« 「僕は妹に恋をする」俺、嘘ついちゃったな。 | トップページ | 音楽の生まれる時「敬愛なるベートーヴェン」 »

2007-01-26

香水とサスペンス「パフューム」

まったく展開の読めない物語にビックリの「パフューム - ある人殺しの物語 - 」。原作は1985年に刊行され、45カ国語に翻訳され1500万部以上の売り上げを記録した「香水 ある人殺しの物語」。当然、映画化の話が持ち上がるも(スピルバーグ、スコセッシも)作者のジュースキントは頑として映画化を許さなかった。その原作が21年の時を経て完成。注・以下、内容、ラストシーンに触れています(予備知識なしでご覧になりたい方はご注意下さい)物語・18世紀、フランス。類い希なる才能を持つ1人の孤児がいた。彼の名はジャンバティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)。何キロも先の匂いを嗅ぎ分ける驚異の嗅覚を持っていたが、なぜか彼自身の体臭はなかった。やがてグルヌイユは、パリの香水調合師バルディーニ(ダスティン・ホフマン)に弟子入りして香水の作り方を学ぶと、もっと高度な技術を持つ職人の街グラースへと向かう。グルヌイユは、天使の香りの如き至高の香水を造りたいと願っていた。それはパリの街角で出会い、誤って死に至らしめた赤毛の少女の香りだった。彼はグラースで、赤毛の美少女ローラ(レイチェル・ハード=ウッド)が放つ運命の香りと再会する。遂に、命あるものの匂いを取り出す技術を我がものにしたグルヌイユは、禁断の香水作りに着手するのだった…。(以上、プレスより記載)。出演は他にローラの父親役でアラン・リックマン。

監督・脚本は「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ。共同脚本に「薔薇の名前」を脚色したアンドリュー・バーキン(ちなみに女優ジェーン・バーキンの兄です。と、いうことはシャルロット・ゲンズブールは姪ですね)。まるでレンブラントの絵画のような濃密な光と色調で仕上げた撮影監督はフランク・グリーベ。衣装デザイナーはピエール・イヴ・ゲロー(「インドシナ」「ボーンアイデンティティー」など)。

ラン・ローラ・ラン

「映画で香りを見ることはできない。我々は映画という言語で、グルヌイユの嗅覚を体験させる。」と、プロデューサーが語るとおり当時悪臭が漂ったといわれるパリの魚市場のシーンから街の雑踏、香水店、その香水の調合シーン、と「匂い立つ画面」描写のオンパレード。香水調合シーンですらサスペンスフルに描いていて、いったい、この物語はどういった結末を迎えるのかハラハラドキドキしたまま、2時間27分緊密に過ぎていきます。
ラストも驚き。

香りの撮影
「たとえば、毎日目にするコーヒーのコマーシャルがある。泡立つコーヒーがカップの中で湯気を立てているだけだ。だがある時点で、見るものの潜在意識が刺激されて、実際にコーヒーが匂っているような印象を受ける。我々も香りを実際に捕まえるような光学的緻密さで、牧草地や花を撮影することにしたのだ」(プレスより抜粋)

MEMO
音楽はティクヴァ監督自身が作曲。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が映画音楽を初めて演奏した。

ラストシーン
グルヌイユの禁断の香水作りのための行為に対して処刑が行われる広場に集まった人々。しかし、そこで起こった出来事(隠し持ったパフュームをひとふり)はまるで救世主の出現の様相を呈する。人々の憎悪を愛に満ちあふれた世界に変えてしまった「世界がひれ伏す香り」…。このシーンの撮影の中心的エキストラにヨーロッパで最も有名な舞踏団のひとつ「ラ・フラ・デルス・バウス」が起用された。

パフューム ある人殺しの物語
http://perfume.gyao.jp/

香水―ある人殺しの物語 映画「パフューム」オリジナル・サウンドトラック Perfume [Original Motion Picture Soundtrack]

|

« 「僕は妹に恋をする」俺、嘘ついちゃったな。 | トップページ | 音楽の生まれる時「敬愛なるベートーヴェン」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 香水とサスペンス「パフューム」:

» 『パフューム ある人殺しの物語』 [ラムの大通り]
(原題:Das Parfum : Die Geschiche eines) ※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。 鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。 ----この映画、スゴい評判だよね。 確か「衝撃のラスト!」とか言われているんでしょ? 「うん。そこまで言われると、 どんな映画だろうって…。 今日は期待に胸ふくらませて行ったんだけど…」 ----ん?行ったんだけど…? 「確か�... [続きを読む]

受信: 2007-01-26 17:21

» 感想/パフューム -ある人殺しの物語-(試写) [APRIL FOOLS]
けっこうな触れ込みに期待を膨らませ鑑賞『パフューム -ある人殺しの物語-』3月3日公開。汚臭漂う18世紀パリで産み捨てられたグルヌイユ。彼は、遠く離れた匂いも嗅ぎ分け、どんな香りも記憶し、再現できる超人的嗅覚の持ち主だった。ある日彼は、かつてない香りを放つ赤毛の少女を見つけるが、誤って彼女を殺してしまう。やがてグルヌイユは究極の香りを求めはじめるのだった。 パフューム -ある人殺しの物語- 匂いってゆー見えないものを表現した序盤の映像はかんなり面白く、初っ端から思い切り引き込まれた! この映... [続きを読む]

受信: 2007-02-10 11:55

» 「パフューム ―ある人殺しの物語―」 [やまたくの音吐朗々Diary]
3月3日より公開される映画「パフューム ?ある人殺しの物語?」の試写。世界45カ国で1500万部を売り上げたパトリック・ジュースキント作「香水 ある人殺しの物語」の映画化作品。監督はトム・ティクヴァ。出演はベン・ウィショー、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッ... [続きを読む]

受信: 2007-02-14 01:59

» パフューム [シャーロットの涙]
東京国際シネシティフェスティバルにて… [続きを読む]

受信: 2007-02-16 12:28

» パフューム ある人殺しの物語 /Perfume The Story of a Murderer [我想一個人映画美的女人blog]
わたしの嗅覚、犬並み! ナンテいつも豪語してたけど犬の嗅覚は人間の1億倍!なんだってー。 さすがにそれはありえない、、、、猫は人間の10倍らしいから猫並みにしておこ☆ でも鼻が良くてもいいことなんてほとんどない{/kaminari/}(笑) 自分のつけた香水が、ほんのりいつまでも香ってたり、たまにふら〜と 焼肉の匂いやさんまを焼く匂いや芳しい香りが漂ってきたりに敏感っていうのはいいけど(?) イヤな匂�... [続きを読む]

受信: 2007-02-16 22:58

» 圧巻! 「パフューム-ある人殺しの物語-」 [平気の平左]
評価:80点 [続きを読む]

受信: 2007-02-17 15:03

» パフューム ある人殺しの物語 [★試写会中毒★]
満 足 度:★★★★★★        (★×10=満点)  監  督:トム・ティクヴァ キャスト:ベン・ウィショー       ダスティン・ホフマン       アラン・リックマン       レイチェル・ハード=ウッド       アンドレス・エレーラ... [続きを読む]

受信: 2007-02-19 12:14

» 映画:パフューム ある人殺しの物語 プレミア試写会 [駒吉の日記]
パフューム ある人殺しの物語 オーケストラ生演奏付プレミア試写会(NHKホール) 「香水と音楽は似ている」 ■東京フィルの生演奏とイベント(?) 司会は坂上ミキさん、映画の映像をバックに東京フィルの生演奏(3曲)ありました。スローで不安感を煽るような切ない曲調... [続きを読む]

受信: 2007-02-19 22:49

» パフューム -ある人殺しの物語- [シュフのきまぐれシネマ]
パフューム ある人殺しの物語?? 2/16 @よみうりホール(試写会) 監督/共同脚本/音楽:トム・ティクヴァ  原作:パトリック・ジュースキント「香水 ある人殺しの物語」(文春文庫刊) 出演:ベン・ウィショー、レイチェル・ハード=ウッド、アラン・リックマン ... [続きを読む]

