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2013-08-30

ザック・スナイダー監督、クリストファー・ノーラン&デヴィッド・S・ゴイヤー『マン・オブ・スティール』

注・内容と台詞に触れています。
ザック・スナイダー監督クリストファー・ノーラン&デヴィッド・S・ゴイヤー原案によるスーパーマン再起動(再定義)作品『マン・オブ・スティール』音楽はハンス・ジマー

物語・ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、滅びる寸前の惑星クリプトンから生まれたばかりの息子(クリプトンでの名前はエル=カル)を宇宙船に乗せて地球へと送り出す。その後クラーク(ヘンリー・カヴィル)は、偶然宇宙船を発見した父(ケヴィン・コスナー)と母マーサ(ダイアン・レイン)に大事に育てられる。そして成長した彼は、クリプトン星の生き残りのゾッド将軍と対峙することになり……。(DarkNavy部分、シネマトゥデイより抜粋)

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Memo
スーパーマンの胸についてる「S」は「クリプトン星のエル家の紋章」という設定で、その意味は「希望」
「私たちの星では、それはアルファベットの「エス」で…」
「そうだ。そのエスはスーパー…」と言おうとした瞬間(「スーパーマン」と名付けようとした瞬間)、ビューッと音速で飛び去ってしまうところは吹いたw
(その紋章が刻まれた鍵がコマンドキーと呼ばれ、いろいろと登場する←ちょっと「?」と思うところもあるが)
さて、とにかく固い。タイトルにもなっているとおり本当に鋼鉄の男だ(ワーナーロゴもスティール製)。で、"鋼鉄の殴り合い&音速の吹っ飛び&街をことごとく、ほぼ壊滅状態に"が後半、怒涛の如く続く。さらにゾッド将軍がこれでもかというぐらい強い。が、その前に散々戦う部下2人(ファオラと、もうひとりがロボットかと思うぐらいデカイ)がラスボスかよ!と言いたいぐらい手強い。この戦いのあと、一度引いて、また続くといった繰り返しが長い(スナイダー的濃さ)のが、ややバランスを欠くところか。(否定的批評の多くはこの部分に言及しているみたいですね)
ロイス・レイン(エイミー・アダムス)が途中から共に戦う同志的なポジションになっているのが新鮮。ヒロインのお約束としてビルなどの高いところから落ちるのが常道だが、本作はとてつもなく高いところ(宇宙からの脱出ポッドや空軍の飛行艇など)で今までのスーパーマンの速度では絶対間に合わないだろうなぁ、なんて考えてしまった。
そのロイス・レインとのキスシーン。
こんな台詞が
「最初のキスのあとは冷めるって聞いたわ」
「それは地球人の話だ」
(多分、鉄が冷めるとクールダウンもかけての台詞と思うのですがきっちりヒヤリングできませんでした)
この後にゾッド将軍とのラストの戦いが続く。
全てに決着がついたラスト
母マーサが壊された家からアルバムを拾い上げている。「大変なことになってすまない」「いいのよ。また元に戻せばいいから」
ケントに「地球が危機に陥っていないときはどうするの?」
「地球上の情報が集まり、そして危険な場所へと赴いても怪しまれない職業に就きたい」
そして、デイリープラネット社に出社するクラーク・ケント。エレベーターの中でお馴染みの黒縁メガネをかける。
編集長がロイス・レインに紹介する。顔を見合わせてニコッと笑い握手。(ここから、よく知られる明るい「スーパーマン」世界が始まるという事かもしれない)←全編、彩度を落としたハイコントラストな色彩設計だが、このシーンは通常の色彩になっているような?
そういう意味では見事に再起動に成功。及第点と言えるのではないだろうか?エイミー・アダムスのロイス・レインも、また見てみたいし。(その際は有名なテーマ曲もうまく取り入れて)
タイトルデザイン(MAIN & END TITLE)はBLUR STUDIO(「ドラゴン・タトゥーの女」など)

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映画『マン・オブ・スティール』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/manofsteel/

