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2006-06-28

豪華絢爛 !! 243分の「ハムレット」

1998年に上映時間4時間3分、スーパーパナビジョン70ミリ(注)による撮影、オールスターキャスト(ハムレットにケネス・ブラナー、オフィーリアにケイト・ウィンスレット、他にジュリー・クリスティ、ビリー・クリスタル、ジャック・レモン、ロビン・ウィリアムス、チャールトン・ヘストン、ジェラールド・ドパルデュー、多数)。主題歌を世界的テナー、プラシド・ドミンゴ、と超豪華な「ハムレット」(1996・英)が公開されました。

有名なシェークスピアの戯曲「ハムレット」をロイヤル・シェークスピア・カンパニー(RSC)に史上最年少の24才で参加したケネスブラナーが脚色・監督し自身も公開時、既に舞台で200〜300回演じたというハムレットで主演している。

Hamlet












衣装はアレクサンドラ・バーン。この「ハムレット」と「エリザベス」でアカデミー賞にノミネートされました。オフィーリアが着用する真紅の宮廷用ドレスはロシア皇女の軍服からヒントを得て作成されコルセットを使用した優美なラインと金糸の縁取りが美しい仕上がりとなっていました。男性の衣装も役ごとに黒とベージュ(ハムレット)、赤、クリーム色というように色分けされ同じく軍服を基調に作成されました。そして何より冒頭に行われた結婚式のシーンでの豪華なドレスは、それはそれは素晴らしいものでした。(列席者用のクリーム色の礼服に施された胸の刺繍はバチカンの刺繍工房で縫いとられた)
尚、映画の舞台となるエルシノア城の撮影にはユネスコの世界遺産にも指定されているイギリス、オックスフォード郊外のブレナム・パレスで行われました。非常に細かい刺繍部分や豪華なセット、役者の熱演、現代的演出などなど、できれば大スクリーンで再上映してほしいものです。(未DVD化、VIDEOは何故かトリミング版)

付記
ドミンゴといえばトゥーランドット姫に一目惚れしたカリフ役を演じたプッチーニ : 歌劇「トゥーランドット」の極めつけがこれ。演出が「ロミオとジュリエット」「永遠のマリア・カラス」のフランコ・ゼッフィレッリ監督。衣装も舞台装置も目眩がするほど豪華。

プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》全曲

スーパーパナビジョン70ミリ(注)
1950年代から1970年代にかけて「ベン・ハー」「ウエストサイド物語」「2001年宇宙の旅」などの超大作が70ミリで撮影された。ハリウッドでは1992年の「遙かなる大地へ」以来、コストと手間がかかるため撮影されなくなってしまいました。通常は35ミリ、当然フィルムの粒子は細かくなり人物の肌はなめらかに、衣装の金糸の縫い目も鮮やかに映し出すことができます。(DLPも可能か?)

ベン・ハー コレクターズ・エディション

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