受信: 2007-02-20 23:45

» 『パフューム ある人殺しの物語』 [Sweet* Days]
CAST:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン 他 STORY:18世紀フランス。魚市場で産み落とされ孤児になったジャン=バティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)は幼い頃から鋭い嗅覚を持っていた。ある日ジャン=バティストは、美しい女性の香りを初めて知る・・・・ 面白かったです。2時間半の上映時間もあっと言う間。 主人公の衝撃的な出生から生い立ち、そして彼のやること全てに目が離せませんでした。 生まれも育ちも哀れすぎる男・・・神は彼に「類い希なる嗅覚」のみを与え... [続きを読む]

受信: 2007-03-03 16:25

» パフューム/ある人殺しの物語 [Akira's VOICE]
血の流れない「ハンニバル」 [続きを読む]

受信: 2007-03-03 17:51

» パフューム ある人殺しの物語 [悠雅的生活]
18世紀のパリ。ひとりの男がみつけた、究極の香り・・・ [続きを読む]

受信: 2007-03-03 20:52

» 名画★パフューム-ある人殺しの物語 [テレビ批評:ケーワウマガジン]
こんにちは、名画★知ったかぶりです。今週は、ぴあで当たった「パフュームーある人殺 [続きを読む]

受信: 2007-03-04 01:14

» 香水〜ある殺人者の物語 - ヨーロッパの古典を見る [Lost in Australia]
世間では歴史モノ というと 暗い画面が 多く 観ていて 気が滅入る!という意見もありますが そういう方はこの映画を観ない方がいいでしょう。 しかし 絵画のような画像に目はすっかり釘付けになりました。... [続きを読む]

受信: 2007-03-04 13:13

» 「パフューム ある人殺しの物語」観てきました♪ [りんたろうの☆きときと日記☆]
☆「パフュームある人殺しの物語」 監督:トム・ティクヴァ 出演:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド、アンドレス・エレーラ、サイモン・チャンドラー 1738年7月17日、パリのセーヌ河沿岸に並ぶ魚市場は、活気と悪臭に満ちていた。大きな腹を抱えた魚屋の女が、突然店の奥に倒れこみ、無造作に捨てられた魚のはらわたの上に赤ん坊を産み落とす。 死産と決め付けて捨て置いた赤ん坊が大声で�... [続きを読む]

受信: 2007-03-04 15:18

» パフューム ある人殺しの物語 [Imagination From The Other Side]
ある香りにとりつかれた一人の青年の驚くべき半生は描いた、パトリック・ジュースキントの禁断のベストセラー「香水 ある人殺しの物語」を映画化した作品。 主演は「レイヤー・ケーキ」「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」のベン・ウィショー。 共演に...... [続きを読む]

受信: 2007-03-04 19:07

» 『パフューム』鑑賞! [☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo!]
『パフューム』鑑賞レビュー! それは、昨日まで人だったもの。 −ある人殺しの物語− スピルバーグ スコセッシが奪い合った 禁断のベストセラー、ついに完全映画化! 原作は、45ヶ国語に翻訳され全世界で 1500万部以上の売り上げを記録 世界がひれ伏す香りとは? 誰もみたことのない衝撃の結末! 第19回東京国際映画祭特別招待作品 東京国際シネシティ フェスティバル特別招待作品 ★review★ 冒頭から、“鼻”のクローズアップで始まる本... [続きを読む]

受信: 2007-03-05 01:34

» パフューム ある人殺しの物語 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
スクリーンに香りを映した映画。天才調香師が生み出したのは、許されざる“天国の香り”_ 舞台は18世紀パリ。一人の天才が誕生する。名をジャン=パティスト・グルヌイユ。彼に神が唯一与えたのは、あらゆるものを嗅ぎ分ける驚異的な嗅覚だった。ある時偶然出会った女の...... [続きを読む]

受信: 2007-03-05 03:41

» パフューム ある人殺しの物語 [シネマログ  映画レビュー・クチコミ 映画レビュー]
その香りに世界はひれ伏す。18世紀のフランス。まだ下水道などの整備もされていないパリの街の悪臭立ちこめる魚市場で一人の赤ん坊が産み落とされる。名前はジャン=バティスト・グルヌイユ。親の愛も、名前さえ知らない彼に与えられた唯一の特技、それはあらゆるものを嗅ぎ分ける嗅覚だった。青年へと成長したグルヌイユは、街中で見かけた少女の芳しき臭いの虜になった。しかし、グルヌイユは誤ってこの少女を死なせてしまう。グルヌイユは自分の行いに戸惑いながらも、少女の臭いを保存し、いつでも嗅ぐこと...... [続きを読む]

