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2006-07-20

しみじみと「東京日和」

前述(「竹中さんと知世ちゃん」2006-04-14)で取り上げた「サヨナラCOLOR」も素敵な映画でしたが、この「東京日和」も、しみじみと「あ〜いいなぁ〜」と心から思える作品でした。

竹中直人が散歩の途中に立ち寄った本屋で手にした写真家・荒木経惟+陽子夫妻のフォトエッセー集「東京日和」を元に映画化。(荒木氏の写真と90年に他界した陽子さんのエッセーによって構成された本は「夫婦で歩いた楽しくも、切ない東京の記憶」を封じ込めたものとなっている)。映画自体はその写真集「東京日和」の骨格を借りて別の人の人生として描いている。

東京日和

主人公の写真家・島津巳喜男を竹中直人、その妻ヨーコを中山美穂。(演じる中山美穂がえもしれぬ存在感と透明感で最後まで映画のトーンをひっぱっていってます)

他の出演者に松たか子、三浦友和、浅野忠信、内田也哉子、田口トモロヲ、鈴木砂羽、中島みゆき(「サヨナラCOLOR」にも出ていて竹中組の常連ですね)など多彩。(荒木経惟も車掌役で特別出演しています)スタッフも監督・竹中直人、脚本・岩松了、音楽・大貫妙子、サウンドトラックのオーケストレーションには坂本龍一も参加と、豪華な組み合わせが実現。

この映画で出てくる島津のマンションと室内のセットがとてもキレイで、特に色彩が時間によって変わっていく様が特筆ものの出来映えです。(これは撮影と照明の共同作業によって、時刻、天候によってベランダから見える景色が変わるように組み立てられたそうです)。また、衣装に北村道子が参加(近作に「メゾン・ド・ヒミコ」! )。コム・デ・ギャルソンが使われたシーンもあります。更に映画の中に多くの花が登場するのですが、それらを専属のフラワーコーディネーターが担当しひまわりあじさいなどで美しく彩っています。そして、現在では既に撮影時とは様変わりしつつある東京のロケ地の数々が本当に美しさに溢れていました。(特に有楽町、銀座、東京ステーションホテル丸の内など)

東京日和

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