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2006-07-31

DVDには、なっていないけれど_8

「アフガニスタンバナナスタンド」と言えば未DVD化作品の佳品「ホット・ロック」(ピーター・イエーツ監督)の大事な大事なキーワード。ドナルド・E.ウェストレイクの現在も続いている人気作品・不運な泥棒ドートマンダーシリーズの第一作を映画化。〜物語・アフリカ某国代表の依頼で盗みのプロフェッショナル(ドート・マンダーとその一味)が警戒厳重なボストン博物館から高価なダイヤを盗み出す仕事を引き受けたまではよかったが、ちょっとした手違いから、第二第三の盗みをはたらく羽目に‥。それも難攻不落な場所からばかり〜ここまでビデオパッケージ参考。

ホット・ロック 強盗プロフェッショナル
ジミー・ザ・キッド 悪党たちのジャムセッション

チームリーダーのドートマンダーをロバート・レッドフォード。音楽はクィンシー・ジョーンス(!!)。とってもおもしろいのに未DVD化。「オーシャンズ11」や「スニーカーズ(こちらもレッドフォード)」や「ミニミニ大作戦」や「黄金の七人」や「RONIN」などなど、この手のチームが集まってのドタバタ劇の傑作アクション(コメディ)と連なる系譜。ついでに記載するとウェストレイクの小説では登場人物紹介が数ページにわたる大人数のスラプスティック劇「踊る黄金像」あたり映画化するとおもしろいと思うのですが‥(あ、そうそう、恩田陸さんの27人と一匹が登場人物の「ドミノ」もいいなぁ〜)

黄金の七人 ドミノ

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2006-07-30

受け継がれしもの「ゲド戦記」

ゲド戦記」もしくは「海辺のカフカ」? (これは映画を見ている途中、ふっと思った事です‥)。注・これより以降・物語に触れています。宮崎吾朗監督「ゲド戦記」は監督自らがインタビュー等で自身の事を「アレンジ型」と語っている通りアーシュラ・K.ル=グウィンの原作・全6巻中、3巻「さいはての島へ」をベースに宮崎駿監督の20年以上前に描かれた絵物語「シュナの旅」(エンドクレジットに原案と明記されました)や数々の宮崎アニメの名シーンが入り交じった作品となっています(エッセンスであり、スタートでもあります)。(尚、原作に関して何に影響を与えて、どのような骨格の物語であるか等の詳細事項はパンフレットに記載されています)。

The Earthsea Quartet (Puffin Books) (Earthsea#1-4) ゲド戦記 全6冊セット シュナの旅

「ゲド戦記」中でハイタカ(実はゲド・声・菅原文太)、アレン(声・岡田准一)、テルー(声・手嶌葵)ら登場人物は本当の名前を名乗っていない(アレンは本当の名前を知られた事で魔女クモにひきこまれてしまう)。真の名前を語り合えるのは信頼がおけるものの証と言えるのだろうか?この辺りは自分探し的テーマとも関係あるのかもしれません。また、アレンが逃げてきた「影」は自分の影であり、向き合うべき自己でもあるわけですから‥(「海辺のカフカ」的?)。ラスト、アレンとテルーが本当の名前で呼び合って(テルーの真の姿が現れる)までのシークエンスに宮崎吾朗・版「ゲド戦記」が集約されていると思うのですが、いかがでしょうか ?

尚、原作未読のため、映画を元に記載しています。(いろいろ言われている映画本編と宮崎親子をダブらせての父権云々も、ここではあえてパスしています)

ゲド戦記
http://www.ghibli.jp/ged/

ゲド戦記・オリジナルサウンドトラック スタジオジブリ・プロデュース 「ゲド戦記歌集」

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2006-07-29

「奥様は魔女」の衣装デザイナー

1960年代TVドラマ「奥様は魔女」の、そのままリメイクかと思って見ていたら、少しひねって、うまくアレンジされていました。〜物語普通の恋がしたい魔女のイザベル(ニコール・キッドマン)が人間界で出会ったのは妻に逃げられ、役にも恵まれない落ち目の俳優ジャック(ウィル・フェレル)。そのジャックが人気回復を狙って出演しようとしている「奥様は魔女」のTVリメイクドラマにイザベルが「鼻がピクピク」できる(ホントの魔女ですから!!)ということで出演することになって‥〜ここまでプレス参考。監督は「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」のノーラ・エフロン。設定が60年代ではなく、舞台が現代に置き換えられていますがファッションはニット主体のパステルカラーを用いたカジュアルで全体に60年代調(ニコール・キッドマンの衣装)でまとめられています。衣装デザイナーはメリー・ゾフレス。スピルバーグ監督の「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」でもバリバリの60年代テイストを作り出していました。そういえば同じくニコール・キッドマン主演の「ステップフォード・ワイフ」も60年代テイストのファッションとメイクアップでした(こちらもリメイク作品)。

奥さまは魔女 ステップフォード・ワイフ

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2006-07-28

山村浩二さんの新作アニメ

頭山」で「第75回アカデミー賞短編アニメーション部門」にノミネートされた山村浩二さんの新作「年をとった鰐」が8月5日より渋谷ユーロスペースでモーニング&レイトショー公開されます。「頭山」とは、また違った雰囲気の原作の画を踏襲したモノトーンによるシンプルな映像。同時上映として山村浩二セレクションおすすめアニメが見られます。(全国順次上映予定)。

「The Old Crocodile(年をとった鰐)」
2005/35mm/ドルビーデジタル/13分
演出、脚本、アニメーション、
編集、製作・山村浩二
語り・ピーター・バラカン
原作・レオポルド・ショヴォー
「年をとったワニの話」

年をとった鰐 公式ブログ
http://oldcrocodileoctopus.blog65.fc2.com/

年をとったワニの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集〈1〉

また、特別展・可視幻想 山村浩二アニメーション+原画展が広島市現代美術館で9月18日まで開かれています。

Hiroshima City Museum of
Contemporary Art

http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/web/index_j.html

Yamamura Animation's Top Page
http://www.jade.dti.ne.jp/~yam/

ヤマムラアニメーション図鑑―山村浩二ワークスブック アニメーションの世界へようこそ―カラー版

カロとピヨブプト(かわいい!!)も収録されたDVD「頭山」山村浩二作品集 も7月21日に発売されたばかりです!!(以前発売されたものと特典映像が違います。なによりも安くなって発売されたのが嬉しい!!)

しきしきむらのはる しきしきむらのなつ
しきしきむらのあき しきしきむらのふゆ


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2006-07-27

「ニュー・ワールド」緑と灰色と。

20年間の沈黙を破って発表された前作「シン・レッド・ライン」から7年、テレンス・マリック監督の最新作「ニュー・ワールド」(しかし、驚くべき寡作ぶり)。主演、ジョン・スミス役は「アレキサンダー」のコリン・ファレル。ヒロインとなるポカホンタス(ふたりの話はアメリカで最も有名な伝説物語)には15歳の新人クオリアンカ・キルヒャー。他に「バットマン・ビギンズ」のクリスチャン・ベール、「ナショナル・トレジャー」のクリストファー・プラマー。テレンス・マリック監督で必ず語られるのが、その映像の美しさです。1978年公開の「天国の日々」の黄金色の麦畑、農場の四季の移り変わりを撮影したネストール・アルメンドロスはこの年のアカデミー撮影賞を受賞。テレンス・マリック監督はカンヌ映画祭のパルムドールを受賞しています。

天国の日々

それで今作ですが前作「シン・レッド・ライン」の時に感じた森や草原の「グリーン」のイメージは、「ニュー・ワールド」でも色濃く出ています。(と、いうか「グリーン」の印象だけが残っているほど、鮮烈)。まるで、写真集をめくるが如く繰り広げられるショットの数々‥。しかし、今作で違っている点が一点あります。ジョン・スミスが開拓者の砦に戻ってきた時に砦内で疑心暗鬼から、仲間割れが起こっているのですが、その時の色彩がほとんど彩度のないグレー調になっていて、先住民たちの村の豊かさとの対比がはっきりとわかるようになっています。(生彩が無いとは、まさに、この事ですね)

ニュー・ワールド コレクターズ・エディション

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2006-07-26

衣装デザイナー_3

イーデス・ヘッド(Edeth Head)の時代
〜その他のデザイナー〜

セシル・ビートン( Cecil Beaton )
なんといっても「マイ・フェア・レディ」! ヘップバーンの大変身後の衣装は、この人。他に「恋の手ほどき」「アンナ・カレリア」など。尚、マイ・フェア・レディの撮影日誌が発刊されています。

マイ・フェア・レディ 特別版   「マイ・フェア・レディ」日記

オリー = ケリー( Orry-Kelly )
最初はワーナーブラザースの衣装デザイナーとして活躍。「カサブランカ」の衣装は、この人。イングリッド・バーグマン・登場シーンのまばゆいばかりの輝きは語りぐさとなっています。その後ビリー・ワイルダー監督のコメディ、「お熱いのがお好き」「あなただけ今晩は」など

あなただけ今晩は

ヘレン・ローズ( Helen Rose )
エリザベステーラーの「花嫁の父」「熱いトタン屋根の猫」などアカデミー衣装賞も受賞した50年代に活躍したデザイナー。グレースケリーのウェディングドレスは彼女のデザインによるもの。

花嫁の父

+ + 補足 + +
カサブランカ」といえばボギーことハンフリー・ボガードが着た、というより羽織ったトレンチコートが思い起こされます。(トレンチコートは元々第一次大戦中のイギリス陸軍が塹壕戦用に採用した軍服であり、実際にアメリカで流行し始めたのは「カサブランカ」公開後の第二次大戦後の事でした。もちろんボギーが「着崩し」たイメージが影響したことは言うまでもありません)

