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2006-12-31

映画的 ! コニー・ウィリス

「リメイク」というタイトルもずばりのデジタル俳優だけで映画を撮るようになったハリウッドを舞台とした小説があったり、映画の話が会話(かなり性格付けになっている)に頻繁に出てくる「航路」など「映画的」お楽しみたっぷりの小説を書いているアメリカSF界の女王、コニー・ウィリスの短編集「最後のウィネベーゴ」が出ました。
4編収録されていますが合わせて12個の賞(ヒューゴー賞・ネビュラ賞・SFクロニクル誌読者賞・ローカス賞など)を受賞している傑作ばかりですよ。犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで孤独な男が出逢う、ささやかな奇蹟を描いた表題作はもちろん抜群だが、その他の3作品はコメディ寄りで、とても楽しい!!一昨年発刊されたタイムトラベルもの「犬は勘定に入れません」もドタバタ度満載で、しかも誰も死なない素敵な小説。



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2006-12-28

SHOW MUST GO ON「ヘンダーソン夫人の贈り物」

ショウは続き、風車(ウィンドミル)は回り続ける。年も押し迫った年末に、なんて素敵な贈り物「ヘンダーソン夫人の贈り物」を見た。1930年代の英国ショウビジネス界に新しい風を巻き起こした実在の女性ローラ・ヘンダーソン夫人の物語。ヘンダーソン夫人を演じたジュディ・デンチ(本作でアカデミー賞ノミネート)、劇場支配人のボブ・ホスキンスが素晴らしい ! 劇場主と支配人の間柄を超えた大人の友情と愛情の微妙な機微を実に見事に演じています。映画自体のリズムとアクセントとなっているミュージカルレビューシーンも絶妙。監督はスティーヴン・フリアーズ(「グリフターズ/詐欺師たち」「ハイ・フィデリティ」)。脚本は「ベント」の劇作家マーティン・シャーマン(「永遠のマリアカラス」も)。衣装デザインを「ディパーテッド」も手がけているサンディ・パウエル(「恋に落ちたシェイクスピア」「アビエイター」でアカデミー賞受賞、本作でもノミネートされているトップデザイナー)。このテイストのミュージカル映画は寒い季節に見ると「ほっこり、ピッタリ」。ウィンドミル劇場を是非劇場(映画館)で。タイトルバックも素敵。

MRS HENDERSON PRESENTS 
ヘンダーソン夫人の贈り物
http://mrshenderson.jp/

「ヘンダーソン夫人の贈り物」オリジナル・サウンドトラック

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中島みゆきサプライズ !! 「間宮兄弟」ほか

今年、9月に行われた拓郎さんとかぐや姫のつま恋ライヴでの「中島みゆきサプライズ」には驚かされましたが、時々出演している「映画」にもビックリします。やはり、今年公開された「間宮兄弟」(森田芳光監督)の間宮兄弟の母親役は、う〜ん、この兄弟の母親、ありえるな〜。これは「のだめカンタービレ」の、のだめを造りあげた家族に納得 ! と同じぐらいのハマリ役(ボーリングにリンカーンを運転、…なんて ! )。また竹中直人監督作品「サヨナラCOLOR」「東京日和」にも出演しています。「サヨナラCOLOR」の女医役(役名が巌岳先生って…)、「東京日和」のバーのママ役( このバーのシーンに編集者役で森田芳光監督も出ています。すでに繋がっている!? )、共に見事な演技でピッタリ。

間宮兄弟
http://mamiya-kyoudai.com/

間宮兄弟 スペシャル・エディション (初回限定生産) サヨナラCOLOR スペシャル・エディション

驚いたね〜、中島みゆきサプライズ(つま恋ライヴ)

