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2016-01-31

『ザ・ウォーク(THE WALK)』ロバート・ゼメキス監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ベン・キングズレー、シャルロット・ルボン、他

ザ・ウォーク
THE WALK
監督 : ロバート・ゼメキス
出演 : ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ベン・キングズレー
シャルロット・ルボン、他

物語・1974年。フランス人の大道芸人フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、誰も考えついたことのない挑戦をすることに。それはニューヨークのマンハッタンにそびえ立つ2棟構造の高層ビル、ワールド・トレード・センターの屋上と屋上の間にワイヤーロープを張って命綱なしで渡っていくというものだった。(物語項。シネマトゥデイより抜粋)

Thewalk1

Memo1
プティが自由の女神のトーチ上で物語ることによって、実話にもかかわらずどこか寓話的な趣きを醸しだしている。(『フォレスト・ガンプ』の"寓話を実話のように"に対しての逆)
そのプティの背後に映るWTCが物語の進行に合わせて午前、午後、夕刻、夜間と姿を変えて見せるあたりに失われたものへの思いがうかがえる。
歯医者で偶然見た雑誌に載っていた建設中のWTCの記事。
突然、閃く。
「これこそ自分の芸術を表現する場所だ」
くしゃみと同時にバリッとそのページを破るプティ。
(この逸話はプティのドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー」にも再現として出てきた)
アニー(シャルロット・ルボン)と出会うパリの街角の街灯から、そのアニーの通う美術学校の庭にある木の間、そして師でありメンターであるパパ・ルディ(ベン・キングズレー)がセッティングしてくれた最初のパフォーマンスである湖(というより沼)の両端の木と2つの点を結ぶワイヤーは広がっていき、ついにノートルダム寺院の塔の先端での綱渡りに。
少しずつ夢に近づいていく描き方が素晴らしい。
仲間(プティはaccomplice"共犯者"と呼んでる)を集めていくテンポといい雰囲気といい時代(70年代前半)も相まってウェストレイク『ホット・ロック』みたいで楽しい。こういうケイパーもの(特にユーモア含有率多め)が1番の好物(昨年の『アントマン』もそうでした!)。
初期ゼメキス監督作品のワイワイガヤガヤさが帰ってきた感も嬉しい。
フィリップのノートルダム寺院・綱渡りシーンにしっかりとバリーがいた。しかも、いろいろなショットで。(前述ドキュメンタリーで本人そっくりな髭に笑った)
釘を踏んで怪我をしたまま渡るのだが、その足裏アップが映ったときにじわりと血が滲んでいて、治っていないまま渡ったことにも驚き。
ゼメキス監督盟友アラン・シルヴェストリのスコアやヒット曲(スライ&ザ・ファミリー・ストーンの曲など)の引用チェックも楽しい。

Memo2
Main Title Designは3DコンバージョンやVFXも行ったLEGEND3D
http://legend3d.com/
↓こちらはART OF VFXの記事
http://www.artofvfx.com/the-walk-kevin-baillie-overall-vfx-supervisor-atomic-fiction/
End TitleはSCARLET LETTERS

Thewalk2

Memo3
どの劇場で見るかで印象が変わる。
(スクリーンサイズが大きければ大きいほど再現された70年代のニューヨークの街を見下ろした俯瞰ショットの凄さがわかる←2Dで撮影されたフォーカスのあった映像の後処理3D化がいきている)
張りキャンタイプのスクリーンだと上下に黒みが出るのでサイズが小さくなる。
TCXで、このサイズ(20.0×8.4)は素晴らしい(於 : TOHOシネマズくずはモール)

Tcx

映画『ザ・ウォーク』オフィシャルサイト
http://www.thewalk-movie.jp/

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2016-01-29

『イット・フォローズ(IT FOLLOWS)』デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督、マイカ・モンロー、他

イット・フォローズ
IT FOLLOWS
監督 : デヴィッド・ロバート・ミッチェル
出演 : マイカ・モンロー
ジェイク・ウィアリー
キーア・ギルクリスト、ダニエル・ゾヴァット
オリヴィア・ルッカルディ、リリー・セーペ、他

物語・ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイ(マイカ・モンロー)だったが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をする。それは性行為をする ことで、ほかの者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手にうつすことができるというものだった。さらに、その 相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるという。信じられないジェイだったが…(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

