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2006-07-27

「ニュー・ワールド」緑と灰色と。

20年間の沈黙を破って発表された前作「シン・レッド・ライン」から7年、テレンス・マリック監督の最新作「ニュー・ワールド」(しかし、驚くべき寡作ぶり)。主演、ジョン・スミス役は「アレキサンダー」のコリン・ファレル。ヒロインとなるポカホンタス(ふたりの話はアメリカで最も有名な伝説物語)には15歳の新人クオリアンカ・キルヒャー。他に「バットマン・ビギンズ」のクリスチャン・ベール、「ナショナル・トレジャー」のクリストファー・プラマー。テレンス・マリック監督で必ず語られるのが、その映像の美しさです。1978年公開の「天国の日々」の黄金色の麦畑、農場の四季の移り変わりを撮影したネストール・アルメンドロスはこの年のアカデミー撮影賞を受賞。テレンス・マリック監督はカンヌ映画祭のパルムドールを受賞しています。

天国の日々

それで今作ですが前作「シン・レッド・ライン」の時に感じた森や草原の「グリーン」のイメージは、「ニュー・ワールド」でも色濃く出ています。(と、いうか「グリーン」の印象だけが残っているほど、鮮烈)。まるで、写真集をめくるが如く繰り広げられるショットの数々‥。しかし、今作で違っている点が一点あります。ジョン・スミスが開拓者の砦に戻ってきた時に砦内で疑心暗鬼から、仲間割れが起こっているのですが、その時の色彩がほとんど彩度のないグレー調になっていて、先住民たちの村の豊かさとの対比がはっきりとわかるようになっています。(生彩が無いとは、まさに、この事ですね)

ニュー・ワールド コレクターズ・エディション

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