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2011-03-26

目、赤いですよ『ブンミおじさんの森』観えるものと見えないもの

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督が第63回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを受賞した『ブンミおじさんの森』。タイの僧侶による冊子「前世を思い出せる男」 に着想を得て撮られた重層的イメージの輪廻転生トリップ

物語・腎臓病を患い、自らの死期を悟ったブンミ(タナパット・サイサイマー)は、亡き妻の妹ジェン(ジェンチラー・ポンパス)を自宅に招く。昼間は農園に義妹を 案内したりして、共にゆったりとした時間を過ごす。彼らが夕食のテーブルを囲んでいると、唐突に19年前に亡くなったはずの妻(ナッタカーン・アパイウォ ン)の霊が姿を現し… (ブルー部分シネマトゥデイより抜粋)

この森(ジャングル)では何があってもOK!そう思える冒頭の虫の声、葉の擦れる音、牛の逃走、あ、旅立ち。幽霊になって現れる妻、猿の精霊に姿を変えて出現する行方不明だった息子ブンソン(目、赤いですよ)、挟みこまれた王女とナマズのエピソード。それら彼岸と此岸がほとんど陸続きの如く日常に現れる(と、いうか溶け込んでる)とろとろ感。そこはかとなく漂うユーモアにクスッ。ラストのスルリと肉体をすり抜けて食事に向かうシーンにも思わずクスックスッ。(関係ありませんが)横尾忠則さんの著書「見えるものと観えないもの」というタイトルを思い出した。前世も現世も来世もも牛も虫も猿もナマズも総ごった煮闇鍋的イメージトリップ。エンディング曲、いいなぁ…

ブンミおじさんの森
http://uncle-boonmee.com/top.php

Boonmee

Boonmee2

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