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2016-02-28

『ヘイトフル・エイト(THE HATEFUL EIGHT)』クエンティン・タランティーノ監督、サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、他

注・内容、台詞、重要登場人物、オチなどに触れています。
ヘイトフル・エイト
THE HATEFUL EIGHT

監督・脚本 : クエンティン・タランティーノ
出演 : サミュエル・L・ジャクソン
カート・ラッセル
ジェニファー・ジェイソン・リー
ウォルトン・ゴギンズデミアン・ビチル
ティム・ロスマイケル・マドセン
ブルース・ダーンゾーイ・ベル、他

物語・雪が降りしきる中で馬を失った賞金稼ぎマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は、同じ稼業であるジョン(カート・ラッセル)と彼が捕らえたデイジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)を乗せた駅馬車に同乗する。途中で保安官を名乗るクリス(ウォルトン・ゴギンズ)を拾った馬車は、猛吹雪から避難するためにミニーの紳士洋品店へ。メキシコ人の店番ボブ(デミアン・ビチル)や怪しげな絞首刑執行人オズワルド(ティム・ロス)などの存在にジョンが強い警戒心を抱く中で、事件が起こる。(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

H8_1

Memo1
タランティーノ監督によるタランティーノ監督自己模倣とも言えてしまうタランティーノ監督印(じるし)映画。> お馴染みの誰かが誰かを撃って、その誰かが誰かを撃ち(または撃たない)パターンや少し戻って、或いはまるまるChapterごと戻っての時間軸移行スタイルなどなど。
実際に拳銃が抜かれるのは1時間30分を過ぎてから。
それまでは例によってのタランティーノ会話劇が続く。
(本作、スクリーンサイズのおかげで会話の後ろで何やら人物が映っていたり、ちょっと気が抜けない)
念のため、予備知識無しで見たけれどオープニングタイトルクレジットでネタバレ(と、いうか何処に出るのと気になってしようがなくなる 笑)
そう!さすがにチャニング・テイタムの名前が出ては…w
そのチャニング・テイタム演ずる9人目の男の台詞(実はドメルグの兄)
・ミニー(山小屋ロッジ、ミニーの服飾店のオーナー)と会話の中で出てくる
「ウイ」
(フランス語ができるということだが…←エーッ笑)
・「ジョン・ルースといえども2、3日足止めを食らっている間に眼を閉じる時があるはずだ。その時を待つ。忍耐が必要だ」と言い残し床下へ潜り込む。←もしかして、どこかにチラッと映るのかも?(俯瞰で捉えたショットは馬小屋だけだったのでミニー服飾店内では無かったと思うので映っていないとは思うのですが)
噂に違わずジェニファー・ジェイソン・リーがスゴイ。
(ほとんどキャリーかエクソシスト・リーガンもどきの形相)
山小屋の人物たちの正体が分かり、生き残るために(予定)保安官のクリスを懐柔させようとする声のトーンの変わり方も見どころ。
ブルーポットへの毒を混入するシーン、うまくドアから入って右側(バーがある方向)だけで撮影されている。
よって目撃するドメルグやジョー・ゲージは映りこんでいない(はず)
(超横長サイズなので端っこにオズワルドは映っていたかも)
リンカーンからの手紙(マーキスがリンカーンの文通相手ということになっている)
ジョン・ルースは駅馬車に乗せた際に読ませてもらい、すっかり信じてしまう。
逆にラスト。
クリスが息も絶え絶えにマーキスに、リンカーンからの手紙を見せてくれという。
全文読みながら最後の文言
"メアリートッドが呼んでいる。床に就く時間だ"
「メアリー・トッドとはうまく作ったな」
血だらけの手で手紙を丸めて
(この文言の件をマーキスは「この最後の"メアリートッド"の部分が泣かせる」と感動していた)
この最後の最後にマーキスとクリス(「ニガー」と何回言ったことか)が共闘して終わるあたりに何とも言えない皮肉さと凄惨な現場にもかかわらず爽快感まで漂わせる締め方が本作の上手さ。

