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2014-08-31

定点観測っぽく(2014〜2012年)「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」西宮市大谷記念美術館

夏の恒例行事のようになってきた「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」(西宮市大谷記念美術館)を見に行くことと同じ場所(入口パネルとエントランス記念撮影スポット)を定点観測っぽく撮ること。
巡回展が東京のあと、ちょうど真夏から9月ということもあって「暑い〜」「緑がくっきり」が定番印象。
(そして何故だか必ず8月の間に行くということも)

イタリア・ボローニャ国際絵本原画展2014

2014年は59カ国3190名が応募、その中から日本人15名を含む23カ国75名の作家が入選。
特別展示は昨年第4回ボローニャSM出版賞を受賞した刀根里衣の受賞作絵本「ぴっぽのたび」全原画18点と、これまで出版された絵本の中から18点の計36点と三浦太郎「ワークマン」新作を展示。

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Ehon2014_2
今年のチケット半券にも使用されているマノン・ゴチエ「わたしの公園」

Ehon2014_3
エントランス記念撮影スポット
図録表紙にも使用されています。

(例年より大きい!)

西宮市大谷記念美術館 Home Page
http://otanimuseum.jp/home/index.html

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▼以下昨年と一昨年の定点観測っぽく撮った写真

イタリア・ボローニャ国際絵本原画展2013

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イタリア・ボローニャ国際絵本原画展2012

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Ehon2012_2

Ehon2012_3

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イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2011年と2010年の記事はこちら
https://color-of-cinema.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-e757.html

 

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『マダム・イン・ニューヨーク(ENGLISH VINGLISH)』ガウリ・シンデー監督、シュリーデヴィ主演

マダム・イン・ニューヨーク
ENGLISH VINGLISH
監督 : ガウリ・シンデー
主演 : シュリーデヴィ
アディル・フセイン、メーディ・ネブー
アミターブ・バッチャン、他

物語・ビジネスマンの夫、2人の子供のために日々家事をこなす専業主婦シャシ(シュリーデヴィ)は、家族の中で唯一英語ができないことが悩みだった。ある日親戚の結婚式の手伝いを頼まれ単身渡米するも英語が話せないためつらい思いをする。そんな時「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告を見つけた彼女は、身内に黙って学校に通い始めるが…(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Miny

Memo
ガウリ・シンディー監督がキネ旬インタビューで「自分がNYが好きなのかウディ・アレンが好きだからNYが好きなのかわからないぐらい 笑」って答えるほどのウディ・アレン監督のファンを公言。
(ウディ・アレンの撮るウォームトーンのNYが好きという人も多いと思うので、このあたりの感覚わかるなぁ)
英語が苦手(読むことはさらに難しく)そのことを夫と娘から見下されて悔しい思いをするシャシ。
「ジャズダンス」を「ジャジィーダンス」と読んで発音して揶揄されたり娘の学校での懇談会でも友だちとその母親と会って挨拶するところでバツが悪い態度を取られたりとさんざん、いろいろと言われる。
映画冒頭インスタントコーヒーを入れるシーン(ドリップなどではなく本当に粉コーヒーを)。それがNYでのカフェでのやり取りへ繋がる。
つたない英語力と注文の仕方もわからないシャシ。
「コーヒー?」「あ、ネスコーヒー?」
結局は周りの人にぶつかってしまい、そのまま店を出てしまう。
ベンチに座り泣いているところへ後の英会話スクールで同じクラスとなるフランス料理シェフが頼んだコーヒーを持ってきて声をかけてくれる(このシェフの恋心がもう一軸のドラマポイント)
"話すように歌う"或いは"歌うように話す"とはよく言われてきたもので主演のシュリデヴィの"歌うように話す"声が心地良い。この声質はとても好み。そして歌とダンスが頻繁に出てくるいわゆるかつてのインド映画とは違う作品なのにどこか音楽的な印象を受けるのは、この声質とリズムからきているのでは?と思った次第。
構成が見事(前半、英語が苦手。夫からも娘からも認められていないシャシ。NYへの機内での全てにおいて不慣れな様子。中盤、NYでの英会話スクールでの授業と次第に自信を取り戻していくシャシ)
そしてラスト、結婚式のシーンでシャシがスピーチを頼まれた際に「妻は英語が苦手なので」と夫が断ろうとしたところを、すっと腕に手をそえて制止し感動的な(そして、言いたいことを伝えた)英語によるスピーチを行う(それは、そのまま卒業試験となる)。
(今まで見てきた)インド映画としては短い部類に入るので約1時間ほどで休憩(INTERVAL表記。日本での上映で実際には休憩は入らずそのまま後半へ繋がる)は早いかもしれないけれど絶妙のタイミング。
英会話スクールに入って先生から自分のやっていたお菓子ラドゥーをつくって周囲に売っていたことを「素晴らしい」「それを英語でアントレプレナーと言うんだ」と初めて認めてもらうこととなる。
そのウキウキした気分で何度も「アントレプレナー」とつぶやきながらスクールを出てNYの街中でダンスのポーズを決めるシャシ。
このスコープサイズ右端にシャシ、左側に「INTERVAL」の文字はとてもいいショット。

映画『マダム・イン・ニューヨーク』公式サイト
http://madame.ayapro.ne.jp/

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2014-08-12

『レゴで作った世界遺産展 PART-3』堂島リバーフォーラム

大阪・堂島リバーフォーラムで開催中の『レゴで作った世界遺産展 PART-3』を見てきました。
PART1から数えると既に40回以上開催されていて、どこかの場所・会場でご覧になった方も多いのでは?