~Forever Young~ Concert in つま恋2006

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2006-12-27

Oh ! スコセッシ「ディパーテッド」

あの香港ノワールの傑作「インファナル・アフェア」(あの、という形容がピッタリ)をマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ(トニー・レオンが演じた役)、マット・ディモン(アンディ・ラウの演じた役)、ジャック・ニコルソンによってリメイク「ディパーテッド」。

インファナル・アフェア(低価格版)   インファナル・アフェア III 終極無間 インファナル・アフェアII 無間序曲

注・ここより内容、ラストに触れています。ストーリー自体はオリジナルをほぼ踏襲(潜入捜査を知っている上司がふたりになっていること、ラストが本作で完結するように変わっていること、の2点が変更されている)。舞台をボストンに移してアイリッシュ・マフィア(同監督「ギャング・オブ・ニューヨーク」のテーマ)と州警察の対立構造にふたりの潜入サスペンスが絡み合う。久々にスコセッシ節炸裂でオープニングから見せてくれます。なんといってもジャック・ニコルソンのマフィアのボス役が例によって怪演、ディカプリオはスコセッシと3度目のタッグでベスト、マット・デイモンはオリジナル版のアンディ・ラウとは違って少し線を太く演じて好演(このあたりはやはりメンタリティの違いからか、かなり違う印象に書き換えられている)、州警察の上司の1人を演じたマーク・ウォールバーグがやたら血の気が多く口が悪くて(こちらの方がマフィアみたい)と、思ってたら、こういうラスト(確かなものが何もないオチ、善きものとは何?)へ繋がる訳かと納得。(えっ ! そんなに潜入させてたの ?、と、ツッコミどころではあります)
オリジナル版の精神を追い詰められていくような緊迫感とはまた違った緊密度(スコセッシ・タッチです)が漂うブルース感覚溢れる作品となった。スコセッシ監督次回作は篠田正浩監督「沈黙」のリメイクを予定。

追記
本年度アカデミー賞作品賞およびマーティン・スコセッシが監督賞を(遂に)受賞 !
また、脚色賞も受賞。

ディパーテッド
http://wwws.warnerbros.co.jp/thedeparted/

ディパーテッド

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2006-12-19

FLY ! 「鉄コン筋クリート」

クロ(二宮和也)とシロ(蒼井優)が跳んだ!! 原作・松本大洋、監督・マイケル・アリアス、そしてスタジオ4℃によるアニメーション制作、ASIAN KUNG-FU GENERATION初の書き下ろし主題歌「或る街の群青」、まさに怒濤のコラボレーションによって生まれた「鉄コン筋クリート」。

鉄コン筋クリート オリジナル・サウンドトラック 或る街の群青

純粋な力を信じるクロ。純粋な心を信じるシロ。激しく変わろうとする宝町で、二人がみつけた たったひとつの答えとはー。(フライヤーより記載)

鉄コン筋クリート (1) 鉄コン筋クリート (2) 鉄コン筋クリート (3)

スタジオ4℃といえば世紀のアニメーション怪作「マインド・ゲーム」を制作したチーム。予想通りの疾走ぶりと「2001年宇宙の旅」のSlit-Scanばりのトリップシーンも加わって、いわゆる普通のアニメーションになっていないところはさすが、といったところ。もちろんクロとシロの飛翔シーンも。
二宮和也、蒼井優の主役ふたりはピッタリはまり役。他のVoiceCastも伊勢谷友介、宮藤官九郎、大森南朋、岡田義徳、森三中、田中泯、本木雅弘と超豪華。中でも鈴木(通称ネズミ)(田中泯)と、その子分、木村(伊勢谷友介)とのラスト近くでの「やりとり」や、宝町を我がものにしようとする蛇(本木雅弘)の「ねちっこさ」は声の名演技賞もの。

美術監督は「STEAM BOY」で「あっ」と驚く背景を作成した木村真二。とにかく宝町の美術設定、背景は「もうひとつの主役」と言っても過言ではない素晴らしさ。それだけで、もう満足しちゃったんですね〜。