Memo2
張りキャンタイプの固定スクリーンが多数を占めているので、その中でもスコープサイズがかかるスクリーンを選んで鑑賞。それでも入り口に"上下に黒みがあります"の表記が。2.76:1の超横長Ultra Panavision 70ならでは。ここはかつての(関西だと阪急プラザ劇場の)D150とは言わないが比較的大きな湾曲をもった劇場のため、きっちりと長方形が再現されていた。
もはや日本では70ミリ上映が不可能な分、デジタル上映の劇場差が。
(「映画秘宝」に試算だと60億ぐらいあると日本でも70ミリ上映劇場が、という記事が出ていましたが…←誰か大富豪が趣味で70ミリ上映劇場建ててくれないかなぁ)
パンフレット価格が880円と"8"へのこだわりを受け継いだ?(さすがに売店に迷惑がかかるからだろうけど888円ではなかったですが)
ちなみにパンフレット、表紙、扉ロゴ、内容(エンニオ・モリコーネの音楽についての記載もあり)含め充実しています。
脚本(PDF) > 先にネット流失していたものではなく撮影用として公開されたもの > Chapter3のドメルグの歌は撮影時に急遽変更されたそうなので、この脚本は内容が違う。
http://twcguilds.com/wp-content/uploads/2015/12/H8_SCRIPT_CleanedUp_Final1.pdf
タイトルデザイナーはタランティーノ作品には欠かせないJay Johnson(Pacific Title and Art Studio) > 特にタイポグラフィ
タランティーノ監督のタイトルデザイン集
(1作目「レザボア・ドッグス」〜8作目「ヘイトフル・エイト」まで全作品)
DESIGN > Pacific Title and Art Studio、他
http://annyas.com/screenshots/directors/quentin-tarantino/

H8_2

映画『ヘイトフルエイト』 公式サイト
http://gaga.ne.jp/hateful8/


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2016-02-21

『キャロル(Carol)』トッド・ヘインズ監督、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、カイル・チャンドラー、他

キャロル
Carol
原作 : パトリシア・ハイスミス
監督 : トッド・ヘインズ
出演 : ケイト・ブランシェット
ルーニー・マーラ
カイル・チャンドラー
ジェイク・レイシー
サラ・ポールソン、他

物語・1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘へのプレゼントを探すキャロル(ケイト・ブランシェット)に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。 彼女が忘れていった手袋を送り返したことを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが…(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Carol1

Memo1
クラシカルな気品に満ちあふれている。
その眼差し、所作(そっと肩に触れる手、煙草を吸う仕草)、選ばれる言葉、声のトーン。
そして、それらを捉えるカメラ、カット割り。
イノセンスなるもの
真実の愛を知らずにというよりも、まだ自分が本当に求めているものかもつかめずに、近くにいるボーイフレンドから求婚を受けるテレーズ。
対して、もはや泥沼と化す、夫ハージとの親権をめぐる離婚訴訟の渦中にいるキャロル。
いびつなる感情のぶつけ合い。
なんともいかんしがたい手口(探偵に尾行させ素行調査、あげくは盗聴)でキャロルの(当時は病気扱いされていた。そして過去にもそのような事があった)同性愛の証拠をつかもうとするハージ。
調停中の部屋でキャロルは双方の弁護士や夫に向かって、こう言う。
「わたしたちは醜くないはずなのに」
貫禄のケイト・ブランシェットに対して対照的な(小動物のような)ルーニー・マーラ。
「地上に落ちてきた天使みたいね」
キャロルがテレーズに対して評する台詞。
キャロルにとってテレーズは愛の対象として以前に、テレーズの中にある無垢なるものにも惹かれていたのではないだろうかと思える台詞がいくつか。
映画館の映写室に潜り込んで仲間たちと見ている映画が『サンセット大通り』
舞台となる1950年代に封切られた作品。

Memo2
16mmによる撮影。
エンドクレジットにSUPER 16MM FILM STOCK > KODAKの表記あり
プリントは35mmへBlow-up
なるほど、独特の質感はここから。
脚本(英文)がPFDで公開されています。
(毎年、アカデミー賞発表前によく公開されていますが一年程でクローズされることも多いのでチェックされる方はお早めに)
ちょっとした仕草からラジオから流れている曲名にいたるまで非常に細かいところまで記載されています。
そしてラストシーンのプラザホテル・オークルームのくだりの素晴らしさが、そのまま脚本にあらわれています。
CAROL watches with a smile burning in her eyes. THERESE has nearly arrived.
http://twcguilds.com/wp-content/uploads/2015/09/CAROL_SCRIPT_wCover_R22.pdf?ref_=ac_ac_ac_acd_scr_i_1
タイトルデザイン。
フォントの色を画面全体のトーンに合わせて微妙に変化させていく美しいスタイル(昨年の『ラブ&マーシー』もこのスタイルでした)
TITLE DESIGN AND CONCEPT > MARLENE MCCARTY
TITLE ANIMATOR > NAT JENCKS
"Easy living"
Teddy Wilson and his Orchestra.
featuring Billie Holiday
キャロルの自宅でがピアノで弾く曲。
(ここのシーンでキャロルがテレーズの肩に手を乗せた瞬間、テレーズが固まると脚本に書かれていました)
そして、このレコードをプレゼントとしてキャロルに渡す。

