのデザインを作り上げてくれたの(この部分プレスより抜粋)」

Blueの話
最初にアンディが着ていたセーターのことを酷評する時に使われていたBlueいろいろ。「そのブルーはターコイズでもラピスラズリでもなくセルリアンブルー。それは私たちが数年前に作り出したトレンド、セルリアンブルー」(正確な台詞採録ではありません)

映画「プラダを着た悪魔」公式サイト
http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/

プラダを着た悪魔

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2006-11-15

迷宮入り?「パビリオン山椒魚」

うぉ〜っ! (魚)ギョギョッ(魚)ということで驚いてしまいました「パビリオン山椒魚」(冨永昌敬監督)。これはなに何だ?これぐらい観客を選ぶタイプの映画は久しぶりです。もはや何やら別の領域で傑作になってしまいそうで、あ〜わけわからず(そこを楽しむ)。で、結論的にはオダギリジョーと香椎由宇を見る映画なのではないかと「ひとり納得」。なんたってオダギリジョーは2パターン楽しめますから(笑)。(例えとしては鈴木清順監督が登場した時ってこんな感じ?、と、書くと清順監督ファンから怒られそうですが…)。一応物語自称「21世紀の天才レントゲン医師」こと飛島芳一(オダギリジョー)のもとに150年生きているといわれている動物国宝、オオサンショウウオ・キンジローの真偽を確かめるためのレントゲン撮影の依頼がくる。キンジローは美人四姉妹(その中の一人が、あづき=香椎由宇)の二宮家によって代々運営されている財団によって管理されていた。(しかし、二宮家のキンジローって…)。音楽、菊地成孔。

パビリオン山椒魚
http://www.pavillion.jp/

パビリオン山椒魚 Annex 実録 パビリオン山椒魚! パビリオン山椒魚 オリジナル・サウンドトラック


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2006-09-29

美しい「フラガール」

常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の奇跡の実話、というシノプシスを最初に聞いたとき、プロジェクトXみたいな話?とか南海キャンディーズのしずちゃん(好演 !)がClose Upされていたために少しいろもの的要素(失礼)映画かと「ややノーマーク」でプレス試写をパスしていたところ、あれよあれよというまに評価が高まっていった「フラガール」。見ている途中「あ〜これは松雪泰子の映画だなぁ」と思ったこと、そして「なんて綺麗な人なんだろう」間違いなく代表作になる傑作が誕生したんだなぁということ、蒼井優はやっぱり、うまいなぁとかダンスシーンの撮り方、カット割りの美しさ、集団劇としてのウルウルものの盛り上がり方などなど…。色々なことが頭を駆けめぐった文句なく現時点での今年見た日本映画中トップ ! 懐深い泣かせどころ(人によってウルッとくる場所が違う、その落としどころの多さ)をもった希有な映画でもあります。

撮影においてこのBlogでも何度か取り上げているスキップブリーチ(銀残し)が使用されていました。松雪泰子の衣装やフラガールのダンスシーンでのビビットな色づかいとの対比がとても見事でした。

映画「フラガール」オフィシャルサイト
http://www.hula-girl.jp/

フラガール

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2006-09-21

プライドと偏見

プライドと偏見」原作はジェーン・オースティンの「高慢と偏見」(自負と偏見)。製作が「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」の「ワーキング・タイトル」。監督は、これが1作目とは思えないジョー・ライト。次女エリザベスに「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイ。ダーシーにマシュー・マクファディン。5人姉妹の両親にそれぞれ、ドナルド・サザーラント、ブレンダ・ブレッシン。(本当の両親みたいで、いいですよ〜)そして強烈なダーシーの叔母役にジュディ・デンチ( 出た!! )(「至上の恋」でビクトリア女王、「恋に落ちたシェイクスピア」でエリザベス女王を演じていた人。この人が出るとイギリス〜って空気になります。)

高慢と偏見〔新装版〕

で、この映画、まずひとついえるのが当時の階級差というものがベースとしてあります。ベネット家も労働者階級※ではありませんが、隣に引っ越してきたのが壮大な屋敷に住む大富豪なのですから、色めき立つのは当たり前。いつの時代にも「玉の輿」への憧れはあるもの。(※どちらも、おそらく地主階級その両家の衣装や家の内装などでレベルの違いを表しています)
また、この映画、オールイギリスロケを敢行しておりそれが、みどころのひとつともなっています。(本物の豪邸)ベネット家として使われたのがピーター・グリーナウェイ監督の「英国式庭園殺人事件」のロケにも使われたグルームブリッジ・プレイス。大富豪の設定のビングリーの屋敷はすごいはずで、絵画や家具とともに名称史跡保存団体に寄付されて、一般公開もされているバジルトン・パーク。など、時代の空気を映し出すのにピッタリのロケーションです。

DVDの話
DVDに収録されている特典映像の中に「プライドと偏見」に登場する邸宅という項目があるのですが、動画と写真閲覧(静止画)で構成された、いわばロケ地とメイキングの合体した素晴らしい内容です。例えば、グルームブリッジ・プレイスでは内装が時代と合わないという事で15cm手前に張り出して合板を貼っていく行程やキッチンの作り直し等がプロダクションデザイナーによって解説付きで見る事ができます。映画館でご覧になった方にも興味津々のシーンがいっぱいですよ ! (レンタル版にも収録されていました)