カサブランカ スペシャル・エディション

衣装デザイナー番外編
(ウェディング・ドレス編)

かつてスターが結婚する際には映画スタジオの衣装デザイナーがウェディングドレスのデザインを行ったりもしていました。
中でも有名なのがモナコのレーニエ大公と結婚したグレース・ケリーです。
彼女のためにウェデング・ドレスのデザインを行ったのがMGMの衣装デザイナー、ヘレン・ローズ。ドレスのレース部分には美術館から購入したアンティークレース、3mのヴェールには何千個もの真珠がちりばめられていました。同じくMGMからドレスを贈られたのがエリザベス・テーラー。(最も、この時のドレス姿は主演映画「花嫁の父」の宣伝に使われたので贈られたというべきかどうか‥?)こちらは、最初の結婚の際に。(お相手はホテル王の息子、コンラッド・ヒルトン・ジュニア←た、玉の輿‥)その後、エリザベス・テーラーは合計8回( ! )結婚(その内、リチャード・バートンと2回)って、すごいですね‥

番外の番外
オードリー・ヘップバーンの2度目の結婚の際に着たドレスはジバンシーのデザインによるピンクのミニドレス(襟や袖のデザインもかわいい)。スカーフ風の帽子(スカーフにも見えますが‥)もドレスに合っていて、おしゃれ。(こちらの写真はよく掲載されているのでご覧になった方も多いのでは‥?)。下記のポートレート集は参考(掲載されていた写真集が品切れのため)

アルバム オードリー・ヘップバーン

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2006-07-25

トリコロール 青の愛・白の愛・赤の愛

フランスの国旗を構成する3色、。それぞれの色はフランス革命の精神、自由・平等・博愛をあらわしていると言われています。その3色をモチーフとした3本の独立した映画にして三部作。3本全てを監督するのはポーランドのクシシュトフ・キエシロフスキ監督。(「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督や「LoveLetter」の岩井俊二監督など、多くの映画監督にRESPECTされています。尚「トリコロール三部作」はキェシロフスキ監督の遺作となりました)それぞれ3本の映画にはテーマに沿ってジュリエット・ビノシュ、ジュリー・デルピー、イレーヌ・ジャコブが主演をつとめました。

トリコロール・青の愛
ジュリエット・ビノシュ演じる作曲家の妻、ジュリーはある日突然、愛する夫と娘を事故で失ってしまう。ジュリーは自殺を図るが死にきれず葛藤の末、新たな人生をスタートさせ絶望の淵からジュリーは夫の意志を継いで未完成だったコンチェルト曲を完成させようと試みる。そんな矢先、死んだ夫に愛人がいたことに気づきジュリーは‥‥

トリコロール/青の愛

トリコロール・白の愛
性的不能に陥った夫との結婚生活に嫌気がさした妻ドミニク(ジュリー・デルピー)は裁判所に離婚請求を申し立てた。妻に捨てられ、失意のうちに母国ポーランドに帰った夫は新たなビジネスで大成功。そして、別れた妻と再会したい一心である大芝居に打って出るのだが‥‥

トリコロール/白の愛

トリコロール・赤の愛
大学に通うかたわらモデルの仕事をしているバランティーヌ(イレーヌ・ジャコブ)はある日、誤って車で犬をはねてしまう。首輪から飼い主は初老の退官判事だとわかり、自宅まで訪ねていくと、彼は一日中電話の盗聴をして過ごしていた。バランティーヌは盗聴をやめるように懇願するが「これが自分の生活だ」と取り合わない。それから、しばらくしてバランティーヌは彼が盗聴の罪で起訴されたことを知り再び、訪ねていくと男の意外な過去を知る‥‥
〜ここまで初公開時のフライヤーより引用。

トリコロール/赤の愛

物語の舞台はそれぞれ、パリ、ワルシャワ、スイスとモチーフによって分けられています。また、映画それぞれの物語もクールな風合いの「青の愛」皮肉が効いた「白の愛」暖かさのある「赤の愛」とそれぞれのテーマ「自由」「平等」「博愛」にそって綴られています。
もちろん、画面には各タイトルの色に関係あるオブジェや処理がちりばめられています。例えば「青の愛」では最も印象的な「青いプール」や「青いファイル」「青い窓」「青いガラス玉のモビール」などなどが象徴的に使われています。さらに「白の愛」ではウェディングドレスの白、「赤の愛」ではバランティーヌの街角に飾られる広告の大幕の真紅の色といった具合にさまざまです。

キェシロフスキ監督は常に「運命」と「偶然」にまつわる物語を描き続けてきましたがこの「トリコロール三部作」でも多くの「運命」と「偶然」が描かれています。中でも三部作最後を飾る「トリコロール・赤の愛」のラストはそれまでの「青の愛」「白の愛」をつなぐ素晴らしい「運命」と「偶然」が用意されています。(これは、これからご覧になられる方がいるかもしれませんので記載いたしません。尚、もしご覧になる場合はの順に見ることをオススメします)

トリコロール/青の愛 トリコロール/白の愛 トリコロール/赤の愛

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2006-07-24

火花散る演技「ゆれる」

注・物語の構成に触れています。西川美和監督「ゆれる」のプロットを最初聞いた時は「Rashomon Approach」をベースとした物語かと思っていました。しかし、そのあたりのところを西川監督は見事に裏切ってくれて前半かつてのATG系の映画(「遠雷」など‥)を彷彿とさせる映像とリズムで登場人物たちの関係性を巧みに紡いでいきます。そして吊り橋の一件(実際には観客には何も見せていない。よって、この物語には客観的な事実は存在しない)をはさんで、ほぼピッタリ1時間ほど経過したところから法廷を主体としたドラマに変調し、最後のコーダとして約15分間、その後(7年後)、そしてラストワンショットが描かれるという秀逸なオリジナル脚本には、本当に驚かされました(法廷でのカメラ位置も印象的)。また、演じるオダギリジョー、香川照之の火花散る抑制の効いた芝居は見応え十分!!脇を固める伊武雅刀、蟹江敬三、木村祐一(法廷でのモテない話の時は本人の話?かと‥)、新井浩文、真木よう子も素晴らしく今年公開作品中、屈指の一本。

ゆれる
http://www.yureru.com/

ゆれる ゆれる オリジナルサウンドトラック ゆれる

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2006-07-23

チェコ絵本とアニメーションの世界展

京都・プラハ姉妹都市提携10周年記念「チェコ絵本とアニメーションの世界展」が8月3日より美術館「えき」KYOTO(JR KYOTO ISETAN 7F)で開催されます(今年、東京で開かれたものと同内容かは未確認)。本展ではチェコスロヴァキアの公立美術館、旧国営アニメーションスタジオ等の協力により、チェコを代表する作家28名の原画や製作過程の資料、絵本など約 200点によって、20世紀前半から今日までのチェコ絵本の歴史をアニメーション制作と絡めながら紹介します。日本でも人気の高いチャペックや国民的な絵本作家ラダの貴重な原画をはじめ、「チェコの最も美しい本」の絵本部門で受賞した最新作、また、日本未公開のアニメーション映画の上映などもみのがせません。ここまでフライヤーより抜粋。イジー・トゥルンカの作品も見られますよ!

JR KYOTO ISETAN
http://www.wjr-isetan.com/kyoto/floorevent/index_7f.html

メッセージ・フロム・チェコアート チェコへ行こう! 絵本と雑貨とちいさな街めぐり

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ベルサイユのばらと宝塚歌劇

激動の古都パリ「ベルサイユのばら」の時代展・古都物語パリ編が奈良県立図書情報館で開催されます。平城遷都1300年を4年後に控え、古都「奈良」をキーワードに、長い歴史と文化をもつ諸外国の古都との交流を趣旨に開かれるもの。 その第1弾は、パリ。ルイ王朝の興隆と没落、一世を風靡した「ベルサイユのばら」を中心に、その激動期の姿を展示と講演会で浮き彫りにします。〜WEBより

期間
平成18年7月25日(火)~8月27日(日)
会場
奈良県立図書情報館
2階メインエントランスホール

奈良県立図書情報館
http://www.library.pref.nara.jp/index-j.html

尚、原作者の池田理代子さん、1975年版でアンドレを演じた安奈 淳さん(女優・歌手、元宝塚歌劇団花組トップスター)らの講演会もあります(事前申込が必要、応募者多数の場合は抽選。詳しくはWEBを)

ベルサイユのばら―完全版 (1) ベルサイユのばら―完全版 (2) ベルサイユのばら―完全版 (3)
ベルサイユのばら―完全版 (4) ベルサイユのばら―完全版 (5) ベルサイユのばら―完全版 (6)
ベルサイユのばら―完全版 (7) ベルサイユのばら―完全版 (8) ベルサイユのばら―完全版 (9)

今年は5年振りに宝塚歌劇で「ベルサイユのばら」が上演されました。1974年の初演以来、上演される度に焦点となる主人公や視点を変えて描かれてきましたが、今年はフェルゼンとマリーアントワネット篇(星組)、オスカル篇(雪組)が上演されました。原作から、どの部分を抜き出すかによって、こんなにも印象が変わるものかと驚かされます(ファンにとっては、それはないでしょう〜ってところもあるみたいですが‥)。舞台セットも変化していて、かなり大仕掛け化してきています。中でもオスカル篇の白馬の仕掛けには更に驚かされました(このまま大仕掛け化していくと少し、心配)。ちなみに本公演はマリー・アントワネット生誕250周年記念の冠がついていましたが、(このBLOGで)何回も紹介しているソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」が来年正月第二弾として公開が決定しています。

ベルサイユのばら特集本 (1) ベルサイユのばら特集本II

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2006-07-22

あ〜片想い「ハチミツとクローバー」

恋はくるくる巡る ! 全員片想い !! 「月刊コーラス」連載中の羽海野チカの「ハチミツとクローバー」は今年またまた、やってくれました「青春だなぁ〜」作品の好篇 !! なんといっても花本はぐみ役の蒼井優がピッタリ、そのはぐみに一目惚れの竹本祐太役にこれまたハマり役の櫻井翔。そしてそして、変人(笑)森田先輩役の伊勢谷友介( !! )、関めぐみ、加瀬亮の顔ぶれはキャスティング段階で既に成功していたと言えるかも。主題歌は当然スピッツ(タイトルの「ハチミツ」はスピッツのアルバムタイトル。ちなみに「クローバー」はスガシカオのアルバム。TVアニメ版は挿入歌にいっぱい楽曲が使われていました。現在放映中の2も)。映画版はコミックやアニメだからこそというプロットをどうするのだろうと思っていましたが、そこをCM畑出身の高田雅博監督が原作ファンからも納得のいく着地点でピシッとまとめあげていました。今日から公開 !!