MEMO
12月16日に発刊されたアニメーションノート・No4に「鉄コン筋クリート」の背景美術メイキングが掲載されています。

映画「鉄コン筋クリート」公式サイト
http://tekkon.net/

鉄コン筋クリート クロside 美術設定・アートボード集 鉄コン筋クリート シロside 背景美術集

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2006-12-17

そこ、空いてますよ。「暗いところで待ち合わせ」

乙一原作の傑作同名小説「暗いところで待ち合わせ」を脚本・監督、天願大介により映画化。田中麗奈の演技が光る好編(「がんばっていきまっしょい」以降でのベスト)。物語・交通事故にあって視力を失ったミチル(田中麗奈)は、最愛の父親もなくし、深い悲しみを胸に、大きな家にたった一人で暮らしはじめる。いつものように穏やかな時を過ごしていたミチルの耳に、家のチャイムが聞こえた。玄関のドアを開け、「どなたですか?」という問いにも、何の返答もない。そのとき、一人の男が、ミチルの脇をすり抜ける…。男の名は、大石アキヒロ(チェン・ボーリン)。ミチルの家の前の駅で起きた殺人事件の容疑者として警察に追われ、身を隠すために、ミチルの家に忍び込んだのだった…。(ここまでフライヤーより記載)

暗いところで待ち合わせ

その他のキャスティング

父親役の岸辺一徳、アキヒロの会社先輩役の佐藤浩市、友人カズエ役の宮地真緒、近所に住むハルミ役の井川遥。

シナリオ
原作とは設定が変わっていること、そのことによってアキヒロ役をチェン・ボーリンが演じたこと、それらについて果たしてどうだったのか、という論評が多いようですが、それらを補ってあまりある映画全体のトーンが素晴らしいので、結果よかったのでは?と思っています。「シナリオ12月号(シナリオ作家協会・刊)」に脚本全文が掲載されているので再読してみると、さすが後期故・今村昌平監督作品(「うなぎ」「カンゾー先生」「赤い橋の下のぬるい水」)の脚本に参加し支えてきた天願監督だけあって「すんなりと読み進められる」見事さです。ラストのアキヒロとミチルの会話の際のミチル・田中麗奈の表情が、なんとも言えぬ透明感が漂っていて、それだけで何故か泣けてきます(ひとりになってからも、2階にあがる際に告げる「お休みなさい」のひとこともよい)。

そのMaterial (あるいは映画的質感)
ミチルのファッションは本人のこだわりとして肌の感覚を大切にした肌ざわりのよいもの(コットン、絹、シフォンなど)を選ぶという設定。そういえば、物語の要所要所に父親のセーター、コート、風に飛ばされたらしい白いシャツに触れているミチルのシーンが織り込まれていました。他にもミチルの感情表現を描くための美術、小道具などの設定が大変細やかでした。

暗いところで待ち合わせ −Waiting in the Dark−
http://www.kuraitokorode.com/

オリジナル・サウンドトラック「暗いところで待ち合わせ」 underworld

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2006-12-16

Poinsettia COLOR Movie ?

Poinsettia COLOR Movie」なんて、勝手にネーミングしちゃいましたがXmas当日までに見たい(もしくは見た方が盛り上がる)映画って、あると思いませんか? すぐに思い浮かぶのが「ラブアクチュアリー」(公開時はValentine Day前となっていましたが…)。ヒュー・グラントが英国首相を演じたオールスターキャストのアンサンブル・コメディ(最初、誰と誰が繋がっているのか、わからなかったのが徐々に判明していき、実は…が楽しい)。「幸せな偶然」を描いた「セレンディピティ」(ジョン・キューザック、ケイト・ベッキンセール)も、クリスマス直前のニューヨークが舞台となった映画でした。(脳科学者の茂木健一郎さんはセレンディピティの事を「幸せな偶然に出会う能力」と訳しています。素敵ですよね)。他にも毎年クリスマスをパリで過ごす、ニューヨーカー家族が描かれているウディ・アレン監督作中、極めて華やかな「世界中がアイ・ラヴ・ユー」。また、アメリカでは大ヒットしたものの日本ではDVD発売とWOWOWのでの放送のみとなった「エルフ〜サンタの国からやってきた〜」もクリスマスシーズンにピッタリ!! (「奥様は魔女」リメイク版でダーリン役を演っていたウィル・フェレルが主役)。同じテイストでは「グレムリン」「三十四丁目の奇蹟」「三人のゴースト」、(トムハンクスCG劇場とも言う?)「ポーラーエクスプレス」。で、やっぱり「素晴らしき哉、人生」も。

