2007-01-31

DVDにはなっていないけれど_11「おかしな おかしな おかしな世界」

World










おかしな おかしな おかしな世界」砂漠のハイウェイで出くわした事故車に乗っていた男の間際の言葉「州立公園に35万ドルの大金が埋まっている」のひと言から始まる大金を巡ってのドタバタ(スラプスティック)コメディ。最初は4台の車に乗っていた人たちだけだったのが目的地に近づくにつれて「大金に目がくらんだ人たち」が徐々に増えていく。陸から空からカーチェイス( ? )あり、妨害あり、セット破壊あり…。目指すは「大きなWを探せ」。監督はスタンリー・クレイマー、出演・スペンサー・トレーシー他多数(本当に多数 ! ミッキー・ルーニーやピーター・フォークやバスター・キートンなどなどなどなど…)。公開時はシネラマ上映。日本のビデオ(レンタル版)では155分(しかもトリミングしている)だが、現在発売されているUSA_DVDでは161分。(しかし本当のオリジナルは192分。今や見た人の方が少ない…)

DVDにはなっていないけれど_1〜10
現在までの作品リスト
(左サイドのカテゴリー「未DVD化作品」にまとめています)
メル・ブルックス作品(こちら無事 ? DVD化)、ベビーシッター・アドベンチャー、抱きしめたい、ファールプレイ、アカデミー賞グレイテストモーメント、誘惑のアフロディーテ、タッカー、ホットロック、ラッキー・レディ、ラスト・タイクーン

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-11-26

DVDにはなっていないけれど_10

最近、村上春樹氏の手によって新訳版「華麗なるギャツビー」が刊行されたスコット・フィッツジェラルドの未完の小説「ラスト・タイクーン」(公開年度1976年)・ふと目に留めた若き女性。そこに亡き妻の面影を見た。心を強く動かされる男。二人の運命の出会いであった…。愛してはならない女と、愛されてはならない男。この二人の愛が、黄昏のハリウッドに燃え上がってゆくー(ここまで公開時のフライヤーより記載)。プロデューサー、サム・スピーゲル、監督はエリア・カザン(亡くなったのは2003年だが「ラスト・タイクーン」が最後の作品となった)、音楽にモーリス・ジャール、キャストはロバート・デ・ニーロ(主人公のモンロースター役)、トニー・カーティス、ジャンヌ・モロー、ロバート・ミッチャム、ジャック・ニコルソン…。この作品、何故かDVD化どころかビデオ化もされていません(実は筆者も未見)。小説は第6章・第1エピソード(このエピソードを書いた翌日に急死)で終わっており要約とノート(シナリオ製作過程のようで興味深い内容)が続いて収録されています(大貫三郎訳・角川文庫版を参考)。ラストタイクーンとしてハリウッドに君臨した男の愛と悲しみの半生〜。是非、作品として見てみたい一作です。
ノートの最後の一行には、こう記されています。
「行動は性格である」

グレート・ギャツビー 愛蔵版 グレート・ギャツビー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-08-14

DVDには、なっていないけれど_9

「パイレーツ・オブ・カリビアン」が登場するまでは海洋もの、海賊ものは当たらないというのが通説でした。1976年作品「ラッキー・レディ」も、その通説通り公開時は小ヒット止まりで未だDVD化されていない1本です(もしかすると、日本ではビデオ化もされていないような気が…)。監督・スタンリー・ドーネン(「雨に唄えば」「シャレード」)、出演・ライザ・ミネリ、ジーン・ハックマン、バート・レイノルズ。〜物語・アメリカに禁酒法が敷かれた1920年代から30年代。クレア(ライザ・ミネリ)はウォーカー(バート・レイノルズ)と組んでメキシコ人の安い労働者をアメリカに密入国させる仕事をしていましたが、もっと儲かる禁酒令のアメリカへ酒を密売する仕事に手を出します。2人はさらに不敵な面構えのキビー(ジーン・ハックマン)も仲間に引き入れて冒険の始まりです。(ラッキー・レディはウォーカーの帆船の名前)〜ここまで公開時のフライヤーより引用。劇中、ライザ・ミネリが主題曲「ラッキー・レディ」ほか一曲を歌うシーンが出てきたり、ミネリの衣装だけで当時100万ドルが費やされたりと、ある種「ライザ・ミネリ映画」といった趣。音楽もジャズ仕様でステキ。

