その永遠の一瞬に『ちはやふる -結び-』小泉徳宏監督、広瀬すず、野村周平、新田真剣佑、上白石萌音、松岡茉優、賀来賢人、他
『ちはやふる -結び-』
原作 : 末次由紀
監督 : 小泉徳宏
出演 : 広瀬すず、野村周平
新田真剣佑
上白石萌音
松岡茉優、賀来賢人
矢本悠馬、森永悠希
清水尋也、優希美青
佐野勇斗、清原果耶
坂口涼太郎
松田美由紀、國村隼、他
物語・瑞沢高校競技かるた部員の綾瀬千早(広瀬すず)と若宮詩暢(松岡茉優)が、全国大会で激闘を繰り広げてから2年。真島太一(野村周平)、綿谷新(新田真剣佑)らと共に名人・クイーン戦に挑む千早だったが、詩暢と戦えない自分の実力不足を痛感する。そんな中、千早たちの師匠・原田秀雄(國村隼)が史上最強の名人とされる周防久志(賀来賢人)に敗れてしまい、新が彼に挑戦状をたたきつける。その後3年生になった千早は、高校最後の全国大会に向けて動くが…(物語項、シネマトゥデイより抜粋)
※Memo1
●まずは前作ブログメモ
(2016年5月11日のポストイン)
『ちはやふる 上の句、下の句』同一スクリーンでイッキ見。
(世評の高評価を我慢して下の句公開の5週間後まで待って見た)
https://color-of-cinema.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-ab39.html
●2年目の夏のことや名人戦へ挑戦しようとする綿谷新、そしてその新のことを「おにい」と呼ぶ、準かるたクイーンとなる伊織のこと、さらには本作冒頭シーンへと繋がる「名人・クイーン決定戦」直前シーン(名人周防が饅頭…笑)などが描かれた配信限定スピンオフドラマ『ちはやふる 繋ぐ』は必須かも?
(もちろん見ていなくても本作のみで十分、熱度は伝わる)
●映画における3年間と実際の高校生活、そして役者としての成長。
それらが全てシンクロして起こった奇跡的な(そして、いくつかの台詞と響き合う「一瞬」)青春映画。
また、登場人物に嫌いな(好きになれないタイプの)人が出てこないという点。それは今回、新たに加わった登場人物たちにおいても。
あーっ終わってほしくないなぁ、このままずっと見ていられると思わせてくれる全体を通しての味わいともいえる部分も素晴らしい。
●本作における(結果的に)太一のメンターとなる名人・周防。
甘いもの好きで、ちょっと突飛な人物造詣だと思いきや、結果馴染んでくる重要な役回り。
(最初、解説者に当人には聞こえていないけれどこんなツッコミいれられてた)
「今年も順調に留年をきめています」
「そっちは連覇せんでもよかったんですけどね」
●札を取る速度そのままに台詞の上に台詞を乗せていくテンポの良さ、スピード!
(ほぼ全編にわたって)新と伊織の会話。
「やっと高校生になったんやで、私とつきおうてや」
「ゴメン、好きな人がおる」
「秒殺かっ」
他にも別の場面で
「なに塩対」
●「運命戦は運命じゃない」
原作でも最もキーとなる台詞。
太一が周防から教えられたことと顧問の原田先生の言葉が呼応する。
●ふたつの恋のうた。
しのぶれど 色に出でにけり わが恋(こひ)は
ものや思ふと 人の問ふまて
恋すてふ(ちょう) わが名はまだき 立ちにけり
人知れずこそ 思ひそめ
「下の句」繋がりの意味もありつつの団体戦ラストに持ってきたあたりがうまい。
そして自陣の札に対しての台詞。
「来い!」
「来い!」
偶然なのか意図的なのか「恋」とも聴こえる。
●ラスト(大会終了後のパーティ)で千早と伊織がシャカシャカ振ってLINE交換しているシーンがあったりして、ちょっと微笑ましい。
※Memo2
●若宮詩暢のキャラクター趣味。
前作「下の句」の「これは はらじゅくげんてい おめかしダディタオル」に続いて。
「これはファンクラブ限定スノー丸タオル」
「しかも直筆サイン付き!」
配信中継で急遽、解説をすることになった詩暢
(相手ゲストがスノー丸 笑)
「なんかシュールな絵面やなぁ」
●そのスノー丸、ダディベアのあわら限定グッズのページ
(ちなみに綿谷新の住む町、福井県あわら市とのコラボページ)
http://www.chihaya-awara.com/goods.html
●京阪乗るなら「お京はん」ではなく『ちはやふる −結び−』京阪電車大津線1dayチケット
https://www.keihan.co.jp/traffic/valueticket/ticket/chihayafuru/
『ちはやふる -結び-』公式サイト
http://chihayafuru-movie.com/
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