「メリンダとメリンダ」とメイクダウン?
ウディ・アレン監督「メリンダとメリンダ」は「人生の本質は悲劇か、喜劇か」についてのなかなか興味深〜いお話。で、喜劇バージョン、悲劇バージョンそれぞれのメリンダを同じ役者(ラダ・ミッチェル)が演じているわけですが、まぁ、ものの見事に別人になっています。喜劇バージョンのメリンダはブロンドのショートカットに小さい花柄のブラウス、満面の笑みをたたえてのピンクピンクメイク。かたや悲劇バージョンのメリンダはかなりヨレヨレ感のあるソバージュ、どちかというとダークブラウンの暗めの洋服、目の下にクマ、眉間にしわ(この辺がメイクアップならぬ、メイクダウンなんですよね)と、いった具合。実は「悲劇か、喜劇か」というのは、本当のところは「全て見ためで決まっているのでは?」‥もしくは、「外観が中身までも悲観的に変えてしまってるのでは?」‥なんて映画を見て、思った次第(このあたりは主演のラダ・ミッチェルも同様に語っていました)。
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