2010-05-11

DVDにはなっていないけれど_12「夜をみつめて」「追想」「あんなに愛しあったのに」「テレフォン」

「夜をみつめて」(1974)。エリザベス・テイラー主演のスリラー。ラスト30分の入場お断りのふれこみがあった。大阪・ナビオ阪急が建つ前の北野劇場で観た。本当にハラハラドキドキしたのか、どうかも思い出せなくて、もう一度観直したいと思うが多分ビデオ化もされていない(日本で)。

「追想」ロベール・アンリコ監督、フィリップ・ノワレ、ロミー・シュナイダー主演。35年近く前に観た時に感じた「哀しさと憤りと複雑な気持ち」、その正体を知りたいが未DVD。幸せそうに自転車に乗っている家族の姿に被さる炎が描かれたチラシ(フライヤー)が未だ記憶に残る。

「あんなに愛しあったのに」
エットーレ・スコラ監督の映画は「マカロニ」「特別な一日」「BARに灯ともる頃」と好きな映画が多いのだが、それらの作品より先に撮られた1974年の作品(日本では1990年公開)。第二次大戦中のレジスタンス仲間アントニオ、ジャンニ、ニコラ三人とルチアーナという女性をめぐる30年にわたる物語。映画的引用が素敵。フェデリコ・フェリーニ監督本人が出演している(「甘い生活」撮影中という設定)

「テレフォン」スターリング・シリファント・ピーター・ハイアムズ脚本、ドン・シーゲル監督、チャールズ・ブロンソン主演。この組み合わせだけでワクワクしますが未DVD化。米ソ冷戦下でのテロ作戦を描いたサスペンスアクション映画。脚本のひとりスターリング・シリファントは、この映画以前に「夜の大捜査線」「ポセイドンアドベンチャー」「タワーリングインフェルノ」などの脚本を手がけている。

追記・「テレフォン」2011年9月9日よりTSUTAYAでレンタル開始

ポセイドン・アドベンチャー (コレクターズ・エディション [DVD]

夜の大捜査線 [DVD]

タワーリング・インフェルノ [DVD]

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2007-01-31

DVDにはなっていないけれど_11「おかしな おかしな おかしな世界」

World








おかしな おかしな おかしな世界」砂漠のハイウェイで出くわした事故車に乗っていた男の間際の言葉「州立公園に35万ドルの大金が埋まっている」のひと言から始まる大金を巡ってのドタバタ(スラプスティック)コメディ。最初は4台の車に乗っていた人たちだけだったのが目的地に近づくにつれて「大金に目がくらんだ人たち」が徐々に増えていく。陸から空からカーチェイス( ? )あり、妨害あり、セット破壊あり…。目指すは「大きなWを探せ」。監督はスタンリー・クレイマー、出演・スペンサー・トレーシー他多数(本当に多数 ! ミッキー・ルーニーやピーター・フォークやバスター・キートンなどなどなどなど…)。公開時はシネラマ上映。日本のビデオ(レンタル版)では155分(しかもトリミングしている)だが、現在発売されているUSA_DVDでは161分。(しかし本当のオリジナルは192分。今や見た人の方が少ない…)

DVDにはなっていないけれど_1〜10
現在までの作品リスト
(左サイドのカテゴリー「未DVD化作品」にまとめています)
メル・ブルックス作品(こちら無事 ? DVD化)、ベビーシッター・アドベンチャー、抱きしめたい、ファールプレイ、アカデミー賞グレイテストモーメント、誘惑のアフロディーテ、タッカー、ホットロック、ラッキー・レディ、ラスト・タイクーン

補足・その後編
ホットロックはついにDVD化!!

