« 「でも、いい話ですね。それはいい話だ」『三度目の殺人(THE THIRD MURDER)』是枝裕和監督、福山雅治、役所広司、広瀬すず、他 | トップページ | 『エイリアン : コヴェナント(ALIEN: COVENANT)』リドリー・スコット監督、マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ダニー・マクブライド、他 »

2017-09-23

"SURVIVAL IS VICTORY"『ダンケルク(DUNKIRK)』クリストファー・ノーラン監督、トム・ハーディ、ジャック・ロウデン、フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、マーク・ライランスケネス・ブラナー、キリアン・マーフィ、他

注・内容、台詞、ラストなどに触れています。
ダンケルク
DUNKIRK

監督 : クリストファー・ノーラン

出演 : フィオン・ホワイトヘッド
トム・グリン=カーニー
トム・ハーディ
ジャック・ロウデン
ハリー・スタイルズ
アナイリン・バーナード
ジェームズ・ダーシー
バリー・コーガン
キリアン・マーフィ
ケネス・ブラナー
マーク・ライランス、他

物語・1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する(物語項、シネマトゥデイより抜粋)

D_1

Memo1
チクタクチクタクチクタクチクタク
時を刻む音。
メトロノームが左右に振幅している。
1番大きな振れ幅が1週間、中央寄りが1日、そしてほぼ中心が1日。
ただしリズムは全て同一。
どの場面においても戦っているのは顔の見えない敵ではなく"時間"ともいえる。
陸でも海でも空でも。
「この救出を待つ長い行列はいつまで待てばよいのか…」
「一刻の猶予もない、すぐに出航する」
「燃料はあと、どれぐらいだ」
この行きつ戻りつ、時に前後ねじれたりする時間の中を観客は兵士たちと共にラストまで目撃していくこととなる。
そして、それ(時を刻む音)はやがて、無事帰還したイギリスでの列車内でゆっくりと止まる。
カチッ
トミーたちと同じようにホッと一息つける瞬間だ。
プロペラが止まりゆっくりとダンケルク海岸をとぶスピットファイア。
手動で車輪を出す。
詩的なるシーンはファンタジー性を帯びているようにもみえる。
読み上げられる"ダンケルクからの撤退こそ勝利"の新聞記事のボイスオーバーがかぶさり続け、音楽が高らかに鳴り響く。
ラストカット。
捕虜となるべく手を後ろで組むファリア。
燃えるスピットファイア。
(ただ、映画はここで終わらず…)
着陸したファリアの時間より既にはるかに進行している列車。
トミーの顔。
(この表情をどう、捉えるか…)
エンドクレジットへ。
最強の箱庭シーン。
それぞれの時間軸のキャストに対して観客が同一視線で体感できるように構成されている本作にあって、いきなり出る俯瞰シーン。
海岸の兵士、桟橋の人の数…
桟橋にずらりと並ぶ兵士。
近づく爆音に対して一斉に見上げる顔、顔、顔。
IMAXで見たときの奥の奥まで見える表情!
Nolan Blue(グレートーンの中にも数%のブルーが混じっているようにみえる)に浮かび上がる炎のオレンジ
本作はほとんど流血とよべるシーンがない。
唯一、そのようなシーンがあるのは、ムーンスター号でミスタードーソンの役に立ちたいと乗船したジョージがキリアン・マーフィ演じる謎の英国兵(あきらかに戦闘による神経症を発症している)に突き飛ばされ船内で階段から落ち後頭部を鉄ダクトハンドルに打ちつけた場面ぐらいではないだろうか?
(戦闘でも爆撃でもなく不慮の事故で死亡してしまうアイロニカルさ)
決定的な台詞。
何が見える
故国(HOME)
・イギリスへ帰還した兵士たちが列車に乗り込もうとしている。
毛布を配っている盲目の老人に対して。
「生き残っただけだ」
「十分だ」
・コリンズに対しての兵士の台詞
(やや、小突き気味に)
「空軍は何をやってたんだ」
ミスター・ドーソン
「我々は知っているよ」
マスク取ったらめちゃくちゃハンサム。
後ろの席で見ていた年配の女性ふたりの会話。
(関西弁 ↓)
「あのパイロット、マスク取ったらめちゃくちゃハンサムやったねー」
「あ、思った思った、正統派男前って感じやった」←これはきっとジャック・ロウデンの事ですね 笑
こういう人もいました。
ラスト、桟橋で「あ、あれ?どうなってるの?」といった顔で目を覚まして(もしかして、最初から最後まで寝てたりして?)ちゃっかり将校たちの、これが最後となるイギリス兵の帰還船に乗船できる兵士。