キャバレー リバース・エディション

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-07-31

DVDには、なっていないけれど_8

「アフガニスタンバナナスタンド」と言えば未DVD化作品の佳品「ホット・ロック」(ピーター・イエーツ監督)の大事な大事なキーワード。ドナルド・E.ウェストレイクの現在も続いている人気作品・不運な泥棒ドートマンダーシリーズの第一作を映画化。〜物語・アフリカ某国代表の依頼で盗みのプロフェッショナル(ドート・マンダーとその一味)が警戒厳重なボストン博物館から高価なダイヤを盗み出す仕事を引き受けたまではよかったが、ちょっとした手違いから、第二第三の盗みをはたらく羽目に‥。それも難攻不落な場所からばかり〜ここまでビデオパッケージ参考。

ホット・ロック 強盗プロフェッショナル
ジミー・ザ・キッド 悪党たちのジャムセッション

チームリーダーのドートマンダーをロバート・レッドフォード。音楽はクィンシー・ジョーンス(!!)。とってもおもしろいのに未DVD化。「オーシャンズ11」や「スニーカーズ(こちらもレッドフォード)」や「ミニミニ大作戦」や「黄金の七人」や「RONIN」などなど、この手のチームが集まってのドタバタ劇の傑作アクション(コメディ)と連なる系譜。ついでに記載するとウェストレイクの小説では登場人物紹介が数ページにわたる大人数のスラプスティック劇「踊る黄金像」あたり映画化するとおもしろいと思うのですが‥(あ、そうそう、恩田陸さんの27人と一匹が登場人物の「ドミノ」もいいなぁ〜)

黄金の七人 ドミノ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-06-27

DVDには、なっていないけれど_7

未DVD化作品、
今回はフランシス・F・コッポラ監督作品「タッカー

物語・アメリカが最も活力にあふれた民主主義の時代を迎えようとしていた第二次世界大戦直後の1945年ーデトロイト郊外の小さな街で子供の頃からの夢を追い求める一人の男がいた。彼の名はプレンストン・タッカー(ジェフ・ブリッジス)。ある日、彼は長年の夢であった自分の理想である車「タッカー・トーペード」の実現に奔走を始める。しかし、このことをよく思わない自動車業界のビッグ3(GM・フォード・クライスラー)はあらゆる面から攻撃し、その事業を叩き潰そうとしていた。そして、タッカーは罠に落ち裁判にかけられてしまう‥(以上・公開時のフライヤーより抜粋)

監督・フランシス・F・コッポラ、製作・ジョージ・ルーカスというかつての師弟コンビが立場を変えて映画化(「アメリカン・グラフィティ」ではコッポラが製作、ルーカスが監督)。このこと自体が映画の内容とだぶるロマンある逸話となっています。

アメリカン・グラフィティ

この映画の色彩設計は暖色系のどこか懐かしさの漂う色彩で統一されています。(撮影監督は「ラストエンペラー」「地獄の黙示録」等のヴィットリオ・ストラーロ)。衣装はミレーナ・カノネロ(「炎のランナー」でアカデミー衣装賞受賞。来年正月第2弾公開予定の「マリー・アントワネット(前述・2006-05-16)」の衣装も、あ! 監督、ソフィア・コッポラですね〜)。当時のファッション界では軽やかで明るい色彩が、ビジネススーツも気軽で上品なスタイルの「ボールド・ルック」が流行し、クリスチャンディオールが発表した「ニュー・ルック」は女性の圧倒的な支持を受け、個性を尊重する華やかなスーツが主流を占めるようになっていました。映画の中でも新車発表会などのシーンでその時代の気分共々のファッションを見ることができます。

