« 世界のホットドリンク、祝祭日とお菓子 | トップページ | BORN TO RUN !「世界最速のインディアン」 »

2007-02-06

色彩設計はブルー「ゴッド・ディーバ」

2095年のニューヨークを舞台に人間やミュータント、エイリアン、神々が混在している世界を描いた「ゴッド・ディーバ」。監督はフランス製コミック「バンドデシネ」の巨匠、エンキ・ビラル。(オールカラーで作成されたコミックはどちらかというとアートと呼んだ方がマッチしている)。「ゴッド・ディーバ」は、彼のコミックの代表作ニコポル3部作の「不死者のカーニバル」「罠の女」が下敷きになっています。そのコミックで描いてきた世界観は「ブレード・ランナー」「フィフス・エレメント」などに多大なるインスピレーションを与えたといっても過言ではありません。
エンキ・ビラルのこの映画における独特の色彩設計は一言で例えるなら「ブルー」(単純なブルーではなくブルーグレー系)。その「ブルー」を表現するのにあたって「色は単独で存在するものではない」とコメントしている通り、照明や光の影響を考えながら画面の中で自分の気に入ったトーンに仕上げていった労作。主要キャスト3人(リンダ・アルディ、トーマス・クレッチマン、シャーロット・ランプリング)以外は、ほぼCGで作成された。

Enki Bilal - Le site
http://bilal.enki.free.fr/
イラスト、作品解説など(仏語サイト)

ゴッド・ディーバ リミテッド・エディション ゴッド・ディーバ The Nikopol Trilogy: The Carnival of Immortals/the Woman Trap/Equator Cold

|

« 世界のホットドリンク、祝祭日とお菓子 | トップページ | BORN TO RUN !「世界最速のインディアン」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 色彩設計はブルー「ゴッド・ディーバ」:

« 世界のホットドリンク、祝祭日とお菓子 | トップページ | BORN TO RUN !「世界最速のインディアン」 »