ハチミツとクローバー (1) ハチミツとクローバー オリジナルサウンドトラック

映画「ハチミツとクローバー」公式サイト
http://www.hachikuro.jp/

ハチミツとクローバー
http://www.hachikuro.net/
公式サイト

フジテレビ<ノイタミナ>ハチクロ2
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/hachikuro2/
アニメ完結編!!

ハチミツとクローバー ―PHOTO MAKING BOOK ハチミツとクローバー ~恋に落ちた瞬間~


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2006-07-21

永遠のマリア・カラス

物語・オペラ界の伝説のスター、マリア・カラスはパリ16区のアパルトマンで、ひっそりと隠遁生活を送っていた。そんなある日、彼女の元にかつての仕事仲間のプロモーターが一通の企画書を持って現れる。それは、カラス全盛期の録音を使い、カラス主演のオペラ映画「カルメン」を制作するというものだった。〜ここまでプレスより抜粋。監督はマリア・カラスのオペラも演出し、親友でもあったフランコ・ゼフィレッリ。マリアカラス役には監督が「まるでマリアの霊が乗り移っているかのようだった」と言わしめたファニー・アルダン。

映画はフィクションだがファニー・アルダン演ずるカラスがあまりの存在感のため、「えっ!?本物?」と見間違ってしまう程、素晴らしい作品となっています。実際にリップシンク(いわゆる口パクの高度なもの)のシーンでは歌声が実際のカラスのものを使っているので本当に、こんなシーンがあったのでは?と、思わされるほどです。

ベスト・オブ・マリア・カラス「カラス・イン・ポートレイト」 カラス・イン・シネマ

プロダクションデザインは圧倒的な「プロの仕事の固まり」のような映画。衣装デザイナーチームは4人。ひとりはファニー・アルダン以外のメインキャストの衣装を担当したアルベスト・スピアッツィ。劇中のオペラの衣装担当がアンナ・オニ。そして、公開時にも話題になったファニー・アルダンの衣装をカール・ラガーフェルドがデザイン。彼のデザインにシャネルのヴィンテージものを組み合わせる仕上げの作業をアレッサンドロ・レイが担当した。カール・ラガーフェルドがデザインした衣装はスーツ3点、ステージガウン1点、日常のドレス、ブラウス、パンツ、帽子、コート、カクテルアンサンブルなど、合計20点近くに及んだ。(久しぶりに人前に姿を現したときの衣装が頭の先からつま先、バッグにいたるまで全てシャネルで決まっています)

付記
1974年11月11日札幌厚生年金会館での演奏が世界で最後のステージとなった。映画の中にもこの公演のビデオを見るシーンがある。映画はこの日本での演奏旅行以降をフィクションとして形作っている)

永遠のマリア・カラス

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2006-07-20

しみじみと「東京日和」

前述(「竹中さんと知世ちゃん」2006-04-14)で取り上げた「サヨナラCOLOR」も素敵な映画でしたが、この「東京日和」も、しみじみと「あ〜いいなぁ〜」と心から思える作品でした。

竹中直人が散歩の途中に立ち寄った本屋で手にした写真家・荒木経惟+陽子夫妻のフォトエッセー集「東京日和」を元に映画化。(荒木氏の写真と90年に他界した陽子さんのエッセーによって構成された本は「夫婦で歩いた楽しくも、切ない東京の記憶」を封じ込めたものとなっている)。映画自体はその写真集「東京日和」の骨格を借りて別の人の人生として描いている。

東京日和

主人公の写真家・島津巳喜男を竹中直人、その妻ヨーコを中山美穂。(演じる中山美穂がえもしれぬ存在感と透明感で最後まで映画のトーンをひっぱっていってます)

他の出演者に松たか子、三浦友和、浅野忠信、内田也哉子、田口トモロヲ、鈴木砂羽、中島みゆき(「サヨナラCOLOR」にも出ていて竹中組の常連ですね)など多彩。(荒木経惟も車掌役で特別出演しています)スタッフも監督・竹中直人、脚本・岩松了、音楽・大貫妙子、サウンドトラックのオーケストレーションには坂本龍一も参加と、豪華な組み合わせが実現。

この映画で出てくる島津のマンションと室内のセットがとてもキレイで、特に色彩が時間によって変わっていく様が特筆ものの出来映えです。(これは撮影と照明の共同作業によって、時刻、天候によってベランダから見える景色が変わるように組み立てられたそうです)。また、衣装に北村道子が参加(近作に「メゾン・ド・ヒミコ」! )。コム・デ・ギャルソンが使われたシーンもあります。更に映画の中に多くの花が登場するのですが、それらを専属のフラワーコーディネーターが担当しひまわりあじさいなどで美しく彩っています。そして、現在では既に撮影時とは様変わりしつつある東京のロケ地の数々が本当に美しさに溢れていました。(特に有楽町、銀座、東京ステーションホテル丸の内など)

東京日和

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2006-07-19

2006年の「日本沈没」

注・物語に触れています。1973年版と2006年版「日本沈没」の大きな違いは33年の間に進化し続けたビデオカメラによるリアルな災害(地震・津波)の映像を体験してしまった「その後の2006年におけるドラマ」であるという事。極めて市井な人々(「ひょうたん」に集う人々、若干特異な職業ではあるが主人公・小野寺俊夫と阿部玲子)を描きつつ視点は鳥瞰的(たびたび登場する日本全体の衛星画像)で、本来描かれるであろう悲惨な災害現場はまるでアトラクションのようですらある。逆にそういう方法でしか描けなかったと判断するべきか‥(本編を神戸で見たのでなおさら、そう感じたのかも‥)。ちなみに1973年版は政治家センセイたちを描いて、まるで逆の構造。2006年版「日本沈没」後半は、ほとんど東宝特撮科学映画の様相(トンデモ映画、一歩手前です)。でも、このオチのつけ方も個人的には悪く無かったかも‥とも、思います。最後、カメラが引いていった「山々が水没して島のように点在する富士山近くの風景」が瀬戸内海の島々のようで少し美しくもあるのは、そこに残った「希望」のようなものと関係があるのかもしれません。

日本沈没
http://www.nc06.jp/

「日本沈没」PHOTO BOOK featuring 草なぎ剛 日本沈没OFFICIAL BOOK―沈没へのカウントダウン

日本沈没 ナビゲートDVD 日本沈没

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2006-07-18

この人の展覧会が見たい_5

数年前に作家の荒俣宏さんが編纂した「二十世紀イリュストレ大全 〜 少女まんがのルーツをもとめて(※)」(全3巻)で取り上げられているアールデコ期の画家、イラストレーターを集めた、この書籍と同タイトルの展覧会開催はいかがでしょう?(と、提案 ! と、いうか見たい !! )。ジョルジュ・バルビエやエルテ、ウンベルト・ブルネレスキなど現在の少女まんが、ファッションや衣装デザインに影響を及ぼしている画家(イラストレーター、舞台衣装デザイナー)の作品が一堂に会して展望できるなんてステキだと思うのですが‥?