付記1
この映画の中にハワード・ヒューズ(ディーン・ストックウェル)が登場するシーンがあります。タッカーがビッグ3からの攻撃にさらされる時に「君に会いたいという人がいるんだよ」と案内されたのが「アビエイター(マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演)」のラストでも登場するフットボール競技場よりも長い翼幅を持つ史上最大の飛行艇ハーキュリーズの格納庫で待つハワード・ヒューズでした。(ここでもピスタチオ好きの少し変わった人物としてヒューズは描かれていました)

アビエイター 通常版

付記2
「タッカー・トーペード」は映画公開時の1988年の時点で50台製作された内の46台が現存。撮影に際して21台の本物が使用されたが、全て走行できる状態であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-06-16

DVDには、なっていないけれど_6

前述(2006-06-11)にも書きましたがウディ・アレン監督・主演、ミラ・ソルヴィーノがアカデミー助演女優賞を受賞した「誘惑のアフロディーテ」も日本では未DVD化の作品。〜以下ビデオ解説より抜粋生まれたばかりのベビーを養子に迎えたワインリブ夫妻。ルックス、IQ、性格の三拍子揃った息子マックスの成長ぶりに、夫レニー(ウディ・アレン)は鼻高々。しかし一方で夫婦仲は崩壊寸前。そこでちょっとした浮気心から息子の実の母親探しに熱中し始めたレニーは、驚くべき真実と直面する。抜粋ここまで〜探し当てた母親(実は娼婦、でも純粋)を演じたミラ・ソルヴィーノとアレンのやりとりが最高におかしい。オチもきいていて素晴らしい。もう一本、ウディ・アレンのもう一つの顔、クラリネット奏者としてニューオリンズ・ジャス・バンドを率いての23日間18都市を巡るヨーロッパツアーの完全密着ドキュメンタリー映画「ワイルド・マン・ブルース」も自身の監督作ではないが未DVD化。素顔のウディ・アレンが見られる貴重な作品。演技なのか素なのか、わからないジタバタ度がおもしろい。

ワイルド・マン・ブルース

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-06-07

DVDには、なっていないけれど_5

今回はいわゆるアンソロジーものの傑作にして未DVD化の1本(過去にLD化は有り)。1992年に発売された「アカデミー賞グレイテストモメント(発売元・ソニーピクチャーズ)」です。〜以下ビデオ解説より抜粋1971年(第43回)〜1991年(第63回)の授賞式より、ガンと戦うジョン・ウェインの最後の勇姿(1978年)、ハリウッド追放以来20年ぶりの帰還を果たしたチャーリー・チャップリン(1971年)から、監督として栄冠を手にしたケビン・コスナー(1991年)まで、ファン必見のシーンが続々登場。今まで、映画芸術科学アカデミーが門外不出としていた貴重な映像をあつめた、まさに愛蔵版ビデオだ。抜粋ここまで〜他にも、20年間のオープニングシーン、主演女優賞、主演男優賞の受賞シーン、プレゼンター、1988年のゴールディ・ホーンとカート・ラッセルが2人でプレゼンターを務めた際の有名なプロポーズシーンやスタローンとモハメッド・アリのステージ上での共演、司会の変遷でのビリー・クリスタルのギャグの数々、ショーン・コネリーとロジャー・ムーアの007共演などが次々と紹介されます。是非、細かいチャプター付きが役立つDVD化してほしい1本です。

アカデミー賞―オスカーをめぐるエピソード

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-06-01

DVDには、なっていないけれど_4

前日(2006-05-31)の項目「2006年のリメイク作品、次は?」にも書いた「大陸横断超特急」も未DVD化作品ですが、その脚本を執筆したコリン・ヒギンズ監督のデビュー作「ファール・プレイ」も同じく未DVD化作品です。おもいっきり若いゴールディ・ホーン(この頃のゴールディ・ホーンとケイト・ハドソンの姿はよく似てます)のはじけ方が抜群のサスペンス・コメディ。〜以下ビデオ解説より抜粋事件の発端はハイウェーを疾走する一台の車。離婚したばかりのグロリア(ゴールディ・ホーン)は、人恋しさも手伝って若い男を車に乗せた。ところが、約束した映画館で奇妙なフィルムを彼女に手渡した途端、男は何者かに殺されてしまう。あわてて助けを呼ぶが、その死体が消失。果たして彼女の運命は‥。グロリアの親友の刑事役にチェビー・チェイス。「大陸横断超特急」「ファール・プレイ」ともに、ヒッチコック型巻き込まれサスペンスを踏襲している傑作。

