« 省略と跳躍。マノエル・ド・オリヴェイラ監督『ブロンド少女は過激に美しく』 | トップページ | 『アンストッパブル』 »

2011-01-06

ウディ・アレン『人生万歳!』

注・内容、台詞に触れています。
ウディ・アレン監督記念すべき40本目の作品『人生万歳!』。久しくニューヨークを離れロンドン、バルセロナを舞台とした映画を撮っていたアレンが古巣に戻っての(しかも、いささかシニカルだが)ロマンティック・コメディ。偶然と幸運についての素敵な考察。

物語・かつて物理学でノーベル賞候補にもなったボリス(ラリー・デヴィッド)は、自殺に失敗、妻にも去られ今では子供相手にチェスを教えて生計を立てる古アパートでのトホホ生活。そんなボリスのもとに、ひょんなことから南部の田舎町から家出してきたメロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)という若い女性が転がり込んできた。最初は戸惑っていたボリスだが…。


MEMO1
ボリスは必ずある歌を歌いながら手洗いをする。
その時の台詞「2回繰り返すと細菌が落ちる」。ボリスの変人ぶりを端的に表すシーンw
そして締めの台詞
「あなたが存在してるのも運なのだ」

MEMO2
撮影はハリス・サヴィデス。ガス・ヴァン・サント、デヴィッド・フィンチャー監督作品の撮影監督として有名。(と、いうことは『ゾディアック』のあのデジタル撮影も!)。そしてソフィア・コッポラ『Somewhere』が本年公開。『人生万歳!』におけるウォームトーン(Yellow Under Base)の画面は物語ともピッタリマッチ。

MEMO3
パンフレットデザインはアレン映画といえば、お馴染みの大島依提亜さん。何やら丸い、もしくはマウスパッド?開くとアレンの眼鏡モチーフ?まったくアレン映画に興味のない人が「可愛い」と言った表紙と形^^ この形、ご本人曰く「すべては丸く納まる」だそうですw
なるほど、映画本編のエンディングからパンフレットへと見事に丸く納まりました^^

※追記
そういえばアレン『誘惑のアフロディーテ』も、ある種、偶然と幸運についての素敵な考察でした(ミラ・ソルヴィーノとエヴァン・レイチェル・ウッドのキャラもダブってるし^^)

※追記(2011.5)
DVD特典としてアレンへのインタビュー
前回のインタビューに続いて今回も眠そうだけどw すごく幅広い質問で面白い。中でもこれ→次の企画(「Midnight in Paris」の次) についての質問に「何年も出演してないから僕が出る映画にしようかな」←やった( ´ ▽ ` )ノ


ウディ・アレン『人生万歳!』
公式サイト
http://www.jinsei-banzai.com/

Allen_01

Allen_02

|

« 省略と跳躍。マノエル・ド・オリヴェイラ監督『ブロンド少女は過激に美しく』 | トップページ | 『アンストッパブル』 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウディ・アレン『人生万歳!』:

» 人生万歳! 【拗れても ちょっと変でも 幸せです】 [猫の毛玉 映画館]
『人生万歳!』 Whatever works 2009年・アメリカ=フランス ウディ・アレン監督40作目、NY舞台の軽妙洒脱コメディ。  東京では恵比寿ガーデンシネマ単館上映中。ウディ・アレン映画といえば恵比寿ガー...... [続きを読む]

受信: 2011-01-06 21:05

» 『人生万歳!』(ウディ・アレンならではのコメディ) [ラムの大通り]
(原題:Whatever Works) ----これってウディ・アレンの映画だよね。 舞台がニューヨークに戻ったんだって? 「うん。 それもあってか、なんとも懐かしいタッチの映画だ... [続きを読む]

受信: 2011-01-06 21:59

» 人生万歳! [LOVE Cinemas 調布]
『それでも恋するバルセロナ』など語り部ウディ・アレン監督の通算40作品目のラブコメディー。久々に舞台をヨーロッパからニューヨークに戻し、偏屈な天才物理学者とちょっとおバカな田舎娘の奇妙な恋愛模様を描き出す。主演にコメディアンのラリー・デヴィッド、共演に『レスラー』のエヴァン・レイチェル・ウッドが出演。... [続きを読む]

受信: 2011-01-06 22:28

» 人生万歳!/Whatever Works [我想一個人映画美的女人blog]
ランキングクリックしてね [続きを読む]

