私の頭の中の消しゴム・ファッション演出
昨年、公開されて大ヒットした「私の頭の中の消しゴム」。若年性アルツハイマーで記憶を失っていくスジン(ソン・イェジン)、そして、その事実を知ってもスジンを大きく包み込むチョルス(チョン・ウソン)。スジンは映画の冒頭(過去)シーンでは昔、日本でもサーファーがしていたような真っ青なシャドーの濃いメイクに派手派手のファッションで登場。「あれ?」と思っていると駅のホームで誰かを待っている様子。(実は不倫相手を待っていたのだが、この不倫に関しての過去のいきさつが発病の一端となっている)。それから現在のシーンに戻って今度は(冒頭シーンとはうって変わって)スジンのいかにも育ちの良いお嬢さんのイメージをファッションで表しています。髪の毛を後ろにまとめてスッと鉛筆をさして止める仕草や清楚なイメージのメイクアップ、やはりブランドということでヴィトンのバッグ、モノグラム・ヴェルニを持っていたりと、いかに不倫をしていた時のスジンは本来の自分と違って無理があったんだなぁと思わせるファッション演出となっていました。
尚、ソン・イェジンは「四月の雪」でペ・ヨンジュンと共演(共にユン・ソクホ監督のTVドラマ「夏の香り」「冬のソナタ」に主演)。チョン・ウソンは現在公開中の「デイジー」でチョン・ジヒョンと共演。チョン・ジヒョンとソン・イェジンはクァク・ジェヨン監督の作品に共に主演(「僕の彼女を紹介します」「ラブストーリー」)という見事にループする繋がりなんですよね。
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