ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク『メリー・ポピンズ(Mary Poppins)』ロバート・スティーヴンソン監督
ロバート・スティーヴンソン監督、ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク主演『メリー・ポピンズ(Mary Poppins)』を「新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作」で。
物語・1910年、ロンドン。銀行家のバンクス氏(デイヴィッド・トムリンソン)、婦人参政権運動に夢中の奥さん(グリンス・ジョーンズ)、そしてふたりの子供たちの元に空からパラソルを広げフワフワと降りてくるメリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)が現れた。
※Memo
●これが映画デビュー作(「サウンドオブミュージック」は次の年)となるジュリー・アンドリュースがメリー・ポピンズ。昔からメリー・ポピンズのことをよく知っている大道芸人バート。
あらためて見るとディック・ヴァン・ダイクのいろいろな至芸も堪能できたし(銀行頭取のミスター・ドースと二役も)、アナログな合成マジックも半世紀近く前とは思えないアイデアと楽しさに満ち溢れている。
ところでドラえもんのポケットとメリー・ポピンズのカーテン生地バッグは同じ構造!?
●アカデミー歌曲賞(シャーマン兄弟)を受賞。
「チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee)」と「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(Supercalifragilisticexpialidocious)」映画本編は未見でも、この楽曲は衆目の一致するところの名曲。
●実写とアニメ(ハミルトン・S・ラスク)の合成シーンが本編の中でかなりの時間がさかれているのはおそらく初めて?(かつてジーン・ケリーがトムとジェリーとダンスを踊るシーンが「ザッツエンタテインメント」内に)。このアニメとの合成パート、絵の中に飛び込んでのピクニックシーン、回転木馬での競馬シーンの時の白いに赤いウェストリボンのドレスはフィギュア浅田真央選手がエキシビションで着て演目共に有名に。
ちなみに全編、アニメとの合成シーンで描かれる作品として著名作品は『ロジャー・ラビット』それでもCGが一般化される前、1988年当時は画期的だったなぁ。
●2014年公開の『ウォルト・ディズニーの約束』は「メリー・ポピンズ」映画化に際しての知られざる物語が描かれた作品。
●初見は大阪・梅田ニューOS劇場(現在のTOHOシネマズ)でリバイバルロードショー(上記、チラシ。下側部分に劇場が印刷されていましたがメモ書きしていたのでカット→こちらは黄色下地。同じデイズニー作品で同監督「地球の頂上の島」はブルー下地でした)。
ビデオもTV放映も少なかった時代のリバイバルロードショーは実際によく入っていて「ウェストサイド物語」「明日に向かって撃て」など土日は満員でした。
新・午前十時の映画祭
http://asa10.eiga.com/
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