二十世紀イリュストレ大全〈1〉ロマンティックドリーム―少女まんがのルーツをもとめて 二十世紀イリュストレ大全〈2〉アメージングファンタジー―少女まんがのルーツをもとめて 二十世紀イリュストレ大全―少女まんがのルーツをもとめて (3)

「BOOK」データベースより引用〜フランス二十世紀前半のロマンティックな挿絵は、それまでどの国にもなかった斬新で愛らしい女性像を描いている。描かれた女性たちのライフスタイルとファッションは挿絵を通じてアメリカのハリウッド映画やミュージックホールのレヴューに影響し、さらに大正期の日本にも伝わって、竹久夢二らの抒情画や宝塚少女歌劇団に受容された。太平洋戦争後、そこ からまた現代少女まんがの自由で豪華な乙女イメージが日本に誕生した。本書は、まさに日本少女まんがのルーツともいうべきフランス・ガール・アートを集大成した、日本で最初のイラストレーション大全である

ちなみに1巻、カバー帯には山岸涼子さん(「日出処の天子「アラベスク」)がエルテの作品No5(ファイアーバード)に出会った時のコメントが記載されています。

ジョルジュ・バルビエは画集も入手しにくくなっています。こちらはエルテの作品紹介書籍。

エルテ―幻想の世界を生きたアールデコの寵児 Ertes Seven Deadly Sins And Other Great Graphics in Full Color Erte's Theatrical Costumes in Full Color

またSFイラストレーションの先駆者にして宮崎駿さんに多大な影響を与えたと言われるアルベール・ロビダなども「二十世紀イリュストレ大全」には掲載されています。(過去にジブリ美術館で「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」でロビダの複写が展示された事も有ります)

The Twentieth Century (Early Classics of Science Fiction)

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2006-07-17

「空中庭園」ピンクのオブラート

映画「空中庭園」の公開時に発売され、あまりにも素晴らしい内容のため現在は書店でも入手可能になった経緯を持つパンフレット。スタッフインタビュー、撮影日誌、シナリオ決定稿、そして原作者・角田光代さんによる「空中庭園」の続編「夜道の家族」などを収録。その中にこんな事が書かれていました(インタビューより再構成)。映画の中で小泉今日子さん演ずる絵里子は最初から最後までピンクのコートを着ている(ポスター等に使用された非常にキャッチーなイメージ)。これは衣装の宮本まさ江さんの手によるもの。本当は暗いにもかかわらず、オブラートに包まれたようにピンク色を身につけ頑に自身を守っている絵里子という設定。逆に周りの出演者は全体に黒っぽい衣装でピンクを際立たせています。また、美術の原田満生さんは家族を記号化したマルをキーワードとして数多くセットや小道具、ロケ地などに登場させています。ランプシェード、テーブル、そしてマットも、更にショッピングセンターの観覧車もマル。(余談ですがカメラも不安定を表すかのように、よく回っていました‥)。その他にも映画に携わった方の興味深い話がいっぱい読める内容となっています。

空中庭園
http://kuutyuu.com/

空中庭園 通常版 映画『空中庭園』パンフレット 空中庭園

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2006-07-16

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

幽霊船フライング・ダッチマン号の船長ディヴィ・ジョーンズと「血の契約」を交わしていてビビりまくるジャック・スパロウ船長(ジョニー・デップ)って「スターウォーズ」のジャバ・ザ・ハットとハン・ソロ船長みたい ! なんて事を思いながら最後まで楽しめた第2作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」。ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)が再びジャックとからむ事になるくだりから、コミックテイストのアクションシーン(水車の上のチャンバラって‥!!!)までゴア・ヴァビンスキー監督、うまくまとめて、とっても職人ですね〜(ブラッカイマーは商売人って、あ、冗談冗談)。早々と第3作の公開日(2007年5月26日)まで発表されていた通り、やっぱり!!という中間第2作でありました。(1作目同様エンドロールは最後まで)

パイレーツ・オブ・カリビアン/
デッドマンズ・チェスト

http://www.disney.co.jp/pirates/

Interview : Johnny Depp
MoviesOnline

http://www.moviesonline.ca/movienews_9211.html
※Johnny Deppインタビュー(英文です)、
Orlando Bloomのインタビュー他記事もあり

(最下段・Popular Movie News This Monthから他記事移動・2006年7月16日現在記事掲載確認)

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち コレクターズ・エディション (パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト プレビュー・ディスク付) パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト オリジナル・サウンドトラック(2万枚限定生産)(DVD付)
ジャック・スパロウKUBRICK & アステカコイン BE@RBRICK SET


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ミシェル・ゴンドリー監督、再び!!

夢をコントロール!?「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー(ミッシェル・ゴンドリー)監督・最新作「ザ・サイエンス・オブ・スリープ(原題) THE SCIENCE OF SLEEP 」。例によって例の如くゴンドリー・スタイルのオンパレード!! (脚本もゴンドリー監督) 〜 物語おとなしい夢見がちな青年・ステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)が彼の魅力的な隣人 ステファニー(シャルロット・ゲンズブール)と恋に落ちた時、夢と現実が交錯する。眠りの 科学のおかげで信じられない夢の世界に一歩足を踏み入れるというセンチメンタルコメディ。〜ここまで・シノプシス他参考。他の出演者にミュウ=ミュウ、アラン・シャバ、ピェール・ヴァネックなど。フランス・8月16日、全米9月15日公開予定、(日本未定)

Sleep


The Science of Sleep (英文)
http://www.thescienceofsleep-movie.com/

The Science of Sleep (英文)
http://www.director-file.com/gondry/science.html
NEWS、写真等の記事が掲載されています

Apple - Trailers - The Science of Sleep
予告編

エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション ヒューマン・ネイチュア コレクターズ・エディション

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2006-07-15

細田守監督の「時をかける少女」

まるで映画自体がタイムリープ(時間跳躍)しているかのように、時代の空気を取り込みながら過去6回実写映画化されてきた筒井康隆原作「時をかける少女」。一番有名なのは1983年・原田知世主演で映画化された大林宣彦監督版ですが今回、細田守監督の手によって初のアニメーション化。これが、もう最高によかったのですよ、ホント。あ〜すっがすがしい〜って感じ。既に各メディアでも言及されている通り主人公・紺野真琴の声を演じた仲里依紗(なか・りいさ)のボイスキャスティングが功を奏した好感の持てる一作となっています !! ちなみに真琴の叔母として原作の主人公・芳山和子(声・原沙知絵)が登場 ! (確かに年数も合う!!)。今日15日から全国順次公開 !

時をかける少女
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

WEBアニメスタイル_TOP
http://www.style.fm/as/index.shtml
監督の絵コンテや対談記事が読めます。

時をかける少女 時をかける少女
時をかける少女 限定版 時をかける少女 通常版

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2006-07-14

都市とモードのビデオノート

ヴィム・ベンダース監督がファッションデザイナー、山本耀司に関する映画を作ってほしいとポンピドゥー文化センターから依頼を受け作成したシネ・エッセー「都市とモードのビデオノート」(公開時の表記はヨージ・ヤマモトではなく山本耀司)。舞台は1987年、秋のパリから88年7月の東京、そしてルーヴル宮でのコレクション発表の秋のパリと約1年にわたって撮影された。

当時ヴェンダース監督はビデオを「敵視」していたが、はじめて映画に導入することとなり、それをどう扱うかが大きく注目されていた。(当時のビデオとは8ミリビデオの事を指しておりデジタルビデオやHDビデオなどの影も形もないホントに今と比べるとウソのように画質の悪いものでした。まさか「スター・ウォーズ」のように丸々一本、映画がとれるなんて誰もイメージしていない時代でした。この作品以降、ヴェンダース監督は積極的にビデオカメラや最新の器材を使用するようになり、後に全編DIGITAL CAMERAで撮影した音楽映画の傑作「ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ」が生まれた)映画はこのフィルムとビデオの間で揺れる監督とモードの仕事でかかえる矛盾と未来(流行とクラシック)の間で葛藤するデザイナー・山本耀司とが重なり合って、今までに例をみないファッションドキュメンタリーとなっている。

都市とモードのビデオノート デジタルニューマスター版

ヨージ・ヤマモトというと、既にその当時Y'sなどにおいて代表されるように黒のイメージが定着していた。その黒という色に関して映画の中でこんなことを言っていました。〜「服作りということで言えば私にとっては単純なのです。私がつくりたいのはシルエットや形(フォルム)なので色は必要ないのです。の生地は生地でしかない。何らかの色がついていると、そうした色によってさまざまな感覚や感情がついてきてしまう。それがうるさいのです。〜中略〜 時にはが色彩の行きつくところになる。色を混ぜて混ぜていくとになる。この感じがすごくおもしろいのです」〜 映画は仮縫いやリハーサル風景など、克明に写し出していて、最後まで興味深いものとなっていました。

付記
近年、ヴェンダース監督は16日間という短期間で傑作「ランド・オブ・プレンティ」を、やはり全編DIGITAL CAMERAで撮影しました。

ランド・オブ・プレンティ スペシャル・エディション ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ

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2006-07-13

シャマラン監督の色彩暗示、今回も?

まもなく全米で「レディ・イン・ザ・ウォーター(原題・Lady in the Water)」が封切られるM・ナイト・シャマラン監督(「シックス・センス」「サイン」)。例によって全体的なストーリーは極秘(シノプシスは公開済み)。主演が「サイドウェイ」のポール・ジアマッティ(役名・クリーブランド)、ブライス・ダラス・ハワード(役名・ストーリー)。

Lady









シャマラン監督と言えば、画面の中に物語のキーの色を潜ませる手法を用いる事で有名。「シックス・センス」での「」(ゴーストにかかわるシーン)、「サイン」での「青みがかったスミレ色」(亡くなった妻を連想するシーン)、そして、「ヴィレッジ」の「」と「黄色」(災いの色を「」、災いから守る色を「黄色」)。「レディ・イン・ザ・ウォーター(原題・Lady in the Water)」は「プール下に潜む精霊」という事で、さしずめ「青系」ということになるのでしょうか ?日本公開は2006年秋・予定。

Apple - Trailers - Lady In The Water
http://www.apple.com/trailers/wb/ladyinthewater/

Lady in the Water

http://ladyinthewater.warnerbros.com/

ヴィレッジ サイン


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2006-07-12

映画「花田少年史」& 舞台挨拶

舞台挨拶に3人と一匹( ? )が登場(西村雅彦、須賀健太、水田伸生監督とジロ)。この夏公開の「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」〜ここより物語 (以下一部、内容に触れています)・小さな港町で評判のわんぱく少年・花田一路は、ある日、トラックと衝突する大事故に遭ってしまう。九死に一生を得た一路には、幽霊が見える不思議な能力が身についていた。その日から彼の周囲には、様々な幽霊が出現して願い事や相談を持ちかけてくるようになる。そして‥ここまでフライヤーより抜粋。

