オルセー美術館展・神戸
神戸市立博物館で開催中の「19世紀 芸術家たちの楽園 オルセー美術館展 パリ・印象派の殿堂から - マネ、モネ、ルノワール、ゴッホ - 名作に出会う」を見てきました。平日にもかかわらず大変な賑わい(入り口はそうでもないが中に入ってビックリ)。12月8日からは神戸ルミナリエが始まるので更に混雑が予想されます。スペースは1階から3階、ほぼ全館使いきっての展示になっているので、それなりの時間配分と休憩をとりながら見ることをお勧めします(1階入ってすぐに猫がかわいい有名なルノワールの「ジュリー・マネ(あるいは猫を抱く子ども)」やモリゾの「ゆりかご」が展示されていたりします)。そして、やはり人気なのはキャッチーにも使用されているエドゥアール・マネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」。その筆致の勢い、黒のみずみずしさ、もう一筆入れてしまうと違うものになったんだろうなぁと思わせる瞳の描き方は実物でのみ感じられる傑作。このマネの作品が展示されているSection「芸術家の生活 - アトリエ・モデル・友人」は画家の交友関係含めて「画家が描く画家」という意味でも興味深かった。神戸展は2007年1月8日まで。東京展は1月27日より東京都美術館で開催。
オルセー美術館展 19世紀 芸術家たちの楽園
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