If

Memo
スコープサイズをいかしたカチッとした画作り。
(POVではなくカメラぶれぶれが無いのがよいなぁ〜)
主観としてはジェイの目を通した樹々のざわめきや栗鼠や小鳥、小さな草花に触れる手などに特化している。
(それぞれのショットがジェイの感応性、感受性を感じさせているあたりが凡百な"怖がらせ映画"とは違ったものにしている)
一ヶ月足らずで撮影された低予算映画ということもあってロケ地が監督の地元、ミシガン州デトロイト。
冒頭、ジェイとヒューが映画を見に行った劇場がRedford Theatreで「おぉっ!」となった。(美しい劇場!)
↓こちらは劇場オフィシャルサイト
http://redfordtheatre.com/
一部特別上映されただけの「アメリカン・スリープ・オーバー」を監督したデヴィッド・ロバート・ミッチェルだけあって青春ホラー映画の趣き。
(お泊り会メンバーがいつも同じで、しかも同じ家。そして家族不在)
そのお泊り会メンバーのなかのひとり、ヤラが使っている電子書籍リーダーがシェル型であったりテレビがブラウン管だったりと、いつの時代のどのような場所なのかが特定できない感じがよい。
見えているものと見えないもの。
"それ"が移った人には見える、が、観客もそれが実際の人間なのか"それ"なのかは区別がつかない。
それ故のラスト。
ジェイとポールの後ろに見える人は"それ"なのか人間なのかはわからない。
(前段のポールが取った行動から察するにおそらくは…。)
本作のもうひとつの特異点が音楽。リチャード・ヴリーランドによるエレクトロサウンドが全体の印象を決定づけている。
ジョン・カーペンター監督「ザ・フォッグ」や「サスペリア」(ゴブリン!)の風合いを想起した。
さあ、これから何か起こるぞ!といった使われ方ではなく空間を広げていくようなサウンドが素晴らしい。
ジェイのヴォイスオーバーによる台詞。
(ある意味、気になる台詞ではある。ラスト、既にジェイとポールは"それ"になっているのかもしれないという飛躍的オチともとれる)
「最も恐いことは死の瞬間に1時間あとか、あるいは1分後かに魂が体から抜けて人間でなくなるという、そのことを知ることだ」

映画『イット・フォローズ』オフィシャルサイト
http://it-follows.jp/

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2016-01-15

『クリムゾン・ピーク(Crimson Peak)』ギレルモ・デル・トロ監督、ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、トム・ヒドルストン、他

注・内容、物語の重要部分に触れています。
クリムゾン・ピーク
Crimson Peak
監督 : ギレルモ・デル・トロ
出演 : ミア・ワシコウスカ
ジェシカ・チャステイン
トム・ヒドルストン
チャーリー・ハナム
ジム・ビーヴァー、他

物語・10歳のとき、死んだ母の幽霊と遭遇したイーディス(ミア・ワシコウスカ)。それ以来、彼女は亡霊を目にするようになる。トーマス(トム・ヒドルストン)と運命的な出会いを果たした彼女は、自分の父親が謎めいた死を遂げたのを機に彼と結婚。赤粘土の影響で雪が赤くなることからクリムゾン・ピークと呼ばれる山頂に立つ豪邸に、トーマスの姉ルシール(ジェシカ・チャステイン)と共に移り住むことに。三人での生活にも慣れてきたころ、体を真紅に染めた亡霊たちがイーディスの前に現れ奇妙な警告をする。(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Cp

