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2007-01-23

「それでもボクはやってない」そのリズム

周防正行監督11年ぶりの新作「それでもボクはやってない」。冤罪事件と日本の裁判システムについてをドキュメンタリーの手法ではなく、きっちりと「映画」として描き出した超傑作 !! 注・内容(カメラワーク)に触れています。主役(被告人)・金子徹平を加瀬亮、主任弁護士・荒川正義(セイギとも読めますね〜! )を役所広司、新人弁護士・須藤莉子を瀬戸朝香。その他尾美としのり、山本耕史、もたいまさこ、大森南朋など抜群の布陣。もちろん周防組お馴染みの竹中直人、田口浩正、徳井優らの登場シーンもあって嬉しい。

キネマ旬報 2007年 2/1号 [雑誌]

そのリズム
まず脚本。Aが話し、Bが対応し、またAが話すという反復だけに陥りがちな裁判劇を圧倒的な独自テンポで描き、2時間23分ダレることがない。吟味された台詞が如何に凄いかのお手本のような構成(ナレーションではなく情報を登場人物が語る形になっている)。そして撮影。ほぼフィックス(固定)で撮られた裁判所のシーン。劇中、もっとも多く登場する場所でのカメラワークが同じく飽きさせないリズムを刻んでいる。映画に引き込まれているので気づかないが、各シーンの意味に対応したカメラアングルのバリエーションの多さ。主人公越しに見える裁判官の表情(途中、裁判官が替わることによって特に印象に残っている)、アップ、バストショットの組み方、カメラの高さの変化、そしてフィックスだけではなく横移動、判決時の金子のまわりを廻るカメラ。最後の最後(判決を言い渡した後の主文最後)にカメラが裁判官にズームで寄っていき(それは監督の怒りの表れのようにもとれる)さらに見下ろす形で裁判官の頭越しのカットへとつながっていくシーンは圧巻。

それでもボクはやってない」公式サイト
http://www.soreboku.jp/

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『それでもボクはやってない』鑑賞レビュー! 11年ぶりの新作、遂に始動!! 周防監督が選んだ題材は “裁判” 十人の真犯人を逃すとも、 一人の無辜(むこ)を罰するなかれ ★review★ 公開日に観て来ました〜! 予想通りと言うか予想に反してと言うか?! (どっちなんだ?!^^) 重い作品ですた(*´∇`*) 実話を元にした社会派作品だけに ただならぬ緊張感が劇場内を包みます(≧_≦) 全体の7割位が裁判所内でのシーンで 鑑賞者... [続きを読む]

受信: 2007-01-23 13:02

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主文、評価は満点とす。日本の裁判制度の矛盾点と冤罪事件で被疑者とされた者と弁護士による国家権力に抗う姿、それによって正しき主張をも蔑ろにしてしまう社会の醜さをも描いた本作は大いに評価できるものである。 [続きを読む]

受信: 2007-01-23 13:24

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シンプルな作りなのに,素晴らしく奥深い見応え。 [続きを読む]

受信: 2007-01-23 15:42

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 日本  ドラマ  監督:周防正行  出演:加瀬亮      役所広司      瀬戸朝香      山本耕史 フリーターの金子徹平は会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗って いた。そして乗換えの駅でホームに降り立った彼は女子中学生から痴漢行為を ...... [続きを読む]

受信: 2007-01-23 18:12

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周防正行監督最新作『それでもボクはやってない』の関西最速試写会に行ってきた。 [続きを読む]

受信: 2007-01-23 22:20

» ブログのトラックバックセンター [blolog〔ブロログ〕]
映画雑記・COLORofCINEMA様トラックバック、ありがとうございました。blolog〔ブロログ〕では、カテゴリー別にトラックバックを募集中です。他のカテゴリーへも、お気軽にトラックバックして下さい、お待ちしております。... [続きを読む]