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2013-08-24

J・J・エイブラムス監督『スター・トレック イントゥ・ダークネス』クリス・パイン、ザカリー・クイント、ベネディクト・カンバーバッチ

注・内容、ジョン・ハリソンについて触れています。
スター・トレック イントゥ・ダークネス』前作に引き続きメガホンをとったのはJ・J・エイブラムス監督クリス・パインザカリー・クイントはじめ出演者も同作品のキャストが再集結した。「SHERLOCK (シャーロック)」のベネディクト・カンバーバッチが謎のテロリスト、ジョン・ハリソンを演ずる。

物語・西暦2259年、カーク(クリス・パイン)が指揮するUSSエンタープライズは、未知の惑星の探索中に巨大な地殻変動に遭遇。副長スポック(ザカリー・クイント)を救うために、あるルール違反を犯し地球に戻ると船長を解任されてしまう。ちょうど同じ頃、ロンドンの宇宙艦隊データ基地が何者かによって破壊される事態が起こる…。

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トレッキーと呼べるほど詳しくなかったとしても、前作を見ていなかったとしても全く単独の作品としても成立している安心仕様。(ちなみにボイジャー「スター・トレック」から本作にゆかりのある「スター・トレック2 カーンの逆襲」と旧シリーズ劇場公開作品はリアルタイムで見ています)
で、逆に前作を見ていた人には、ちょっとした台詞にニヤリとさせられるシーンが幾つも。恩師パイク提督との会話「最初、会ったのも安酒場だったな」や前作では垂直落下移動、本作では2点間高速移動(どちらも目標到達ボイントが小さい)、その際の台詞「経験は?」「やったことはある」などいろいろ。(もちろんカーク誕生のシーンや父親の最後などが描かれているのも前作ですから、そのあたりも)
意外だったのは割と早い段階でジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)の正体がカーンであることが明かさること。旧劇場版第二作にあたる「カーンの逆襲」のカーンを(時空の少し違ったパラレルワールドとして再設定した)本シリーズ二作目に持ってくる辺りも素晴しいアイデア!しかも「カーンの逆襲」でキーポイントとなっていたジェネシス計画のリーダー女性科学者の名前がキャロル・マーカス!で、本作(目的が違う役)に登場した時に上手いなぁ…と(確かに微妙に違う、もうひとつのスター・トレック世界)
J・J・エイブラムス監督作品、全体に感じていたのは"いわゆるハリウッド的三幕物"脚本の作り方ではなくてTVドラマ手法の飽きさせない見せ場(危機的状態やアクションなど)を連続的に繋いでいくことが今回、さらにハッキリと感じた。終わってみるとカーンの最後(死んではいない)があっさりしている気がするが、そこに至るまでがずっと見せ場だった訳だから起こる感覚なのだろうとも思う。
あ、あとサイモン・ペグ演ずるスコッティ大活躍!が嬉しい(走る走るの大見せ場有り)

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タイトルデザイン(Main and End Titles)は前作に引き続きAndrew Kramer
Video Copilot(ビデオコパイロット)社を興したりAfter Effects業界では超有名人です。TVドラマ「FRINGE |フリンジ」なども。
参考リンク: こちらは前作のもの(今作もほぼ同じスタイルを踏襲)
http://vimeo.com/10250848
衣装デザインが『ブレードランナー』(ジョン・ハリソンのコートがデッカードのコートとちょっとダブったり)『バーレスク』『ファイト・クラブ』などを手がけてきたマイケル・カプラン。エンタープライズ号クルーのユニフォームの旧作を踏襲しつつシンプルな中にも綺羅びやかさがあるのもカプラン的(色めも素晴しい)。IMDbでは既に「Star Wars: Episode VII」衣装デザインにクレジットされていてビックリ!

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『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
| オフィシャルサイト

http://www.startrek-movie.jp/


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2013-08-21

レジス・ロワンサル監督『タイピスト!(Populaire)』デボラ・フランソワ、ロマン・デュリス

1950年代末を舞台にタイプ早打ち世界大会優勝を目指して奮闘する(スポ根テイストを加味した)ラブコメディーの傑作タイピスト!』監督は長編作の初メガホンとなるレジス・ロワンサル。主演はデボラ・フランソワロマン・デュリス。他にベレニス・ベジョショーン・ベンソンミュウ=ミュウ