プライドと偏見

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2006-08-21

「ブラック・レイン」デジタルリマスター

やっと「きっちりと見られる状態」でDVDの発売が決定したリドリー・スコット監督作品「ブラック・レイン」(今回のDVD化はメイキング含めて見所満載ですね)。マイケル・ダグラスや高倉健という2トップの印象をも凌駕して松田優作の名前を永遠に刻み込んだ作品として有名。当時のロケ撮影の難しさ(※)の中、よく撮ったなぁ〜というのが今も昔も変わらない印象。公開が1989年10月と17年の年月が経っており既にロケに使われた場所も様変わりしてしまいました。イメージとして強く残っている道頓堀のキリンプラザ(磯崎新・設計)はそのままだが、長堀に架かっていた歩道橋(関西人もどこやねん!とつっこみましたが…)や阪急百貨店のアールデコ調のドームを配したコンコース、高倉健が電話をかけていた神戸大丸前の交差点の公衆電話などは、もう見ることはできません。それでも、ある種「ブレードランナー」的なフィルム世界に記録されたことだけでも(それはそれで)良かったな〜と思う次第です。ちなみに撮影はヤン・デ・ボン。

当時のロケ撮影の難しさ
現在のようなロケーションサービスなど皆無に等しかった。

ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション

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2006-08-07

廻るデ・パルマ「ファム・ファタール」

今秋「ブラック・ダリア(原作・ジェームズ・エルロイ、出演・ジョシュ・ハーネット、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンクほか)」が公開されるブライアン・デ・パルマ監督作品「ファム・ファタール〜物語・カンヌ国際映画際の会場から1000万ドルの宝石が盗まれた。実行犯のロールは大胆な手口で宝石を奪うと仲間を裏切って逃走。別人になりすましてアメリカへ飛んだ。それから7年後、ロールはアメリカ大使館夫人となって再び、パリに舞い戻るのだが…〜ここまでプレスより引用映画の中で盗まれる宝石を作ったのがスイスの老舗時計・宝飾品ブランド「ショパール」、510個・385カラットのダイヤで彩られた純金製の「蛇のビスチェ」は映画公開時に話題にもなりました。ショパールは1998年からカンヌ国際映画祭のオフィシャル・パートナーとなり2000年からは最高位に与えられる「パルム・ドール」のトロフィー制作も行っています。

ファム・ファタール

この映画、「蛇のビスチェ」以外にも圧倒的な数のブランドが登場しています。中でも主人公のロール役、レベッカ・ローミン=ステイモスは元トップモデルだったことと物語上、実に様々な衣装で登場します。とりわけ大使夫人の時は全てイタリアブランドでコーディネートされていました。フェンディのフォックス襟付きのコート、白のヴァレンチノのスーツ、プラダのサングラスなどなど…。他にもJean-Claude Jitrois、ウンガロ、カステルバジャックなど多岐多様にわたっています。そして実際、2001年のカンヌ国際映画祭で撮影されたレッドカーペットシーンの時の衣装にはシャネル、エルメス、ヴァレンチノ、フェンディ、イブサンローラン、プラダなど、さらに豪華なシーンとなっていました。

付記
映画も廻るが音楽もボレロで廻る。作曲は坂本龍一。

ファム・ファタール(サントラ)

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2006-07-31

DVDには、なっていないけれど_8

「アフガニスタンバナナスタンド」と言えば未DVD化作品の佳品「ホット・ロック」(ピーター・イエーツ監督)の大事な大事なキーワード。ドナルド・E.ウェストレイクの現在も続いている人気作品・不運な泥棒ドートマンダーシリーズの第一作を映画化。〜物語・アフリカ某国代表の依頼で盗みのプロフェッショナル(ドート・マンダーとその一味)が警戒厳重なボストン博物館から高価なダイヤを盗み出す仕事を引き受けたまではよかったが、ちょっとした手違いから、第二第三の盗みをはたらく羽目に‥。それも難攻不落な場所からばかり〜ここまでビデオパッケージ参考。

ホット・ロック 強盗プロフェッショナル
ジミー・ザ・キッド 悪党たちのジャムセッション

チームリーダーのドートマンダーをロバート・レッドフォード。音楽はクィンシー・ジョーンス(!!)。とってもおもしろいのに未DVD化。「オーシャンズ11」や「スニーカーズ(こちらもレッドフォード)」や「ミニミニ大作戦」や「黄金の七人」や「RONIN」などなど、この手のチームが集まってのドタバタ劇の傑作アクション(コメディ)と連なる系譜。ついでに記載するとウェストレイクの小説では登場人物紹介が数ページにわたる大人数のスラプスティック劇「踊る黄金像」あたり映画化するとおもしろいと思うのですが‥(あ、そうそう、恩田陸さんの27人と一匹が登場人物の「ドミノ」もいいなぁ〜)

黄金の七人 ドミノ

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2006-07-22

あ〜片想い「ハチミツとクローバー」

恋はくるくる巡る ! 全員片想い !! 「月刊コーラス」連載中の羽海野チカの「ハチミツとクローバー」は今年またまた、やってくれました「青春だなぁ〜」作品の好篇 !! なんといっても花本はぐみ役の蒼井優がピッタリ、そのはぐみに一目惚れの竹本祐太役にこれまたハマり役の櫻井翔。そしてそして、変人(笑)森田先輩役の伊勢谷友介( !! )、関めぐみ、加瀬亮の顔ぶれはキャスティング段階で既に成功していたと言えるかも。主題歌は当然スピッツ(タイトルの「ハチミツ」はスピッツのアルバムタイトル。ちなみに「クローバー」はスガシカオのアルバム。TVアニメ版は挿入歌にいっぱい楽曲が使われていました。現在放映中の2も)。映画版はコミックやアニメだからこそというプロットをどうするのだろうと思っていましたが、そこをCM畑出身の高田雅博監督が原作ファンからも納得のいく着地点でピシッとまとめあげていました。今日から公開 !!

