« NEW YEAR 2015 & 2014_BEST MOVIE (お気に入り洋画・日本映画) | トップページ | 『薄氷の殺人(白日焰火:Black Coal, Thin Ice)』ディアオ・イーナン監督、リャオ・ファン、グイ・ルンメイ »

2015-01-15

『舞妓はレディ』周防正行監督、上白石萌音、長谷川博己、富司純子、他

舞妓はレディ
監督・脚本 : 周防正行
出演 : 上白石萌音長谷川博己富司純子、他

Maiko

Memo
いわゆるマイ・フェア・レディものとして重要なビフォーアフター落差。
太い眉毛、赤い頬、オーバーオールにミックス方言。エッ!?ホントにこの娘が舞妓さんに?と、思わせての大化け具合。演じた上白石萌音が評判通りの素晴らしさ。
♪まーいこぉーはレーディーという歌詞にメロディが耳に残る驚きのミュージカル(ミュージカルシーンは最初の「私の夢」からはじまって全部で14)
その中には↓
京都といえば、かつての撮影所王国。
そこに(小春が入った)老舗のお茶屋・万寿楽の女将、千春(富司純子)と往年の映画スター(妻夫木聡)との恋という魅惑的なエピソードも描かれて楽しい。
常連・竹中直人が演じる舞妓の身の回りなどのお世話をする男衆(おとこし)役。
台詞のなかに粋さがちらほら。
「着付けやない」
「触っただけでわからんとな」
岸部一徳演ずる老舗呉服問屋←ピッタリw
本作、肝とも言うべきこんな台詞
「なあ小春。
舞妓に1番大事なのは何やわかるか」
「なんどすか?」
「それは若さや。
ただの若さやない。一所懸命の若さや。
そこにお客は人生の春を見るんや」
ほのかな恋愛要素はもっと描いたほうがよかったのか、どうかは好みの分かれるところ。(個人的にはこのさらっとした感じは好み)
最後の最後に小春に言わせた台詞に集約
「うち、やっぱりセンセのことが大好きえ」
下八軒を再現したオープンセットが豪華。
ロケ地は京都市:京都府庁旧本館、知恩院 三門、西陣・くらしの美術館 冨田屋、上七軒歌舞練場、北野天満宮、元・立誠小学校、清水寺、随心院、平安神宮神苑泰平閣、銀閣寺など
タイトルデザインは赤松陽構造
最近はエンドクレジットに題字タイトルなどの表記されることが多いので目にされることも多いのでは?近作は「バンクーバーの朝日」
昨年(2014年)フィルムセンターでの展覧会が開催(←と、いうことで全国巡回展希望!)

映画『舞妓はレディ』公式サイト
http://www.maiko-lady.jp/

|

« NEW YEAR 2015 & 2014_BEST MOVIE (お気に入り洋画・日本映画) | トップページ | 『薄氷の殺人(白日焰火:Black Coal, Thin Ice)』ディアオ・イーナン監督、リャオ・ファン、グイ・ルンメイ »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『舞妓はレディ』周防正行監督、上白石萌音、長谷川博己、富司純子、他:

» 映画:舞妓はレディ オールスターキャストで飾る、周防ワールド・エンタテイメント! [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
予告編をみた時は「あっよくあるパターン、ね」とパスを決め込んでいた。 ところがあとで、監督は周防正行と知り、変心。 なんたって「シコふんじゃった」「Shall we ダンス?」他、名作エンタテイメント揃い。 一方で近作は「それでもボクはやってない」 とてもヘビ...... [続きを読む]

受信: 2015-01-17 07:12

» 「舞妓はレディ」 おおきに、すんまへん、おたのもうします [はらやんの映画徒然草]
劇場の売り場で「『舞妓はレディ』のパンフレットください」と自分の口で言ったとき、 [続きを読む]

受信: 2015-02-23 12:25

» 舞妓はレディ [いやいやえん]
【概略】 舞妓を目指して京都のお茶屋世界に飛び込んだ少女・春子の姿を、ミュージカルシーンを交えて描く。 ドラマ・ミュージカル 舞妓の世界を舞台にしたミュージカル作品。マイ・フェア・レディ…じゃない、舞妓はレディなんですね。 失礼ながら田舎娘にしかみえない主人公の春子。彼女が舞妓姿になったときが艶やかでいいですね。この田舎娘が素敵な舞妓に変わるって所は、マイ・フェア・レディのようですね。かけてるんだろうね〜。 生半可な気持ちでは務まらない花街の「芸」の世界、女優も、舞妓も、芸妓も... [続きを読む]

受信: 2015-03-20 08:30

« NEW YEAR 2015 & 2014_BEST MOVIE (お気に入り洋画・日本映画) | トップページ | 『薄氷の殺人(白日焰火:Black Coal, Thin Ice)』ディアオ・イーナン監督、リャオ・ファン、グイ・ルンメイ »