受信: 2007-03-05 20:55

» パフューム 〜ある人殺しの物語〜 [そーれりぽーと]
タイトルと予告編から、上品で美しい映像と殺人鬼の対比が面白そうと期待して『パフューム 〜ある人殺しの物語〜』を観てきました。 ★★★ 私達には嗅げない(見えない)匂いの世界が彼の周りには存在している。 描けないはずの“香り”が映像を通して描かれているところが面白い。 直接的な表現は、ほんの序盤だけで抑えているのでいろんな想像が頭を駆け巡って面白い。 途中から気になってシートに座りながら実際くんくんと空気の匂いを嗅いでいたのは俺だけでし... [続きを読む]

受信: 2007-03-05 21:14

» 『パフューム -ある人殺しの物語-』 [唐揚げ大好き!]
? 『パフューム -ある人殺しの物語-』 ? その香りが欲しい――。 あまりにも純粋な動機から彼は、 少女達の命を摘み取ってゆく。   18世紀のパリは本当に臭かったらしい。 だって道路に糞尿を捨てたんだよ。 下水道も無い石畳の上に人糞がヌチャ~と捨ててあ... [続きを読む]

受信: 2007-03-05 21:27

» パフューム ある人殺しの物語 [八ちゃんの日常空間]
Das Parfum - Die Geschichte eines Mrders(PERFUME: THE STORY OF A MURDERER) [TOHOシネマズ錦糸町/SC1/レイトショー] 公式サイト 『その香りに、世界はひれ伏す。』 平日というのに、レイトショーとは言え、結構人入っていました。やっぱ話題作なんですよね〜...... [続きを読む]

受信: 2007-03-06 10:35

» パフューム ある人殺しの物語 [No Need To Argue]
2006年/ Das Parfum - Die Geschichte eines Mrders / Perfume - The Story of a Murderer /ドイツ・フランス・スペイン/英語/カラー/147分/PG12(日本) 日本公開:2007-03-03〜 全国にて順次公開/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ■日本公式ページ ...... [続きを読む]

受信: 2007-03-07 03:30

» パフューム 〜ある人殺しの物語〜 2007-10 [観たよ〜ん〜]
「パフューム 〜ある人殺しの物語〜」を観てきました〜♪ 18世紀のパリ、悪臭立ち込める魚市場で一人の子供が産み落とされた。その子の名は、ジャン=パティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)、驚異的な嗅覚を持ったグルヌイユは、ある日芳しい香りを持つ女性を誤って殺してしまう。その日以来、彼は彼女の香りを求めて、香水作りに没頭するようになる・・・ 人気Blogランキング     ↑ 押せば、究極の香りが手に入るかも!? ... [続きを読む]

受信: 2007-03-07 07:55

» パフューム [映画、言いたい放題!]
東京フィルの生演奏付き試写会。 ゲストの芸人さんのパフォーマンスでアロマが流れ、 映画のタイトルにふさわしい、香つきの鑑賞となりました。 原作は、世界45カ国で1500万部も出版された大ベストセラーで スピルバーグやスコセッシが映画化権を切望したそうだ。 監督は『ラ... [続きを読む]

受信: 2007-03-07 12:25

» パフューム ある人殺しの物語(ドイツ/フランス/スペイン) [映画でココロの筋トレ]
人殺し…物騒だなぁ。とビビリながらも「観てよかった」という感想が多いので観ることにしたよ。 ということで「パヒューム ある人殺しの物語」 ( → 公式HP ) 出演:フリオ・フェルナンデス 、アンディ・グロッシュ 、サミュエル・ハディダ 、マヌエル・マーレ... [続きを読む]

受信: 2007-03-07 13:34

» パフューム ある人殺しの物語 [UkiUkiれいんぼーデイ]
あんなに怒り心頭だった人でも魅了されてしまうって・・・ ど、どんな匂いなん? 「ボールド」とどっちがいい匂いなんやろぉ〜♪ これねぇ、とにかく観たかった映画でした! 1500万部も売り上げたという原作は読んでおりませんが、監督があのトム・ティクヴァと聞いて気になっていたのです。 いやぁ〜、なんとも不思議な映画です! 私もすっかり、あの香水の魔法にかかってしまいました。 まず、ジョン・ハートのナレーションで淡々と物語は進んでいきます。 のっけから、臭そうなパ... [続きを読む]