ハチミツとクローバー (1) ハチミツとクローバー オリジナルサウンドトラック

映画「ハチミツとクローバー」公式サイト
http://www.hachikuro.jp/

ハチミツとクローバー
http://www.hachikuro.net/
公式サイト

フジテレビ<ノイタミナ>ハチクロ2
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/hachikuro2/
アニメ完結編!!

ハチミツとクローバー ―PHOTO MAKING BOOK ハチミツとクローバー ~恋に落ちた瞬間~


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2006-07-16

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

幽霊船フライング・ダッチマン号の船長ディヴィ・ジョーンズと「血の契約」を交わしていてビビりまくるジャック・スパロウ船長(ジョニー・デップ)って「スターウォーズ」のジャバ・ザ・ハットとハン・ソロ船長みたい ! なんて事を思いながら最後まで楽しめた第2作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」。ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)が再びジャックとからむ事になるくだりから、コミックテイストのアクションシーン(水車の上のチャンバラって‥!!!)までゴア・ヴァビンスキー監督、うまくまとめて、とっても職人ですね〜(ブラッカイマーは商売人って、あ、冗談冗談)。早々と第3作の公開日(2007年5月26日)まで発表されていた通り、やっぱり!!という中間第2作でありました。(1作目同様エンドロールは最後まで)

パイレーツ・オブ・カリビアン/
デッドマンズ・チェスト

http://www.disney.co.jp/pirates/

Interview : Johnny Depp
MoviesOnline

http://www.moviesonline.ca/movienews_9211.html
※Johnny Deppインタビュー(英文です)、
Orlando Bloomのインタビュー他記事もあり

(最下段・Popular Movie News This Monthから他記事移動・2006年7月16日現在記事掲載確認)

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち コレクターズ・エディション (パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト プレビュー・ディスク付) パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト オリジナル・サウンドトラック(2万枚限定生産)(DVD付)
ジャック・スパロウKUBRICK & アステカコイン BE@RBRICK SET


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2006-07-12

映画「花田少年史」& 舞台挨拶

舞台挨拶に3人と一匹( ? )が登場(西村雅彦、須賀健太、水田伸生監督とジロ)。この夏公開の「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」〜ここより物語 (以下一部、内容に触れています)・小さな港町で評判のわんぱく少年・花田一路は、ある日、トラックと衝突する大事故に遭ってしまう。九死に一生を得た一路には、幽霊が見える不思議な能力が身についていた。その日から彼の周囲には、様々な幽霊が出現して願い事や相談を持ちかけてくるようになる。そして‥ここまでフライヤーより抜粋。

Hanada












一路役にはピッタリ ! の須賀健太(「ALWAYS 三丁目の夕日」)、母親役に篠原涼子(久しぶりに、なんと歌が聴けます!!)、父親役に西村雅彦(長髪スタイルに嵐の海と大活躍)、そして幽霊の皆さんたち、安藤希(物語のキーパーソンです)、沢村一輝(この人も「ラブ★コン」の谷原章介パターンでいつの間にかこのような役が多くなってきました‥。し、しかし、ご飯粒顔に、蛸って‥)、もたいまさこ(この人ならではの役で登場。出てくるだけでおかしい)、杉本哲太。原作は一色まことのコミック。深夜放送枠でアニメ化もされて好評を得ました。主題歌はサンボマスター( !! )「愛しさと心の壁」。いいなぁ〜少年の夏物語りって、という気分にさせてくれる、ほのぼの楽しい映画。

花田少年史 DVD-BOX 花田少年史 1 (1)

舞台挨拶篇
ぜんぜん、あがっていない須賀健太君は西村雅彦さんの事を「立ってるだけでおかしい」「こんな大人になりたい」なんてコメント。それを受けて西村さんは須賀君を「日本を代表する子役」と、ヨイショパワーで返す。何か褒められる度にペコッとお辞儀をする姿に素がでていて、かわいい。水田監督は今作が初監督「映画を撮ったのが初めてなら、こんな大勢の前で話すのも初めてです」とコメント。で、実は一番堂々としていたのは太い眉毛のジロでした(ちゃんと1000人を前にして、お座りしているのですよ。スゴイ!プレスのフォトセッション時にはポーズもつけるし‥)。

花田少年史|幽霊と秘密のトンネル
http://www.hanada-shonen.com/top.html

Hanada2

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2006-07-09

「ブレイブストーリー」・GONZO

基本的RPGの世界観を踏襲した宮部みゆきさん(ゲーム好きは有名ですよね)同名小説「ブレイブストーリー」の映画化。小説をバッサリと刈り込んで2時間弱にまとめた事によるプラス面とマイナス面両方出てしまったのが少し残念(小説と違う部分もあり、出ないキャラあり。RPGの時間軸に沿った物語化の宿命か?)。そして映像はというと、すっきりとした透明感のある色彩設計。「青の6号」「サムライ7」を製作したGONZOの空気感は気に入っていたので期待通りの仕上がりで、その点とても良かった。声優陣も松たか子、大泉洋、常磐貴子、今井美樹(久々!)、ウエンツ瑛士、他(割愛陳謝!)、以外にも(と、いうと失礼だが)違和感なくハマっていて、こちらもマル。

ブレイブ・ストーリー (上) ブレイブ・ストーリー (中) ブレイブ・ストーリー (下)