受信: 2011-01-06 22:50

» 映画:人生万歳! Whatever Works 強力なアイコンを得て、アレン節「超高速回転」!! [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
ウディ・アレンの新作。 2010-09-15にもアップしているが、久々にNYに帰ってきたウディ・アレン。 しばらく映画の舞台を、イギリスやバルセロナに求めていたが、やっと帰ってきた。 元々、NY子で、撮る映画はほとんどNYマンハッタン(Annie Hall、Manhat...... [続きを読む]

受信: 2011-01-07 08:14

» 人生万歳!(2009)◎●WHATEVER WORKS [銅版画制作の日々]
 これぞ、ハッピー・エンディング! 京都シネマにて鑑賞。ウディ・アレン監督... [続きを読む]

受信: 2011-01-07 21:58

» 人生万歳! [映画的・絵画的・音楽的]
 恵比寿ガーデンシネマが、来年1月一杯で閉館することになり、その最後の上映作品だということで、気は早いのですが『人生万歳!』を見に行ってきました。 (1)『人生万歳!』は、ウディ・アレンの監督40...... [続きを読む]

受信: 2011-01-08 05:39

» 人生万歳! [ここにあるもの]
ウディ・アレン監督通算40作品目、NYが舞台のヒネクレ恋愛狂奏曲!? って言ったら観にいくよね、しかもガーデンシネマ最後の上映作品。 恵比寿ガーデンシネマの休館が発表されたの ... [続きを読む]

受信: 2011-01-08 15:57

» 「人生万歳!」 [みんなシネマいいのに!]
 ウディ・アレンの記念すべき監督40作目作品。 久しぶりのニューヨークが舞台のコ [続きを読む]

受信: 2011-01-09 02:30

» 映画「人生万歳!」ウディ・アレンもユニクロで買い物する? [soramove]
「人生万歳!」★★★★面白かった ラリー・デヴィッド、エヴァン・レイチェル・ウッド、パトリシア・クラークソン、 エド・ベグリー・Jr.、コンリース・ヒル、マイケル・マッキーン出演 ウディ・アレン監督、119分、2010年12月11日公開、 2009,アメリカ,アルバトロスフィルム (原作:原題:Whatever Works )                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「偏屈じいさん... [続きを読む]

受信: 2011-01-12 07:16

» 『人生万歳!』 楽しい映画をありがとう! [映画のブログ]
 もう上映期間も終了間際だというのに、映画館は意外に混んでいた。私と同じように考えた人が多いのだろうか。  時間の都合がつかないので、『人生万歳!』のロードショーに行くのは見送ろう、いったんはそ...... [続きを読む]

受信: 2011-02-01 00:55

» 『人生万歳!』 なぜ今この作品なのか? [映画のブログ]
 ウディ・アレンは、なぜ今になってこの作品を世に送り出そうと考えたのか?  『人生万歳!』に感じた疑問はそれだった。  本作の脚本は、元々70年代にゼロ・モステルを主演に迎える予定で書かれたもの...... [続きを読む]

受信: 2011-02-19 18:19

» 「人生万歳!」(WHATEVER WORKS) [シネマ・ワンダーランド]
米映画界の才人、ウディ・アレン(75)がメガホンを執った自身40作目となり、故郷NYを舞台にしたラブ・コメディ「人生万歳」(原題=何でもあり、2009年、米、91分、W.アレン脚本)。この映画は、ひょんなことから出会った中年学者と、世間知らずな家出娘とのおかしな共同生活と、恋愛模様の行方を軽妙なタッチで描く。主演は「ラジオ・デイズ」のラリー・デイヴィッドと、「レスラー」のエヴァン・レイチェル・ウッド。... [続きを読む]

受信: 2011-05-15 02:34

» 「人生万歳!」 Whatever Works [俺の明日はどっちだ]
老いてなお盛んというか、クリンスト・イーストウッド翁とともに70歳代になってからもさらにコンスタントに映画を撮り続けているウディ・アレンの通算40作目となるこの作品、ひと言でいえば『 wellcomeback to New York City 』。 「メリンダとメリンダ(2004年)」以降...... [続きを読む]

受信: 2011-07-03 14:47

» 人生万歳! [だらだら無気力ブログ]
名匠ウディ・アレン監督が「メリンダとメリンダ」以来、久々に故郷 ニューヨークを舞台に手掛けたロマンティック・コメディ。ひょんなことから 出会った偏屈な中年学者と世間知らずな家出娘の、おかしな共同生活と 恋愛模様の行方を軽妙なタッチで描く。 主演はTVシリ…... [続きを読む]

受信: 2011-08-19 00:10

« 省略と跳躍。マノエル・ド・オリヴェイラ監督『ブロンド少女は過激に美しく』 | トップページ | 『アンストッパブル』 »