ソフィア・コッポラ監督「マリー・アントワネット」
監督のソフィア・コッポラが語るとおりガーリッシュなファンタジーといった表現がピッタリの「マリー・アントワネット」。物語・弱冠14歳にして母国オーストリアのためにフランス王太子のもとに嫁ぐことになったアントワネット。そこで待ち受けていたものは周囲の好奇な目とうわさ話と陰口に明け暮れる王族や貴族たちだった…。アントワネットにソフィアとは2度目のコラボとなるキルスティン・ダンスト。ルイ16世に「天才マックスの世界」のジェイソン・シュワルツマン。フェルゼン伯爵にカルバン・クラインのモデルで有名なジェイミー・ドーナン。他にジュディ・デイビス、マリアンヌ・フェイスフルなど。ティーンエイジャーとしてのマリー・アントワネットを描いたLOVE&POPに満ちた作品。よい音楽とならば遠くまで跳べる。
音楽とシーン
オープニングのタイトルバックに使われているのがNatural's Not In It(Gang Of Four)。パンキッシュなタイトルロゴとデザイン処理がBestMatching ! そして仮面舞踏会でのダンスシーンにはHong Kong Garden(Siouxsie & The Banshees)。衣装のキーコードとなった楽曲、I Want Candy (Kevin Shields Remix)(Bow Wow Wow)はアントワネットが浪費三昧、消費三昧に突っ走る映画中屈指のシーンに使用。他にも18歳の誕生日のシーン、そのまま夜明けまで待っての朝日を眺めるシーン(このシーンでの毛皮はFENDIのもの)、フェルゼン伯爵への想いがつのって宮殿の廊下を軽やかに走り抜けるシーンなどなどにAphrodisiac(Bow Wow Wow)、What Ever Happened(The Strokes)、Pulling Our Weight(The Radio Dept.)、Ceremony(New Order)(注・シーンとの順不同)らの曲が使用されています。
衣装と美術、そして色彩
出てくる出てくるカラフルにしてPOPなSWEETSの数々。こちらは1862年創業のフランスの老舗パティスリー、ラデュレ(LADURÉE)が担当。食事のシーンに出てくるテーブルの上のマカロンタワー( !? )には驚きました。(昨年、アナ・スイとコラボしたパッケージに入った、ものすごくカラフル・マカロンがビッシリ詰まったものを戴きましたがまさに、この映画そのものでしたよ〜)
衣装はミレーナ・カノネロ(「炎のランナー」「バリーリンドン」でアカデミー賞を2度受賞。そういえば、本作の制作総指揮も兼ねるパパコッポラの「コットンクラブ」もそうでしたね)。そのミレーナ・カノネロが起用した靴のデザイナー「マノロ・ブラニク」のコレクションもDecorativeにして「かわいい」ものがいっぱい(ワンシーン、Converseのスニーカーが映るシーンがありますよ)
そして色彩はキャンディ&ケーキ。ミント・グリーン、マゼンタ、カナリア・イエローなど本当に食べたくなるような色や素材が選ばれています。また、子供が生まれた後、ナチュラル志向へと変化していく色や素材も、きっちりと描かれていて素敵です。
※追記
ミレーナ・カノネロは本作で3度目のアカデミー賞衣装デザイン賞受賞
Bienvenue sur le site de LADURÉE
http://www.laduree.fr/
(FLASHアニメが、かわいい!!)
マリー・アントワネット
http://www.ma-movie.jp/
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