Mac Fan 8月号に亀山千広プロデューサーのインタビュー、GONZOでの「ブレイブストーリー」のメイキング記事が掲載されています。ピクサー(Pixar)を訪問した時にズラリと並ぶPower Mac G5に驚いて、質問すると「ここにあるのは世界で2番目にすごい、1番はペンタゴンです」とか「音響を製作したスカイウォーカーサウンドに行った際も使われているのは、やはりAppleで、これはもうAppleさんに頼むしかないなぁ〜。と、いうことになって見事にスティーブ・ジョブズの術中にのせられてますが(笑)」などなど、あまり他のメディアでは語られていない話が読めます。ちなみに3D用のソフトはMaya7.0

Mac Fan (マックファン) 2006年 08月号 [雑誌]

ブレイブ ストーリー
http://www.bravestory.net/

GONZO Web Official Site
http://www.gonzo.co.jp/index.html

追記
シネコミ倶楽部・舞台挨拶レポート
松たか子さんと大泉洋さんの舞台挨拶

ブレイブストーリー ワタル ( 塗装済 完成品 ) ブレイブストーリー ミツル ( 塗装済 完成品 ) ブレイブストーリー ミーナ ( 塗装済 完成品 )

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2006-07-07

「プリティ・プリンセス2」と宝石

思わずきらびやかな宝石の数々にクラクラッとしてしまうほどの華やかな映画がこちら「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」。前作「プリティ・プリンセス」で普通の高校生から突如、ジェノヴィア王国の王位継承者としてプリンセスとなったミア。そんなミアが21歳の誕生日を迎えた日に衝撃の事実がそれは、女王になるための基礎教養を学び、礼儀作法を身につけ理想の結婚相手を選び、運命の恋におちること。しかも、これらすべてを30日以内にクリアしなければ王位継承権を失う事に。果たしてミアは本当の恋に出会えるのでしょうか?主演のミアにアン・ハサウェイ、ミアの祖母でジェノヴィア国の女王にジュリーアンドリュース( ! )

プリティ・プリンセス 2 ロイヤル・ウェディング 特別版 プリティ・プリンセス 特別版

監督はプリティ・ウーマン、プリティ・ブライド、(プリティ・ヘレン)といつのまにか(好むと好まざるとにかかわらず‥)シンデレラストーリーの名手となっていたゲイリー・マーシャル(原題にプリティとついているのはプリティウーマンだけですが‥)

プリティ・ウーマン 15周年記念特別版

さて、この華やかな映画にはスイス最高級の宝飾・時計ブランドの「ショパール」が、これでもかというぐらいの宝石コレクションを披露しています。
中でも戴冠式のシーンでのミアは、合計74カラットを超えるビルマのルビーと104カラットのダイアモンドで作られた200万ドル相当のネックレスとイヤリングのセットを身にまとい登場。さらに映画の中でミアが愛用品としてつけている腕時計はダイヤモンドを敷き詰めた文字盤の18ktホワイトゴールドのもの。あと、ミアの寝室に展示されている宝石の価値は1000万ドルを超えるもので、まぁ〜これだけセッティングするとほんとに警備だけでも大変だったでしょうね〜、と、(老婆心ながら)思ったりしました。

ちなみに、「ショパール」は、フランスの大スター、ジェラール・フィリップの名作「花咲ける騎士道/ファンファン・ラ・チューリップ」のリメイク「花咲ける騎士道」やブライアン・デ・パルマ監督「ファム・ファタール」にも宝石コレクションを提供しています。

花咲ける騎士道 スペシャル・エディション 花咲ける騎士道
ファム・ファタール

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2006-07-05

船を降りたら彼女の島

最初に思ったのは、なんて素敵なタイトルなのだろうということ。次に風景を横切るギターの音。東京から結婚のことを両親に伝えようと戻ってきた娘役に「寝ずの番」で「あっ」と驚かせてくれた木村佳乃、父親役に大杉蓮、母親役に大谷直子。「がんばっていきまっしょい」「雨鱒の川」の磯村一路監督の静けさを伴った人々への眼差しが優しい(それは突然帰ってきた娘の何か言いたそうで、なかなか切り出せない事を察知して見守っている父親の眼差しに連なっている)。瀬戸内の島々の風景がドラマの別軸になっている「伝説の鈴」と相まって、観ているこちら側にも懐かしい郷愁を誘う。ラスト、昔あった実家後の丘から娘を見送る父親の立ち姿が素晴らしい。そう、ここは‥まぎれもなく彼女の生まれ育った島なのだから‥。「船を降りたら彼女の島」‥

船を降りたら彼女の島
http://www.altamira.jp/kanojo/
ロケ地となった愛媛県・大三島のロケ地MAPや撮影セットの写真、デッサンの一部、映画の原案となった漫画家サキヒトミさんの「カントリーパラダイス」(集英社・刊)などが紹介されています。

Kanojo








船を降りたら彼女の島


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氷の世界「ホワイト・プラネット」

「ディープ・ブルー」「WATARIDORI」「皇帝ペンギン」と動物ドキュメンタリーの秀作がコンスタントに公開されていますが「ホワイト・プラネット」も、また時間と労力をかけた素晴らしいドキュメンタリーです。(予想通りというか)ホッキョクグマが「ぬいぐるみ」みたいで「かわいい〜」って声がもれていました(確かに親子が重なってる姿がかわいい)。で、驚いたのは「どうやって撮ったのだろう?」って思った、その他の動物たちの姿です。50万頭のカリブーの大移動やホッキョククジラの姿は、撮影隊が瞬間を捉えた「その場の空気」がこちらまで伝わってきて感動ものです。音楽がいいなぁ〜と、思っていたら、あの「コーラス」のブリュノ・クレによるものでした(「WATARIDORI」「キャラバン」の音楽も!!)。