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第88回アカデミー賞衣裳デザイン賞で2作品ノミネートのサンディ・パウエル『シンデレラ』のシフォン生地のくるくる色が変わるドレスもよかったけれど『キャロル』における1950年代NYファッションがキャラクター造形にまで影響を与えるほどの美意識に是非、こちらで受賞してほしいなぁ。
ダグラス・サーク作品も参考にしたと語っているWWD記事。
【サンディ・パウエルへのインタビュー】
アカデミー衣裳デザイン賞の常連デザイナーが語る。
映画「キャロル」の見所と50年代のNYファッション
https://www.wwdjapan.com/focus/interview/designer/2015-12-28/12122
衣装展示記事
(作品で着用された衣装が展示されたイベントの記事)
http://hollywoodmoviecostumesandprops.blogspot.jp/2015/11/cate-blanchett-and-rooney-mara-costumes.html

Carol3

映画『キャロル』公式サイト
http://carol-movie.com/



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2016-02-18

"どっちのアンディ?"『スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)』ダニー・ボイル監督、マイケル・ファスベンダー、ケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズ、他

スティーブ・ジョブズ
Steve Jobs
脚本 : アーロン・ソーキン
監督 : ダニー・ボイル
出演 : マイケル・ファスベンダー
ケイト・ウィンスレット
セス・ローゲン
ジェフ・ダニエルズ、他

物語・1984年、アップル社の新製品発表会本番を40分後に控えスティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)は部下のアンディ(マイケル・スタール バーグ)ともめている。今回ジョブズはどうしてもMacintoshに「ハロー」とあいさつさせたかったが、当の主役は沈黙したままだ。マーケティング担 当者のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)は諦めるよう説得するが…。(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Jobs

Memo1
ファスベンダーがジョブズ??
まず、それに驚く。
全く外見的にも似ていないのだが別にそっくりさん大会を描くわけではないので、ここはファスベンダーによる大量な台詞回しのうまさを堪能した。
ケイト・ウィンスレットがビジネス上のパートナー、ジョアンナ・ホフマン役。
(最初見た時、ケイト・ウィンスレットって、わからなかったー。年代に応じてのファッション、眼鏡に注目。それにしても、こんな広報担当いたらいいなぁー、と羨ましがったりする)
で、ウォズニアックがセス・ローゲン?(←まあ、どこからどーみてもセス・ローゲンですが 笑。でも、さすがにうまい)
元砂糖水売りでジョブズをappleから追い出した(と、される)ジョン・スカリーをジェフ・ダニエルズ(←このキャスティング、1番似ていたかも?)
大胆な脚本。
網羅していくストーリー型でもドキュメンタリータッチでもなく3つの大きなターニングポイントとなる製品発表イベント(1984年Macintosh、1988年NeXT Cube、1998年iMac)を軸に(そのイベント自体も描かず)スタートまでの約30〜40分間のバックステージが描かれる。
とにかく、ぎりぎりまでもめにもめ、さらにはクリスアンと娘リサの認知、養育費、授業料問題などが(年代ごとに。リサの成長と共に)からんできて「えーっホントに、あのバックステージでこんなことがあったの」と思えるほどのテンコ盛り状態にビックリ。
1984年、いきなり画面に爆弾マークが映っているのは笑ってしまった(懐かしい!)
(もめている)こだわっているのは著名な"hello."という画面に対しての音声。
(ここはデモ用機と販売実機とのメモリーをごまかして乗り切ることに)
何回となく台詞として出てくる「どっちのアンディ?」の(プログラマーの方の)アンディ・ハーツフェルドとの、やり取りとか、ちょっとニマニマとしてしまった。
よく例えとして出てくる"現実歪曲空間"が本編にも出てくる。
ある意味、本作の中心的な意味合いもあるジョブズを評し、貫かれた信念の別側面として的確だと思う。
4曲のBob Dylan
各ポイントごとに使われる曲がシーンと対応。
"THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'"
時代は変わる
"RAINY DAY WOMEN #12 & 35"
雨の日の女
"MEET ME IN THE MORNING"
朝に会おう
そしてエンドクレジット
"SHELTER FROM THE STORM"
嵐からの隠れ場所
さらに年代ごとに変わる撮影フォーマット
16mm/35mm/DIGITAL(Red Epic Dragon)
IMDb Technical Specifications参考
(このあたり、後から上記記載事項を見てきづいたぐらいだから初見での差異はあまり、わからないかも)

Memo2
Titles and Interstitial Sequences Designer > Matt Curtis
もはやダニー・ボイル監督といえばマット・カーティスというぐらい、きってもきれない組み合わせ。
アクセントとなる各年代ごとのInterstitial Sequences部分のデザインが秀逸。
スティーブ・ジョブズというとISSEY MIYAKEによるオーダーメイドの黒タートルネックが有名だけれど最近公開された『ザ・ウォーク』主人公プティもWTC本番の際は黒のタートルが衣装のはずだった。(←落としちゃうけれど。どこかシンプルであろうとするプティとジョブズの共通項?などと思ってみたり)
実際のジョブズを生で見たのはMac EXPOが東京で開催されていた頃に一回だけ。基調講演に参加した時だった。もちろん前述、黒のタートルにジーンズ。
↓下記画像はその時(2002年)のIDパス
(調べてみると、これが日本で開催された最後のMac EXPOでした)

