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2014-11-23

『インターステラー(Interstellar)』クリストファー・ノーラン監督。トウモロコシ畑から宇宙へ、そして…。

注・内容、ラストなどいろいろと触れています。
インターステラー
Interstellar
監督 : クリストファー・ノーラン
出演 :マシュー・マコノヒーアン・ハサウェイ
ジョン・リスゴーマイケル・ケインジェシカ・チャステイン、他

Is1

Memo1
のーらん、のーらん、おーはなしながいのよー、そーよーふぃんちゃーもながいのよー(←長ない長ない、とつっこむ)
と、いう替え歌もひっくり返すちゃぶ台返す好物な映画(すぐに2回見てしまった)
ノーラン監督作品で1番好きかも。
ラスト。
再会し、お婆ちゃんとなった娘マーフから背中を押されるようにアメリア博士(アン・ハサウェイ)が待つ惑星へ旅立っていく124歳(見た目30代の)のクーパー(マシュー・マコノヒー)
※この惑星こそが候補に上がっていた3惑星中、酸素もあり人間が移住できる可能性が最も高かった惑星であることが示されて終わっていくところも良い。(そのアメリアが恋人であった素粒子物理学者エドモンズを埋葬しているシーンも)
どこまでもロマンティックな終わり方である。
(トウモロコシ畑から始まって宇宙へ、そしてブラックホールの先、さらには5次元までとまさに開拓者精神の映画だ)
「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」(←出ました!「インターステラー」にも座標軸)「サイレント・ランニング」「ライトスタッフ」(監督自らインタビューで語っているとおりマシュー・マコノヒー演ずるクーパーは"あのイエーガー")から「フィールド・オブ・ドリームス」シャマラン「サイン」などわかるオマージュがてんこ盛り。(そうそう手塚治虫「火の鳥」ロボット・ロビタの宇宙でポツーンなども思い起こしたりマン博士とクーパーの殴り合いカメラアングルに「大いなる西部」思い起こしたり)
キャスティングなどを全く予備知識入れずに見ることに成功したのでマイケル・ケインが出てきたところで「!」と思いマン博士(←こちらはエンドクレジットのメイン部分にも記載しないシークレットだったのですね)が出てきたところで「お前かぁー」とぼそっと笑ってしまったぐらい。
スマホはもとより、インターネットやSNSなどが出てこないところやロケット技術があるところでは進んであるところではアポロ時代(着陸船模型がポイントとして使用されている)がと変わらなかったりとてんでバラバラなところとか、いーなぁー
(そもそも40年かかって解けない公式を延々解きつつ最初から嘘をつく科学者たちもいかがなものかという時点からして確信犯的?に科学考証をある部分だけに特化させてる節がある)
その博士が詩をのたまう(ボイスオーヴァー的にも)がディラン・トマスの著名なものというのも後で知った。
ユーモア部分95%ぐらい(笑)は担当しているのではないか、というロボットのTARS、CASE、KIPP
監督曰く建築家ミース・ファン・デル・ローエがデザインした感じなのだとか。(ロボットデザインとしてミニマムの極地もここまでいったら面白いなー。この辺が擬人化することに慣れた日本との差異かも)
夢の中の夢の多層構造体としての「インセプション」に対して次元構造体としての「インターステラー」
点、線、面、立体物(空間)、時間とそれぞれの次元を表す意味として推し進めた5次元の世界とは?
揶揄されることがわかっていても、それを映像化してみせようというあたりがノーラン的。(まあ映像自体を認識するのも脳であり、その脳のことを考えるのも脳というパラドックスがあるのでどこまでいっても創造の世界だと思うのですが)
音楽がオルガン主体でいつものハンス・ジマー劇伴バンバンイメージではなく、映画にあっている。冒頭、トウモロコシ畑から(飛び続けている)偵察機をクーパーと娘マーフが車で追いかけるシーンで既にジーンとくるものがあったぐらい。

Memo2
いろいろな台詞
NASAで重力についての方程式が解けた瞬間。
部屋を飛び出して記述した紙を階下にばら撒くマーフ。
叫びながら
「ユリイカ!」
「伝統なの」「解けたのよ」
クーパーと同じく救出されたTARS
クーパーが再起動させている
「ユーモアの設定90%」
「自爆装置作動しました。
10、9、8…」
度重なるTARSのジョークに。
「55%にするぞ」
土星にできた軌道ステーションの記念館。
かつての自宅が模倣されている。
そのデッキの椅子に腰掛けてクーパー。
「こういうノスタルジーなところは好きじゃない」
前述のお婆ちゃんとなったマーフの台詞
「親が子供を看取ってはいけないわ。だから行って…
アメリア(台詞ではブラント博士)の待つところへ」

Memo3
TITLEは「Scarlet Letters」によるシンプルなもの。
(エンドタイトルも「Scarlet Letters」おなじみのOver Black type)
ちなみに通常だとこれほどの大作となると延々と続くエンドロールだが本作はあっけないぐらい短い。(←よって本編自体が正味160分超え!)
劇中、マシュー・マコノヒーがつけているハミルトンの時計が実際に販売されているけど、娘マーフの方は映画用に制作されたとかで非売品。(ペアウォッチ化すればよかったのに)

Is2

映画『インターステラー』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/


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