WHITE PLANET
http://www.whiteplanet.jp/

ホワイト・プラネット サウンドトラック

皇帝ペンギン プレミアム・エディション ディープ・ブルー −スタンダード・エディション− WATARIDORI スタンダード・エディション

 

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2006-07-02

「ブロークン・フラワーズ」に花束を

本当にいるかどうかもわからない息子の母親を求めて20数年前の恋人たちを訪ねていくドン(ビル・マーレイ)。その、かつての恋人たちを演じる女優陣が豪華。ジュリー・デルピー、シャロンストーン、ジェシカ・ラング、フランシス・コンロイ、ティルダ・スウィントン。他にクロエ・セヴィニーもジェシカ・ラングの博士助手で出演。突然現れる、かつての恋人ドンへの対応が、それぞれおもしろい。(戸惑い50%だったり、気まずい空気100%だったり)夕食のメニュー、エピソードにも、かつての恋人たちとドンとの関係性が出ていて笑えます。

そして、キーワードは「ピンク
突如届いた息子探しのきっかけとなる手紙がピンク、文字がピンクピンクのスーツ、ピンクのバスローブ、ピンクの名刺、ピンクのパンツ、ピンクのタイプライター‥ドンが持っていくピンクの花束。「ピンク」の手紙から連想してすぐに「ピンク」のものに目がいってしまう‥(そういう事ってありますよね。気になってしまうと何にでも関連づけとしまう事って‥それが的外れな事であっても‥)

果たして息子探しのきっかけとなる手紙を出したのは誰なのか‥(ジム・ジャームッシュ監督は「これ」と答えを出していないようで実は最初に提示されていた気がするのですが‥いかがでしょうか?)

付記
ドンの旅に止めを刺す元恋人ペニー役に「ナルニア国物語 / 第一章:ライオンと魔女」のあの「魔女」役のティルダ・スウィントンがナルニア同様、こわ〜く演じていました。

Broken Flowers: Music from the Film

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2006-06-28

豪華絢爛 !! 243分の「ハムレット」

1998年に上映時間4時間3分、スーパーパナビジョン70ミリ(注)による撮影、オールスターキャスト(ハムレットにケネス・ブラナー、オフィーリアにケイト・ウィンスレット、他にジュリー・クリスティ、ビリー・クリスタル、ジャック・レモン、ロビン・ウィリアムス、チャールトン・ヘストン、ジェラールド・ドパルデュー、多数)。主題歌を世界的テナー、プラシド・ドミンゴ、と超豪華な「ハムレット」(1996・英)が公開されました。

有名なシェークスピアの戯曲「ハムレット」をロイヤル・シェークスピア・カンパニー(RSC)に史上最年少の24才で参加したケネスブラナーが脚色・監督し自身も公開時、既に舞台で200〜300回演じたというハムレットで主演している。

Hamlet












衣装はアレクサンドラ・バーン。この「ハムレット」と「エリザベス」でアカデミー賞にノミネートされました。オフィーリアが着用する真紅の宮廷用ドレスはロシア皇女の軍服からヒントを得て作成されコルセットを使用した優美なラインと金糸の縁取りが美しい仕上がりとなっていました。男性の衣装も役ごとに黒とベージュ(ハムレット)、赤、クリーム色というように色分けされ同じく軍服を基調に作成されました。そして何より冒頭に行われた結婚式のシーンでの豪華なドレスは、それはそれは素晴らしいものでした。(列席者用のクリーム色の礼服に施された胸の刺繍はバチカンの刺繍工房で縫いとられた)
尚、映画の舞台となるエルシノア城の撮影にはユネスコの世界遺産にも指定されているイギリス、オックスフォード郊外のブレナム・パレスで行われました。非常に細かい刺繍部分や豪華なセット、役者の熱演、現代的演出などなど、できれば大スクリーンで再上映してほしいものです。(未DVD化、VIDEOは何故かトリミング版)

付記
ドミンゴといえばトゥーランドット姫に一目惚れしたカリフ役を演じたプッチーニ : 歌劇「トゥーランドット」の極めつけがこれ。演出が「ロミオとジュリエット」「永遠のマリア・カラス」のフランコ・ゼッフィレッリ監督。衣装も舞台装置も目眩がするほど豪華。

プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》全曲

スーパーパナビジョン70ミリ(注)
1950年代から1970年代にかけて「ベン・ハー」「ウエストサイド物語」「2001年宇宙の旅」などの超大作が70ミリで撮影された。ハリウッドでは1992年の「遙かなる大地へ」以来、コストと手間がかかるため撮影されなくなってしまいました。通常は35ミリ、当然フィルムの粒子は細かくなり人物の肌はなめらかに、衣装の金糸の縫い目も鮮やかに映し出すことができます。(DLPも可能か?)

