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2012-01-04

ガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち』

注・内容、音楽に触れています。
ガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち
原題 : Restless

物語・交通事故によって両親を失い、臨死体験をした少年イーノック(ヘンリーホッパー)。高校を中退した後、ただぶらぶらと怠惰な日常を送っている彼の唯一の友人は、彼だけにしか見えない、死の世界から来た日本人特攻パイロットの青年ヒロシ(加瀬亮)だけであった。喪服を着て見ず知らずの人の葬式に潜り込む趣味があるイーノックは、ある葬式でアナベル(ミア・ワシコウスカ)という少女に出会う。そして…。(ブルー部分、goo映画より抜粋)

Restless1

Memo
オープニング、Beatles「Two of us」と共に流れる車窓の風景を眺める顔からエンディングでアナベルとの楽しかった日々を思い出しておもわず微笑む顔まで主人公のイーノックを演じたヘンリー・ホッパーの表情(特に目)が印象的。(先にデニス・ホッパーの息子ということを聞いていたのでエンドクレジットで驚く事はなかったけれど予備知識無しで見ていたら、そこで別の感慨がおきたかも)
そのオープニング
Beatlesの「Two of us」
君と僕との思い出は、この先に延びている道より、ずっと長いんだ
(ジーン・セバーグしか似合わないと思われていたヘアスタイルがとてもチャーミング!そして白ワンピにダルメシアン柄のコート、赤い手袋)ヒロイン、アナベル役のミア・ワシコウスカ(Mia Wasikowska) 次回作は(なんと!)パク・チャヌク監督、ニコール・キッドマンと共演の「Stoker」 
ヒロシ役の加瀬亮のポジショニングというか立居振る舞いがジャームッシュ監督「ミステリー・トレイン」の永瀬正敏と、ふとダブりました。(全く繋がっているわけではないですが…、ふと)

ハリス・サヴィデス(ガス・ヴァン・サント監督とは6作品目)によるオレゴン州ポートランドで撮影された美しい風景。秋から冬、そしてラストのアナベルの葬儀での春と移り変わる季節自体が物語とシンクロして素晴しい。それを切り取っていったハリス・サヴィデスの手腕(「SOMEWHERE」でも感じた光り射す煌き)
衣装デザインはダニー・グリッカー。ミア・ワシコウスカが着こなした色の組み合わせはホントにスゴイです(音楽にのせて綴られるエピソードの中で一瞬映るファッションも素敵←もう一回見て確認したい)

輝ける音楽(印象的な使用楽曲)
Beatles「Two of us」
Sufjan Stevens
「Wolverine」
「Happy Birthday」
Nico「The Fairest Of The Seasons」

Restless2

永遠の僕たち-オフィシャルサイト
http://www.eien-bokutachi.jp/


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永遠の僕たち 7月8日(日)@ギンレイホール 思い起こしてみれば・・・このころから腹痛があった。(笑) [続きを読む]

受信: 2013-09-13 05:53

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