と、いうことでいつもとは違ったパターンで"COLOR of CINEMA番外編"写真レポです。

L1

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時間限定で階上からの撮影も可能。

L3
反対側から(画像左面にあたる部分には様々なアーティストによる作品も展示されていました)

L4
レゴらしいオーソドックス配色
(全体に展示された作品の多くが色数を抑えたものあるいは単色のものが多いのが特徴)

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日本の世界遺産も(狛犬もいます)

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ピラミッド
近づいてみるとツタンカーメン王が!

L8
瓦の雰囲気がすごくよく出てて本展中、配色含めベストな一点。寄って撮った方が面白い感じがでますね(ちなみにこちらはiPhoneによる撮影)

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そしてポスタービジュアルなどにも使用されているインパクト大なサグラダファミリア教会(後ろにエッフェル塔も。この展示エリア密集度高いー)

L10
シンプルなオフホワイトレゴ、単色で作成されていて構造の美しさが逆に際立っています。

L11

L12
こちらも寄って撮影

L13
増殖する都市。

PIECE OF PEACE -
World Heritage Exhibit Built With LEGO BRICK

レゴで作った世界遺産展 PART-3

http://www.pofp.jp/

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2014-08-03

『複製された男(Enemy)』ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ジェイク・ギレンホール、サラ・ガドン、メラニー・ロラン、イザベラ・ロッセリーニ

複製された男
Enemy
監督 : ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作 : ジョゼ・サラマーゴ
(原題 : The Double)
ジェイク・ギレンホールサラ・ガドン
メラニー・ロランイザベラ・ロッセリーニ

物語・何も刺激のない日々に空虚なものを感じている、大学で歴史を教えているアダム・ベル(ジェイク・ギレンホール)。ある日、何げなく映画のDVDを観ていた彼は、劇中に出てくる俳優が自分自身とうり二つであることに驚く。彼がアンソニー・クレア(ジェイク・ギレンホール)という名だと知ったアダムは、さまざまな手を尽くして彼との面会を果たす。顔の作りのみならず、ひげの生やし方や胸にある傷痕までもが同じであることに戦慄する。(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Enemy1

この作品、先に小説を読むのと後で読むのとでは印象がかなり変わるのでは?(ちなみに後者です)
10年以上前に書かれているのでアンソニーが出ている映画はVHSだし、他の出演作も検索エンジンでささっと見つけるところが随分と時間がかかったり、なによりも名前が…。

Memo
ヴィルヌーブ監督は、はっきりと「これは潜在意識についての体験だ」と語っているがはたして、そうか?
この「はたして、そうか?」と語らせたり、考えさせられたりしてしまうこと自体が監督の術中に嵌められているということだろうか。そしてまさしく、本作のポイント。
冒頭、秘密クラブのハイヒールで踏みつぶされた蜘蛛で始まった映画は(猫化か!)と思わせる天井張り付き巨大蜘蛛がガサゴソっと動くところで終わる。
また、(マンションのコンシェルジュが"また呼んでくださいよ"とエレベーターでにじり寄る)その秘密クラブ(頻繁に鍵が変えられるようだ)の新しい鍵はアダムが手にして終わる。
原作にはない蜘蛛のイメージが差し挟まれている。それは都市の上をまたぐ巨大なオブジェのような蜘蛛から、蜘蛛人間、割れたフロントガラス、路面電車の高架線など多岐に渡る。
滝本誠氏がキネ旬連載「セルロイドの画集」で書かれていたとおり(それはある種)サラ・ガドン演ずるヘレンの妊娠しているお腹=蜘蛛のお腹と重なってくる。
(妊娠六ヶ月にしては大きいお腹は、あきらかに意図的なるもの?)
※実際、蜘蛛のオブジェ自体存在していて見ることが出来るのも滝本氏の連載で知りました。
映画原題の「Enemy」
内なる敵は自分という解釈。
文字通り「敵」という解釈。
あるいはヘレンから見た「害するもの」という解釈。
(暗喩的ではあるが)実際に同じ人間がいて、浮気癖があり母親からは「いつまでもふらふらと」と言われている二流役者アンソニーは消え、最後はヘレンの夫へと入れ替わるアダムという図式もある。(原作はこの方向)
そして「潜在意識」が創りだしたアダムは消え、同じく浮気相手のメアリー(メラニー・ロラン演ずる、このメアリーの存在自体が極めて希薄。しかもヘレンとは同一画面には出てこない)も消え、自分はアンソニーだったんだ、と「ハッ」として終わる図式。
そして、さらにはアンソニーが創りだした別人格としてのアダム。そう精神分裂という部分も考えられる。物語の時間軸がバラバラなので(本来はヘレン巨大蜘蛛の前シーンだった)アンソニーとメアリーが事故にあったシーンが実際のエンディングとすると、いろいろと辻褄があってくるという図式。

それにしても、なんともいえない色調。
そのうちPhotoshopあたりに"ヴィルヌーヴレンズフィルター"とか出てくるんじゃないの、と思ってみたり。

Enemy2

映画「複製された男」公式サイト
http://fukusei-movie.com/

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