Hanada












一路役にはピッタリ ! の須賀健太(「ALWAYS 三丁目の夕日」)、母親役に篠原涼子(久しぶりに、なんと歌が聴けます!!)、父親役に西村雅彦(長髪スタイルに嵐の海と大活躍)、そして幽霊の皆さんたち、安藤希(物語のキーパーソンです)、沢村一輝(この人も「ラブ★コン」の谷原章介パターンでいつの間にかこのような役が多くなってきました‥。し、しかし、ご飯粒顔に、蛸って‥)、もたいまさこ(この人ならではの役で登場。出てくるだけでおかしい)、杉本哲太。原作は一色まことのコミック。深夜放送枠でアニメ化もされて好評を得ました。主題歌はサンボマスター( !! )「愛しさと心の壁」。いいなぁ〜少年の夏物語りって、という気分にさせてくれる、ほのぼの楽しい映画。

花田少年史 DVD-BOX 花田少年史 1 (1)

舞台挨拶篇
ぜんぜん、あがっていない須賀健太君は西村雅彦さんの事を「立ってるだけでおかしい」「こんな大人になりたい」なんてコメント。それを受けて西村さんは須賀君を「日本を代表する子役」と、ヨイショパワーで返す。何か褒められる度にペコッとお辞儀をする姿に素がでていて、かわいい。水田監督は今作が初監督「映画を撮ったのが初めてなら、こんな大勢の前で話すのも初めてです」とコメント。で、実は一番堂々としていたのは太い眉毛のジロでした(ちゃんと1000人を前にして、お座りしているのですよ。スゴイ!プレスのフォトセッション時にはポーズもつけるし‥)。

花田少年史|幽霊と秘密のトンネル
http://www.hanada-shonen.com/top.html

Hanada2

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2006-07-11

映画「ネバーランド」のこと。

ネバーランドに住む永遠の少年、ピーターパンとダーリング家の子供たちとの冒険を描いた「ピーターパン」にはモデルとなった少年がいた‥。監督は「チョコレート」でハル・ベリーにオスカーをもたらしたマーク・フォスター。主演はまもなく「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」が公開されるジョニー・デップ(作家ジェームズ・バリ役)と、この「ネバーランド」がきっかけで「チャーリーとチョコレート工場」で再共演したフレディ・ハイモア(ピーター役)。ケイト・ウィンスレットも母親シルヴィア役を好演。ポーランド出身の作曲家、ヤン・A・P・カチュマレクのサントラも美しい。

映画「ネバーランド」オリジナル・サウンドトラック

衣装はアレクサンドラ・バーン(前述・2006-06-28・豪華絢爛 !! 243分のハムレット参照)。「ネバーランド」では得意とする伝統的コスチューム以外にも当時としては進歩的だったシルヴィア一家(ディヴィズ家)の着る、ゆったりした上着(一般的にはコルセットを用いた、きっちりしたファッションが多かった)、ベレー帽、子供たちのニッカーボッカーなどもデザインしました。また、一見女の子と見間違うような当時の少年たちが見せびらかせていた大きく丸い襟は、後に「ピーターパンカラー」と呼ばれるファッションスタイルのひとつです。

バリと子供たちとの公園の出会いから、エンディングまで見終わった後「あ〜いい映画を見た」と思えるステキな作品でしたね。

付記ちょっと、いい話
「ピーターパン」に関する著作権料はバリの遺言でイギリスのグレート・オーマン小児病院(Great Ormand Street Children's Hospital)に遺贈されたそうです。

ネバーランド

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2006-07-10

CGの皇帝ペンギン ! タップダンス !!

少し先の公開になりますがCGアニメのと〜っても楽しそうな作品が、こちら。ハッピー・フィート ( Happy Feet )。監督・ジョージ・ミラー、物語・南極を舞台に、歌って踊れる皇帝ペンギンのコメディ・アドベンチャー。エルビス(声:ヒュー・ジャックマン)とノーマ・ジーン(声:ニコール・キッドマン)の息子アンブル(声:イライジャ・ウッド)は世界一、歌が下手くそ。でも、過激なタップダンスは抜群!(とにかく下記サイトの予告編をご覧下さい。思わず頬が緩みますよ〜。キャラはビミョ〜ですが‥)。その他の声の出演:ブリタニー・マーフィー、ヒューゴ・ウィービング、ロビン・ウィリアムス、ミリアム・マーゴリーズ、レスリー・ニールセン(豪華! で、たっ楽しそう!!)。ここまで、参考ワーナーブラザース映画・近日公開予定作品より。全米は2006年11月17日公開予定。日本は2007年春休みロードショー。尚、全米では同時にIMAX-3D版も公開(「ポーラー・エクスプレス」の時と同じパターンですね。日本では未定)

Apple - Trailers - Happy Feet
http://www.apple.com/trailers/wb/happyfeet/

Happy Feet
http://www2.warnerbros.com/happyfeet/

Happyfeet










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2006-07-09

「ブレイブストーリー」・GONZO

基本的RPGの世界観を踏襲した宮部みゆきさん(ゲーム好きは有名ですよね)同名小説「ブレイブストーリー」の映画化。小説をバッサリと刈り込んで2時間弱にまとめた事によるプラス面とマイナス面両方出てしまったのが少し残念(小説と違う部分もあり、出ないキャラあり。RPGの時間軸に沿った物語化の宿命か?)。そして映像はというと、すっきりとした透明感のある色彩設計。「青の6号」「サムライ7」を製作したGONZOの空気感は気に入っていたので期待通りの仕上がりで、その点とても良かった。声優陣も松たか子、大泉洋、常磐貴子、今井美樹(久々!)、ウエンツ瑛士、他(割愛陳謝!)、以外にも(と、いうと失礼だが)違和感なくハマっていて、こちらもマル。

ブレイブ・ストーリー (上) ブレイブ・ストーリー (中) ブレイブ・ストーリー (下)

Mac Fan 8月号に亀山千広プロデューサーのインタビュー、GONZOでの「ブレイブストーリー」のメイキング記事が掲載されています。ピクサー(Pixar)を訪問した時にズラリと並ぶPower Mac G5に驚いて、質問すると「ここにあるのは世界で2番目にすごい、1番はペンタゴンです」とか「音響を製作したスカイウォーカーサウンドに行った際も使われているのは、やはりAppleで、これはもうAppleさんに頼むしかないなぁ〜。と、いうことになって見事にスティーブ・ジョブズの術中にのせられてますが(笑)」などなど、あまり他のメディアでは語られていない話が読めます。ちなみに3D用のソフトはMaya7.0

Mac Fan (マックファン) 2006年 08月号 [雑誌]

ブレイブ ストーリー
http://www.bravestory.net/

GONZO Web Official Site
http://www.gonzo.co.jp/index.html

追記
シネコミ倶楽部・舞台挨拶レポート
松たか子さんと大泉洋さんの舞台挨拶

ブレイブストーリー ワタル ( 塗装済 完成品 ) ブレイブストーリー ミツル ( 塗装済 完成品 ) ブレイブストーリー ミーナ ( 塗装済 完成品 )

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2006-07-08

ジブリの原点「王と鳥」公開

高畑勲・宮崎駿をアニメーションへと誘った、アンデルセン原作(「羊飼い娘と煙突掃除人」)の「王と鳥」(ポール・グリモー監督)が、7月29日に東京・渋谷のシネマ・アンジェリカで公開されます(日本語字幕・高畑勲)。尚、同日ジブリの最新作「ゲド戦記」も公開されます。

「王の鳥」の前身となる作品「やぶにらみの暴君」(ポール・グリモー監督・詩人のジャック・プレヴェール脚本参加)は1947年に製作が開始され、プロデューサーの手によって1953年に2人の納得のいかない形で公開された。(1955年には日本でも公開され、その年のキネマ旬報ベスト10の第6位に他の実写映画にまじって選ばれている)。その後、1967年、作品の権利とネガフィルムを買い取り修正作業が加えられて、1979年に題名を改めて「王と鳥」として完成する。今回の公開が劇場初公開となります。

Outotori










映画「王と鳥」
劇場初公開記念
ポール・グリモー展開催中
会場・東京日仏学院ギャラリー
料金・入場無料
6月30日〜8月31日まで
(夏期休館等有り)

映画「王と鳥」公式サイト

http://www.ghibli.jp/outotori/

王と鳥

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「サイレントヒル」白く深い闇

白い静寂の世界から深い闇の色へ「サイレントヒル
(一部少しだけ物語に触れています)
「ジェヴォーダンの獣」を撮ったフランス人監督、クリストフ・ガンズの美意識と原作となった元のゲームへのリスペクトに溢れた映画。原作のゲームは男性が主人公だが、それを女性(なんと!「メリンダとメリンダ」や「ネバーランド」に出演していたラダ・ミッチェル。監督曰くミア・ファローだとか‥)に変えた事によって(戦わずに)「逃げる」ことで物語を引っ張っていく(クリアしていく)設定。サイレントヒルへ足を踏み入れるきっかけとなる娘・シャロン役に「ローズ・イン・タイドランド(前述・2006-07-01)」のジョデル・フェルランド。濃霧に覆われ白い灰が降るサイレントヒルの描写が素晴らしい。そして、クリーチャーが「何っこれ!?」といった「なにやら、わからないもの」なのですよ‥。とりわけ、あの!ピラミッド頭の造形といったら‥。そして真に怖いものって、やっぱり‥‥。ヘトヘトです‥(後半キツイ‥)。ちなみにゲーム未プレイ者としての感想です。

