この人の展覧会が見たい_5
数年前に作家の荒俣宏さんが編纂した「二十世紀イリュストレ大全 〜 少女まんがのルーツをもとめて(※)」(全3巻)で取り上げられているアールデコ期の画家、イラストレーターを集めた、この書籍と同タイトルの展覧会開催はいかがでしょう?(と、提案 ! と、いうか見たい !! )。ジョルジュ・バルビエやエルテ、ウンベルト・ブルネレスキなど現在の少女まんが、ファッションや衣装デザインに影響を及ぼしている画家(イラストレーター、舞台衣装デザイナー)の作品が一堂に会して展望できるなんてステキだと思うのですが‥?
※「BOOK」データベースより引用〜フランス二十世紀前半のロマンティックな挿絵は、それまでどの国にもなかった斬新で愛らしい女性像を描いている。描かれた女性たちのライフスタイルとファッションは挿絵を通じてアメリカのハリウッド映画やミュージックホールのレヴューに影響し、さらに大正期の日本にも伝わって、竹久夢二らの抒情画や宝塚少女歌劇団に受容された。太平洋戦争後、そこ からまた現代少女まんがの自由で豪華な乙女イメージが日本に誕生した。本書は、まさに日本少女まんがのルーツともいうべきフランス・ガール・アートを集大成した、日本で最初のイラストレーション大全である。〜
ちなみに1巻、カバー帯には山岸涼子さん(「日出処の天子「アラベスク」)がエルテの作品No5(ファイアーバード)に出会った時のコメントが記載されています。
ジョルジュ・バルビエは画集も入手しにくくなっています。こちらはエルテの作品紹介書籍。
またSFイラストレーションの先駆者にして宮崎駿さんに多大な影響を与えたと言われるアルベール・ロビダなども「二十世紀イリュストレ大全」には掲載されています。(過去にジブリ美術館で「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」でロビダの複写が展示された事も有ります)
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