ベン・ハー コレクターズ・エディション

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2006-06-27

川本三郎さんと「八月のクリスマス」

評論家・川本三郎さんが「八月のクリスマス(ホ・ジノ監督、ハン・ソッキュ、シム・ナウ)」がきっかけで韓国映画に興味を持ち始めたと、何かの雑誌で語っていました。確かに「八月のクリスマス」はそれまでの韓国映画と何かが違っていて(よく指摘されるように)まるで、小津安二郎監督の映画を見ているようなフォルムを持っていました。続く「春の日は過ぎゆく(ユ・ジテ、イ・ヨンエ)」も若者の年上の女性への失恋を描いた(まさに)通り過ぎる風のような映画で印象的です。その川本三郎さんの著書「美しい映画になら微笑むがよい」は、いわゆるミニシアター系で公開された映画のパンフレットや雑誌に書かれた批評(エッセイ)などを集めた評論集です。日本映画(「がんばっていきまっしょい」「船を降りたら彼女の島」など)からアジア映画、静かな欧米映画(「シン・レッド・ライン」など)まで、2〜3ページの分量の映画評はどれも、読みやすくてシンプルです。ホ・ジノ監督、含め9人の監督インタビューも掲載されています。物静かなホ・ジノ監督へのインタビューは苦心されたようで3回分をまとめなおしていました(「八月のクリスマス」での爪を切るシーンが小津監督の映画と偶然、一致していた話など)。

美しい映画になら微笑むがよい 八月のクリスマス 春の日は過ぎゆく

尚、「八月のクリスマス」は昨年、長崎俊一監督によって「8月のクリスマス(山崎まさよし、関めぐみ)」としてリメイクされました(こちらもキャスティング、高岡でのロケを含め、風情ある成功作だと思います)。

8月のクリスマス スタンダード・エディション

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2006-06-26

春の雪・美術、衣装、撮影

三島由紀夫が人生最後に手がけた長編4部作「豊饒の海」の第1部「春の雪」を「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲が監督した意欲作(主演・妻夫木聡・竹内結子)。

春の雪

美術は行定監督とは本作で3作目となる山口修。
松枝家は振興の貴族ということで清顕の部屋は緑、食堂は赤、地下にある童球室は黄色、舞踏会の会場となる大広間はグレーと色彩豊かな作りとし、逆に綾倉家は没落貴族という設定ですから由緒正しい家柄として「和」の世界でまとめたそうです。(このあたりの色彩の対の形式は前述・2006-06-15「ロミオとジュリエット・暖色と寒色」にも記載しています)

衣装は浜崎あゆみと行定監督とのCollaboration「月は沈む」も担当した伊藤佐智子。大正時代といえば和洋折衷が最も華開いた時代として、その衣装は重要なキーとなっています。コンセプトは美術の場合と同じく松枝家は武家の成り上がりなので洋装主体、綾倉家は由緒正しい貴族とということで和を重んじた衣装としたそうです。清顕は衣装の数を絞り、当時の学習院の制服を再現したものを中心にし、ストイックさが表現されていました。
そして、やはり目をひくのが聡子が初めて画面に登場する際のエメラルドグリーンの着物です。映画の中でもキービジュアルになっている蝶が大胆にあしらわれていて大変印象的なシーンとなっています。聡子用に用意された衣装は和洋あわせて全部で24点にも及びました。ある雑誌のインタビューで行定監督がこんな話をしていました。「たとえば着物でいうと、大正時代には半襟を、たっぷり出すスタイルが主体で、女性はそこでセンスを競っていたそうです。でも最近の日本映画は、どの時代を描いても現代風に襟を詰めてしまう。衣装デザインの伊藤佐智子さんと膨大な資料にあたりました。そういう美意識に関する考証は、とことんまでやっています」なるほど、と思わせる言葉ですね。

伊藤佐智子プロフィールのホームページ
http://www.brucke.co.jp/

春の雪 Be My Last(DVD付)

撮影はリー・ピンビン。盟友だったカメラマン篠田昇(前述・2006-06-22・「真夜中まで」と撮影監督篠田昇さん・参照)が亡くなった後、果たして三島文学を監督の意図した感覚で撮れる人はいるだろうかと危惧されていたが、さすがに台湾で既にその実力が実証されていたカメラマンだけあって、その世界を見事に再現していました。
リー・ピンビン
「恋恋風塵」「春の惑い」など。最近では日本で撮影された浅野忠信主演の「珈琲時光」(何かご覧になられた方は「春の雪」につらなる色彩感覚が思い浮かんだのでは?)

(記事内・敬称略)

珈琲時光 侯孝賢傑作選DVD-BOX 80年代篇

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2006-06-25

1960年代のボブ・ディラン

音楽ドキュメンタリーの傑作「ラストワルツ」を撮ったマーティン・スコセッシ監督「ボブ・ディラン /ノー・ディレクション・ホーム(NO DIRECTION HOME)」のDVDが発売されたので、さっそく3時間20分、一気に見ました。60年代の揺れるアメリカの中でディランが、どのように登場し、どのように変化し、どのように罵声を浴びせられたかが1966年のモーターサイクル事故までの時間軸にそって(合間にエレキに持ち替えた当時のライブ映像やディラン本人、関係者のインタビュー等が挿まれる)描かれています。また、1960年代は音楽自体に変革が起きた時代で、その点についてのバックボーンも描かれていて、さすが!!スコセッシ監督と唸ってしまう仕上がりです。それにしても、ディランの尖り方、また、アイドルであったという事に驚かされます。そして、このドキュメンタリーは2004年、ローリングストーン誌が選んだ、もっとも偉大な曲500のトップ1に輝いた「ライク・ア・ローリング・ストーン」誕生の物語でもあります。

BOB DYLAN  NO DIRECTION HOME
http://www.imageforum.co.jp/dylan/

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック

付記1
みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督「アイデン&ティティ」。エンディングに世界で初めて使用許可がおりた「ライク・ア・ローリング・ストーン」の入るタイミングのかっこよさ!