サイレントヒル
http://www.silenthill.jp/main.html

Hill

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2006-07-07

「プリティ・プリンセス2」と宝石

思わずきらびやかな宝石の数々にクラクラッとしてしまうほどの華やかな映画がこちら「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」。前作「プリティ・プリンセス」で普通の高校生から突如、ジェノヴィア王国の王位継承者としてプリンセスとなったミア。そんなミアが21歳の誕生日を迎えた日に衝撃の事実がそれは、女王になるための基礎教養を学び、礼儀作法を身につけ理想の結婚相手を選び、運命の恋におちること。しかも、これらすべてを30日以内にクリアしなければ王位継承権を失う事に。果たしてミアは本当の恋に出会えるのでしょうか?主演のミアにアン・ハサウェイ、ミアの祖母でジェノヴィア国の女王にジュリーアンドリュース( ! )

プリティ・プリンセス 2 ロイヤル・ウェディング 特別版 プリティ・プリンセス 特別版

監督はプリティ・ウーマン、プリティ・ブライド、(プリティ・ヘレン)といつのまにか(好むと好まざるとにかかわらず‥)シンデレラストーリーの名手となっていたゲイリー・マーシャル(原題にプリティとついているのはプリティウーマンだけですが‥)

プリティ・ウーマン 15周年記念特別版

さて、この華やかな映画にはスイス最高級の宝飾・時計ブランドの「ショパール」が、これでもかというぐらいの宝石コレクションを披露しています。
中でも戴冠式のシーンでのミアは、合計74カラットを超えるビルマのルビーと104カラットのダイアモンドで作られた200万ドル相当のネックレスとイヤリングのセットを身にまとい登場。さらに映画の中でミアが愛用品としてつけている腕時計はダイヤモンドを敷き詰めた文字盤の18ktホワイトゴールドのもの。あと、ミアの寝室に展示されている宝石の価値は1000万ドルを超えるもので、まぁ〜これだけセッティングするとほんとに警備だけでも大変だったでしょうね〜、と、(老婆心ながら)思ったりしました。

ちなみに、「ショパール」は、フランスの大スター、ジェラール・フィリップの名作「花咲ける騎士道/ファンファン・ラ・チューリップ」のリメイク「花咲ける騎士道」やブライアン・デ・パルマ監督「ファム・ファタール」にも宝石コレクションを提供しています。

花咲ける騎士道 スペシャル・エディション 花咲ける騎士道
ファム・ファタール

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今日は何の日? TARO DAY !

と、いうわけで7月7日は岡本太郎さんの巨大壁画「明日の神話」(1968-1969)の除幕式(※)。日本テレビの特番が21時から生放送されて、ほぼ日刊イトイ新聞では(AM11時頃から深夜25時頃まで)テキスト中継や中沢新一さんと糸井さんの特別講義ストリーミング放送とか、いろいろあります。「明日の神話」は2003年メキシコ・シティ郊外で見つかった縦5.5m、横30mの岡本太郎さん最大にして幻の作品です。故・岡本敏子さん(岡本太郎さんのパートナー)が生前、探し続けてきてメキシコで見つかった際の某ニュース番組に出演された時に語っていた「是非、日本に持ち帰りたい」。その夢は実現し、いよいよ世界初公開となります。壁画についての、経緯や修復作業の模様はTV特番やWEBの方を是非、ご覧下さい。まるで映画の如くドラマティックな「壁画」を巡る物語。35年の時を経て、いよいよ姿を現します!!
※翌7月8日から一般公開されます。

追記・
無事、壁画が姿を現しました!!感動!!

ほぼ日刊イトイ新聞 - TARO DAY!
http://www.1101.com/taro_money/taro_day.html

岡本太郎「明日の神話プロジェクト」

http://www.ntv.co.jp/asunoshinwa/index.html

川崎市岡本太郎美術館所蔵作品集 TARO

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2006-07-06

ラブ・コメの傑作 ! 映画「ラブ★コン」

実は原作コミック(中原アヤ・別冊マーガレット)を読んでいなくてノーマーク。宣伝用に作成された「ラブ★コン For Beginers」(原作の一回目を掲載)を手にして読んでみると「これが、めっさ(めっちゃ)オモシロ〜イ!!」と、いうことで試写へ行ってきました !! 小池徹平、藤澤恵麻の(小さい)大谷・(大きい)小泉コンビ、ピッタリはまって「ええ感じですよ〜」(「オール阪神・巨人」というアダ名もベタですが‥本人出てますし‥)。さらに更に!谷原章介(「嫌われ松子の一生」の際の「歯がキラ〜ン!」といい、今回といい役者人生の今後が心配‥)。他の脇キャラもキワキワ。も〜コミックが原作だけど、こんな感じでやられると「これ、マンガやん」とツッこまれても「それが、どないしてん」と、いう気分にさせてもらえるラブコメの傑作 !! 以上、関西風味でお届けしました !! よろしQUEEN !! ハッピーな映画ですよ。

ラブ★コン
http://www.lovecom-movie.com/

SEVEN TEEN 増刊 映画「ラブ★コン」メイキングBOOK 2006年 8/10号 [雑誌] ラブ・コンFAN BOOK ラブ・コン ドラマCD

原作コミック・1〜13 巻
ラブ★コン (1) ラブ★コン (13)

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続・ミニシアター、フライヤー !!

新カテゴリー「映画宣伝ツール」追加しました(左サイドに表記)。前回(昨日)の「ミニシアター、フライヤー !!」の際に未掲載分・追加です。この方もミニシアター系グラフィックで大活躍です。大寿美トモエ・「EURIKA(「初恋」と同じく宮崎兄妹共演でしたね〜)」「クロエ」「トーク・トゥ・ハー(オリジナルのファン・ガッティのデザインを踏襲したものですが、いいデザインだなぁ〜とつくづく思います)」「ノーマンズ・ランド」など。ちなみにウディ・アレン監督「スコルピオンの恋まじない」のパンフレットも大寿美さんのデザインによるもの。最近のウディ・アレン監督作品の凝ったパンフレット・デザインは大島依提亜さんによるもの。

トーク・トゥ・ハー オリジナルサウンドトラック スコルピオンの恋まじない

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2006-07-05

船を降りたら彼女の島

最初に思ったのは、なんて素敵なタイトルなのだろうということ。次に風景を横切るギターの音。東京から結婚のことを両親に伝えようと戻ってきた娘役に「寝ずの番」で「あっ」と驚かせてくれた木村佳乃、父親役に大杉蓮、母親役に大谷直子。「がんばっていきまっしょい」「雨鱒の川」の磯村一路監督の静けさを伴った人々への眼差しが優しい(それは突然帰ってきた娘の何か言いたそうで、なかなか切り出せない事を察知して見守っている父親の眼差しに連なっている)。瀬戸内の島々の風景がドラマの別軸になっている「伝説の鈴」と相まって、観ているこちら側にも懐かしい郷愁を誘う。ラスト、昔あった実家後の丘から娘を見送る父親の立ち姿が素晴らしい。そう、ここは‥まぎれもなく彼女の生まれ育った島なのだから‥。「船を降りたら彼女の島」‥

船を降りたら彼女の島
http://www.altamira.jp/kanojo/
ロケ地となった愛媛県・大三島のロケ地MAPや撮影セットの写真、デッサンの一部、映画の原案となった漫画家サキヒトミさんの「カントリーパラダイス」(集英社・刊)などが紹介されています。

Kanojo








船を降りたら彼女の島


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氷の世界「ホワイト・プラネット」

「ディープ・ブルー」「WATARIDORI」「皇帝ペンギン」と動物ドキュメンタリーの秀作がコンスタントに公開されていますが「ホワイト・プラネット」も、また時間と労力をかけた素晴らしいドキュメンタリーです。(予想通りというか)ホッキョクグマが「ぬいぐるみ」みたいで「かわいい〜」って声がもれていました(確かに親子が重なってる姿がかわいい)。で、驚いたのは「どうやって撮ったのだろう?」って思った、その他の動物たちの姿です。50万頭のカリブーの大移動やホッキョククジラの姿は、撮影隊が瞬間を捉えた「その場の空気」がこちらまで伝わってきて感動ものです。音楽がいいなぁ〜と、思っていたら、あの「コーラス」のブリュノ・クレによるものでした(「WATARIDORI」「キャラバン」の音楽も!!)。

WHITE PLANET
http://www.whiteplanet.jp/

ホワイト・プラネット サウンドトラック

皇帝ペンギン プレミアム・エディション ディープ・ブルー −スタンダード・エディション− WATARIDORI スタンダード・エディション

 

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ミニシアター、フライヤー !!

