映画「ネバーランド」のこと。
ネバーランドに住む永遠の少年、ピーターパンとダーリング家の子供たちとの冒険を描いた「ピーターパン」にはモデルとなった少年がいた‥。監督は「チョコレート」でハル・ベリーにオスカーをもたらしたマーク・フォスター。主演はまもなく「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」が公開されるジョニー・デップ(作家ジェームズ・バリ役)と、この「ネバーランド」がきっかけで「チャーリーとチョコレート工場」で再共演したフレディ・ハイモア(ピーター役)。ケイト・ウィンスレットも母親シルヴィア役を好演。ポーランド出身の作曲家、ヤン・A・P・カチュマレクのサントラも美しい。
衣装はアレクサンドラ・バーン(前述・2006-06-28・豪華絢爛 !! 243分のハムレット参照)。「ネバーランド」では得意とする伝統的コスチューム以外にも当時としては進歩的だったシルヴィア一家(ディヴィズ家)の着る、ゆったりした上着(一般的にはコルセットを用いた、きっちりしたファッションが多かった)、ベレー帽、子供たちのニッカーボッカーなどもデザインしました。また、一見女の子と見間違うような当時の少年たちが見せびらかせていた大きく丸い襟は、後に「ピーターパンカラー」と呼ばれるファッションスタイルのひとつです。
バリと子供たちとの公園の出会いから、エンディングまで見終わった後「あ〜いい映画を見た」と思えるステキな作品でしたね。
付記・ちょっと、いい話
「ピーターパン」に関する著作権料はバリの遺言でイギリスのグレート・オーマン小児病院(Great Ormand Street Children's Hospital)に遺贈されたそうです。
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