Memo2
エキスポIMAXで発見したこと。
埃や糸くず(ヘアー)と思しきものが確認できる。
(後述、船内シーンで左下にかなり、はっきりと判る)
さすが完全アナログなフィトケミカルプロセスによる組み合わせ。
そのフィルムプリントからスキャニングされただけのことはある。
そしてデジタル修復せずに、そのまま再現していることに驚嘆。
約75%のIMAXカメラ撮影に対して25%の65mmカメラ撮影部分は主にムーンスター号部分(船内、船上)引潮で海岸に打ちあげられた状態になっている漁船の船内シーン(この密室シーン、本編中最も怖かった)、ボルトン海軍中佐(ケネス・ブラナー)が桟橋の上から海上に現れる民間船を目にするシーン
空を広く撮ったり描いたりすることは難しい。
スカスカという評、発言を見かけたけれど、龍安寺の庭みたいな余白の美として好きだけどなぁ。
「ヘルツォークが語っていた"Ecstatic Truth"の意のひとつとして砂浜での兵士たちの配置を幾何学模様にした」とインタビュー(後述TV Bros.)での発言も。
65mmカメラで撮影された『アラビアのロレンス』と、どこかダブるような感慨のシーンがいくつか。
(『ダンケルク』のCGを使わないアナログ撮影に関してのメイキング映像や画像などがすごく面白い。同じように「ロレンス」も砂漠に電信柱を建てて電気をひくところから始める話や駱駝の面構えオーディションなど逸話が多数)
・1週間と1日と1時間が交差していく際に起こる時間軸のねじれ
(『アラビアのロレンス』におけるダマスカスで握手をもとめてきた兵士に「どこかで会いましたか?」と不思議な顔をするロレンス)
・冒頭「イングリーシュ!」「イングリーシュ!」と叫ぶトミーを見て『アラビアのロレンス』で3回出てくる同台詞を思いだした。
スピットファイアの象徴するもの。
それは、まさにイギリスそのものでもある。
フレデリック・フォーサイス自伝『アウトサイダー』の中にスピットファイアに乗ることが子供の頃の夢だったから空軍へ入った記述が (最初の方にダンケルクのこともチラッと出てくる。最近撮影されたスピットファイアに乗るカラー写真も)

Dunkirk_1

Memo3
おそらく最も上映館数が多いと思われる2K上映。
ビスタFLATかシネスコ額縁か。
張りキャンノーカットマスクの現在、最も大事なことはフットライトが最小限の明るさで場内が限りなく暗いこと(消防法の関係なのか禁煙室内灯がぼやっと点けざるをえない劇場もあるので注意)。
TOHOシネマズなんばの2K IMAX
D列だと通路をはさんでC列の人の頭がかぶってくるため最初から販売していなかったりと、それぞれの劇場によって対応が変わっている(はず)
冒頭。
…砂浜へ。建物や塀の影が青い
その影の色が見たこともないほど美しい。
2K額縁でもエキスポIMAXでもデジタルIMAXでも全て同じ色だ。
(これもフィトケミカルプロセスの恩恵ではないだろうか)

Imax

Imax_f

次世代レーザーIMAX
写真は大阪エキスポシティ・座席 F-012
最前列鉄柵のことを考えると、センターのF-020が個人的にはベスト(このあたりは好みの問題もある)。
確認のため、2K額縁上映をなんばパークスシネマ シアター7で。
中央部分だとかなり没頭できる。
ショットとしておさまりがよくなるシーンも発見。
(最初から考えられているのだろうか?不思議だ)
初見の知人がエキスポIMAXでは視点の位置が中央になるため、IMAXカメラと65mmカメラ撮影部分との切替箇所は気づかなかったと言ってた。