2004年に刊行されて好評だった本が「ミニシアター・フライヤー・コレクション」。前述(2006-06-06)の大島依提亜さんをはじめミニシアターフライヤーと言えばこの人、といった方たちのオンパレード。掲載作品でのお気に入りを列挙していくと‥。FISH DESIGN・コッポラファミリーもの「CQ」「バージンスーサイズ」、ウルトラグラフィックス・一連のゴダールもの「パッション」「女は女である」「ゴダールのマリア」、鈴木成一デザイン室・コーエン兄弟もの「ファーゴ」「バーバー」、岡野登(サイファ)・「ドッグヴィル」、葛西薫・「風花」、大島依提亜・「ほえる犬は噛まない(前回書いたけれど、もう一回書いておこう。「リンダ リンダ リンダ」のペ・ドゥナがここでも疾走!)」「過去のない男」「バーバー吉野」(おぉっ!!「かもめ食堂」繋がり!!って「かもめ食堂」も大島さんだけれど)「アベックモンマリ」「ミトン」などなど‥(き、きりがない‥)。

過去のない男 バーバー吉野 スペシャル・エディション

紙質もよくデザインバージョン違いのものも掲載されていたりして、そろそろ続編期待の一冊です。(ちなみに版型が違うので正式な続編とはいえないがチラシ・パンフレット・試写状・グッズなどの宣伝ツールを収録した「ミニシアターグラフィック」有り)

ミニシアター・フライヤー・コレクション

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2006-07-04

ALWAYS・三丁目の夕日と昭和30年代

西岸良平のシリーズ発行部数1400万部のコミック「三丁目の夕日」を「ジュブナイル」「リターナー」の山崎貴が監督した、昭和の「懐かし新しい世界」にタイムスリップさせてくれる、ほのぼの心温まる映画。(吉岡秀隆が今までと違ったテイストの役を演じ、淳之介を演じる須賀健太が「その健気さ」の演技で泣かせます。またTV「野ブタ。をプロデュース」の野ブタパワー注入!!とは違った持ち味で堀北真希が好演。堤真一、薬師丸ひろ子の夫婦役も温かい)。そして、セット美術が「今後のCG使用のあり方」も含めて素晴らしい。

ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版 「ALWAYS 三丁目の夕日」夕日町オフィシャルガイド

時代設定は昭和33年。その「昭和30年代」を特集した「東京人」8月号が発売されました。テレビのこと、その頃多く発刊された女性週刊誌のこと、渡辺プロのこと(先日TVドラマ「ザ・ヒットパレード」が放映されましたね〜)、遊園地のことなどがモノクロ写真とともに紹介されています(銀座辺りの写真は映画とも重なったりします)。

その、渡辺プロダクションの創立50周年として制作された5枚組CD「ベスト歌謡曲100 ザ・ヒットパレード」まさに昭和歌謡クロニクルの趣き。

ベスト歌謡曲100~ザ・ヒットパレード

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石岡瑛子のアートワーク

以前、記載したデザイナーの石岡瑛子さんのレクチャーショウ(4月)の採録が「ブレーン8月号」に掲載されています。当日は石岡さんがプロダクションデザイナーを担当したポール・シュレーダー監督「MISHIMA」の20年振りの上映が行われました(日本・未DVD)。主な仕事 : 「地獄の黙示録」のポスターアートディレクション(ヘリコプターが低空飛行で飛んでいる大判のポスター。カッコイイです。このアートディレクションによってアカデミー賞コスチュームデザイン賞を受賞した「ドラキュラ」へと繋がっていきました。尚、イラストはリアルイラストレーションの滝野晴夫さん)。他のアートワークにマイルス・デイビス、ビョーク「COCOON」など。最近では「ザ・セル」のコスチューム・デザインが一度見たら忘れられないインパクト大の衣装でした。

私 デザイン 石岡瑛子

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並べてみました「画家と映画」

近年、公開されたものですぐに思い浮かぶのが「真珠の耳飾りの少女」(2004年)有名なフェルメールの絵画「真珠の耳飾りの少女」はいかにして生まれたか‥絵のモデルをスカーレットヨハンソンがはっ!とする程の「そっくり」ぶりで演じました。前述記事・(2006-06-19)「真珠の耳飾りの少女」とラピス・ラズリ

真珠の耳飾りの少女 通常版

画家の制作の秘密を暴いていくドキュメンタリーの傑作が、「ミステリアスピカソ・天才の秘密」(1956年・1998年)です。名匠アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督がパブロ・ピカソによるこの映画のための新作製作過程を記録した映画。スタンダードサイズが途中からシネスコサイズに変わる瞬間、いきなり絵画世界が広がるという趣向が素晴らしい。(ピカソ自身の意向で映画のための絵という事なので絵画そのものは残されていないそうです)

ミステリアス・ピカソ ~天才の秘密

そのピカソを「そっくり」さん演技で見せたのがアンソニー・ホプキンス主演
サバイビング・ピカソ」(1996年)38歳の年齢差があった画学生フランソワーズとピカソの物語。ジェームズ・アイボリー監督作。ピカソの女性関係にポイントを合わせた映画。

「そっくり」さん演技もの(?)としては、他に1968年6月3日に実際におきたアンディウォーホル狙撃事件を描いた「アンディ・ウォーホルを撃った女」(公開タイトル「I SHOT ANDY WARHOL」1995年)やそのウォーホルとも親交があり、27歳の若さで世を去ってしまった画家ジャン・ミッシェル・バスキアの生涯を描いた「バスキア」(1996年)(こちらはウォーホルをなんと!デヴット・ボウイが演じています)が印象的。

バスキア

創作を描いている作品で思い浮かぶのが「美しき諍い女」(1991年)。4時間近い映画ですが、ほとんど絵画の制作シーンという一歩間違えれば「ほとんど睡眠」になりかねないところを画家とモデルの対立する緊張感で見せます。(と、いっても「少しウトウト」かも‥)モデル役をエマニュエル・ベアール、画家を名優・ミッシェル・ピコリが演じました。

美しき諍い女 無修正版

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2006-07-03

「ナイロビの蜂」、バラ色の湖の如く

レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ共演による「ナイロビの蜂」。監督は前作「シティ・オブ・ゴッド」でアカデミー監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞にノミネートされたフェルナンド・メイレレス。そのドキュメンタリータッチな手法とハイコントラストとハイキーな彩度の鮮烈なイメージは本作でも発揮されています。撮影監督は監督のCMディレクター時から15年以上の付き合いとなるセザール・シャロン。原作はスパイ・サスペンス小説の巨匠、ジョン・ル・カレ(「寒い国から帰ってきたスパイ」「ロシアハウス」など)。物語の骨格がサスペンスを用いていて最後まで飽きさせません。(ホント、オープニングからビックリさせられました)。

The Constant Gardener

とにかくケニアにおいてのロケ撮影が素晴らしい美しさです。まるで凍った雪のような巨大な塩床に取り囲まれたマガディ湖のこの世のものとは思えないバラ色の色彩は、撮影に際して更にハイキーなコントラスト(※)と相まって息をのむ風景です。

レイチェル・ワイズは「ハムナプトラ」「コンスタンティン」といった大作からマイケル・ウィンターボトム監督の「I Want you」まで幅広く演じていて、いつのまにか現在のポジションを得ていたといった不思議なスタンスを持った女優。情熱的にボランティア活動にのめり込み、まったく夫の事を顧みていないように見えていて、実は‥と、いった大変むずかしい役を演じていて納得のアカデミー賞獲得の熱演でした。

I Want You あなたが欲しい【廉価版2500円】

彩度を落としたり、銀残しを用いたりと全体に淡いグレースケールのイメージの映画が多い中、いわゆるPhotoshopなど画像レタッチ系ソフトでの色調補正の彩度やコントラストのスライダーをプラス方向(ハイキー)に動かした映像。

付記
今年の始めに試写で観て未だに印象が残っている、まさに「映画ができること」の到達点

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美術監督・種田陽平さん

美術監督シリーズ_1

種田陽平さんは「スワロウテイル」での円都(YenTown)のセットや「キル・ビル Vol.1」の青葉屋のセットなどを、もはや芸術作品とも呼べるデザインで組む日本屈指の美術監督。最近では「THE 有頂天ホテル」での日本最大のセットといわれる東宝スタジオ第8ステージを使ったホテルのセット、「フラガール」の舞台セットなどがあります。(他に「花とアリス」「69シックスティーナイン」「いま、会いにゆきます」「不夜城」など多数。また、TV「カンブリア宮殿」のセットも)。詳細プロフィールは下記、WEBで読めます。

YOHTA-design
http://www.yohta-design.com/
種田陽平さんのアートワークが掲載されています。

キル・ビル Vol.1 THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション   花とアリス 特別版


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2006-07-02

「ブロークン・フラワーズ」に花束を

本当にいるかどうかもわからない息子の母親を求めて20数年前の恋人たちを訪ねていくドン(ビル・マーレイ)。その、かつての恋人たちを演じる女優陣が豪華。ジュリー・デルピー、シャロンストーン、ジェシカ・ラング、フランシス・コンロイ、ティルダ・スウィントン。他にクロエ・セヴィニーもジェシカ・ラングの博士助手で出演。突然現れる、かつての恋人ドンへの対応が、それぞれおもしろい。(戸惑い50%だったり、気まずい空気100%だったり)夕食のメニュー、エピソードにも、かつての恋人たちとドンとの関係性が出ていて笑えます。

そして、キーワードは「ピンク
突如届いた息子探しのきっかけとなる手紙がピンク、文字がピンクピンクのスーツ、ピンクのバスローブ、ピンクの名刺、ピンクのパンツ、ピンクのタイプライター‥ドンが持っていくピンクの花束。「ピンク」の手紙から連想してすぐに「ピンク」のものに目がいってしまう‥(そういう事ってありますよね。気になってしまうと何にでも関連づけとしまう事って‥それが的外れな事であっても‥)

果たして息子探しのきっかけとなる手紙を出したのは誰なのか‥(ジム・ジャームッシュ監督は「これ」と答えを出していないようで実は最初に提示されていた気がするのですが‥いかがでしょうか?)

