この人の展覧会が見たい(再追記版)・ハビエル・マリスカル(Javier Mariscal)&『Chico & Rita(チコとリタ)』
随分前に書いた「この人の展覧会が見たい」
マリスカルについて、(さらに)再追記版
※展覧会フライヤー、映画『Chico & Rita(チコとリタ)』を追加
ハビエル・マリスカル(Javier Mariscal)とフェルナンド・トルエバ(Fernando Truebag)共同監督【Chico & Rita(チコとリタ)】ジャズピアニスト・チコと歌手・リタの恋物語がラテンジャズに乗せて描かれる素敵なアニメーション。
2012年のアカデミー賞長編アニメーションにノミネート、2011年ゴヤ賞 長編アニメーション賞。是非、正式に公開を(日本では映画祭上映のみ。2013年第10回ラテンビート映画祭でも再上映されました)。
※2013年現在、一般劇場未公開・DVDなどのソフト化未リリース。
共同監督のひとりフェルナンド・トルエバ(Fernando Truebag)は1992年ペネロペ・クルス主演【ベル・エポック】の監督(最新作は「ふたりのアトリエ〜ある彫刻家とモデル」)。音楽はベボ・バルデス。
アメリカとキューバのジャズの歴史(歴史そのものも)がバックストーリーとして描かれていて、出てくる実在の場所(トロピカーナ、ラジオシティ・ミュージックホール、ヴィレッジ・ヴァンガード)、ミュージシャン(チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク)、楽曲、全てに酔いしれます。
Chico & Rita (公式サイト)
http://www.chicoyrita.es/home.html
MAKING of CHICO & RITA
http://vimeo.com/66818530
(以前の記事・再追記訂正あり↓)
バルセロナ・オリンピックの公式マスコット「コビー」の生みの親、ハビエル・マリスカル(JAVIER
MARISCAL)。1992年、1998年に小規模な巡回展がありましたが、その後、大規模展覧会が行われた形跡はありません(2回目の展覧会会期中、偶然、来日中のマリスカル本人と心斎橋・アメリカ村某所で遭遇できて感激)。
ハウステンボスや愛知万博のスペイン館の食べ物彫刻など、作品自体は目に触れる機会は多いのですが展覧会は開かれていません。
画集も1992年にマリスカル1「平面」(ピエロの落書き・地中海が生んだ自由な感性)、マリスカル2「立体」(屋根に登った巨大なエビ・空間を超える想像力)の2冊がNHK出版より出ていたぐらい(以外は洋書で数冊。絵本「ルラのなつやすみ」がアシェット婦人画報社より翻訳出版されていましたが現在入手が難しいようです)。でも、その作品たち
は「かわいらしさ」「おちゃめさ」「ゆるさ」「穏やかさ」などなど素晴らしさに溢れています(そして色彩)。この人の展覧会が見たい!!ハビエル・マリスカル編でした。
Estudio Mariscal
http://www.mariscal.com/es/home
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