小津安二郎監督 生誕 110年(没後50年)
2013年12月12日
「google」トップロゴが「小津安二郎監督 生誕 110年(没後50年)」にあわせてスペシャルロゴに。「東京物語」の終盤、義理の父・平山周吉(笠智衆)と戦死した二男の妻、紀子(原節子)、尾道でのシーン。
小津監督作品は70年代には、あまりよくわからず(洋画ばかり見ていたこともあり)全く見る機会がなく80年代に入ってレーザーディスクで鑑賞したのが最初(当時、ハリウッドメジャー作品はほとんどディスク化されず20世紀FOXのみが出ていたぐらい。何故か小津作品がLD化されていた←VHDという別システムはCIC配給系洋画が出ていて熾烈なる争いが始まっていた)
その小津作品初見時もピンとこなかったのもご多分にもれず。
のちにフィルムで特集上映(原節子出演作品として)であらためて見た時に「何っ、これ…。」とただならぬ美意識に衝撃を受けました(ある年齢を過ぎると急に感じいるところが多くなるというのも小津作品の不思議であり魅力だなぁ、と思います)。
▲(ハスミン関連書籍以外では)定番の2冊「小津安二郎の美学」「小津安二郎を読む」と今から20年前の没後30年の区切りに出た浜野保樹著「小津安二郎」(この本はサイズのこともさることながら、その時点で初めて知るエピソードなども数多く掲載されていてすごく参考になりました)
▲80年代後半から急速に高まってきた小津監督評価に伴って特集上映などが頻繁に行われるようになってきた際のチラシなど。
(「静」の文字が書かれているものはレーザーディスク発売10周年のLD-BOXセット、片面60分しか収録できないので17枚組29面でした)
左側チラシは今年(2013年)宝塚シネピピアで開かれた特集上映。松竹の小津監督が宝塚映画に出向して撮った作品「小早川家の秋」の一場面。
小津安二郎 生誕 110年
http://www.shochiku.co.jp/ozu/
小津安二郎の図像学
http://www.momat.go.jp/FC/ozu2013/
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