付記
ドンの旅に止めを刺す元恋人ペニー役に「ナルニア国物語 / 第一章:ライオンと魔女」のあの「魔女」役のティルダ・スウィントンがナルニア同様、こわ〜く演じていました。

Broken Flowers: Music from the Film

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衣装デザイナー_2

イーデス・ヘッド(Edeth Head)の時代

1938年、映画衣装と言えば、この人。
イーデス・ヘッド(イデス・ヘッド)がチーフデザイナーとして登場する。(それまでチーフデザイナーは総て男性が占めていた中、1927年からデザイナーとして下積みを積んだ後、先のトラヴィス・バントンの後継者としてパラマウント映画の衣装チーフデザイナーとなる)約60年に及ぶキャリアの中で関わった作品は1000本を超え、まさにハリウッドの衣装デザインの天才と呼ぶにふさわしく、ありとあらゆるジャンルの衣装を手がけた。

中でもオードリーヘップバーンとグレース・ケリーの衣装デザインは特に有名です。「麗しのサブリナ」でのサブリナパンツは世界中で大流行しました。(尚、「麗しのサブリナ」「ティファニーで朝食を」のドレスはヘップバーンお気に入りのクチュリェ、ジバンシーの手によるもの)「ローマの休日」にせよ「麗しのサブリナ」にせよ、ヘップバーンのカジュアルな衣装部分のチャーミングさはイーデス・ヘッドによってクリエイトされたと言っても過言ではありません。

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版) 麗しのサブリナ

グレース・ケリーの衣装は"クールビューティー"と形容されていた通り、とても優雅なものが多かったのが特徴です。「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」「泥棒成金」などヒッチコック監督ご指名で衣装を担当しました。

ダイヤルMを廻せ! 特別版 泥棒成金 スペシャル・コレクターズ・エディション

また、「スティング」で初めて男性の衣装をデザインしアカデミー衣装賞を受賞している。(1930年代の衣装が粋でかっこいいです。映画も抜群の出来なので未見の方、オススメです)

スティング スペシャル・エディション

イーデス・ヘッド(Edeth Head )
アカデミー衣装賞を8回受賞
(ノミネートは34回)

 アカデミー衣装賞受賞作
 ・女相続人(1949)
 ・イヴの総て(1950・白黒)
 ・サムソンとデリラ(1950・カラー)
 ・陽のあたる場所(1951)
 ・ローマの休日(1953)
 ・麗しのサブリナ(1954)
 ・よろめき珍道中(1960)
 ・スティング(1973)
 (1948年から1966年まで衣装デザイン賞は白黒部門とカラー部門の2部門に分かれていた)。他にも「シェーン」「サンセット大通り」「レディ・イヴ」など

サンセット大通り スペシャル・コレクターズ・エディション

付記
作家の小林信彦さんがオードリー・ヘップバーンとグレース・ケリーともに共演者はオジサンばかり。と、書いていました。なるほど、そういえばそうなんですよね。

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2006-07-01

見逃せない「若冲と江戸絵画展」

前述(2006-04-21)の「プライスコレクション・若冲と江戸絵画展」がいよいよ来週より、東京国立博物館で開催されます。そのコレクターでもあるジョー・プライス氏のコメント付きのオフィシャルブログ(出展作品情報が読めます。しかも作品毎にトラックバックができるので観た後に、お気に入りの作品に感想が書けますよ)が、素晴らしい!!東京の後は京都、福岡、名古屋と約1年に渡り巡回展が行われますのでお見逃しなく!!(雑誌・BRUTUSにプライス氏のバスルームが掲載されていましたが、なんと若冲作品のタイル仕様!!)

追記
デザインテンプレートも提供されています。

若冲と江戸絵画展オフィシャルブログ

http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/

目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』

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「ダメジン」今日から公開 !!

何回か取り上げた三木聡監督・事実上のデビュー作「ダメジン」が今日から公開です(テアトル新宿1日2回上映・ほか順次公開)。何故、これが「お蔵入り」していたのかと思う豪華な俳優人。インドとジャージとユルユルと、いった趣の脱力パワー全開の作品です。し、しかし「ゴールデンチャイルド」って‥。ちなみにテアトル新宿では上下ジャージ姿割引有り!!ブログに書かれている監督の小ネタ&「めんこ」付きパンフレットも楽しみ!

前回の記事
2006-06-20
続・市川実日子と「ダメジン」と三木聡

映画『ダメジン』公式サイト
http://www.damejin.com/
ブログ有り

時効警察 DVD-BOX 時効警察オフィシャル本

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「M:i:III」「デスノート」対立の構図

(推論)「デスノート - DEATH NOTE - (前編)」と「M:i:III (M : i : 3)」2本の映画に共通しているのは対立の構図である。

ネタバレの恐れ有りですので未見の方は、すぐにパスして下さい。

前述の通り、オープニングからいきなりクライマックスとも呼ぶべきシーンを持ってきた「M:i:III (M : i : 3)」。ここで敵となるディヴィアン=フィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン=トム・クルーズとの対立構図をはっきりさせる事によって観客は、これから始まる映画の中で無意識に、この二人のことを軸に物語を追っていく事になります。その事によって「裏切り者」が誰であるのかが1次元的な見方になってしまい、本編中に出てくる「実は‥本当の裏切り者は‥」の決め手となるセリフを見過ごしてしまうように考えられているのではないでしょうか?
もし、オープニングに対立構図を持ってこずにイーサンの日常生活部分(自宅でのパーティシーン)から始まっていたら、かなり平板になっていた気がするのですが、いかがでしょうか?

M:i:III [Original Motion Picture Soundtrack]

そして、「デスノート - DEATH NOTE - (前編)」。言わずと知れた「ライト」と「 L 」の対立構図。こちらは前後編、通して見た時に更に「はっきり」と浮かび上がるように設計されているのでは? 現に「デスノート - DEATH NOTE - (前編)」の最後の最後に、やっと「ライト」と「 L 」が顔を合わせた所で「つづく」形になっているのですから(わざわざ、そこまで集約させて‥)。また、秋野詩織という原作に無いキャラクターを登場させる事によって、すんなりと後編へ繋がるブリッジ的役割を形成させている事も見逃せない。後編は弥海砂が加わる事によって図式がどう変わっていくのか(雑誌・映画秘宝の戸田さんへのインタビューではL側に付くような事を喋っていますが‥)いずれにせよ、楽しみなところであります。

Death Note 1: Boredome (Death Note) 映画「デスノート」オリジナル・サウンドトラック SOUND of DEATH NOTE

付記(驚愕)
日テレ、スゴイコトヲヤルモンダ‥
本編の冒頭数分間を公開中に放送してしまったのですから(これは本当に初?の出来事?)。
付記(蛇足)
リンゴ大好き死神リューク、Apple大好き「 L 」(Macでした)。ちなみに映画館が座席指定の場合は、やっぱり「 L 」の何番で観るのが通。(ほんとに蛇足)

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この人の展覧会が見たい_4

「この人の展覧会が見たい_4・ジェイ・オット シーボルド ( J.Otto Seibold )」Macを使って書かれた絵がデジタルとは思えない暖かさ。「タウンページ君」のキャラクターはこの人。そして最近よく見る、この絵本、「ミスター・ランチ」。オリジナルの雰囲気を損なわないフォント使いで完璧に翻訳されて3冊全て発刊されています。(HPをご覧になれば絵柄でわかると思いますが、昔「ウゴウゴルーガ」でアニメーションが流れていたそうです)

ミスター・ランチ カヌーのたび ミスター・ランチひこうきにのる ミスター・ランチをすくえ!
Mr. Lunch Highly Professional Address Book Mr. Lunch Fold and Mail Stationery (Fold and Mail Stationery)

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楽しい ! IKEA ファンブック

今年4月、日本上陸を果たしたスウェーデンの大型雑貨&インテリアショップIKEA(世界34ヶ国、年間4億人が訪れている)。その紹介本「IKEA ファンブック」が発売されました。執筆したのは世界一のIKEAマニアを自負する森井ユカさん(雑貨本「スーパーマーケットマニア」シリーズ有名)。発祥の地スウェーデン訪問から世界のIKEA巡りまで盛り沢山の内容。中でも「おぉっ」と笑ってしまったのがスウェーデンのソウルフード(!?)ミートボールの7ヶ国IKEAレストラン食べ比べ・ページ(それぞれビミョ〜に違うんですよね〜。やっぱり日本のが一番美味しそうに見えますが‥)。尚、船橋店に続いて港北店、そして2008年にはIKEA神戸のオープンが決定しています。

IKEA | ホーム |
キッチン 家具 ワードローブ 椅子 ソファ ベッド テーブル
http://www.ikea.com/ms/ja_JP/

雑貨まみれの毎日
http://blog.so-net.ne.jp/yukazakka/
著者・森井ユカさんのブログ
 楽しいですよ!!


IKEAファンブック

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I am「テリー・(ギリギリ)・アム」

て、あまりにベタなタイトルで失礼しました、が‥ある意味当たっているテリー・ギリアム監督最新作「ローズ・イン・タイドランド」。ここにきて連続して本編が公開されています(前作「ラスベガスをやっつけろ」から7年空いてましたからね〜)で、「ブラザーズ・グリム」撮影途中にプロデューサー(製作総指揮)のワインスタインともめてる時に撮影したのが本作。例によってビジュアルイメージの洪水です、それもかなりヤバめに‥。なんたって、お友達は4体のバービー人形の「頭」なんですから‥(でも、よく考えてみたら子供って人形の頭と体を別々に付け替えたりして遊んでたりしますよね‥そういう意味では、このローズの残酷でピュアなイメージメイクの迷宮は的を得ている)。「ブラザーズ・グリム」と比較するとローバジェットな映画だが、その分「ギリアム・ポイズン」が散りばめられている。

ローズ・イン・タイドランド

http://www.rosein.jp/

未来世紀ブラジル

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