Memo1
タイトルが示すとおり赤。それも深紅
最初のユニバーサルロゴからレジェンダリーロゴまで真っ赤か。
色名 : クリムゾンが元々、昆虫を乾燥させて作られた染料ということも暗示的。
ジェシカ・チャステインの着るダークグリーンのドレスもどこか玉虫のような光沢が。(背中の部分が羽化する前のさなぎのようにも見える)
「幽霊は存在する」
ミア・ワシコウスカ演じる主人公イーディスの台詞で幕を開ける。
前述の冒頭ロゴ部分の赤から真っ白な画面になりブロンドのイーディスが頬に傷をつけて立っている姿の見事な反転具合。
ゴシック・ロマン要素を外すと男ひとりと女ふたりのどろりとした情念世界が渦巻いている。(トム・ヒドルストン演じるトーマスが見るからに"やさ男"という感じもピッタリとはまっている)
屋敷「アラデール・ホール」が、まさにもうひとりの主人公と言える。
黒からダークグリーン、黄土色と階層によって変わるあたり、まさにデル・トロ趣味満開の色彩絵図。
まぁー、とにかく姉弟の姉ルシールのコワイこと恐いこと。
(ジェシカ・チャステインの弟トーマスがイーディスと近づくだけできっと表情がひきつるのも恐い。二回目から姉弟の事実がわかって見直すと、この表情だけで楽しめます…あー、怖っ)
そのルシール。
それまでに殺害してきた母や弟の妻たちの髪の毛を丸めて小物入れの引き出しにコレクションしている。実際は写真がモノクロでゴーストの状態はというと真っ赤ということで髪の色はわからないのが、このシーンで判明する。一番左端が白髪だったので、あ、これが母親の…、と、わかった瞬間ぞぞぞっとした。

Memo2
プロダクションデザイナーのトム・サンダース(Tom sanders)
オフィシャルサイト
(本作はじめコッポラ監督『ドラキュラ』他のコンセプトデザインなどが見られます)
http://www.tomsprojects.net/
Main-on-End TitleDESIGN > IAMSTATIC
(タイトルデザイナーはRON GERVAISとDAVE GREENE)
↓こちらはART of the TITLEのタイトルシークエンス・ストーリーボードやメイキング、typographyについてなどの詳細な記事 (タイトルシークエンスの動画あり)
http://www.artofthetitle.com/title/crimson-peak/

映画『クリムゾン・ピーク』公式サイト

http://crimsonpeak.jp/

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2016-01-13

『母と暮せば』山田洋次監督、吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信、他

母と暮せば
監督 : 山田洋次
音楽 : 坂本龍一
出演 : 吉永小百合二宮和也
黒木華浅野忠信、他

物語・1948年8月9日、長崎で助産師をしている伸子(吉永小百合)のところに3年前に原爆で失ったはずの息子の浩二(二宮和也)がふらりと姿を見せる。あまりのことにぼうぜんとする母を尻目に、すでに死んでいる息子はその後もちょくちょく顔を出すようになる。当時医者を目指していた浩二には、将来を約束した恋人の町子(黒木華)がいたが…(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Haha

Memo
作家・井上ひさし氏が広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらもかなわなかった物語を山田洋次監督が映画化。
冒頭、モノクロではじまる長崎への原爆に向かう爆撃機シーン。
母に見送られ慌ただしく家を出て、それでも市電に乗り遅れそうになる浩二。
授業が始まり、学生たちが各々のインク瓶の蓋を開ける。
ふと、見上げる空に機影。
瞬間、全てが吹き飛ぶ。一瞬に。
(瓶がぐにゃっとした感じとなる)ここの描写、本当に恐い。
映画「父と暮せば」でも空を見上げて一瞬、点のようにピカっと光るシーンがあり、このあたりも対となる部分)
「浩二、浩二、どうしたの?あなたは悲しくなるといなくなるのね」
涙を流すと消えてしまう。
「だから泣かないで」
キネ旬で立川志らくさんが書かれていたとおりファンタジーというよりはホラーではないか、と…。
そのホラーの意を考えるとき、思いおこすのは『地獄の黙示録』のラスト。つぶやかれる「ホラー…ホラー」(字幕ではこれが"恐怖"と訳されていた)の感触のことを考えてしまう。
後半になるにしたがって薄暗くなっていく室内の照明、全体のトーン。
(町子が浅野忠信演じる結婚相手を連れて久々に訪ねてきた時に既に予兆が場面に充ちている)
ラスト。
師走の木枯らし吹きすさぶ荒涼たる風景。
まさに、その時が近づいていることがわかる。
浩二は会いに来たのではなく、迎えに来たということのほうが正しい。母は直ぐに爆心地の付近を探しまわったと語っているとおり被爆という意味では相当早い時期から影響が出ていたと思われる。
2015年に公開された黒沢清監督『岸辺の旅』にも浅野忠信さんが出演していて何やら、このなんともいえない此岸と彼岸の地続き感は何だろう。
二宮和也さんは安定の演技。そして黒木華さんがやはりめちゃくちゃ上手い。吉永小百合さんとの会話場面が突然、熱をおびてくるシーンがある。
題字は100%ORANGE