物語・女性にとって秘書という職業がステータスだった1950年代のフランス。田舎出身のローズ(デボラ・フランソワ)は保険会社の秘書に採用されるが、失敗してばかり。そんな彼女の唯一の才能であるタイプ早打ちに目を付けた上司ルイ・エシャール(ロマン・デュリス)は会社をクビにしない条件としてタイプ早打ち世界大会に出ないかと提案する。

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デボラ・フランソワがチャーミング。田舎娘がグレース・ケリーばり(「裏窓」イメージ?)に変身していく姿はそのまま彼女の魅力に負うところ多し。(で、先に聞いていたとおり)ロマン・デュリス演ずるエシャールとのスポ根要素にひっくり返った。大会自体の描き方もまさにボクシングのよう(まわりの人がタイム休憩の際、セコンドみたいに指をマッサージしているしw)
途中、特訓の際に転んだ時もルイが真っ先に気にしたのはローズの指のこと。
「私の指に保険でもかけたの?」
そして極めつけ
ニューヨーク世界大会決勝戦、楽屋でのあの台詞はまさに!!!
「最後のアドバイスは?」
「叩き潰せ!」
1958〜1959年という設定年代がもいい!(1961年タイプボール登場以前ということでタイプライターの歴史的にも←実はオチとしても←エンドクレジットが始まってしばらくするとタイプボールが凄まじいスピードでくるくる廻るタイプライター映像が出てきます)。
ルイがローズのタイプ特訓中にメモ描きしていたタイプボールのアイデアスケッチを親友ボブに渡して「これはスゴイ、アイデアだ。早速売り込もう!」
そしてラスト、ボブの台詞
「アメリカ人はビジネスを
フランス人は恋を」
1950年代テイストの家具、車、雑貨、ファッション、CMなど目を皿のようにしてみてしまいました。主人公の実家、パンフィル雑貨店の佇まいも素敵。ルイ・エシャールの家(正面)が可愛らしくて笑った。衣装いろいろ、色彩的華やかさに(運指仕様マニキュアの色!)大満足。
なるほど言われてみれば『シェルブールの雨傘』『アパートの鍵貸します』『女は女である』『めまい』など当時を描いた作品へのオマージュが満載(タイトルデザインも!)。だけどその辺りをあざとくやっていないところがいいなぁ。インタビューをあとで読むとかなりのシネフィルみたいですが、この匙加減は嫌味がなくてホントにイイ!

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映画を見たら絶対に欲しくなる劇中登場のピンクのタイプライター型のパンフレット(←しかもスタッフ・キャストが印字された用紙がタイプライターにセットされているように見える!)。デザインは「ル・アーヴルの靴みがき」「かもめ食堂」「パンズ・ラビリンス」「ミックマック」「ウディ・アレンの夢と犯罪」「人生万歳!」「白夜行」「インランド・エンパイア」など鑑賞後の気分までも家に持って帰れる仕様パンフを数多く手がけらている大島依提亜さん。これは机上に置いておきたくなるパンフレット!(オフィスのデスクにそっと置いておくと「何?!これ?」と質問されること間違いなし)
毎日パソコン入力コンクールホームベージでのレジス・ロワンサル監督インタビューがさすがに切り口が変わっていて面白い。監督から「クレイジーすぎる。これ、映画になりますよ(笑)」と賞賛されたエクストリームタイピング(世界各地の過酷な環境下で入力するタイピング・写真あり)←確かにスゴすぎる。

映画『タイピスト!』公式サイト
http://typist.gaga.ne.jp



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2013-08-14

テレンス・マリック監督『トゥ・ザ・ワンダー (TO THE WONDER)』

『ツリー・オブ・ライフ』に続く『天国の日々』『シン・レッド・ライン』のテレンス・マリック監督最新作【トゥ・ザ・ワンダー (TO THE WONDER)

物語・ニール(ベン・アフレック)は旅行で訪れたフランスのモン・サン・ミッシェルで、シングルマザーのマリーナ(オルガ・キュリレンコ)と出会い、付き合うことになる。アメリカで一緒に暮らし始めたふたりだったが、やがて心が離れていくように。そんなある日、ニールは学生時代の友人ジェーン(レイチェル・マクアダムス)と久しぶりに会い、やがて彼女に心の安息を感じるようになり……。