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2006-11-26

DVDにはなっていないけれど_10

最近、村上春樹氏の手によって新訳版「華麗なるギャツビー」が刊行されたスコット・フィッツジェラルドの未完の小説「ラスト・タイクーン」(公開年度1976年)・ふと目に留めた若き女性。そこに亡き妻の面影を見た。心を強く動かされる男。二人の運命の出会いであった…。愛してはならない女と、愛されてはならない男。この二人の愛が、黄昏のハリウッドに燃え上がってゆくー(ここまで公開時のフライヤーより記載)。プロデューサー、サム・スピーゲル、監督はエリア・カザン(亡くなったのは2003年だが「ラスト・タイクーン」が最後の作品となった)、音楽にモーリス・ジャール、キャストはロバート・デ・ニーロ(主人公のモンロースター役)、トニー・カーティス、ジャンヌ・モロー、ロバート・ミッチャム、ジャック・ニコルソン…。この作品、何故かDVD化どころかビデオ化もされていません(実は筆者も未見)。小説は第6章・第1エピソード(このエピソードを書いた翌日に急死)で終わっており要約とノート(シナリオ製作過程のようで興味深い内容)が続いて収録されています(大貫三郎訳・角川文庫版を参考)。ラストタイクーンとしてハリウッドに君臨した男の愛と悲しみの半生〜。是非、作品として見てみたい一作です。
ノートの最後の一行には、こう記されています。
「行動は性格である」

グレート・ギャツビー 愛蔵版 グレート・ギャツビー

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2006-08-14

DVDには、なっていないけれど_9

「パイレーツ・オブ・カリビアン」が登場するまでは海洋もの、海賊ものは当たらないというのが通説でした。1976年作品「ラッキー・レディ」も、その通説通り公開時は小ヒット止まりで未だDVD化されていない1本です(もしかすると、日本ではビデオ化もされていないような気が…)。監督・スタンリー・ドーネン(「雨に唄えば」「シャレード」)、出演・ライザ・ミネリ、ジーン・ハックマン、バート・レイノルズ。〜物語・アメリカに禁酒法が敷かれた1920年代から30年代。クレア(ライザ・ミネリ)はウォーカー(バート・レイノルズ)と組んでメキシコ人の安い労働者をアメリカに密入国させる仕事をしていましたが、もっと儲かる禁酒令のアメリカへ酒を密売する仕事に手を出します。2人はさらに不敵な面構えのキビー(ジーン・ハックマン)も仲間に引き入れて冒険の始まりです。(ラッキー・レディはウォーカーの帆船の名前)〜ここまで公開時のフライヤーより引用。劇中、ライザ・ミネリが主題曲「ラッキー・レディ」ほか一曲を歌うシーンが出てきたり、ミネリの衣装だけで当時100万ドルが費やされたりと、ある種「ライザ・ミネリ映画」といった趣。音楽もジャズ仕様でステキ。

キャバレー リバース・エディション

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2006-07-31

DVDには、なっていないけれど_8

「アフガニスタンバナナスタンド」と言えば未DVD化作品の佳品「ホット・ロック」(ピーター・イエーツ監督)の大事な大事なキーワード。ドナルド・E.ウェストレイクの現在も続いている人気作品・不運な泥棒ドートマンダーシリーズの第一作を映画化。〜物語・アフリカ某国代表の依頼で盗みのプロフェッショナル(ドート・マンダーとその一味)が警戒厳重なボストン博物館から高価なダイヤを盗み出す仕事を引き受けたまではよかったが、ちょっとした手違いから、第二第三の盗みをはたらく羽目に‥。それも難攻不落な場所からばかり〜ここまでビデオパッケージ参考。

ホット・ロック 強盗プロフェッショナル
ジミー・ザ・キッド 悪党たちのジャムセッション

チームリーダーのドートマンダーをロバート・レッドフォード。音楽はクィンシー・ジョーンス(!!)。とってもおもしろいのに未DVD化。「オーシャンズ11」や「スニーカーズ(こちらもレッドフォード)」や「ミニミニ大作戦」や「黄金の七人」や「RONIN」などなど、この手のチームが集まってのドタバタ劇の傑作アクション(コメディ)と連なる系譜。ついでに記載するとウェストレイクの小説では登場人物紹介が数ページにわたる大人数のスラプスティック劇「踊る黄金像」あたり映画化するとおもしろいと思うのですが‥(あ、そうそう、恩田陸さんの27人と一匹が登場人物の「ドミノ」もいいなぁ〜)