『母と暮せば』公式サイト
http://hahatokuraseba.jp/

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"Standing man"『ブリッジ・オブ・スパイ(Bridge of Spies)』スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス、マーク・ライランス、他

注・内容・台詞に触れています。
ブリッジ・オブ・スパイ
Bridge of Spies
監督 : スティーヴン・スピルバーグ
脚本 : コーエン兄弟、マット・チャーマン
出演 : トム・ハンクスマーク・ライランス
アラン・アルダ、オースティン・ストウェル
ウィル・ロジャース、スコット・シェパード、他


物語・アメリカとソ連の冷戦のさなか、保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。その後ドノヴァンの弁護により、アベルは死刑を免れ懲役刑となった。5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。ジェームズは、CIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任され…(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Bos

Memo1
傑作!
映画的興奮を久々に感じた。これが映画だ!
トム・ハンクス、マーク・ライランスふたりの演技はもとより、冷戦時代の空気感を説明ではなく、じわりと品性よく描き出す見事さ。そしてU2偵察機墜落シーンの凄み。あっという間の142分!
ソ連のスパイを演じたマーク・ライランスはスピルバーグ監督の次回作『The BGF』(ロアルド・ダール原作)にも出演しているそうなので楽しみ。
いろいろな台詞
・ドノヴァンが憤りを感じて拳を握り立っている姿を見てアベルがつぶやく
"Stoikey Muzhik"
「こどもの頃、父親に言われた。
この男を見よ。パルチザンに殴られても殴られても、何度でも立ち上がる男の姿に対して"Stoikey Muzhik"」
「不屈の男(Standing man)…と」
・(覚悟を持ってスパイとなった)アベルを印象づける台詞。
「不安を感じないのか?」
「それは必要か」
・コーエン兄弟脚本によるものかもと思われる、ちょっとしたユーモアが織り込まれている。
ベルリンでの交換交渉の際にソ連側、東ドイツ側と2回にわたって出てくる台詞。
「ソビエト連邦共和国の…」
「長いのでソ連と」
冷戦時代
ベルリンの壁が壊される映像は幾度となく流され、なによりもその壊される瞬間を知っているのだが、その壁が作られていく様子は、はじめて映画で見た気が。しかも閉じられる瞬間まで。
冒頭に出る"真実に基づく物語"
英語字幕ではSTORYではなくEVENTSと記載。
INSPIRED BY TRUE EVENTS
そう!STORYではなく、まさにEVENTSだったのだ。
かつて『カラーパープル』で、ただ髭を剃るというだけのシーンですら緊張をもたらした手腕があるにもかかわらず、本作はサスペンス性を抑えている気がする。もっとハラハラドキドキさせられるであろうシーンが多々。それらを抑えた結果、全体のトーンが最後の最後まで一貫して崩れることがない。
TV Bros掲載のスピルバーグ監督インタビューで劇中、キューブリック監督『スパルタカス』とビリー・ワイルダー監督『ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦』の映画タイトルが出てくると書かれていたけれど。これは気がつかなかったなぁ(と、いうかドイツ語表記の隠しネタ)←(2回目の鑑賞で確認)捕虜交換の交渉がうまくいき家族の元へ電話をかけるシーンの背後に写る映画館で上映されていた。

Memo2
Main and End TitleはSCARLET LETTER
スピルバーグ監督の映画はデビュー作から全てをリアルタイム劇場で見続けている監督中のひとり(もしかすると唯一かも)。
(『激突!』もTV放映の後、劇場公開されたものを見た > 今はHEP5になっている梅田コマ劇場地下、コマ・ゴールドで)
『未知との遭遇』は鑑賞体験自体が巨大スクリーンのOS劇場ということも含めて全く別ものの作品なので、それ以外ということであげると『太陽の帝国』『ミュンヘン』そして本作『ブリッジ・オブ・スパイ』が個人的スピルバーグ・ベスト3
本作の脚本(Final Shooting Script)がPDFで読めます。
(2016年1月13日リンク確認)
http://dreamworksawards.com/download/BOS_screenplay.pdf

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』オフィシャルサイト
http://www.foxmovies-jp.com/bridgeofspy/


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2016-01-01

NEW YEAR 2016 & 2015_BEST MOVIE (お気に入り洋画・日本映画)

