シルヴァン・ショメ監督 『イリュージョニスト』
「ぼくの伯父さん」シリーズで名をはせたジャック・タチが娘のために書いた幻の脚本(「FILM TATI No.4」)を基に長編デビュー作『ベルヴィル・ランデブー』で独特のセンスを発揮したシルヴァン・ショメが映画化したアニメーション作品『イリュージョニスト』。
物語・1950年代のパリ。場末の劇場やバーで手品を披露していた老手品師のタチシェフは、スコットランドの離島にやって来る。この辺ぴな田舎ではタチシェフの芸もまだまだ歓迎され、バーで出会った少女アリスはタチシェフを“魔法使い”だと信じるように。そして島を離れるタチシェフについてきたアリスに、彼もまた生き別れた娘の面影を見るようになり…(ブルー部分・シネマトゥデイより抜粋)
大衆演芸場の終わりとロックンロールの始まり。それは離島に初めて電気が灯り魔法と思っていたものが(やがて)実は手品だと知ることとなるアリスと重なる。ラスト、列車で子供に見せた種明かし。ほろ苦さもまたイリュージョン…。
●タチシェフとユロ氏のスクリーン対面シーンはまさに「おぉ」と声を上げてしまいそうなサプライズ。
●トリュフォーがスクリーンにユロ氏を登場させたいとジャック・タチに連絡したところ「ユロ氏のそっくりさん」が現れた、という話。ユロ氏になりきり訓練をうけた影武者たちが7人!
●そのトリュフォー作品は『家庭』
●パンフレットが大判ロビーカードサイズ仕様(ちなみに『ベルヴィル・ランデブー』の時は紙芝居風仕様)。
●公開された国によって違うポスターのキーカラー。随分イメージが違うものになるものですね。
映画『イリュージョニスト』公式サイト
http://illusionist.jp/
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