北斎のビュンとしたライヴ描線
「ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展 江戸の誘惑」が現在、神戸市立博物館で開催中(28日まで、その後名古屋、東京と巡回)。長い間「幻の浮世絵コレクション」と言われたボストン美術館所蔵の名品が1世紀ぶりの里帰り。浮世絵の版画サイズでは表現できなかった細密な描写に感嘆 ! (ファクトリー的な版画と違って、直接力量が出るので絵師の腕の見せ所)。菱川師宣「芝居町・遊里図屏風」の巨大なサイズに書き込まれた江戸の人々の生活描写(見て楽しい)、北斎ののぼり絵、ふくさ絵(デザイン的にも秀逸)の描線、鳳凰図屏風の色彩の鮮やかさ、などなど。機会のある方は是非、ライヴで、間近でご覧下さい。
展覧会 公式サイト
http://www.asahi.com/boston/
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