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2016-04-10

"How have I ever deserved such love?"『リリーのすべて(The Danish Girl)』トム・フーパー監督、エディ・レッドメイン、アリシア・ヴィキャンデル、他

注・内容、台詞に触れています。
リリーのすべて
The Danish Girl

監督 : トム・フーパー
出演 : エディ・レッドメイン
アリシア・ヴィキャンデル
ベン・ウィショー
セバスチャン・コッホ
アンバー・ハード
マティアス・スーナールツ、他

物語・1926年デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は、同じく画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)に女性モデルの代役を依頼される。その際に、自身の内面にある女性の存在を感じ取る。それ以来リリーという女性として生活していく比率が増していくアイナーは、心と体の不一致に悩むことに。当初はそんな夫の様子に困惑するゲルダだったが、次第に理解を深め…(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

Dg1

Memo1
エディ・レッドメインの役どころを支えるアリシア・ヴィキャンデルがめちゃくちゃ上手い(アカデミー賞助演女優賞さもありなん)
もちろんエディレッドメインもすごいのだが、変わっていく彼を受け止めるヴィキャンデルの心情(トムフーパー監督ということもあってバストショットやアップが多くなるため表情による演技)表現。
モデルがキャンセルになったため代わりにモデルを務めるアイナー。
この時の自分の脚をみつめるアイナーの視線。
We’re going to call you Lili...
そしてウラがユリの花束をアイナーにポンと渡す。
(この時、アイナーは自分の中に存在する女性のことに気づく)
「あなたはリリーよ」
女性の仕草を真似ていくアイナー。
それは画家だからこその模倣の視点。
ワンちゃんが癒す
(観客も癒されましたが)
・最初のあたりでゲルダが肖像画を描いているシーン。
その肖像を描いてもらっている本人に対して。
「ジッとして」
「動かないで」
(ワンちゃんにもモデル、どちらに言ってるのかわからない感じが可愛らしいシーン)
・また、アイナーとゲルダ、2人の顔を順に見るシーンがあって、これが本当にパッパッと見返す感じで素晴らしい名演技
性別適合手術を受けるために旅立つアイナーを見送る駅のシーン。
プレゼントされたスカーフを首に巻くゲルダ
そのスカーフをアイナーに渡し駅での(男女としての)最後のキス。
列車に乗り込んでからも車両の窓を順に見ていって姿を探すゲルダ。
そして投げキスを送り。
列車が走りだしたと同時に急ぎ足で歩き始めるゲルダ。
(この時のゲルダの表情)
駅が出てくる(別れが多い)シーンの映画が好きだけれども、本作のシーンも格別のものがありました。

Dg3

外に出たいと庭に。
そこで交わされた台詞。
ゲルダへの無条件な愛への感謝
「大きな愛に答えられたのかしら」
How have I ever deserved such love?
ラストシーン
風景画で描かれた沼地に行くゲルダと画商のハンス(マティアス・スーナールツ)
舞い上がる、(二人の間を結びつけていたかのような)スカーフ
「行かせてあげて」
「自由になれたのよ」
※台詞は記憶をたどって書いているので若干、違うかも知れません。

Memo2
音楽が(あまりの多作ぶりで世界中にコピーロボットがいるのでは?と噂される)アレクサンドラ・デスプラ
最近、発刊された「女流画家ゲアダ・ヴィーイナと「謎のモデル」アール・デコのうもれた美女画」 (著者の荒俣宏さんによるとリリーよりリリの方がしっくりくると書かれているとおり脚本もLili表記になってました)
脚本(PDFで公開中)
Screenplay by Lucinda Coxon
http://focusguilds2015.com/workspace/media/dg-finalversion.pdf
『リリーのすべて』衣装展示記事
Hollywood Movie Costumes and Props
http://hollywoodmoviecostumesandprops.blogspot.jp/search/label/The%20Danish%20Girl
タイトルデザイン
(ラストと繋がる沼地、そして断崖)
Lipsync Design
MOVIE TITLE STILLS COLLECTION記事
http://annyas.com/screenshots/updates/danish-girl-2015-tom-hooper/

Dg2

映画『リリーのすべて』公式サイト
http://lili-movie.jp/

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