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2015-12-23

『マイ・ファニー・レディ(SHE'S FUNNY THAT WAY)』ピーター・ボグダノヴィッチ監督、オーウェン・ウィルソン、イモージェン・プーツ、ジェニファー・アニストン、他

注・内容、台詞に触れています。
マイ・ファニー・レディ
SHE'S FUNNY THAT WAY

監督 : ピーター・ボグダノヴィッチ
出演 : オーウェン・ウィルソン
ジェニファー・アニストン
イモージェン・プーツ
キャスリン・ハーンウィル・フォーテ
リス・エヴァンス
オースティン・ペンドルトン
シビル・シェパードリチャード・ルイス
ジョージ・モーフォゲン
イリーナ・ダグラス

物語・新たなハリウッドスターとして活躍する女優、イザベラ(イモージェン・プーツ)。とあるスタジオで記者からインタビューを受けていた彼女は、かつて高級コールガールだったことをあっけらかんと告白する。やがて、初対面の客であったブロードウェイの人気演出家アーノルド(オーウェン・ウィルソン)から、自分の将来のために3万ドルをプレゼントしたいという不思議な申し出を受けたのを機に歩み始めた、女優への道とそれにまつわる複雑で奇妙な人間模様についても語りだすが…(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Sftw

Memo1
なんという偶然!なんという鉢合わせ!笑
ウディ・アレンが演じていると恒例"ハイ!ここでジタバタあたふた"というシーンがあれこれ。
イタリアンレストラン"NicK's"でのシーンは予想がついていたけれど案の定の展開に笑った。
プロデューサーのウェス・アンダーソンが推したというオーウェン・ウィルソンがしっくりとはまっている。(既に『ミッドナイト・イン・パリ』があるので既視感はありますが…)
「君にはふさわしい場所があるはず」と将来のために3万ドルをあげると言い出す演出家アーノルド。(あとであちらこちらで同じことをやるという"僻"が判明する←妻デルタにもバレた過去あり)
自らを評した、こんな台詞。
「ミューズのミューズだ」
イザベラ(イジー)を演じたイモージェン・プーツが実に魅力的。ウディ・アレン作品だと役柄(職業は違いますが)からみると『誘惑のアフロディーテ』ミラ・ソルヴィーノ演じたリンダというところだろうか。(本作のイザベラは天真爛漫さという意味では別ベクトル+ウェットさがある)
イモージェン・プーツ、他の出演作を調べてみるとリメイク『フライトナイト/恐怖の夜』主人公の彼女役や『ジェーン・エア』ロチェスター(ファスベンダー)と結婚すると噂される良家の令嬢役など作品は見ているけれど印象に残っていなかった。それほど本作のイザベラ役は的をえたキャスティング。
他にこれからチェックしますが未公開WOWOWで放送されたウィンターボトム監督『ミスター・スキャンダル』や『恋人まで1%』(←これが本作に一番近いかも)などがあり。
スマホ、留守電、ホテルのルーム電話など電話を使ったネタが多々。
人の話を全く聞かないデリカシーのない精神科医(←この時点で既に変。演じたジェニファー・アニンストンが可笑しい)が「ほら、仕事中は留守電がなっていようとも電話にでない」とそこに彼氏である脚本家の「用事が入ったので今夜のディナーはキャンセル」の留守電を入れる声にマッハのスピードで反応する姿は笑った。
「映画みたいな話だけど結局、落ちつくところに落ちついた」とイザベラ。
で、そのイザベラは誰と落ち着いたの?と思ったら「エェーッ!オチ、そこかいなぁー」とひっくり返ったタランティーノ監督(しかもカンフー映画好きの役者という設定 笑)登場。
元々クラシックムービーファンだったのかもしれないけれど、イザベラがやたらと映画について詳しいなぁー、と思ったらお付き合いしている相手がタランティーノじゃーねー (と、納得)
"リスに胡桃を"
エルンスト・ルビッチ監督『小間使い』からの引用。前述タランティーノの解説(笑い)があった後、エンドクレジット前にそのシーンが挿入されている。
「リスに胡桃をやるように、胡桃にリスをあげる幸せもある」
「自分には自分にあった"居るべき場所"がある」

※Memo2
『マイ・ファニー・レディ』
ニューヨーク・ロケ地ガイド
(Inter Continental Hotel、Macy's Store、Belasco Theatreなど各シーンに対応)
http://onthesetofnewyork.com/shesfunnythatway.html
ソール・バスによる『七年目の浮気』タイトルアニメーション想起のTITLE DESIGN は CHRIS CUSEO(←エンドロールで名前を確認。他に携わっている作品は無いかを調べてみたけれど見つからず。きっとボグダノヴィッチ監督の要請で"かの作品"のようなイメージでと伝えられて制作したのかも?と推測)
大島依提亜さんデザインによるパンフレット表紙がこのタイトルバックのパタパタ仕様。

映画『マイ・ファニー・レディ』オフィシャルサイト
http://www.myfunnylady.ayapro.ne.jp/

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