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カメラに向かって廻る躍動する遠ざかる、ブランコ、手のひら太陽かざし、揺れるカーテン窓越し自然光、マジックアワー、そして「天国の日々」を思い起こさせるシーンなどお馴染みのマリックトーンだが非常にすっきりしている。開巻、モンサンミッシェルから始まるグレイッシュなブルートーンから黄金色のオクラホマまで際限なく続く映像にうっとり。(あ、実は)オルガ・キュリレンコに(うっとり)見とれていて2時間があっという間(とも言えるぐらい、ある種ミューズ)。
愛の覚醒(めざめ)から終焉、そして再生まで
愛について語られる幾つもの言葉。
「何故 愛は憎しみに変わる?」
「強すぎる愛は不安を与える」
「私の中に2人の女が
ひとりはあなたを深く愛してる
もうひとりは地上に引きずり下ろされる」
「新生児のように、私は目を開く。そして溶ける。永遠の闇に光を放ち、炎のなかへ落ちてゆく」
ひとりの男とふたりの女性。悩みを打ち明けられるも自らも自分の使命に逡巡している牧師(ハビエル・バルデム)。
映っているもの、被さる声(モノローグ、ボイスオーバー、ナレーション)、それを捉える観客、ジョハリの窓ではないがそれらは決して一致することはないかもしれない。ただ、その映像に五感(或いは第六感も含めて)で感応すればよいのだ。読みとることより委ねること。
エンドクレジットの最後の最後に重なる電車の音。(これは出逢い、もしくは1番輝ける思い出のシーンに関係?)。ふとオリヴェイラ監督「ブロンド少女は過激に美しく」のラスト、列車ショット(音も含め)を想起した。
前作「ツリー・オブ・ライフ」から宇宙の起源、恐竜パートなどの部分を除いた感じに近いと評される「トゥ・ザ・ワンダー」。実はまだ見ぬポスプロ中のIMAX「Voyage of Time」(ナレーションがブラッド・ピット、エマ・トンプソン)と、もしや対(つい)?
ラスト、かぶさる言葉は。
「愛に溢れている」
Merci (ありがとう)」

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タイトルデザインがPrologue Films、しかもカイル・クーパー名義になっていてビックリ。派手なエフェクトがかかったモーショングラフィックではなくBlack on Whiteの文字のみによるシンプルなもの。このエンドクレジットにすっと立ちあがるタイトルロゴが美しい。
クラシック音楽の使用(部分的な使い方が絶妙)。ラフマニノフ「死の島」、ワーグナーの舞台神聖祭典劇「パルジファル」前奏曲やレスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア」など多数。

映画『トゥ・ザ・ワンダー』公式サイト
http://www.tothewonder.jp/


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2013-08-09

タイトルデザイン_34.(Imaginary Forces) ギレルモ・デル・トロ監督『パシフィック・リム』

『パンズ・ラビリンス』『ヘルボーイ』シリーズなどのギレルモ・デル・トロ監督による怪獣&巨大ロボット映画『パシフィック・リム』。出演はチャーリー・ハナム菊地凛子ロン・パールマン芦田愛菜、他、怪獣や巨大ロボットのみなさん

物語・2013年、突然(未知の巨大生命体)KAIJUが太平洋の深海から現われる。それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器イェーガーの開発に成功。そして…

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はじめに怪獣ありき。
巨大なものは巨大なスクリーンで。初見、試写会場が縦長、しかも後方で見たので2回目を天井の高さも十分ある箱(IMAXでは無いが)にて再鑑賞(中央より、やや前の方、見上げる感じの座席にて)。全く印象が変わってしまうぐらいに強力。
巨大な怪獣と巨大なロボットが大スクリーンで暴れる姿を描きたい、その一点に想いを込めて映像化したデル・トロ監督に拍手を贈りたい。
前置きもなく突然、怪獣出現。テンポよく事の成り行きが描かれるプロローグ部分だけでテンションがあがるあがる。その後も説明的なシーンは、ほぼ無くイェーガー対怪獣戦に焦点が絞られたまま2時間強突っ走ります。
上映終了後、ふたり連れで見に来た人は知らず知らずのうちにイェーガー歩きをしながら劇場から出てきていた(劇伴脳内再生しながら)、と、いうぐらいに熱度が高い作品でした。
デル・トロ監督の色彩設計のこだわりは「パンズ・ラビリンス」では現実世界は寒色系の青、魔法の世界は暖色系の金色が使用され、2つの世界の中間にあたる地下は緑と分けられていましたが(ZIPでの監督インタビューで紹介された)「パシフィック・リム」でも"持っている靴以外は寒色系"と撮影前の手帳に既に描かれていましたね。
ロン・パールマン演ずる"ハンニバル・チャウ"。履いてる靴含めてホントに人をくったような怪演(実際、怪獣に食われますがw)、そして最後の最後の台詞がこれ→「俺の靴はどこへいった?」
そしてモンスターマイスターのレイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎監督に捧ぐで締めくくられます。