受信: 2007-01-23 22:39

» 『それでもボクはやってない』 [ラムの大通り]
※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。 鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。 ----“全世界衝撃のとことん社会派ムービー”? これって周防正行監督の作品だよね。 彼ってコメディの人ってイメージがあるけど…。 「そうなんだよね。 今回も最初はコメディのつもりだったというのを どこかで読んだような記憶がある。 ところが、題材を調べているうちに 日本の裁判に疑問を抱き、 本... [続きを読む]

受信: 2007-01-23 22:59

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前評判は耳にしていたし、私自身も今月公開される中では一番期待していたのがこの作品だったのですが・・・コレはスゴイッ!初日にコレをチョイスして正解でした。実は「マリー・アントワネット」とちょっと悩んだ、ちょっと(笑)。周防正行監督の11年ぶりの最新作、実際に裁....... [続きを読む]

受信: 2007-01-24 00:44

» 「それでもボクはやってない」 [永遠の自分探し  って迷子やん!!]
「それでもボクはやってない」 ネタバレ、完全、ご注意あれ。 昨年観た映画で、一番観たのが加瀬亮です。(途中、映画レビュー書いてませんが。) 昔は嫌いだったのに、昨年ですっかりトリコです。 そんな加瀬亮は早速、逮捕。 「ハチミツとクローバー」の真山のイメージからストーカーではなく、痴漢です、痴漢。 私としては、加瀬亮は、主役級ではないけれど、 映画には欠かせない存在、どこまでもフツウの容姿やけど�... [続きを読む]

受信: 2007-01-24 01:10

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受信: 2007-01-24 02:51

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受信: 2007-01-24 08:29

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びっくりしたのは、(きっと誰もがそうでしょうが…)「裁判」それも「冤罪事件」をまとに絞った映画と言う事で、決して皮肉たっぷりに描いたエンタメ性の作品ではなく、全篇を通してかなり真面目、それもリアリティにこだわった作品だと言うことです。前半、拘置所内での詐...... [続きを読む]

受信: 2007-01-25 02:05

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受信: 2007-01-25 06:27

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監督・脚本:周防正行出演:加瀬亮、瀬戸朝香、山本耕史、もたいまさこ、役所広司百聞は一見にしかず。万が一あなたが冤罪に見舞われて、被疑者になったとする。やっていないのだから容疑を認めない。真実はいつか必ず勝つはずだ。だから何も心配しなくていいのだ。と、思...... [続きを読む]

受信: 2007-01-25 11:04

» 映画「それでもボクはやってない」 [ミチの雑記帳]
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受信: 2007-01-25 21:35

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【ユナイテッド・シネマとしまえん】 フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗っていた。そして、乗換えの駅でホームに降り立った彼は女子中学生から痴漢行為を問いただされる。そのまま駅員によって駅事務所へ連れて行かれた徹平は、やがて警察へと引き渡される。警察署、そして検察庁での取り調べでも徹平は一貫して“何もやっていない”と訴え続けるが、そんな主張をまともに聞いてくれる者はいなかった。そして、徹平は具体的な証拠もないまま、ついに起訴され、法廷で全面的に争うことに... [続きを読む]

受信: 2007-01-25 22:02

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受信: 2007-01-26 00:40

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受信: 2007-01-27 20:36

» それでもボクはやってない [欧風]
20日の週末から公開の映画があったので、いつもながらの、「イオン下田TOHOシネタウン」で、映画鑑賞ですよ。 今回観たのが「それでもボクはや [続きを読む]

受信: 2007-01-27 22:00

» 映画「それでもボクはやってない」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
それでも、それでもボクはやっていない。控訴します!!刑事事件で起訴されたら有罪率99.9%、冤罪事件にかぎっても97%が有罪になるという実態・・ 仕事もせずブラブラしていた金子徹平(加瀬亮)、ようやく面接にこぎつけて会社に向かうが途中で履歴書を忘れたこと... [続きを読む]