ラブ・アクチュアリー セレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~ エルフ~サンタの国からやってきた~

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2006-12-15

2006年の「犬神家の一族」

市川崑監督による1976年版「犬神家の一族」のセルフリメイク。主演の石坂浩二が ' 76年版と同じく金田一耕助を演じている。普通、リメイクというと何らかの手が加えられたり、脚本自体(視点を変えて描いたり)大幅に変更されることが多いと思うのですが、この映画、脚本どころかショットまでもが同じというシーンが多々登場します(左右立ち位置が変わっているものも)。出演者もキーとなる事実を知っている神官役の大滝秀治、「よ〜し、わかった ! 」の署長役の加藤武も同じ配役となっています。もちろん有名なタイトルバック(明朝体の独特の使い方)や大野雄二のテーマ曲も同じ。まさに文字通りのリメイク。

犬神家の一族 コレクターズ・エディション (初回限定生産)

オールスターキャスト(親子共演ありですね〜)映画の楽しみのひとつに、周辺に出てくる人たちの配し方がありますが、那須ホテルの主人役に三谷幸喜(ここで少し笑いがおこっていました。' 76年版では原作者・横溝正史)、従業員・はる役に深田恭子(映画全体の陽の部分を引き受けた形で、よいアクセントとなっていました。 ' 76年版では坂口良子)、' 76年版に出演していた草笛光子が別の役で出ていたりなどなどが、ちょっとした「楽しみ」となっています。ラストシーンが変更されていて石坂浩二さんが著書「金田一です。」の中で「このシーンが加わることによってピリオドがうたれたんだなぁ、と思った」と書かれているとおり(おそらく監督、確信犯?)、同じ作品を同じ形で撮ることによって見事に循環した形で終幕となっている。

犬神家の一族
http://www.inugamike.com/

犬神家の一族 オリジナルサウンドトラック 金田一です。

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2006-12-12

出た!! CUT別冊「 映画ベスト201! 」

以前、CUT本誌で特集された「世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画」ランキング(2005年6月号、2006年5月号に掲載・イギリスの映画誌「エンパイア」が実施したアンケートを元に選出)。そちらがパワーアップされて「世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201!」として発刊された。全体のランキングは「エンパイア」誌の読者層が男性層が多いことも相まって少しSF、ファンタジー、アクション寄りになっていますが、あれが入ってる入っていないなどと「つっこみ」つつ読むのに大変素晴らしい仕上がりとなっています。巻末に番外編110本!が掲載されていて、このランキングが、またおもしろい。「最高のオープニング・ベスト10」「最高にウザいキャラ・ワースト10」「最高にショッキングな展開・ベスト10」(これは、もろにネタバレですよ〜!!!)などなど、楽しめますよ。(発行・ロッキング・オン)

rockin'on official site
http://www.rock-net.jp/

世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201 ! Cut (カット) 別冊 2007年 01月号 [雑誌]