Mac_w

『スティーブ・ジョブズ』公式サイト
http://stevejobsmovie.jp/


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2016-02-07

"火星の砂の色"『オデッセイ(The Martian)』リドリー・スコット監督、マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ペーニャ、クリステン・ウィグ、他

注・内容、台詞に触れています。
オデッセイ
The Martian
原作:アンディ・ウィアー
監督:リドリー・スコット
脚本:ドリュー・ゴダード
出演 : マット・デイモン
ジェシカ・チャステインマイケル・ペーニャ
クリステン・ウィグショーン・ビーン
キウェテル・イジョフォー
ジェフ・ダニエルズ、他

物語・火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を計画し、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Martian_1

Memo1
冒頭、突然の砂嵐により火星に取り残されることとなったワトニー。
その際、吹き飛ばされアンテナの一部が腹部に刺さり負傷するも、次に何をなすべきかの瞬時の判断、冷静さと手際よさによる手術などが描かれ、ここだけで主人公の(こういう人物ならと)資質が伺える見事なシーン。
そして、問題となる水や食料、通信手段などの問題点をユーモアを交えて次々とクリアーしていく。
DIY精神溢れるなぁ〜、と思ったのは宇宙服にカッチリ止められてるガムテープ(宇宙だからガムテープではなくて特殊な素材の養生テープだと思いますが)←これのおかげでヘルメット破損時に助かったりするシーンも。
ジェシカ・チャステインにマット・デイモンというと、どうしても『インターステラー』の事を思い出してしまう妙な(そして嬉しい)繋がり。
("あの星"にただひとり残っているアン・ハサウェイの姿とかも)
火星のワトニーと地球でのNASAやJPL、ブースター協力をすることを申し出た中国の宇宙局との救出作戦の進行具合。ヘルメス号乗組員と地球との家族のやり取りなどがDavid Bowie『STARMAN』が流れる中、カットバックで描かれる。
中でも笑ったのが地球で帰りを待つ夫が「これをフリーマーケットで手に入れたよ」とオリジナルのABBAグレイテスト・ヒッツのレコードをケリーにみせるシーン。(←後述通り70年代ディスコサウンドファンのケリーはめちゃくちゃ嬉しそうに笑う)
そういえば本作、NASA・アニー役のクリステン・ウィグがベン・スティラーと共演した『LIFE!』にも作品中屈指のシーンにボウイ『Space Oddity』が使われていた繋がりも。
宇宙船ヘルメス号でジェシカ・チャステイン演じるケリー船長が船内移動するシーンが惚れ惚れするぐらいカッコイイです。
(宇宙なので上下ありませんが画面上)下降して斜めに通路に入っていくあたり、いかにも慣れてる感が。
ずっと記録用のGoPro(カメラ)に話しかけるワトニー(『キャスト・アウェイ』でバレーボールを友として話しかけるトム・ハンクス想起)。
マット・デイモンが実にうまく、いろいろなトーンで話しかけるので単調になるかも?と思ってた危惧はふっとぶほどの名調子。
そして「Hot Stuff」「Waterloo」そして(あまりにピッタリなw)「 I Will Survive」などのディスコサウンドに彩られ(ワトニー曰く"絶望的なことに"船長の選曲の趣味 笑)その音楽も相まっての独特の風合いをもたせている。
マイケル・ペーニャが『アントマン』に続いて"おいしい"役どころ。
最後の最後まで、こんな調子(という台詞)
ケリー船長がワトニーをヘルメス号近くで確保した瞬間。
「あなたの音楽の趣味は最悪だ」
これぞ"余裕のユーモア"

Memo2
"火星の砂の色"
『アラビアのロレンス』のロケ地として有名なワディ・ラム砂漠で撮影された屋外シーン。
それらと室内セットとの砂の色を合わせ、さらに火星の砂の色として調整されている。
そのカラーグレーディング(色彩調整)に関してのデモンストレーション動画
Step by step demonstration of a color grading process.
https://vimeo.com/145806739
MPCによる動画
VFXメイキング映像。
The Martian VFX breakdown
https://vimeo.com/152962689
Main Title DesignerはMatt Curtis
End TitleはSCARLET LETTERS
↓こちらはMovie titles and typographyによるリドリー・スコット監督作品のタイトルデザイン記事(タイトル部分の画像あり)。
http://annyas.com/screenshots/directors/ridley-scott/

Martian_2

映画『オデッセイ』オフィシャルサイト・公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/

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