フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督『LEGO(R)ムービー(The Lego Movie)』"Everything Is Awesome"
注・内容に触れています。
「くもりときどきミートボール」「21ジャンプストリート」のフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督による玩具“レゴブロック”を使って描く長編3Dアニメーション『LEGO(R)ムービー(The Lego Movie)』
物語・ひょんなことから突然"世界"を救う大役を任されてしまった平凡な青年エメットが、巨大な悪"おしごと大王"に立ち向かっていく姿を描く。オリジナルボイスキャストはクリス・プラット、ウィル・フェレル、エリザベス・バンクス、ウィル・アーネット、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、他
※Memo1
●字幕版(3D)と吹替版(2D)両方で鑑賞。
(字幕版が東京と大阪1館ずつのため、以下吹替版ベースで記載)
プロ声優8人が複数キャラを吹替ていて、丁寧な仕事ぶり。
ちなみに予告編と吹替担当してる人まで変わってた。そして、おしごと大王"おしごと社長"(ウィル・フェレル)は山寺宏一、魔法使いウィトルウィウス(モーガン・フリーマン)を羽佐間道夫という磐石さ。
●途中でメタ構造では?ということはなんとなく判ってしまうけど、そんな事を吹き飛ばす連続的チェックしたいディテールの嵐、クリエィティビティ!
バットマン(ワイルドガールの彼氏設定)、ワンダーウーマン、スーパーマンらが続々登場。
グリーン・ランタン不憫ネタからガンダルフorランブルドアそっくりさんネタ、スター・ウォーズ"ハイパードライブ"ネタ、椅子ごと飛ぶリンカーンまで。
そして、まさかのウディ・アレン!(笑)
●グリーンランタンの声をジョナ・ヒル、スーパーマンをチャニング・テイタムという「21ジャンプストリート」コンビが担当していて可笑しい。
●そして、これはお父さんが子供を連れてついでに見にきたはずが、不覚にもうっすら目がしら熱くなるタイプ映画。
そう、かの「クレしん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」や亀を吊るしてガメラ~とか言っていた昭和親父が平成ガメラのギュルルルーと高速で飛ぶ姿に小さくガッツポーズをした、そんな気持ちにさせてくれた映画たちと同じ年齢を超越した楽しさに溢れています!
●"世界"をひっくり返すメタ構造
ジャジャーン、と登場。
実写ウィル・フェレルとエメット君
こんな会話
「ここで遊んじゃダメだって言ってるだろ」
「これは大人のものなんだ」
「だって5歳から12歳って書いてあるし…」
(やや「うっ、す、鋭い…」という表情で)
「それは便宜上、そう書いているんだ」
この後に続く"マニュアル通りのものを創るのではなく自由になんでもつくろう"という展開は拍手もの。
●そーくるかぁ 笑 オチの台詞
「お前がここで遊べるようになるということは、もうひとり増えるということだ」
「エッ!?」
「妹だ」
そして"レゴ世界"に登場するのは!!
※Memo2
●タイトルデザイン("Everything Is Awesome"にのせて繰り広げられる楽しいメインエンドタイトル部分)→Typographyやコンセプトボード、レンダリングサンプルまで素晴しいメイキングレポ(動画あり)
http://www.artofthetitle.com/title/the-lego-movie/
●『LEGO(R)ムービー』を手がけたアニマルロジック(Animal Logic)ウェブサイト
他に「ガフールの伝説」「エンジェルウォーズ」や「華麗なるギャツビー」VFXなど
http://www.animallogic.com/
LEGO® ムービー
http://wwws.warnerbros.co.jp/lego/
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