『舞妓はレディ』周防正行監督、上白石萌音、長谷川博己、富司純子、他
『舞妓はレディ』
監督・脚本 : 周防正行
出演 : 上白石萌音、長谷川博己、富司純子、他
※Memo
●いわゆるマイ・フェア・レディものとして重要なビフォーアフター落差。
太い眉毛、赤い頬、オーバーオールにミックス方言。エッ!?ホントにこの娘が舞妓さんに?と、思わせての大化け具合。演じた上白石萌音が評判通りの素晴らしさ。
●♪まーいこぉーはレーディーという歌詞にメロディが耳に残る驚きのミュージカル(ミュージカルシーンは最初の「私の夢」からはじまって全部で14)
その中には↓
京都といえば、かつての撮影所王国。
そこに(小春が入った)老舗のお茶屋・万寿楽の女将、千春(富司純子)と往年の映画スター(妻夫木聡)との恋という魅惑的なエピソードも描かれて楽しい。
●常連・竹中直人が演じる舞妓の身の回りなどのお世話をする男衆(おとこし)役。
台詞のなかに粋さがちらほら。
「着付けやない」
「触っただけでわからんとな」
●岸部一徳演ずる老舗呉服問屋←ピッタリw
本作、肝とも言うべきこんな台詞
「なあ小春。
舞妓に1番大事なのは何やわかるか」
「なんどすか?」
「それは若さや。
ただの若さやない。一所懸命の若さや。
そこにお客は人生の春を見るんや」
●ほのかな恋愛要素はもっと描いたほうがよかったのか、どうかは好みの分かれるところ。(個人的にはこのさらっとした感じは好み)
最後の最後に小春に言わせた台詞に集約
「うち、やっぱりセンセのことが大好きえ」
●下八軒を再現したオープンセットが豪華。
ロケ地は京都市:京都府庁旧本館、知恩院 三門、西陣・くらしの美術館 冨田屋、上七軒歌舞練場、北野天満宮、元・立誠小学校、清水寺、随心院、平安神宮神苑泰平閣、銀閣寺など
●タイトルデザインは赤松陽構造氏
最近はエンドクレジットに題字タイトルなどの表記されることが多いので目にされることも多いのでは?近作は「バンクーバーの朝日」
昨年(2014年)フィルムセンターでの展覧会が開催(←と、いうことで全国巡回展希望!)
映画『舞妓はレディ』公式サイト
http://www.maiko-lady.jp/
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