受信: 2007-01-28 01:24

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受信: 2007-01-28 09:24

» それでもボクはやってない(映画館) [ひるめし。]
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受信: 2007-01-28 13:58

» 【劇場映画】 それでもボクはやってない [ナマケモノの穴]
≪ストーリー≫ 大事な就職の面接を控えた日の朝、大勢の通勤客に混じって満員電車から駅のホームへ吐き出されたところを痴漢に間違われ現行犯逮捕されてしまった金子徹平。連行された警察署で容疑を否認すると、そのまま拘留される。その後も一貫して無実を主張するものの、結局は起訴される事に。徹平の無実を信じる母や友人・達雄の依頼でベテランの荒川、新米の須藤の二人の弁護士が徹平の弁護を引き受け、いよいよ裁判が始まる…。(goo映画より) 周防監督11年ぶりの作品。 くすり、と笑う部分も確かにあるけれど、日... [続きを読む]

受信: 2007-01-28 20:17

» それでもボクはやってない [タクシードライバー耕作の映画鑑賞日誌]
製作年度 2007年 製作国 日本 上映時間 143分 監督 周防正行 製作総指揮 − 脚本 周防正行 音楽 周防義和 出演 加瀬亮 、瀬戸朝香 、山本耕史 、もたいまさこ 、 清水美砂 、本田博太郎 、竹中直人 、小日向文世 、高橋長英 、役所広司 解説: 『S...... [続きを読む]

受信: 2007-01-28 23:52

» 「それでもボクはやってない」試写会レビュー 運命 [長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ]
すごいリアルに作りこまれた映画やとは思うけど、やっぱり邦画バブルの中ではその魅力はだいぶ、、、。 [続きを読む]

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» 「それでもボクはやってない」 [よしなしごと]
 会社の友人(ブロガーではない)にかなり勧められ、それでもボクはやってないを見てきました。 [続きを読む]

受信: 2007-02-03 18:15

» 「それでもボクはやっていない」を観た・・・・。 [銅版画制作の日々]
 最近、富山で強姦罪で実刑判決を受けた男の人が二年9ヶ月服役後、無罪だという事が判明した。それは昨年8月に別件で逮捕された男が「自分がやった」という自白からだ。警察の取調べもかなり不十分だったようである。しかし無罪であることを主張することも出来なかったその状況の裏には何があったのだろう? この作品は11年ぶりに周防正行監督が“撮らないわけにはいかない”という使命感を持って作った初めての映画である。題�... [続きを読む]

受信: 2007-02-03 22:56

» 「それでもボクはやってない」 [よしなしごと]
 会社の友人(ブロガーではない)にかなり勧められ、それでもボクはやってないを見てきました。 [続きを読む]

受信: 2007-02-04 09:56

» それでもボクはやってない [Thanksgiving Day]
映画「それでもボクはやってない」を観てきました!! 痴漢冤罪事件を題材にした周防正行監督の映画で、かなり話題になってるし、電車に乗ることも多くずっと気になってたので、観たいと思ってたんですよ。 こんな内容の映画です。 ↓↓↓ 『大事な就職の面接を控えた....... [続きを読む]

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» 「それでもボクはやってない」 もう裁判が人ごとではいられないのかも・・・ [はらやんの映画徒然草]
周防正行監督の久しぶりの新作です。 今までもユニークな題材を選んできた周防監督で [続きを読む]

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明日裁かれるのはあなたかもしれない・・・ ■監督・脚本 周防正行  ■キャスト 加瀬亮、役所広司、瀬戸朝香、山本耕史、光石研、尾美としのり、田口浩正、高橋長英、本田博太郎、竹中直人      □オフィシャルサイト  『それでもボクはやってない』 就職活動中の金子徹平(加瀬亮)は、会社面接へ向かう満員電車で痴漢に間違えられて、現行犯逮捕されてしまった。 警察署での取調べで容疑を否認し無�... [続きを読む]

受信: 2007-02-14 17:28

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