付記2・
村上春樹・著「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「ハードボイルドワンダーランド」サイドのラストシーン。車の中で流れているテープは‥!!!そして、その一行のかっこよさ!

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2006-06-22

映画「初恋」のロケ地

塙幸成・監督、宮崎あおい・主演「初恋」のロケ地は南新宿ではなく、北九州市で行われました。そのロケ地の写真が掲載されたWEB、「オールロケーションジャパン」。あの昭和っぽい映画館や、みすず(宮崎あおい)と岸(小出恵介)が寄り添う階段の写真が解説付きで掲載されています。尚、その他にも多くの映画&ドラマのロケ地が写真入りで紹介されています(「間宮兄弟」グリコじゃんけんシーンのロケ地や「バルトの楽園」の巨大オープンセットなども)。

ロケーションジャパン 
映画・ドラマ・CMのロケ地情報
http://www.chiikikassei.co.jp/Lj/
TOPページから「ロケ地に行こう!」へ。

初恋~三億円事件の犯人は女子高生だった~ 初恋

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2006-06-17

映画「初恋」・追記

前述「初恋。あるいは宮崎あおい・映画(2006-06-14)」の追記です。キネマ旬報6月下旬号で塙幸成・監督が時代設定に関して「実際、スタッフのほとんどがリアルタイムで体験していないものなので、イメージとしての60年代を表現する事にしました」と語っていました。確かにアパート室内に貼られた横尾忠則さんの芝居のチラシ(※)が実際に配布されていたわけではないが、あえて使用している点、ヒット曲の使い方等を見ると、なるほどと頷けます。都市の記憶とは、一人ひとりが持つイメージの記憶でもあるわけですから、リアルな60年代後半を再現する事よりもイメージ(あるいはファッションという記号)として表現した方法論はきわめて有効だったと言えるのではないでしょうか。

シルクスクリーンで作成されたポスターを映画用に縮小して使用していたと思われます。

初恋
http://www.hatsu-koi.jp/

初恋

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2006-06-16

ニール・ジョーダン監督「プルートで朝食を」

ニール・ジョーダン監督(「クライング・ゲーム」「インタビュー・ウィズ・バンパイヤ」「ことの終わり」)が撮った、まぎれもなく元気になれる傑作!!原作者パトリック・マッケーブが語る通り「壮大なグラム・ロック、サイケデリックのシチュー」〜ここよりフライヤーより抜粋アイルランドの小さな町、生まれてすぐ教会に捨てられたパトリック・"キトゥン"・ブレイデンは、養子に出され普通の男の子として育てられるが、幼い頃から綺麗なドレスや化粧品、キラキラ光るアクセサリーに興味を持ち始める。そのおかげで小さな町タイリーリンでは「変わり者」として見られていたが、持ち前の明るさと行動力で人々を魅了し、日々楽しく過ごしていた。しかし、ある出来事をきっかけに本当の母親を捜す旅にでる決意をし、ロンドンへと向かう。ここまで抜粋〜70年代を彩った音楽とファッションが最高。また、主演のキリアン・マーフィの演技が素晴らしい(本年のカンヌ映画祭グランプリ「麦の穂を揺らす風(仮題)」にも出演)。まわりは状況的にいろいろ起こるのにキトゥンはまったく揺るがないというか、前向きというか、本当に真っ直ぐなので、見ているこちらが勇気づけられてしまうんですよね。(尚、現在、シネスウィッチ銀座のみの上映なので、順次全国公開が始まった時にまた、あらためて記載します)

プルートで朝食を
http://www.elephant-picture.jp/pluto/

Breakfast on Pluto Breakfast on Pluto

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2006-06-15

花よりもなほ・是枝監督と葛西さん・追記

前述「花よりもなほ・是枝裕和監督と葛西薫さん(2006-06-08)」で記載した葛西さんのアートワークの中で是枝監督作品(「幻の光」「ワンダフルライフ」「DISTANCE」「誰も知らない」)が取り上げられているムック本があります。「デザインノートNo2・特集アートディレクターが魅せる文字・ロゴ・フォント(誠文堂新光社・刊)」現在No7が最新刊ですが大きい書店だとバックナンバー扱いで常設している場合が多いと思いますので、機会があればご覧下さいね。(この特集号、他の方のアートワークも大変参考になります)

追記の追記
前述(2006-06-13)「雪に願うこと」の原作「鞍馬」の作者・鳴海章のもう一本映画化された小説が「風花」(相米慎二・監督、小泉今日子、浅野忠信)。こちらの広告美術も葛西薫さんによるものです。

デザインノート―デザインのメイキングマガジン (No.2)

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2006-06-14

初恋。あるいは「宮崎あおい・映画」

昭和最大のミステリー、三億円強奪事件の実行犯は18歳の女子高生だった‥。大ベストセラーコミック「NANA」の映画化の際に、むずかしいだろうと言われていたハチの役を演じて見事に成立させてしまった宮崎あおいが10代最後の映画として選んだ作品。この映画においても結果「ありえるかも‥」と思わせる雰囲気を醸し出していて驚きです。当時の新宿を再現したセット(アパート室内に横尾忠則さんデザインの天井桟敷のチラシ等も貼られていました)や、みすず(宮崎あおい)とジャズ喫茶「B」に集うメンバーの60年代ファッションにも注目(Aラインのコート、タートルネック、ミニスカート、ベルボトムジーンズなどなど)。最後にわかる「初恋」のタイトルのダブルミーニングとしての意味も秀逸。