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タイトルデザインは「Imaginary Forces」(Main Titles & Main on End Titles) ←動画有り
http://www.imaginaryforces.com/featured-work/film/pacific-rim-main-titles/
こちらは「Art of the Title」によるタイトルデザイン・メイキング記事(動画有り・レンダリングに至る動画も!)
http://www.artofthetitle.com/title/pacific-rim/

VFX関連記事3本(Related Posts)「ART of VFX」より
http://www.artofvfx.com/?p=4775
ギロンもギャオスもアイアン・ジャイアントもゴジラも鉄人28号もガンダムも
Daily Infographicより
Pacific Rim: The Evolution of Monsters vs. Robots
http://dailyinfographic.com/pacific-rim-the-evolution-of-monsters-vs-robots-infographic
200ページ以上あるパシフィック・リムのWiki
※TOPページではありませんが映画に関してはこちらからがベスト
公開されている予告編、クリップ、インタビュー、メイキング、ポスターなどがまとめられています。
Pacific Rim Wiki
http://pacificrim.wikia.com/wiki/Pacific_Rim

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映画『パシフィック・リム』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/

▼おまけ記事を下方に追加・イェーガーの立ち姿を見たときに思い浮かんだのは、この姿。鉄人28号(GIGANTOR)



追記記事
イェーガーを最初に見たときに思い浮かんだのは鉄人28号(GIGANTOR)のこの立ち姿。なんといってもポージング!

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2013-08-08

ミゲル・ゴメス監督『熱波』(原題 : TABU)

『私たちの好きな八月』のポルトガルのミゲル・ゴメス監督による斬新なる傑作『熱波』(原題 : TABU)。出演は舞台女優などとして活躍するテレーサ・マドゥルガラウラ・ソヴェラルアナ・モレイラエンリケ・エスピリト・サントカルロト・コッタ、他

物語・敬虔なクリスチャンであるピラール(テレサ・マドゥルガ)は、退職後はカトリック の社会活動団体に所属し、少しでも世界を良くしようと努力している。リスボンに住む彼女は、80代の隣人アウロラ(ラウラ・ソヴェラウ)のわがままに振り 回されていた。そんなある晩、アウロラの体調が急に悪化し、ピラールは彼女にある頼み事をされる。(Brown部分シネマトゥデイより抜粋)

