"どうしてこんなに悲しいんだろう"『パンセ』木皿泉脚本、Perfume(あ〜ちゃん、かしゆか、のっち)、勝村政信、片桐はいり、古舘寛治、大島蓉子、他、エンディングテーマ・吉田拓郎
『パンセ』
脚本 : 木皿泉
監督 : 後藤庸介
出演 : Perfume
(あ〜ちゃん、かしゆか、のっち)
勝村政信、片桐はいり
古舘寛治、大島蓉子
※Memo
●『パンセ』パンジー(三色すみれ)の語源(フランス語の思考・思索)。
力丸がテントの中で読んでいたのはパスカルの『パンセ』
(公開中のミア・ハンセン=ラブ監督『未来よ こんにちは』にもパスカルの『パンセ』が出てくるのは、よくできた偶然?)
●主題歌(エンディングテーマ)も、てっきり主演のPerfumeかと思っていたら、拓郎さんの『どうしてこんなに悲しいんだろう』だった。
間のCMもオランジーナ先生『結婚しようよ』が流れて、なんと"春の吉田拓郎まつり"に。
公式サイトに掲載された拓郎さんのコメント
「古い曲です。でも僕の大切な青春の大切な曲です。この曲の存在に気がついてくれて有り難う」
さらに公式サイトによると脚本には最初から「「音楽、忍び寄る。『どうしてこんなに悲しいんだろう』(吉田拓郎)」と書かれていて、音楽までも当て書き?(スゴイ!)
●いろいろな場面
・ドラマでもあ~ちゃん必殺の広島弁。
(木皿泉脚本は基本当て書きということを考えると、最初から"広島弁"そのままで書かれていたのですね)
・片桐はいりさん→役名が南野その…って 笑
「チャウチャウちゃうちゃう」
・出汁を取るのは、きっちり"いりこ"
・相撲をムード音楽をかけながらテレビ観戦
「なにしはるんどすぅ〜。かんにんしとくなはれ」笑
(確かに怪しい)
・両親から届いた宅配便。
レモンと一緒に届いた手紙を朗読するあ〜ちゃん
かしゆか、のっちが「カノン」をハミングでバックグラウンドミュージックとして歌う。
力丸「だから音楽付けるなって」
(レモン片手って「ザ・テレビジョン」? 笑)
ホント!これ連ドラにならないかなぁ
●いろいろ台詞(前編と後編ミックス)
力丸の部屋を見てのセリフ
「スノードームの中にいるみたい」
前編ラスト
「わたしも力丸はババじゃないと思う」
3枚のトランプを前に。
「ひいてみて」
「何?」
「ハートのエース」
ここで、いいタイミングで拓郎『どうしてこんなに悲しいんだろう』のイントロが始まる。(もう、本当にこれいじょうないタイミング)
●ちなみに『どうしてこんなに悲しいんだろう』のバージョンはアルバム「明日に向って走れ」収録のもの。
●後編の『どうしてこんなに悲しいんだろう』は2番が使われていて、これまた「おかえりなさい」と遂に外へ出た力丸がおみやげに買って帰った4つのイチゴショートケーキシーンにピッタリ!
●最後の最後に出てくるカレンダーに書かれた言葉はパスカル『パンセ』より
われわれの本性は、
運動のうちにある
完全な静止は死である
●これは924のことばを集めた著作準備のための草稿ノートの129番
Notre nature est dans le mouvement; le repos entier est la mort.
●ちなみに前編、最初の言葉はこちら。
(6日と7日に分けられている)
人間は、
死と不幸と無知とを
癒すことが
できなかったので、
幸福になるために
それらのことについて
考えないことにした
●ドラマ根幹(だと思う)セリフ(モノローグ)
「この家に越してきて願うことが増えた」
「わたしがどんなときも人のために願えるひとでありますように」
ドラマスペシャル【パンセ】 | テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/pensees/
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