初恋
http://www.hatsu-koi.jp/

初恋~三億円事件の犯人は女子高生だった~ 初恋

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2006-06-10

花よりもなほ・美術と衣装

是枝裕和監督・岡田准一・宮沢りえ主演の「花よりもなほ」。美術が故・黒澤明監督の「羅生門」などに携わった馬場正男さん、衣装が長女の黒澤和子さん(パンフレットに衣装スケッチが掲載されています)と時代劇に関しての超豪華布陣(実際、長屋のセットの見事さ、衣装のおさえた色調の中、各キャラクターに合わせた見立ての素晴らしさはフィルムの中で、いかに映るかを熟知された方のプロのお仕事の見本)で制作された「お話」が「クソをモチに変える話」というところが、なんとも痛快でステキ。ちなみに、黒澤和子さんはこの秋公開の「武士の一分」も担当されています。

追記1
キネマ旬報6月上旬号「花よりもなほ」特集の中で黒澤和子さんの手がけた衣装が解説付きのカラー写真で紹介されています。

追記2
(ここから一瞬、ネタばれ)ラストショットは岡田准一ファンも納得の「いい感じ」のワンショットで終わっていますよね〜

花よりもなほ 回想 黒沢明

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2006-06-08

花よりもなほ・是枝裕和監督と葛西薫さん

現在公開中の是枝裕和監督・岡田准一・宮沢りえ主演の「花よりもなほ」(仇討ちという、きな臭いプロットが、なんだか楽しいお話に変わっていく、いい感じで花咲く傑作)。その広告美術を担当したのがサンアドの葛西薫さん(サントリー「ウーロン茶」やユナイテッドアローズの端正な広告を生み出した人)です。「花よりもなほ」以前の是枝監督作品「幻の光」「ワンダフルライフ」「DISTANCE」「誰も知らない」の広告全般も葛西さんによるもの。全てを並べてみると、その美しい文字組にドキドキしてしまいます。(「花よりもなほ」のプレスシートも当然キレイ!!)

花よりもなほ
http://www.kore-eda.com/hana/

 

花よりもなほ 葛西薫の仕事と周辺

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2006-06-01

DVDには、なっていないけれど_4

前日(2006-05-31)の項目「2006年のリメイク作品、次は?」にも書いた「大陸横断超特急」も未DVD化作品ですが、その脚本を執筆したコリン・ヒギンズ監督のデビュー作「ファール・プレイ」も同じく未DVD化作品です。おもいっきり若いゴールディ・ホーン(この頃のゴールディ・ホーンとケイト・ハドソンの姿はよく似てます)のはじけ方が抜群のサスペンス・コメディ。〜以下ビデオ解説より抜粋事件の発端はハイウェーを疾走する一台の車。離婚したばかりのグロリア(ゴールディ・ホーン)は、人恋しさも手伝って若い男を車に乗せた。ところが、約束した映画館で奇妙なフィルムを彼女に手渡した途端、男は何者かに殺されてしまう。あわてて助けを呼ぶが、その死体が消失。果たして彼女の運命は‥。グロリアの親友の刑事役にチェビー・チェイス。「大陸横断超特急」「ファール・プレイ」ともに、ヒッチコック型巻き込まれサスペンスを踏襲している傑作。

サボテンの花

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2006-05-13

DVDには、なっていないけれど_2

「グレムリン」「グーニーズ」などの脚本家としてデビューののち、今では「ハリーポッター(1&2作)」「ホームアローン」「RENT/レント」などのヒット作を撮っているクリス・コロンバス監督。そのデビュー作「ベビーシッターアドベンチャー(1987年)」は未だDVD化されていません(と、いうか初期の作品は結構DVD化されていないというべきか‥)。〜以下ビデオ解説より引用せっかくの土曜日なのにデートがキャンセルになり、その上ベビーシッターをする事になったクリス(エリザベス・シュー)。退屈な夜になるのを覚悟していたところへ親友からダウンタウンで迷子になったとSOSの電話‥。救出へ向かったクリスと悪ガキ3人組に次々と襲いかかるアクシデント!!〜さすがに子役を使う事に定評のあるコロンバス監督だけあって3人組のキャラがイキイキと描かれています。途中、脱出に使われる「ベビーシッターブルース」の演奏シーンも楽しい。

グレムリン 特別版

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2006-04-06

ふたりのベロニカ

未DVD化作品でDVD化希望リストに必ず上位に取り上げられている、クシシュトフ・キエシロフスキ監督「ふたりのベロニカ」。
現在、東京Bunkamuraルシネマでニュープリント・リバイバル上映中!!(以降、4月から7月にかけて全国各地にて上映予定)
ポーランドとパリ、同じ日、同じ時刻に生まれたベロニカの数奇な運命と交流(実際には一瞬、見かけるだけ。しかし、奇妙なシンクロニシティがふたりをつなげていく)の物語。この映画の色彩演出(光の演出)の素晴らしさは是非、フィルムでご覧になることをオススメします。

尚、既に「COLOR of CINEMAメルマガ版」の方では、同じキエシロフスキ監督の「トリコロール三部作」を色彩をテーマに掲載済みです。

ふたりのベロニカ公式サイト
http://www.bitters.co.jp/futari/index.html

追記
ふたりのベロニカ上映館でBlog記載されているページ。
シネマテーク通信たかさき
http://cinematheque.kazelog.jp/weblog/2006/05/__02b8.html

追記2
DVD化決定(2006年11月25日)

トリコロール/赤の愛 ふたりのベロニカ スタンダード・エディション

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