Imax_p

Memo4
TVブロス. 9月9日号
『ダンケルク』クリストファー・ノーラン監督インタビュー。
カラー4P。
"Ecstatic Truth"の意味するもの、音楽的ストラクチャーの話、映画のトーンについてなど素晴らしい内容。

Bros1

Bros2

「若き兵士たちはオープンキャスティングをやって集めた~中略~僕は各ストーリーラインをきっちりしめてくれる"アンカー"がほしかった。経験を積んだベテランで観客にも馴染みがある役者。ケネス(・ブラナー)、マーク(・ライアンス)、そしてトム(・ハーディ)だ。彼らがかっこいいって?そうでなくちゃ困るよ。かっこよく撮ったんだから(笑)」
Title Design > SCARLET LETTERS
ノーラン監督のほとんどの作品(『インターステラー』『メメント』など除く)タイトルは黒バックに白文字。
クリストファー・ノーラン監督
Movie titles and typography from all feature films directed by Christopher Nolan.
http://annyas.com/screenshots/directors/christopher-nolan/
パンフレット。
奥付けにしっかりとビスタサイズ(上下に黒みのあるレターボックス)/2D, IMAX/2Dという記載もある。
まだ途中まで(やや拾い読み)ハーパーBOOKS『ダンケルク』
ノンフィクション本と思いきや、これがすこぶる面白いメイキング本(8Pカラーページ、インタビュー有り)でもあります。
(11章「新たなダンケルク」は40ページ以上にわたって映画に関して)

Dk2

Memo5
手作り感!
厚紙で出来たエキストラを立てるところを撮影した動画
https://www.youtube.com/watch?v=26cNm9trmIU
70mmフィルムのプロセス、配送などに関して。
A Day in the Life - 70mm Dunkirk
https://www.youtube.com/watch?v=tFGaxVejvys
参考
マイケル・ケイン繋がり(ファリアとコリンズへ指示を出す司令官の声でカメオ出演)で『空軍大戦略(BATTLE OF BRITAIN)』(1969)
movie typography
タイトルデザインはモーリス・ビンダー(Maurice Binder)
http://annyas.com/screenshots/updates/battle-of-britain-1969-movie-typography/

『ダンケルク』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/

|

« 「でも、いい話ですね。それはいい話だ」『三度目の殺人(THE THIRD MURDER)』是枝裕和監督、福山雅治、役所広司、広瀬すず、他 | トップページ | 『エイリアン : コヴェナント(ALIEN: COVENANT)』リドリー・スコット監督、マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ダニー・マクブライド、他 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: "SURVIVAL IS VICTORY"『ダンケルク(DUNKIRK)』クリストファー・ノーラン監督、トム・ハーディ、ジャック・ロウデン、フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、マーク・ライランスケネス・ブラナー、キリアン・マーフィ、他:

» ダンケルクIMAX★★★・5 [パピとママ映画のblog]
第二次世界大戦の西部戦線では、英仏連合軍の兵士40万人がドイツ軍の猛攻の前にフランス北端のダンケルクに追い詰められてしまう。これに対しイギリスが決行した救出作戦にはヨットや漁船など多くの民間船も参加し、結果的として兵士の犠牲を最小限に抑えることに成功した...... [続きを読む]

受信: 2017-09-23 23:30

» 「ダンケルク」 [或る日の出来事]
ドイツ軍の飛行機は不足していたのか? [続きを読む]

受信: 2017-09-23 23:37

» ダンケルク [花ごよみ]
監督はクリストファー・ノーラン。 英空軍のパイロット演じるトム・ハーディ、 若い兵士を演じるフィオン・ホワイトヘッド。 英海軍司令官にはケネスブラナー。 史上最大の救出作戦、 第2次世界大戦のダンケルクの戦いという実話を 陸、海、空、の3つの視点から描...... [続きを読む]

