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2011-06-04

午前十時の映画祭『ザッツ・エンタテインメント』

30数年ぶりにスクリーンで対面。
午前十時の映画祭
で『ザッツ・エンタテインメント』。
序曲、終曲まで上映(公開時は、どちらも無かったような気が…)。
音声はモノラル(DVDは5.1chサラウンド)。
オープニングの1929年「ハリウッドレビュー」で既に歌われていた「雨に唄えば」初登場から「踊るニューヨーク」アステア&パウエルの宙を舞うようなステップ、「ジーグフェルド・フォーリーズ」でのジーン・ケリーとアステア唯一の共演シーン、そしてジーン・ケリーが告げる「もしMGMミュージカルから1本選ぶとしたら」と紹介される1951年「巴里のアメリカ人」までワクワクが続く。初見の時、あとで知ったのだが、その「巴里のアメリカ人」のナンバー(本編でもラストナンバー)が実は編集で縮められているということ。今回もじっくり見たけれど気づかないリズムとテンポ。素晴しい!編集はジャック・ヘイリー・ジュニア(「オズの魔法使い」でジュディ・ガーランドの相手役ブリキ男を演じたジャックヘイリーの息子)。
パンフレットの解説は淀川長治さん(3段組で書かれた嬉々としたレビューが今読んでも楽しい)。

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ザッツ・エンタテインメント公開時のパンフレット(表紙)

そして続編が『ザッツ・エンタテインメント PART2』。(来年も午前十時の映画祭があるとすれば)是非、こちらも上映して欲しい作品。なんといっても「Main Title Sequence」をソール・バスが制作(見本帳的趣き)。
そしてフレッド・アステアとジーン・ケリーが全編通しての司会。しかも77歳と63歳(公開時)のふたりが新たにダンスナンバーを踊る。パンフレットの解説は双葉十三郎さん(ちなみにパンフレットを見たら200円でした)。

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ザッツ・エンタテインメント PART2
公開時のパンフレット(表4)

午前十時の映画祭
http://asa10.eiga.com/

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