衣装デザイナー_5
80年代〜
80年代になってブランドの注目度(主にメンズ)は、ますます高まり「アメリカン・ジゴロ」でリチャード・ギアが身にまとっていたのがジョルジオ・アルマーニ( GiorgioArmani )でした(「アンタッチャブル」の衣装もアルマーニによるもの)。
その後、堰を切ったかのようにミラノのデザイナーブランドの大乱立へと突入していき、ニノ・セルッティ(「プリティウーマン」)、ジャンニ・ベルサーチ、へと続いていきます。(セルッティの紳士部門から独立したアルマーニの衣装を「アメリカン・ジゴロ」で着ていたリチャード・ギアが「プリティ・ウーマン」ではセルッティを着ているのが、おもしろいですね)
勿論、メンズのブランドが注目される以前からレディスのブランドはスターに愛されていました。(参考までにクリスチャン・ディオールを衣装に用いたのはマレーネ・ディートリッヒが最初でした)
〜この時代の他のデザイナー〜
ミレーナ・カノネロ( Milena Canonero )
「炎のランナー」でアカデミー衣装賞受賞。ノミネートは最近でも多数の現役デザイナー。「時計仕掛けのオレンジ」「バリー・リンドン」「ダメージ」など。2007年1月公開予定の話題作「マリー・アントワネット」も
アン・ロス( Ann Roth )
「マリアンの友だち」でデザイナーデビュー。「イングリッシュペイシェント」でアカデミー衣装賞受賞。「9時から5時まで」「ワーキング・ガール」など
補足1
1977年「スターウォーズ」でアカデミー衣装賞を受賞したジョン・モロは元々、軍服のデザイナーとして活躍していた変わり種。その後、1982年に「ガンジー」でも同賞を受賞している。
補足2
日本人のアカデミー衣装賞・受賞者
1953年「地獄門」和田三造
1985年「乱」ワダ エミ
1992年「ドラキュラ」石岡瑛子
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