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2007-01-06

衣装ミレーナ・カノネロ「マリー・アントワネットの首飾り」

このブログでも何回か取り上げているソフィア・コッポラ監督の最新作「マリー・アントワネット」がまもなく公開されます(1月20日より)。その衣装を担当したミレーナ・カノネロ(Milena Canonero)が同じくマリー・アントワネットを題材とした「マリー・アントワネットの首飾り」のコスチュームにも関わっています。物語・かつて名門だったヴァロア家に生まれたジャンヌは、政敵の罠によって領地も両親も奪われ、たった9歳で孤児となってしまった。すべてを失った彼女は再び名誉を取り戻しヴァロア家再興だけを人生の目的として生きていく。そして15年後、宮廷に取り入ったジャンヌはやがては王妃マリーアントワネットに対する民衆の怒りに火をつけるきっかけとなる一大スキャンダル「首飾り事件」を引き起こしていく(ここまでフライヤー参考)。

ミレーナ・カノネロ( Milena Canonero )
「炎のランナー」でアカデミー衣装賞受賞。ノミネートは最近でも多数の現役デザイナー。「時計仕掛けのオレンジ」「バリー・リンドン」「タッカー」「ダメージ」など

バリー・リンドン

民衆の怒りを引き起こしフランス革命のきっかけになったともいわれる有名な「王妃の首飾り事件」もともとはルイ15世が愛人デュ・バリー夫人に送るために購入した647個( ! )、2,800カラット( !! )、160万リーブル(時価192億円)のダイヤの首飾りであったが王の急死により売り先に困った宝石商がマリーアントワネットに話をもちかけたことが事件の始まりでした。(ここで王妃は断るのだが、そこに目を付けたジャンヌが枢機卿等を使ってアントワネットを陥れようと画策していく)。監督はチャールズ・シャイア、ジャンヌ役にヒラリー・スワンク、他にエイドリアン・ブロディやクリストファーウォーケンと脇も豪華 !
撮影はチェコの首都ブラハや実際にベルサイユ宮殿も使って行われた。また、劇中のアントワネットの首飾りを制作したのは映画「タイタニック」の「碧洋のハート」も作ったといわれる1781年創業の英国王室御用達の老舗宝飾店「アスプレイ」

DVD「マリー・アントワネットの首飾り」はセル版が現在出荷無し(レンタルあり)下記ブルーの表紙Marie Antoinette」はソフィア・コッポラ版の映画写真集(洋書)と日本版サントラ

マリー・アントワネット Marie Antoinette

追記
東京・明治記念館にて1月28日までミレーナ・カノネロによるソフィア・コッポラ監督「マリー・アントワネット」の映画劇中で使用されたドレスが一般公開中です(15点)。館内のラウンジ「キンケイ」では映画をイメージしたケーキ3種も。

明治記念館
(イベント&ニュース欄)
http://www.meijikinenkan.gr.jp/

MEMO

あの「ベルサイユのばら」の中でもこの首飾り事件は描かれており設定として見事に溶け込んでいました。(ジャンヌの夫のニコラスの勤務する近衛騎兵隊の隊長がオスカルという設定)。※ニコラス=映画ではニコラ

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