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2014-09-03

『バルフィ!人生に唄えば(Barfi!)』アヌラーグ・バス監督、ランビール・カプール、プリヤンカー・チョープラ、イリアナ・デクルーズ

バルフィ!人生に唄えば
Barfi !
原作・脚本・監督:アヌラーグ・バス
主演 : ランビール・カプールプリヤンカー・チョープライリアナ・デクルーズ、他

物語・バルフィ(ランビール・カプール)は、生まれたときから耳が聞こえないことで会話ができないものの目線と身振り手振りで感情を表現し、街の人気者となっている。資産家との愛のない結婚に悩むシュルティ(イリアナ・デクルーズ)はバルフィに思いを寄せていた。一方、家族からの愛情に恵まれなかったジルミル(プリヤンカー・チョープラ)も、バルフィにだけは心を開き、次第に惹かれていく。(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Barfi

Memo
主演のランビール・カプールの顔が「Mrビーン」ローワン・アトキンソンに似てるなぁ、と思っていたら結構動きとか顔芸とか意識してやっていた。
まぁ、それにしてもこの国境を越えた映画縦断的オマージュの嵐。
始まってすぐの施設全景。
いかにもクストリッツァ監督作品で頻繁に見られる奏者がそのまま画面に登場して要所要所にリズムを刻みつけていくところや『黒猫白猫』での山岳鉄道トロッコを思いおこすダージリン高原列車の線路を使ったトロッコ(というか台車)などから『アメリ』想起の音楽(場面も)、ジャッキー・チェン的身体アクションに至るまで多数。
なかでもチャップリンやバスター・キートンのサイレント映画(インド映画なのに台詞も少ない)に対しての思い入れは特に。
(言葉ではないコミュニケーションという意味で本編のテーマとも見事に合致する)
(噂には聞いていたけれどやっぱり)1番「おぉっっっ」と思ったシーンが『雨に唄えば』ドナルド・オコナーによる"メイク・エム・ラフ"シーン再現。
ソファの上で人形相手に繰り広げられる。
まさにランビール・カプールによる至芸!
(アクロバティックな壁駆け上がりバク転はやってませんでしたが)
ヒッチハイクシーンがもしや『或る日の出来事』のゲーブル、クローデット・コルベールのあの(スカートをたくし上げて脚をチラ見させて車を停める)シーン再現、と思いきやここは『菊次郎の夏』でした(あの手この手ヒッチハイクのひとつ)
追っかけ警部も「あらららら、とっつぁ〜ん」とどこかからルパンの声が聞こえてきそうな絵に描いたようなタイプ。
バルフィとの全編通じてのドタバタ追走劇。
(サイレント映画的手法極まれり!)
バルフィを挟んでのふたりの女性。
最後はどちらを選ぶことになるのかということとなるのだが途中、バルフィと別れ資産家と結婚してしまったことを後悔する(しはじめている)シュルティのバルフィとジルミルのふたりの事を語る台詞
「不自由だけど愛に満ちあふれている」
ラストの靴投げ上げシーンから連なるバルフィ、ジルミル再会シーンも素晴らしいが特に印象的だったのは(誘拐されたこととなっている)バルフィにくっついてきて離れないジルミルとのロードムービー部分。
木漏れ日射す枯葉の中を歩調を合わせて縦列になって進んでいくふたりのシーンが美しい。

『バルフィ!人生に唄えば』メイキング
(字幕無しですが UTV Motion Pictures 公式動画です)
Barfi 2012 Making.
http://youtu.be/vEx_mfEPvMc (約49分)

映画『バルフィ!人生に唄えば』公式サイト
http://barfi-movie.com/

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