黄金の七人 ドミノ

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2006-06-27

DVDには、なっていないけれど_7

未DVD化作品、
今回はフランシス・F・コッポラ監督作品「タッカー

物語・アメリカが最も活力にあふれた民主主義の時代を迎えようとしていた第二次世界大戦直後の1945年ーデトロイト郊外の小さな街で子供の頃からの夢を追い求める一人の男がいた。彼の名はプレンストン・タッカー(ジェフ・ブリッジス)。ある日、彼は長年の夢であった自分の理想である車「タッカー・トーペード」の実現に奔走を始める。しかし、このことをよく思わない自動車業界のビッグ3(GM・フォード・クライスラー)はあらゆる面から攻撃し、その事業を叩き潰そうとしていた。そして、タッカーは罠に落ち裁判にかけられてしまう‥(以上・公開時のフライヤーより抜粋)

監督・フランシス・F・コッポラ、製作・ジョージ・ルーカスというかつての師弟コンビが立場を変えて映画化(「アメリカン・グラフィティ」ではコッポラが製作、ルーカスが監督)。このこと自体が映画の内容とだぶるロマンある逸話となっています。

アメリカン・グラフィティ

この映画の色彩設計は暖色系のどこか懐かしさの漂う色彩で統一されています。(撮影監督は「ラストエンペラー」「地獄の黙示録」等のヴィットリオ・ストラーロ)。衣装はミレーナ・カノネロ(「炎のランナー」でアカデミー衣装賞受賞。来年正月第2弾公開予定の「マリー・アントワネット(前述・2006-05-16)」の衣装も、あ! 監督、ソフィア・コッポラですね〜)。当時のファッション界では軽やかで明るい色彩が、ビジネススーツも気軽で上品なスタイルの「ボールド・ルック」が流行し、クリスチャンディオールが発表した「ニュー・ルック」は女性の圧倒的な支持を受け、個性を尊重する華やかなスーツが主流を占めるようになっていました。映画の中でも新車発表会などのシーンでその時代の気分共々のファッションを見ることができます。

付記1
この映画の中にハワード・ヒューズ(ディーン・ストックウェル)が登場するシーンがあります。タッカーがビッグ3からの攻撃にさらされる時に「君に会いたいという人がいるんだよ」と案内されたのが「アビエイター(マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演)」のラストでも登場するフットボール競技場よりも長い翼幅を持つ史上最大の飛行艇ハーキュリーズの格納庫で待つハワード・ヒューズでした。(ここでもピスタチオ好きの少し変わった人物としてヒューズは描かれていました)

アビエイター 通常版

付記2
「タッカー・トーペード」は映画公開時の1988年の時点で50台製作された内の46台が現存。撮影に際して21台の本物が使用されたが、全て走行できる状態であった。

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2006-06-16

DVDには、なっていないけれど_6

前述(2006-06-11)にも書きましたがウディ・アレン監督・主演、ミラ・ソルヴィーノがアカデミー助演女優賞を受賞した「誘惑のアフロディーテ」も日本では未DVD化の作品。〜以下ビデオ解説より抜粋生まれたばかりのベビーを養子に迎えたワインリブ夫妻。ルックス、IQ、性格の三拍子揃った息子マックスの成長ぶりに、夫レニー(ウディ・アレン)は鼻高々。しかし一方で夫婦仲は崩壊寸前。そこでちょっとした浮気心から息子の実の母親探しに熱中し始めたレニーは、驚くべき真実と直面する。抜粋ここまで〜探し当てた母親(実は娼婦、でも純粋)を演じたミラ・ソルヴィーノとアレンのやりとりが最高におかしい。オチもきいていて素晴らしい。もう一本、ウディ・アレンのもう一つの顔、クラリネット奏者としてニューオリンズ・ジャス・バンドを率いての23日間18都市を巡るヨーロッパツアーの完全密着ドキュメンタリー映画「ワイルド・マン・ブルース」も自身の監督作ではないが未DVD化。素顔のウディ・アレンが見られる貴重な作品。演技なのか素なのか、わからないジタバタ度がおもしろい。

追記
祝!!誘惑のアフロディーテ」「ワイルド・マン・ブルース」共にDVDの発売が決定。その他現在入手が困難だったものもレストアバージョンで発売されます。

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2006-06-07

DVDには、なっていないけれど_5「アカデミー賞グレイテストモメント」

今回はいわゆるアンソロジーものの傑作にして未DVD化の1本(過去にLD化は有り)。1992年に発売された「アカデミー賞グレイテストモメント」です。

以下ビデオ解説より抜粋1971年(第43回)〜1991年(第63回)の授賞式より、ガンと戦うジョン・ウェインの最後の勇姿(1978年)、ハリウッド追放以来20年ぶりの帰還を果たしたチャーリー・チャップリン(1971年)から、監督として栄冠を手にしたケビン・コスナー(1991年)まで、ファン必見のシーンが続々登場。今まで、映画芸術科学アカデミーが門外不出としていた貴重な映像をあつめた、まさに愛蔵版ビデオだ。抜粋ここまで

