1960年代のボブ・ディラン
音楽ドキュメンタリーの傑作「ラストワルツ」を撮ったマーティン・スコセッシ監督「ボブ・ディラン /ノー・ディレクション・ホーム(NO DIRECTION HOME)」のDVDが発売されたので、さっそく3時間20分、一気に見ました。60年代の揺れるアメリカの中でディランが、どのように登場し、どのように変化し、どのように罵声を浴びせられたかが1966年のモーターサイクル事故までの時間軸にそって(合間にエレキに持ち替えた当時のライブ映像やディラン本人、関係者のインタビュー等が挿まれる)描かれています。また、1960年代は音楽自体に変革が起きた時代で、その点についてのバックボーンも描かれていて、さすが!!スコセッシ監督と唸ってしまう仕上がりです。それにしても、ディランの尖り方、また、アイドルであったという事に驚かされます。そして、このドキュメンタリーは2004年、ローリングストーン誌が選んだ、もっとも偉大な曲500のトップ1に輝いた「ライク・ア・ローリング・ストーン」誕生の物語でもあります。
BOB DYLAN NO DIRECTION HOME
http://www.imageforum.co.jp/dylan/
付記1・
みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督「アイデン&ティティ」。エンディングに世界で初めて使用許可がおりた「ライク・ア・ローリング・ストーン」の入るタイミングのかっこよさ!
付記2・
村上春樹・著「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「ハードボイルドワンダーランド」サイドのラストシーン。車の中で流れているテープは‥!!!そして、その一行のかっこよさ!
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