Cinema_2016

2015年_洋画・日本映画ベスト10

Exm1

Ghtg

2015年_洋画お気に入りベスト10
(ベストテンは2種類、1位は4種類)
・次元違いのベスト1
マッドマックス 怒りのデス・ロード
・宇宙違いのベスト1
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
・公開していたら間違いなくベスト1
エクス・マキナ
・お気に入りベスト10
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール
② ミッション : インポッシブル/ローグ・ネイション
③ アントマン
④ 草原の実験
⑤ トゥモローランド
⑥ はじまりのうた
⑦ ラブ&マーシー 終わらないメロディー
⑧ アデライン、100年目の恋
⑨ 薄氷の殺人
⑩ マジック・イン・ムーンライト
次点・マイ・ファニー・レディ

2015年_洋画(パラレルワールドの
もうひとりの自分が選んだ)ベスト10

(順不同)
雪の轍
サンドラの週末
イマジン
フレンチアルプスで起きたこと
黒衣の刺客
サンローラン
アメリカン・スナイパー
アンジェリカの誘惑
さらば、愛の言葉よ
クリード チャンプを継ぐ男

さささっと選んだパラレルワールド・もうひとりの自分が選んだ洋画ベスト10がきれいな並びになっていたりもして不思議。
「イマジン」のラストはホント、好きだなー。(「アラビアのロレンス」のシナイ半島を横断してスエズ運河に到着した時の"あのシーン"のようだった!)
オリヴェイラ監督作品は(誰もがそう感じるように)シーン、シーンが全て絵画のようにきまっていて、まさに目のごちそう。

Umimachi3

2015年_日本映画お気に入りベスト10
海街Diary
② 岸辺の旅
③ 幕が上がる
④ 味園ユニバース
⑤ さよなら歌舞伎町
⑥ 百日紅~Miss HOKUSAI~
⑦ あん
⑧ 花とアリス殺人事件
⑨ バクマン
⑩ 百円の恋
次点・ロマンス

洋画は近年稀にみる難題。
起点の場所に折り返して戻って行く"行きて戻りし物語"をアクションで紡ぐ巨大な一本の映像の詩『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をベスト10にはめ込むと他が納まらなくなるという稀な事態。
さらに困ったのが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』んー、どこに!?置けば…。(見事なブリッジと新しいキャスティングの魅力をここまでバランスよく配されると一位でもいい感じ…と、いうことで宇宙違いのベスト1に)

そして(小林信彦さん曰く"女優で見るか監督で見るか"で振り返ると)女優の年。
『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』で『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』以来、ピタリときた役のエミリー・ブラウニング、『コードネーム U.N.C.L.E.』『エクス・マキナ』アリシア・ヴィキャンデルと『ミッション・インポッシブル/RN』レベッカ・ファーガソンのスウェーデン出身のふたり、『マイ・ファニー・レディ』で魅力開花した(というか初めて、そのコメディエンヌぶりを知った)イモージェン・プーツ、『アデライン、100年目の恋』ブレイク・ライヴリー、そして『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』デイジー・リドリーの身体性の高さ(走り方、抜群!)

是枝裕和監督『海街diary』に続いて最近読んだばかりの 綿矢りさ『手のひらの京(みやこ)』(新潮2016年1月号) とまもなく放送の木皿泉・脚本『富士ファミリー』(2016年1月2日放送)と3(4)姉妹ものが繋がっている最近。

幕が上がる、味園ユニバース、さよなら歌舞伎町と並べると三作とも経緯は知らないけれども(おそらく)最初にキャスティングオーダーがあって、それを見事に作品として昇華させた監督の手腕に。

日本映画お気に入りベスト10から(おそらく数々の映画ベストテンに入ってくるであろうことが予測できる、そして確かに力強い作品も多いが)意図的に外した作品が多々。それは、また時間経過した時の来年、再来年に再考。

2015年_タイトルデザイン_ベスト3
エクス・マキナ(Matt Curtis)
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(Filmograph)
トゥモローランド(yU+co)
Matt Curtisは「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」「博士と彼女のセオリー」など超多作ということも含めて1位。「ミッション:インポッシブル/RN」はカーテンコール・シークエンスとしてのタイトルデザインのかっこよさに(←Matt Curtisもかかわっている)。「トゥモローランド」はレトロフューチャー・モダンなアニメーションがピッタリのデザインに。

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