ジャド・アパトー製作、ポール・フェイグ監督『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(BRIDESMAIDS)
注・内容に触れています。
ジャド・アパトー製作『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』主演・脚本(アカデミー賞脚本賞ノミネート)を務めたのは「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクしたコメディエンヌ、クリステン・ウィグ。監督はポール・フェイグ。出演はマヤ・ルドルフ、ローズ・バーン、 エリー・ケンパー、ウェンディ・マクドレン=コーヴィ、メリッサ・マッカーシー(←アカデミー賞助演女優賞にノミネート、授賞式でも歓声が起きてた) 、クリス・オダウド、マット・ルーカス(←「アリス・イン・ワンダーランド」の双子)、ジル・クレイバーグ 、ジョン・ハム
物語・経営していたケーキ店は潰れ、男には弄ばれ、何もかも崖っぷちなアニー。そんな彼女の親友・リリアンが結婚することとなり、アニーはブライズメイドのまとめ役・メイド・オブ・オナーを任される。他の4人のブライズメイドは皆初対面だ。中でも新郎の上司の妻・ヘレンは美人でリッチ、何をやってもソツがない。ヘレンへのライバル心もあり、アニーは張り切るが失敗ばかり。リリアンとも大げんかし、まとめ役を降ろされてしまう…。(DarkPurple部分、goo映画より抜粋)
※Memo
●ブライズメイズ >>> 結婚式での花嫁介添人のこと(全員が知り合いでない場合が多い)。式までの様々なパーティー(ブライダルシャワー、バチェラレット・パーティー)の企画や準備も任される。まとめ役であるメイド・オブ・オナーは名誉であると共に、責任も重大。ちなみに白以外のお揃いのドレスを着ることになっている→ドレスは新婦が用意してプレゼント→なので「あの"道路で◯◯◯しちゃった"事件」を起こす高級ブライダルショップでのドレス代は(ヘレンが払うような感じだが実は違うということ←ラストでリリアンの父親が「破産するかと思った」と言っている)は新婦持ち?
●(日本ではあまり馴染みがないブライズメイド)ちょっと試しにgoogle画像検索で「BRIDESMAIDS」と入力。すると1億枚近い写真が!(約 97,700,000 件)…リアルブライズメイズ…(汗
●それにしてもヘレンが企画した超派手な結婚式。花火、レーザー光線、水上ステージ、本物のウィルソン・フィリップスの出演…(これは、さぞ新婦両親困っただろうなぁ…と←前述台詞)
●字幕監修が町山智浩さん。特に女性によるリアル下ネタが多い本作ですが、(さすが)どっかんどっかんとウケてました。※例えば「Oh, it’s happening...it happened.」→「私、道路で◯◯◯〜」に
それと→(昼間の回に女性客が多いアパトー作品はじめて見た)
●アニーとヘレンのバトル(最初のブライズメイド顔合わせの時のマイクの奪い合いからリリアンの「きっと仲良くなると思う」と言われてのテニス、というかボールぶつけ合い合戦など)とアニーが知り合ったローズ巡査とのエピソードが大軸として構成されている。
●この作品の素晴らしさは(見た人誰もが言ってるように)単なるギャグと下ネタのオンパレードではなくきっちりと女子の本音や友情、ヒール役で終わってしまいそうな役にも"しようがないなぁ"的着地点まで用意する脚本と演技陣の上手さにあると思います。(アカデミー賞脚本賞ノミネートも納得!)
●先人ティナ・フェイに続くクリステン・ウィグ、マヤ・ルドルフ、メリッサ・マッカーシーら女性コメディアン達が素晴しい!
●メリッサ・マッカーシーのテンション見たときに「オイオイオイ、ジョン・ベルーシかよ」と思わずツッコミをいれたくなった怪演(ブライダルショップ、飛行機の中、多数の犬を乗せて走り去るパーティー後の車、そしてエンドクレジットw)に拍手。で、実に本質的なことを言ってアニーを励ます"いい奴"
●クリステン・ウィグが「ヒックとドラゴン」の声って、どの役?ということで調べてみたらタフとラフ兄妹のラフの声でした。
●ジル・クレイバーグが母親役。(これは、この作品からの意図的キャスティング?)→「結婚しない女」!と、あの傑作「大陸横断超特急」に出演。これを書いていて知り驚きましたが2010年白血病で死去。本作が遺作となりました。
●今年のMTVムービー・アワード2012に8部門でノミネート(発表は6月3日の予定)
▼秀逸なポスターとコピー
映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」
オフィシャルサイト
http://bridesmaidsmovie.jp/
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