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2006-12-10

監督の夢のスパイス「パプリカ」

筒井康隆の同名SF小説を「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」の今敏監督が映画化した「パプリカ」(アニメ製作はマッドハウス、キャラクターデザインおよび作画監督に「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」の安藤雅司)。他人の夢を共有できる「DCミニ」というテクノロジーを巡るサイコサスペンス。今敏監督というと現実と非現実の境界線が曖昧になっていくメタフィクショナルな展開に持ち味があると思うのですが、その点本作は、まさにピッタリといえるのではないでしょうか?中盤以降からの怒濤のイメージ展開はアニメーションだからこそ可能な(と、いうか実写とCGでも可能だがフィクションの中のフィクションな訳ですから実写のリアルは合わないですよね)ヴィジュアルスタイルです。そして、なんといっても平沢進の音楽のすごいこと、すごいこと。「千年女優」、TV「妄想代理人」も素晴らしかったが本作の耳に残る旋律の映像とのタペストリーといったら…!!!
あ!、物語にほんのり恋愛のスパイスも効いています。

MEMO
主人公の一人である粉川刑事が入ろうとする映画館の他の上映作が今敏監督の前3作品になっていました( これって監督の夢?… )。

パプリカ - Paprika -
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/site/home.html

パプリカ パプリカ オリジナルサウンドトラック

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2006-12-09

イメージの跳躍「ピクサー展」

Pix
















7月に東京展からスタートした「ピクサー展 PIXAR : 20 YEARS OF ANIMATION」(「トイ・ストーリー」から最新作「カーズ」まで)を兵庫県立美術館で見た。昨年12月、ニューヨーク近代美術館、英国科学博物館と巡回して好評を博したもの。製作全体のほとんどを占めるストーリー、キャラクター、世界観のスタッフコンセンサスをとるためのコンセプトアート、スケッチ、ストーリーボード、カラースクリプト、マケットを一挙に見ることができます。中でもカラースクリプトは色彩設計の元となるもので、この時点でほぼ方向付けが決定されていることが伺えます。会場入ってすぐの巨大スクリーン(超シネマスコープ!?)での「アートスケープ」や「トイ・ストーリー」のキャラクターが飛び跳ねる「立体ゾーエトロープ」(立体パラパラ漫画!?見て楽しいですよ!!)などのメディア作品も素晴らしい。

カーズ Mr.インクレディブル モンスターズ・インク

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2006-12-03

若きボンド「007カジノ・ロワイヤル」

やんちゃでSensitive(センシティブ)な若いジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)の登場!!「007カジノ・ロワイヤル」を見た。さすが007シリーズ中、ベスト3に入る傑作の呼び声も高いだけあってメチャメチャおもしろいです!! 注・内容に触れています。「00 (ダブル・オー)」をあたえられたばかりのボンドという設定もよいし、アクションのみを連続的に繋いでいって物語を構築するストーリーテリングも素晴らし い !! (このあたりは脚本にポール・ハギスが参加しているからでしょうか)。タキシードの着こなしも初々しく(実際にそういうドレスコードの場所には赴いていな かったのでは?と思われる微笑ましい台詞もあります。ちなみにタキシードの衣装提供はブリオーニ)。そういえばM(ジュディ・デンチ)との絡みが多いのも 初めて。ボンドを監視する財務省から派遣されたヴェスパー役(今作のもうひとつの軸、ボンドが愛した女性)にエヴァ・グリーン。血も涙もない仕打ち(例の 椅子のあのシーンですよ…痛っ ! )をボンドにしかける敵は目から血の涙を流す死の商人ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)。カジノでのポーカーゲームシーンの緩急極めた(休憩の間のアク ションエピソードの絡め方含めて)演出(監督・マーティン・キャンベル)も見応えたっぷり。ベネチアでのラストシークエンスは「こんなのあり!?」という スペクタクル。ラストの締め方(セリフ)もきまっています、そう、これです…「ボンド、ジェームズ・ボンド」。

007/カジノ・ロワイヤル
http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/

「007/カジノ・ロワイヤル」オリジナル・サウンドトラック 007/カジノ・ロワイヤル 【新版】

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