他にも、20年間のオープニングシーン、主演女優賞、主演男優賞の受賞シーン、プレゼンター、1988年のゴールディ・ホーンとカート・ラッセルが2人でプレゼンターを務めた際の有名なプロポーズシーンやスタローンとモハメッド・アリのステージ上での共演、司会の変遷でのビリー・クリスタルのギャグの数々、ショーン・コネリーとロジャー・ムーアの007共演などが次々と紹介されます。是非、細かいチャプター付きが役立つDVD化してほしい1本です。

参考(LDチャプター)
  1. ライザ・ミネリ
  2. カール・マルデン:オスカーの設立・歴史
  3. オープニング名場面集
  4. ポール・ホーガン:スピーチ
  5. 名ホスト・名スピーチ集1
  6. スタローンVSモハメド・アリ
  7. 主題歌賞
  8. 主演女優賞(70年度~90年度)
  9. アカデミー・ファッション・コレクション
10. 問題発言集
11. マドンナ
12. ハプニング・珍場面集
13. 主演男優賞(70年度~90年度)
14. 007登場
15. 名ホスト・名スピーチ集2
16. アカデミー名曲集
17. 感動の受賞スピーチ集
18. アイザック・ヘイズ
19. 作品賞(70年度~90年度)
20. スターの素顔
21. 今は亡きアカデミー・スター達
22. チャップリンとハリウッド

アカデミー賞―オスカーをめぐるエピソード

アカデミー賞のすべて―From 1928 To 2006 (MOOK21)


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2006-06-01

DVDには、なっていないけれど_4

前日(2006-05-31)の項目「2006年のリメイク作品、次は?」にも書いた「大陸横断超特急」も未DVD化作品ですが、その脚本を執筆したコリン・ヒギンズ監督のデビュー作「ファール・プレイ」も同じく未DVD化作品です。おもいっきり若いゴールディ・ホーン(この頃のゴールディ・ホーンとケイト・ハドソンの姿はよく似てます)のはじけ方が抜群のサスペンス・コメディ。〜以下ビデオ解説より抜粋事件の発端はハイウェーを疾走する一台の車。離婚したばかりのグロリア(ゴールディ・ホーン)は、人恋しさも手伝って若い男を車に乗せた。ところが、約束した映画館で奇妙なフィルムを彼女に手渡した途端、男は何者かに殺されてしまう。あわてて助けを呼ぶが、その死体が消失。果たして彼女の運命は‥。グロリアの親友の刑事役にチェビー・チェイス。「大陸横断超特急」「ファール・プレイ」ともに、ヒッチコック型巻き込まれサスペンスを踏襲している傑作。

サボテンの花

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2006-05-15

DVDには、なっていないけれど_3

前述のクリス・コロンバス監督と同じく「フォレストガンプ/一期一会」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などを監督したロバート・ゼメキスのデビュー作「抱きしめたい(1978年)」も未だDVD化されていません。〜以下ビデオ解説より引用1964年2月。ビートルズが初めてアメリカに上陸した。彼らをひと目見ようとニュージャージーの片田舎から6人の高校生がニューヨークにやって来た。ビートルズが出演するエド・サリバン・ショーの入場券を手に入れるべく、まさにアノ手コノ手の大騒ぎに‥。〜劇中、ビートルズ自体は後ろ姿や足元だけ出演という粋な演出(もちろん本物ではありませんが、本物はテレビカメラに映り込むVTRなどをうまく使用)。当時の熱狂も伝わる追っかけぶりもおもしろい(ポールが歩いた!!とホテルのカーペットを剥がす追っかけまでいます‥)。尚、2作目の「ユーズド・カー(1980年)」(道路を挟んで向かい合った中古車店のドタバタ商売競争コメディ)も未DVD作品。

バック・トゥ・ザ・フューチャー 20th アニバーサリーBOX ロジャー・ラビット

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