受信: 2017-09-23 23:39

» 『ダンケルク』 2017年8月23日 丸ノ内ピカデリー  [気ままな映画生活 -適当なコメントですが、よければどうぞ!-]
『ダンケルク』 を試写会で鑑賞しました。 上映前にクリストファー・ノーラン監督と山崎貴監督が登壇して山崎監督に ノーラン監督が教えてました。おかげで山崎監督の今後が楽しみになりました 【ストーリー】  1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長... [続きを読む]

受信: 2017-09-24 00:00

» みんな生き抜く為に必死。『ダンケルク』 [水曜日のシネマ日記]
第2次世界大戦でドイツ軍によってフランス北端の町に追い詰められた大多数の連合軍兵士を救出する様子を描いた作品です。 [続きを読む]

受信: 2017-09-24 07:45

» 映画「ダンケルク」 [FREE TIME]
映画「ダンケルク」を鑑賞しました。 [続きを読む]

受信: 2017-09-24 08:08

» ダンケルク [映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~]
評価:★★★★☆【4.5点】(00)(00) 噂通りの体感系アトラクション映画と言っていいかも。 [続きを読む]

受信: 2017-09-24 08:48

» ダンケルク  監督/クリストファー・ノーラン [西京極 紫の館]
【出演】  フィオン・ホワイトヘッド  マーク・ライランス  トム・ハーディ 【ストーリー】 1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミーら若い兵士たち...... [続きを読む]

受信: 2017-09-24 08:50

» ダンケルク [風情☭の不安多事な冒険 Part.5]
 イギリス&アメリカ&フランス  戦争  監督:クリストファー・ノーラン  出演 [続きを読む]

受信: 2017-09-24 09:12

» ダンケルク [♪HAVE A NICE DAY♪]
緊張感がず~~っと最後まで続いた。 台詞も少なく誰が主人公とかなかったように思う 一人一人の物語がないというか・・・ 大体は描かれてたりするけど・・・ 深い人間ドラマがない分 ちょっと普通の戦争映画ではないような。 このような描き方もあるんですね。 残酷な...... [続きを読む]

受信: 2017-09-24 20:33

» ダンケルク [風に吹かれて]
生き残るために 公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk 実話を基にした映画 監督: クリストファー・ノーラン 1940年、英仏連合軍40万人の兵士がドイツ [続きを読む]

受信: 2017-09-25 12:39

» 『ダンケルク』('17初鑑賞104・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10) 9月12日(火) 109シネマズ大阪EXPO CITY シアター11にて 12:40の回を鑑賞。   次世代レーザーIMAX 2D:字幕版。 9月19日(火) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン1にて 13:50の回を鑑賞。  通常上映 2D:字幕版。... [続きを読む]

受信: 2017-09-26 21:00

» 「ダンケルク」Dankirk (2017 WB) [事務職員へのこの1冊]
戦争映画といっても、決して血湧き肉躍る題材ではない。なにしろ連合軍の撤退作戦を描いているのだから。真珠湾攻撃を描いた「トラ・トラ・トラ!」や、超オールスターキャストを用意してマーケット・ガーデン作戦をネタにした「遠すぎた橋」の興行的惨敗を考えれば、敗...... [続きを読む]

受信: 2017-09-26 21:29

» ダンケルク [映画と本の『たんぽぽ館』]
危機一髪の臨場感 * * * * * * * * * * クリストファー・ノーラン監督の、初の実話をもとに描く戦争映画。 1940年5月、英仏連合軍は フランス北部ダンケルクでドイツ軍に追い詰められてしまいます。 背面は海。 40万の兵士が残り3方をドイツ軍...... [続きを読む]

受信: 2017-09-27 20:05

» ダンケルク・・・・・評価額1750円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
“We shall never surrender.” 鬼才クリストファー・ノーランの最新作は、10本目の監督作品にして自身初となる、実話ベースの異色の戦争ドラマだ。 第二次世界大戦初期、ドイツ軍の怒涛の侵攻により、フランスのダンケルク港に、英仏両軍40万人の将兵が追い詰められる。 総攻撃が迫る中、チャーチルは孤立無援の彼らを救出するために、軍民を総動員した”ダイナモ作戦”を発動。...... [続きを読む]