受信: 2007-03-07 15:51

» 映画「パフューム ある人殺しの物語」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Perfume -The story of a murderer-  ※いわゆるひとつのネタバレ 赤毛の女性は芳醇にして妖艶、天国へといざなう至高の香りを放つ・・?「ラン・ローラ・ラン」は好きな映画だが、これは感動も共感も教訓も得られなかった 冒頭いきなり衝撃的なシーンがある。ひ... [続きを読む]

受信: 2007-03-08 02:56

» パフューム ある人殺しの物語 [Alice in Wonderland]
今年20本目の映画は『パフューム』です。2時間以上ある作品ですが飽きずに観れました。 私は自他共に認める匂いフェチです。特にいい匂いよりかは少し異臭の方が好きだったりするんです。(変態だなんて思わないで!)特に愛犬の肉球の匂いはくせになる匂いで暇さえあ...... [続きを読む]

受信: 2007-03-08 12:53

» パフューム ある人殺しの物語 [自分を信じて生き抜くだけ]
*ネタバレ注意(一応)  (然しながらにあの予告を創った人間のセンスを疑う)      映像美を増幅させる音楽に酔う。  予告で使われているあの曲にさえも引き込まれてしまう。  匂いと臭いの違いを本当に実感させられた。    孤独で哀れな男の、究極の純愛。  ... [続きを読む]

受信: 2007-03-08 17:14

» パフューム ある人殺しの物語 [ケントのたそがれ劇場]
★★★☆  ある天才調香師が、究極の香水を調合するまでの、数奇な運命を描いた作品である。 彼は天才というより、超人的臭覚を持つミュータントといったほうがよいかもしれない。そして悪臭漂う吐きだめ地獄から這い上がり、恍惚の香を求める狂気の男でもあった。    ... [続きを読む]

受信: 2007-03-11 18:25

» パフューム ある人殺しの物語 [小部屋日記]
Perfume: The Story of a Murderer(2006/ドイツ) 【劇場公開】 監督・脚本・音楽: トム・ティクヴァ 出演: ベン・ウィショー/ダスティン・ホフマン /アラン・リックマン /レイチェル・ハード=ウッド /アンドレス・エレーラ /サイモン・チャンドラー /デヴィッド・コールダー 匂いを感じとれる映画ということで、興味津々で観にいってきました! 想像以上に独創的なお話。 リアリズムを追... [続きを読む]

受信: 2007-03-11 23:45

» パフューム ある人殺しの物語 [江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽]
 ドイツ&フランス&スペイン  サスペンス&ドラマ&歴史劇  監督:トム・ティクヴァ  出演:ベン・ウィショー     ダスティン・ホフマン      アラン・リックマン      レイチェル・ハード=ウッド 18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で一人の...... [続きを読む]

受信: 2007-03-14 15:12

» ★「パフューム ある人殺しの物語」 [ひらりん的映画ブログ]
今週は見たいものがいろいろあったのでシネコン2軒はしご。 こちらは、久しぶりの「109シネマズ川崎」での鑑賞。 年末のポイント倍増期間に、結構見たから、今回は無料鑑賞。 (駐車券のサービスは受けられないから、結局出費は一緒なんだけど)。 [続きを読む]

受信: 2007-03-15 22:42

» パフューム ある人殺しの物語 [空想俳人日記]
香りたつ 匂いの存在 永遠なれ   いやはやあ、久し振りに面白い映画を観させていただきました。「匂い」を存在のテーマにしたらしい、そんな曖昧な前置きだけで観に行ったので、どこの映画かも知りませんでした。まさか、これがアメリカ映画なら、アメリカもやるじゃんね... [続きを読む]

受信: 2007-03-16 23:19

« 「僕は妹に恋をする」俺、嘘ついちゃったな。 | トップページ | 音楽の生まれる時「敬愛なるベートーヴェン」 »