Tabu

Memo
「ロマンスの時代になりつつある。トルストイは正しかった」とはボブ・ディラン、アルバム『欲望』のライナーノーツに書かれていた言葉。全く関係ないがアルバムジャケットの印象と先導的なヴァイオリンのイメージと「熱波」におけるピアノ劇伴の旋律が妙に重なってしまったので記しておきます。
ミゲル・ゴメス監督『熱波』なんと斬新な事を。甘美なる記憶とはこういうものか…。楽園の喪失が反転する後半、見ているこちら側もその激情にこころ震わさせられる。
特に1部「楽園の喪失」は(意図的ではあるのだが)その展開に、うつらうつらしてしまいそうな、もどかしさもある、が、油断していると見落としてしまうぐらいの短いハッとするショット多数(驚くほどピントのあった画面とか)。長いかもしれないが、これぐらい現在の虚無的、空疎的描写があって描かれる情熱的な2部「楽園」パートのバリエーションの多さ。不思議さを醸しだすのは台詞が無く音楽とナレーションで語られることによるズレ(寝て見る夢の世界と考えると、この語り口調は、美しい部分だけ留めてしまう記憶というものによるものなのかもしれない)
16mmと35mmフィルム、モノクロ、サイレント映画、ボイスオーバー(会話なしで成立するドラマの妙)、(2時間の映画だが)2部構成、ムルナウ監督の遺作と同タイトル原題(Tabu)。映画の記憶も、またそこに降り立っている。面白いカメラの横移動があった(反復している)
紙ヒコーキがとりもつ"風立ちぬ"恋もあれば逃げ出した鰐が縁で"熱波"の如く燃え上がる愛もある。(そんなフレーズを思いつくように)奇しくも思い出(記憶)は美しいものだけをある種のファンタジーのような形で浮かび上がらせた2作品を続けて
時代性、ノスタルジック、甘美さを想起させるThe RonettesBE MY BABY」とジャングル。すぐに思い出したのは「欲望の翼」のジャングルの画面に被さるザビア・クガートシボネイ」が使われていたこと。(これも全く関係ないのだが浮かんできた。通常、イメージはイメージを喚起しないと思われるが、この「熱波」だけは不思議といろいろ浮かんでくる、何故?)
(監督インタビューによると)ポルトガルの現在の置かれた状況や最後まで植民地政策をとってきた国の内実なども隠しスパイス的に練りこまれている(この辺りの歴史的な部分は不勉強で掴みきれませんでした)。インタビューでオリヴェイラ監督のことをオリヴェイラ師と呼んでいたことが印象的。

映画『熱波』公式サイト
http://neppa.net/

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2013-08-01

ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム (moonrise kingdom)』

ウェス・アンダーソン監督ムーンライズ・キングダム (moonrise kingdom)』
1964年、レコードプレーヤー、ラジオ、赤い横縞灯台、ツリーハウス、釣り針で作ったイヤリング…
・起こる出来事(起こっていない出来事)をずっと眺め続けられる箱庭的楽しさ。浸るわー。あとオーウェン・ウィルソン不在がちょい淋しいが今までの(やや観客を選ぶかもしれないオフビートな)作品より一般ウケする物語。なにより可愛い
・それにしても、あのツリーハウス。ツリーハウスにもほどがあるw(作戦会議、梯子落ちる、どーやって降りる)
・セット撮影をメイキング映像(behindScene)で見て気づいたけど縮尺変えてるのかなぁ。

Mk

Memo
「ムーンライズ・キングダム」関連の様々な記事など
(リンク切れ確認2013年8月1日
この時点でのリンク切れはありません)

Moonrise Kingdom Script
セットデザイン画、監督メモなど写真付き脚本!
本編内のあの絵本も!
(PDF保存できます、リンク終了前に是非!)
http://focusguilds2012.com/mrkscript/

メイキング映像
ウェス・アンダーソン監督がサムとスージーふたりを傘にいれてあげて演出してる姿、イイなぁ
1. http://youtu.be/Bh4Ibon-5HY 
2. http://youtu.be/n2q9qQzRK5Y 
3. http://youtu.be/tZ--mYnnhEI 
4. http://youtu.be/461X7Lq6a6I

例によって素晴らしいサントラ
特に脳内リピートの1曲
Francoise Hardy - Le Temps De L’amour(1964)
http://youtu.be/gXWqz5qWYEw

タイトルデザインは Jessica Hische
映画のために制作された2種類のフォント
(実際のフォントを見ることができます)
http://jessicahische.is/workingwithwesandersonomg

エンドクレジット「青少年のための管弦楽入門」少しずつ楽器が加わっていく(全部重なるわけではなく)感じもイイなぁ(ほとんど終にトライアングル^^
・『青少年のための管弦楽入門
(せいしょうねんのための かんげんがくにゅうもん、The Young Person's Guide to the Orchestra)は、イギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンが1945年に作曲した管弦楽曲。プロコフィエフの『ピーターと狼』と並んで、オーケストラの入門曲として非常に有名な作品である。(Wikipediaより)
いろいろな解説付き動画がありますが、
こちらは山本直純ポピュラーコンサート・NHK交響楽団(1〜4に分割)のもの
http://www.youtube.com/watch?v=sH6lINJGnmk

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映画『ムーンライズ・キングダム』公式サイト
http://moonrisekingdom.jp/

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