受信: 2017-09-27 21:23

» 「ダンケルク」☆ダンケルクスピリット [ノルウェー暮らし・イン・原宿]
ハンパない臨場感で、泳げない私は観ている間に何度溺れ死んだことか・・・ ただの歴史もの的戦争映画ではなく、ひとりのヒーローを描く歴史エンターテインメントでもない。 多くの一般の人たちが自らの命の危険も顧みず救助に貢献する姿に、思わず温かい涙が目に滲むのだ。 (ラストに言及しています)... [続きを読む]

受信: 2017-09-29 13:39

» ダンケルク [シネマをぶった斬りっ!!]
【監督】クリストファー・ノーラン 【出演】フィオン・ホワイトヘッド/ハリー・スタイルズ/ケネス・ブラナー/キリアン・マーフィ/マーク・ライランス/トム・ハーディ/他 【公開日】2017年9月9日 【製作】英、オランダ、仏、米 【ストーリー】 フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士。背後は海。陸・空からは敵。そんな逃げ場なしの状況でも、生き抜くこと...... [続きを読む]

受信: 2017-09-29 21:23

» 映画:ダンケルク Dunkirk 「撤退」を描く異色の戦争映画、かつノーラン流「時間軸の多層構造」も入れ、最後には感動させる名人芸。 [日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~]
まず戦争映画のジャンル史上、画期的な企画。 何と「撤退」がメインプロット! ドンパチというよりは、一方的に攻撃される主人公たち... このため、非常にテンション高いシーンの連発で、息つく暇もない(汗) 陸から空から水中から(Uボート魚雷)ドイツ軍に責め立てられる連合軍、総勢 40 万人! こういう創り方もあるんだ、とクリストファー・ノーラン監督に、ひとしきり感心。 一方で、ノーラン節はこんなリアルな映画でも健在、に驚く。 そのノーラン節とは何か。 それは、... [続きを読む]

受信: 2017-10-03 02:01

» 映画:ダンケルク Dunkirk 感想その2 「時間軸の多層構造」部分のディテール × 3、に思わず目まい。予想外の中毒性が実に危険!(笑) [日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~]
昨日、感想をアップしたが、まだ書き足りてないことに気づき、追加。 基本、 ・「撤退」を描く異色の戦争映画 ・かつノーラン流「時間軸の多層構造」 ・最後には感動させられてしまう まだ書き足りないのは「時間軸の多層構造」部分のディテール。 実は、 3...... [続きを読む]

受信: 2017-10-03 02:01

» ダンケルク(2017)**DUNKIRK [銅版画制作の日々]
 生き抜け 絶体絶命の地ダンケルクに追い詰められた若者たち。残り時間、わずか。 MOVIX京都にてダンケルクを鑑賞。う~ん誰か書いていたけど微妙というのが全体の印象かな。かなりリアルであるけど、なんか今一つピンとこないのは何故なんだろう。無茶苦茶緊迫感もないんだよね。 かなりお金もかかっているようだし。エキストラの人数も半端ない! 主役のトミーを演じたのはフィオン・ホワイトヘッド君。この作品がデビュー作のようだ。若き英国兵士の役。結構イケメンの感じ 正直鑑賞し.... [続きを読む]

受信: 2017-10-04 00:08

» [映画『ダンケルク』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆・・・面白かった! 戦争映画じゃないね、重圧(被プレッシャー)映画だ。 なんか、巨大な物質が軋むかのような音楽が、物語全編を覆い、 銃撃の音は耳元で鳴り響く。 船も埠頭も大地も海も、なんら敵からの遮蔽とならず、攻撃の前には藻屑でしかない。  面白い...... [続きを読む]

受信: 2017-10-04 09:53

« 「でも、いい話ですね。それはいい話だ」『三度目の殺人(THE THIRD MURDER)』是枝裕和監督、福山雅治、役所広司、広瀬すず、他 | トップページ | 『エイリアン : コヴェナント(ALIEN: COVENANT)』リドリー・スコット監督、マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ダニー・マクブライド、他 »