サボテンの花

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-05-15

DVDには、なっていないけれど_3

前述のクリス・コロンバス監督と同じく「フォレストガンプ/一期一会」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などを監督したロバート・ゼメキスのデビュー作「抱きしめたい(1978年)」も未だDVD化されていません。〜以下ビデオ解説より引用1964年2月。ビートルズが初めてアメリカに上陸した。彼らをひと目見ようとニュージャージーの片田舎から6人の高校生がニューヨークにやって来た。ビートルズが出演するエド・サリバン・ショーの入場券を手に入れるべく、まさにアノ手コノ手の大騒ぎに‥。〜劇中、ビートルズ自体は後ろ姿や足元だけ出演という粋な演出(もちろん本物ではありませんが、本物はテレビカメラに映り込むVTRなどをうまく使用)。当時の熱狂も伝わる追っかけぶりもおもしろい(ポールが歩いた!!とホテルのカーペットを剥がす追っかけまでいます‥)。尚、2作目の「ユーズド・カー(1980年)」(道路を挟んで向かい合った中古車店のドタバタ商売競争コメディ)も未DVD作品。

バック・トゥ・ザ・フューチャー 20th アニバーサリーBOX ロジャー・ラビット

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-05-13

DVDには、なっていないけれど_2

「グレムリン」「グーニーズ」などの脚本家としてデビューののち、今では「ハリーポッター(1&2作)」「ホームアローン」「RENT/レント」などのヒット作を撮っているクリス・コロンバス監督。そのデビュー作「ベビーシッターアドベンチャー(1987年)」は未だDVD化されていません(と、いうか初期の作品は結構DVD化されていないというべきか‥)。〜以下ビデオ解説より引用せっかくの土曜日なのにデートがキャンセルになり、その上ベビーシッターをする事になったクリス(エリザベス・シュー)。退屈な夜になるのを覚悟していたところへ親友からダウンタウンで迷子になったとSOSの電話‥。救出へ向かったクリスと悪ガキ3人組に次々と襲いかかるアクシデント!!〜さすがに子役を使う事に定評のあるコロンバス監督だけあって3人組のキャラがイキイキと描かれています。途中、脱出に使われる「ベビーシッターブルース」の演奏シーンも楽しい。

グレムリン 特別版

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006-05-04

DVDには、なっていないけれど_1

エッこれがDVDで出てるわけ?という映画があるのとは逆に何故か、未だにDVD化されていないものがいっぱいあります。例えば前述(2006-04-06)のクシシュトフ・キエシロフスキ監督の「ふたりのベロニカ」やスピルバーグ監督の「1941」は有名なところ。(そういえばスピルバーグの監督兼プロデュースのオムニバス作「トワイライトゾーン〜超次元の体験〜」も未だDVDになっていない)
先日、「プロデューサーズ」の公開に合わせてメル・ブルックス監督の未発売だったDVD作品「サイレントムービー」や「珍説世界史PART1」「メル・ブルックスの大脱走」が発売されましたが、ヒッチコックのパロディ「新・サイコ」(「鳥」に襲われてフンだらけになったり、「サイコ」のシャワーシーンのギャグがあったり、原題の「高所恐怖症」のミュージカルナンバーがあったりベタベタにわかりやすい内容がおかしい)は、今回も何故か未発売でした。と、いうことで、そんな作品の数々を「DVDには、なっていないけれど」のタイトルで、これからシリーズ掲載します。

追記
その後「新・サイコ」は無事(?)DVD化されました。

メル・ブルックスのサイレント・ムービー メル・ブルックス/珍説世界史PART1 メル・ブルックスの大脱走

| | コメント (0) | トラックバック (0)